2月3日(土・現地時間)米国ネバダ州ラスベガス マンダレイベイ・リゾート&カジノにて、ZUFFA主催「UFC67
ALL OR NOTHING」が開催され、ミルコ・クロコップ(クロアチア)のUFCデビュー戦が行われた。
PRIDE離脱とも言われたミルコだが、何とPRIDEのメインテーマ曲で入場! PRIDEの代表としてUFCに乗り込むという意志を見せる。やや緊張した面持ちのミルコは、左ストレート一発で対戦相手のエディ・サンチェス(アメリカ)を後退させると、完全に逃げ腰になったサンチェスに左ミドル、左ハイを蹴り込んでいく。
そしてパンチを嫌って引き込んだサンチェスからマウントを奪うと、そこからパンチの連打。動きの止まったサンチェスを見て、レフェリーが試合を止めた。UFC戦績1勝のサンチェスが相手だったとは言え、ミルコのUFCデビュー戦はミルコの圧勝と言っていいだろう。
今大会にはミルコ以外にも日本で馴染みのファイターがオクタゴンデビューを果たした。PRIDEミドル級でヴァンダレイ・シウバのライバル的存在だったクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(アメリカ)がマービン・イーストマン(アメリカ)と対戦。
日本でお馴染みの犬の遠吠え&鎖姿でオクタゴンに現れたジャクソンは、序盤から全力でパンチを振るい、テイクダウンを狙ってくるイーストマンの動きをいなし、コンパクトなパンチで応戦する。
ボクシングスキルにさらに磨きのかかったジャクソンは、1Rに左フックでイーストマンをぐらつかせると、その後も右アッパーや右フックを当てて、最後は右のクリンチアッパーの連打でイーストマンをマットに沈めた。現UFCライトヘビー級王者のチャック・リデルにKO勝ちしているジャクソンだけに、UFCでの今後の活躍に期待がかかる。
またHERO'Sやイノキボンバイエで活躍したLYOTO(ブラジル)は、1Rに左ストレートでフラッシュダウンを奪ったのを皮切りに、左右のローで対戦相手のサム・ホーガー(アメリカ)をぐらつかせ、ヒザ蹴りからのパンチのラッシュで攻め込むなど、一方的に試合を進めたものの、判定勝利に終わっている。
ZUFFA
「UFC67 ALL OR NOTHING」
2007年2月3日(土・現地時間)米国ネバダ州ラスベガス
マンダレイベイ・リゾート&カジノ
<主な試合結果>
▼ヘビー級5分×3R
○ミルコ・クロコップ(クロアチア)
TKO 1R ※レフェリーストップ
●エディ・サンチェス(米国)
▼ライトヘビー級5分×3R
○クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン(米国)
TKO 2R ※レフェリーストップ
●マービン・イーストマン(米国)
▼ライトヘビー級5分×3R
○LYOTO(ブラジル)
判定 3-0
●サム・ホーガー(米国)
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