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【PRIDE】藤田、UFCの刺客モンソンに敗退…ソクジュがアローナをKO葬、青木はライト級GPに向け好発進

2007/04/08


DSE
「PRIDE.34」

2007年4月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始15:30 観衆=23,336人(満員)


▼第8試合 メインイベント ヘビー級ワンマッチ
ジェフ・モンソン(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
一本 1R6分37秒 ※裸絞め
藤田和之(「Team Japan」藤田事務所)

 PRIDEのテーマ曲で入場する藤田。PRIDEのロゴが入ったTシャツで花道を歩き、ジッとリングを見つめると小さくうなずいて、リングに上がった。

 1R、モンソンは真っ直ぐジャブを打ち、右フックからタックルでテイクダウンを狙っていく。一度は藤田にタックルを切られたモンソンだったが、しつこく藤田の足に絡みつき、立ち上がる藤田のバックを奪う。

 藤田は立った状態をキープし、モンソンを前方に振り落としてヒザ蹴りを打つ。さらにモンソンのタックルをがぶった藤田は、4点ポジションからのヒザ蹴り。

 モンソンの引き込み際にはサッカーボールキックを飛ばす。PRIDEルールをフルに生かした攻撃である。

 ワンツーを打つモンソンは、パンチで距離を測りながらタックルを狙っていく。一発ではテイクダウンできないモンソンだが、自ら引き込むように下になったり、相手のサイドに回ったりと、何度もタックルの態勢を切り替えて、藤田の足を高く持ち上げると藤田のバックに回る。

 モンソンは藤田の首と脇の下から手を入れて、たすきにクラッチすると、そこからじっくりバックを狙いながら、ジワジワと首に手を滑り込ませていく。そして自分の前腕を入れるような形でチョークスリーパー! 

 亀になる藤田を仰向けにさせたところで、藤田がタップ! PRIDE×UFCの対抗戦はUFCが先勝するという結末を迎えた。

 全試合終了後、会場にいたPRIDEファイターたちが続々とリングに上がり、ダン・ヘンダーソンやヴァンダレイ・シウバらがそれぞれ挨拶。榊原代表は選手、スタッフ、関係者に感謝の言葉を述べると、「今日までありがとうございました。またどこかでお会いできればなと思います」と最後の言葉を締めくくった。


▼第7試合 セミファイナル ミドル級ワンマッチ
ソクジュ(カメルーン/チームクエスト/アフリカ支部)
KO 1R1分59秒 
ヒカルド・アローナ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)

 1R、ソクジュが右ローで先制。アローナはどっしりと構えて向き合う。ソクジュはフェイントをかけながら右ロー、左フックから右ローを放ったが、アローナがタックルを合わせる。

 が、なんとソクジュはジャンプしてタックルを受け止めると、驚異的な足腰の強さでアローナの弾丸タックルに耐える。覆い被さるソクジュ。片手で切りながらアローナの片腕をアームロック状に抑え込み、アローナの耳下に鉄槌を叩き込む!

  これを嫌がって離れたアローナを追いかけていったソクジュは、アローナの頭を引き付けながらの右アッパー! 仰向けに倒れるアローナ! 

 ソクジュはパウンドから顔面蹴り! ここでレフェリーがストップ!
 なんとソクジュが、ホジェリオに続いてアローナをも秒殺! 前回の勝利がラッキーではなかったことを証明した。

「日本の皆さん最高です。日本に引っ越してこようかと思います。榊原さん、どうもありがとう。みなさん、さようなら」一夜にしてファンのハートをガッチリと掴んだソクジュ。ミドル級に、PRIDEにとんでもない男が現れた! 





▼第6試合 ライト級ワンマッチ
青木真也(日本/パラエストラ東京)
一本 1R1分33秒 ※腕ひしぎ十字固め
ブライアン・ローアンホー(オランダ/レッドデビル)

 1R、ローアンユーがいきなり飛びヒザ蹴り! これをキャッチした青木がテイクダウンを狙っていくが、グラウンドで下になってしまう。パンチを打つローアンユーに対し、青木は腰を伸ばして距離を取るが、やや飛びヒザ蹴りとパウンドが効いた様子。

 しかしローアンユーがスタンドを要求すると、青木はローアンユーの飛びヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウン。一度はローアンユーにポジションを返されるものの、ガードポジションからすかさず腕十字を極めて、ローアンユーを切って落とした。

 試合後、マイクを握った青木は「今日も心強い応援のおかげで一本勝ちすることができました。ライト級GP必ず優勝できるように頑張ります!」と、5月20日から始まるPRIDEライト級GPへの意気込みを語った。


▼第5試合 ヘビー級ワンマッチ
ジェームス・トンプソン(イギリス/チーム・トロージャン)
TKO 1R6分23秒 ※レフェリーストップ
ドン・フライ(アメリカ/フリー)

 入場式の時からプルプルと震え、花道を歩いている時もプルプル、コールを受ける時もプルプルと震えまくるトンプソン。異常なほどの気合いは、リング上でも発揮された。フライとリング中央で、額と額を押し付けての睨み合い! あまりにも額をこすり過ぎてフライの額には早くも血が見られる。場内は大盛り上がり!

 1R、ゴング&ダッシュを仕掛けたトンプソンだったが、フライは前蹴りでストッピングして左フック! これでトンプソンがダウン! すかさず殴りかかるフライだが、トンプソンが立ち上がる。トンプソンが首相撲に捕らえると、フライは片手でトンプソンの首をひきつける。そして、クリンチの状態からの殴り合い! フライVS高山戦と同じ、あの名場面の再現だ!

