J-NETWORK
「The Starting Point of J」
2007年1月8日(月・祝)東京・後楽園ホール
▼メインイベント J−NETWORK・全日本キック連盟対抗戦 54kg契約3分5回戦
○寺戸伸近(BOOCH BEAT/全日本バンタム級1位)
KO 2R1分16秒 ※飛びヒザ蹴り
●牧 裕三(アクティブJ/J-NETWORKバンタム級王者)
1R、パンチ連打からコーナーに追い込む寺戸。圧力をかけられながらも牧は負けじとパンチを返す。牧のパンチが連打でヒットしたところ、寺戸はパンチのコンビネーションを叩き込んだ。
2R、寺戸のローが的確にヒット。そのままコーナーに追い込むと、寺戸の右ストレートで牧はダウン! そのまま勢いを掴んだ寺戸はパンチの速射砲。大きくのけ反った牧に対し、寺戸はトドメの飛びヒザ蹴り! これが見事に牧のアゴを捕らえ、寺戸が対抗戦を制した。
マイクを握った寺戸は「今日はどうしても勝ちたかったです。途中、口から血が出て焦りました。2007年はいいスタートが切れたので、もっと突っ走ります!」と勝利を喜んだ。
●勝利した“キック界の伊藤英明”寺戸のコメント
「力んでしまってセコンドから言われたことが出来ませんでした。本来の動きが出ませんでしたね。負けるのは嫌いなので、勝ちが最低条件で、どうしても勝ちたかったんです。牧選手はスピード、テクニックもありました。それを上回る勢いで自分を出せたと思います。相手のローは強いんですけど、一発もらって大丈夫だと思いました。今後の目標は、藤原あらし、米田貴志といずれやって、きっちりケリをつけたいですね」
▼トリプルセミファイナル 第3試合
J−NETWORKウェルター級王座決定トーナメント準決勝戦 ウェルター級3分3回戦
○北山高与志(S−FACTORY)
延長判定 3−0 ※10−8、10−8、10−8
●宏二(スクランブル)
1R、ローで攻める北山はコーナーに詰めると、パンチ連打を叩き込みダウン奪取! 足の止まった宏二はパンチ連打をもらうが、ガードを固めながら右ストレート。これがヒットし一瞬、北山はガクンと足が崩れた。
2R、防御を固めながら前に出る宏二。北山は距離を取るように突き放すパンチ。後退する北山に対し、宏二は圧力をかけながら首相撲からヒザ蹴り。そして肘を放ち、宏二が試合の主導権を掴む。
3R、宏二の左ヒジで北山は額をカット。パンチの乱打戦となり、手数の多い宏二が優位に立つ。2度目のドクターチェックを受けた北山だったが、ワンツーのコンビネーションで盛り返す。お互いに一歩も引かない打ち合いの中、試合は終了。判定がドローとなったために、1R1分の延長戦に突入。
延長R お互いにパンチを出す中、右フックで北山がダウンを奪取! これが勝負の分かれ目となり、北山が判定勝ちし、トーナメント決勝に駒を進めた。
▼トリプルセミファイナル 第2試合
J−NETWORKフェザー級王座次期挑戦者決定戦 フェザー級サバイバルマッチ1
○木村敬明(レグルス)
KO 3R2分12秒 ※3ノックダウン
●AKIRA(チームドラゴン)
1R、AKIRAの思い切ったワンツーで木村が大きく吹っ飛ぶ。そのまま勢いを掴んだAKIRAは突進をかけるようにパンチ連打で木村をロープに追い込んだ。
連打がヒットし、木村はダウン! 立ち上がるもAKIRAの勢いは止まらない。連打を浴び続けた木村は2度目のダウン! ここで1Rが終了した。
2R、息を吹き返したかのように前に出る木村。しかしコーナーに追い込むかたちでAKIRAのパンチがヒット。木村はスタンディングダウンを取られてしまった。巻き返すように木村は右ヒジでダウンを奪い返す。
3R、肘を狙う木村は距離を詰める。ワンツーがヒットし、AKIRAは失速。木村の左ストレートがヒットし、ダウン奪取。そのままパンチを叩き込んだ木村が2度のダウンを奪い、逆転勝利を収めた。
「最高です! 相手は強かったんでパンチをもらわないようにしてたんですけど、次の試合ではもらわないように修正します。今日が今年のベストバウトです!」と笑顔で勝利の味に浸った木村は、タイトルマッチに向けて意気込んだ。
