ZST事務局「SWAT!09」
2007年2月4日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場16:00 開始16:30
▼メインイベント ライト級シングルマッチ
○西内太志朗(U-FILE CAMP赤羽)
KO 1R2分16秒 ※右フック
●太田裕之(チームPOD/ZFC)
1R序盤から小気味良く左右のローを蹴っていく太田。西内はローを受けながらも、太田のローを蹴るタイミングや間合いを測る。
太田は積極的にパンチのコンビネーションを見せていくが、右ミドルを蹴るタイミグに、西内が左ストレートをカウンターで合わせる。これが太田の顔面を捉え、太田がダウン気味に崩れ落ちる。
ここはすぐに西内の足にしがみついた太田だったが、試合続行となりスタンドに戻ると、西内がすかさずラッシュ。
最後は西内が右フックを叩き込んで、太田をマットに沈めた。試合後、「次は本戦に出たいと思います」とリング上からマイクアピールした西内だが、“ZSTのエース”小谷直之(ロデオスタイル)と同日にリングスデビューした経歴を持っているだけに本戦参戦が期待される。
▼セミファイナル ウェルター級シングルマッチ
○平山敬悟(パラエストラ八王子)
TKO 2R3分4秒 ※ドクターストップ
●小柳津弘(原宿道場)
計量に失敗した小柳津には試合前にイエローカード2枚が提示される。
1R、平山が豪快な首投げで2度テイクダウンを奪うも、小柳津は亀の状態から平山にバックを取らせて、平山の腕を巻き込む形で自分が上のポジションに。そこから肩固めを狙っていく。
場外ブレイクによる再開後、小柳津はスタンドの状態からヘッドロックやアームロックを仕掛けるなど変則的な寝技で平山を攻め込み、終盤にはバックからのチョークを極めかけた。
しかし小柳津は平山の打撃で左目付近を負傷、ラウンド終了時には大きく腫れ上がる。
2R、小柳津は平山をロープまで押し込んでテイクダウンを狙っていくが、平山はそれを阻止。逆に小柳津の負傷箇所にパンチを集めて、小柳津にドクターチェックが入る。再開後、平山が立ちレスの攻防から離れ際の左ストレートを当てて、そこからヒザ蹴りとパンチのラッシュ。すると小柳津の左目下はより一層大きく腫れ上がり、ドクターチェックの後、試合がストップとなった。
▼第7試合 フェザー級シングルマッチ
○片山 伸(T-Pleasure)
一本 1R1分12秒 ※変形チョークスリーパー
●谷川 啓(骨法鳥合会矢野卓見道場)
この一戦では片山が、プロレス技であるドラゴンスリーパーを極めるという珍しいシーンが見られた。ドラゴンスリーパーが極まるまでの過程はこうだ。
片山が上四方からチョークスリーパーを狙った際に、谷川がブリッジ。片山は起き上がろうとする谷川のバックに回って、そのままチョークスリーパーを仕掛けたため、谷川の首が後方に折れ曲がる形となったのだ。総合格闘技史上、稀に見る決まり手に客席からは驚きの声が上がっていた。
▼第6試合 バンタム級シングルマッチ
○二之宮 徳昭(クロスワンジム湘南)
一本 1R4分32秒 ※上四方チョーク
●藍 寛之(総合格闘技 GROW)
果敢にパンチで前に出た二之宮がテイクダウンからパスガードに成功すると、上四方に回ってチョークスリーパーへ。そのまま藍の首を絞り上げ、一昨年のDOGでハニ・ヤヒーラが中原太陽に極めた、いわゆるアナコンダチョークでタップを奪った。
▼第5試合 フェザー級シングルマッチ
△西 哲也(バトラーツジム「B-CLUB」)
時間切れドロー
△岸 貴之(クロスワンジム湘南)
ショートパンツにレガース姿で“一人リングススタイル”の岸。リーチを生かした鋭いパンチを見せたものの、西のパンチを受けてしまう。グラウンドでも常に上のポジションをキープした岸だが極めることが出来ず。試合後にマットを叩いて悔しさを爆発させた。
▼第4試合 バンタム級シングルマッチ
△藤原敬典(秋元道場ジャングルジャンクション)
時間切れドロー
△牧野仁史(リバーサルジム)
グラップリング一辺倒の牧野に対して、藤原は強烈な前蹴りを突き刺し、パンチでダウン寸前にまで追い込む。しかし牧野にグラウンドに引きずり込まれるなど、決め手に欠きドローに終わった。
▼第3試合 ウェルター級シングルマッチ
△小島一朗(チームPOD)
時間切れドロー
△虎士(AACC)
1R、スタンドでパンチを当てた虎士が、グラウンドで小島に腕十字を仕掛ける。
虎士は何度も腕を伸ばす状態にまで持ち込むが、小島は腕をクラッチして必死のディフェンス。
そこから脱出すると、すぐにサイドポジションを奪い、逆にアームロックを極めかける。
2Rに入ると小島のタックルを切った虎士が後三角を狙っていく。
足をクラッチして首を絞めながら、肘関節も極めにかかる虎士。しかし小島はここでも驚異的な粘りを見せて、虎士の技から脱出する。
攻め疲れの見える虎士のバックを奪い、チョークスリーパーやフェイスロックで逆転勝利を狙う小島だったが、虎士も意地を見せてタップはせず。お互いの気持ちが前に出た試合に客席からは拍手が送られた。
▼第2試合 フェザー級シングルマッチ ※GT-Fルール
○蔵本一平(ZFC)
一本 2R2分17秒 ※腕ひしぎ十字固め
●川頭広卓(A-SQUARE/livedoor)
1R終盤、下からの三角絞めでキャッチを奪った蔵本。川頭は蔵本の体をまたぐようにして、残り時間を耐え抜く。しかし2Rになると引き込む川頭をパスガードした蔵本が腕十字を極めた。
▼第1試合 フェザー級シングルマッチ
○宮川武明(P's LAB横浜)
KO 2R3分57秒 ※スタンドでのパンチ連打
●大村朗(PZT)
大村の寝技を凌いで打撃で勝負をかけた宮川が、2Rに左フックを効かせて最後はパンチの連打で試合を終わらせた。
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