▼トリプルセミファイナル 第1試合
J−NETWORKミドル級王座次期挑戦者決定戦 ミドル級サバイバルマッチ1
○廣野 祐(NPOJEFA)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
●小澤和樹(ブリザード)
1R、お互いに様子を探るように静かな立ち上がり。ローからパンチにつなぐ廣野に対し、ガードを固めながら小澤が的確にパンチを当てていく。
2R、廣野が首相撲からのヒザ蹴りでペースを掴む。廣野のローで小澤は何度か片膝をついてしまい、印象は悪い。
3R、そのイメージを払拭するかのように小澤は至近距離からパンチ連打。負けじと廣野も返していく。終盤には、首相撲からヒザ蹴りの打ち合いへ。
最初は長身の小澤が勝っていたが、廣野が徐々に鋭利なヒザを当てていく。判定で廣野が勝利し、タイトルマッチへの挑戦権を手にした。
勝った廣野は「次は胸を張っていい試合をしたい。今まで以上に練習をして、ベルトを持って帰りたい」と寒川戦に向けてアピールした。
▼第6試合 60kg契約サバイバルマッチ1
○黒田アキヒロ(フォルティス)
判定 2−0 ※29−29、30−29、30−29
●大高一郎(山木/元MA日本キックフェザー級王者)
1R序盤から接近戦が続く。首相撲からヒザ蹴りとお互いに一歩も引かない展開。2R、前進する黒田はミドルを連打。それにカウンターで合わせるように大高はワンツーのパンチを返す。足が止まったところで、黒田は手数を出していく。
3R、至近距離で打ち合う中、黒田の肘で大高はカット。ドクターチェック後に再開。組み付きにくる黒田に対し、大高は突き上げるヒザ蹴り。大高がローからパンチのコンビネーションで攻め込むが、黒田も手数で負けない。終始試合をリードしていた黒田が判定勝利した。
▼第5試合 ライト級サバイバルマッチ1
○ファイヤー原田(レグルス)
TKO 2R終了時 ※ドクターストップ
●道浦義和(多田)
会場のあちこちからファイヤーコールが飛び交う。1R、プレッシャーをかけるファイヤーは至近距離からフックとローを連打させた。
組み付く道浦はヒザ蹴りで迎え撃ち、連打を許さない。終盤にはファイヤーの肘で道浦は額をカット。
2R、ごちゃごちゃの打ち合いの中、流血がおびただしくなった道浦にチェックが入る。
再開後、ファイヤーはチャンスとばかりに至近距離からパンチ連打。いつ止められてもおかしくない状況に追い込まれた道浦はヒジ狙い。
両者ともに首相撲を仕掛け、組み合う展開に。2R終了と同時に道浦にドクターチェックが入り、ファイヤーがTKO勝利。コーナーに控えていたファイヤーは突然の勝利に驚きの表情を隠せないまま、ここから皆さんお待ちかねのファイヤーワールドが展開!
「スクールウォーズ」のテーマ曲に合わせるようにダンスすることはもちろん、自らファイヤーコールを叫び観客をあおる。レフェリーが差し出すトロフィーにも目をくれないファイヤーは「まだしょっぱい自分ですが、応援よろしくお願いします」と叫び、テンションの高さを維持したままリングを後にした。
▼第4試合 バンタム級ランキング戦サバイバルマッチ1
○大原清和(レグルス)
TKO 3R0分28秒 ※ドクターストップ
●炎出丸(クロスポイント)
▼第3試合 62kg契約サバイバルマッチ1
○菅原勇介(山木)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
●上杉武信(藤原)
▼第2試合 J−NETWORKウェルター級王座決定トーナメント1回戦 3回戦
○北山高与志(S−FACTORY)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
●入江達郎(山木)
▼第1試合 J−NETWORKウェルター級王座決定トーナメント1回戦 3回戦
○宏二(スクランブル)
判定 3−0 ※30−28、29−28、30−28
●左 禅丸(レグルス)
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