 トンプソンがタックル、サイドポジションを奪うと、顔面へヒザ蹴りを入れていく。そしてマウントを奪い、バックマントからパンチを見舞おうとするが、フライが立ち上がる。トンプソンは首相撲に捕らえてヒザ蹴り、アッパー。これに耐えたフライは脇を差してテイクダウンを奪う。フライはフロントチョーク! 立ち上がるトンプソンはフライを押し倒し、首を捕らえられたままサイドへ。

 首を引き抜いたトンプソンがパンチ、バックを奪ってフライの顔面へパンチ、鉄槌をガンガンと叩き込み、立ち上がろうとしたフライにヒザ蹴り! トンプソンが一気にフックのラッシュ! フラつきながらもフライがフックを返していき、場内はヒートアップ。

 両者ノーガードで打ち合う! フライはコーナーを背にして人間サンドバッグ状態、トンプソンは打つ! 打つ! 打つ! フライがロープにもたれかかったところで、ようやくレフェリーがストップ。
 勝ったトンプソンはフライに一礼、足元に座って憧れの選手に敬意を表する。フライはマイクを手にし、四方へ礼。

「日本のファン、今日起きてしまったことは皆さんをガッカリさせてしまいました。もう二度とこんなことはしません。でも、自分だけのせいではない。相手が大男で強かったからこんな結果になってしまいました。本当にすごくいい試合をトンプソンはしてくれた。正々堂々、真っ向から立ち向かってきてくれました。

 榊原さん、今晩、私をこの試合に呼んでくれてありがとうございました。アメリカ、日本のファンに喜んでもらえなくてごめんなさい。世界中で喜んでいるのは、イギリスの人たちだけでしょう。榊原さん、私がここに戻ってこれたのは榊原さんのお陰です。榊原さんも戻ってきてくれますよね? だって、榊原さんが真のチャンピオンですから」と男気あるメッセージ。最後には「私も必ずここへ戻ってきます」と付け加えた。

 トンプソンもマイクを握り、「ドン・フライありがとう。あなたは僕にとって憧れの選手でした。総合を始めたのはフライ選手を見てでした。フライ選手を見て誰もガッカリしてないと思います。そして榊原さん、ありがとう。アレキサンダーに14秒で負けましたが、それでも諦めずにチャンスを与えてくれたことを感謝します」とメッセージを送った。


▼第4試合 ヘビー級ワンマッチ
ギルバート・アイブル(オランダ/ボスジム)
TKO 1R3分46秒 ※レフェリーストップ
小路晃(フリー)

 1R、アイブルのバネを生かしたヒザ蹴りをもらいながらも、小路は胴タックルで組み付いて先にテイクダウンを奪う。小路はアイブルの腕を内側から押して、パンチを落とす。

 アイブルの足を押してパスガードを狙っていく小路。アイブルもエビで腰を逃がせてディフェンスするが、小路を中腰の状態からアイブルのガードを膝で割って足を一本越す。

するとここでアイブルが下からヒールホールド! かなり極まっていたものの、小路はアイブルの足をとってアンクルホールドに切り返す。

 ここから足関節の取り合いとなるが、アイブルがポジションを返してグラウンドで上になると、パウンドの連打! 小路はタップしなかったものの、レフェリーが試合を止めた。


▼第3試合 ウェルター級ワンマッチ
瀧本誠(日本/吉田道場)
一本 1R5分40秒 ※アームロック
ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)

 弁慶はいきなり右ハイキック! そして右ミドルから左フック、瀧本もフックを合わせる。サウスポーの瀧本はなぜか左へ回り、弁慶の右の蹴りを受け続ける。瀧本は弁慶の蹴りの引き際に胴タックル、組み付いてコーナーへ押し込み、テイクダウンを奪うとバックマウント。公言していた打撃ではなく、テイクダウン狙いだったようだ。

 背後からパンチ、鉄槌を見舞い、一度下になると肩固めをしながら上を奪い返し、サイドポジションへ移行する。そして腕十字! が、弁慶は抜いて立ち上がり、寝たままの滝本へジャンピングフットスタンプ、そのまま上になって亀になる瀧本へスリーパー。瀧本がガードに戻すとスピーディーな攻防に場内から大きな拍手が起こる。

 スタンドに戻ると、弁慶のパンチを皮切りに両者は打ち合いを展開、左フックで瀧本がダウン! 顔面への蹴りを連発する弁慶。瀧本は足を掴んで寝技に引き込むが鼻から出血が見られる。ここで一度ブレイク。

 瀧本がガードになっての状態から再開、瀧本は下からのストレートアームバー、そして腕十字のコンビネーション。回転して逃れようとした弁慶のマウントを奪い、ストレートアームバー! 弁慶たまらずタップ! エキサイティングな試合の結果、瀧本が激勝!

「ありがとうございました! 正直、一発いいのもらって全身痺れてます。今日は榊原社長の最後のイベントなので絶対にいい試合をしようと思っていました。榊原社長にはサポートしていただいて、僕も一緒にPRIDEを盛り上げて行きたいと思います」瀧本は感情たっぷりに、マイクでアピールした。



▼第2試合 ヘビー級ワンマッチ
バタービーン(アメリカ/チーム・バタービーン)
一本 1R2分35秒 ※V1アームロック
ズール(ブラジル/B-TOUGH)

 戦前の予想通り、1R開始のゴングが鳴るといきなり激しい殴り合い! ここでバタービーンの右フックがズールをとらえ、ズールがバランスを崩す。ズールはバタービーンをロープに押し込み、そのままテイクダウンを狙うが、バタービーンは下になりながらも、ズールの体を足で浮かして鮮やかなスイープ!

 そのままサイドポジションでズールを押さえ込んだ! ここからバタービーンは鉄槌を落としつつ、ボディにヒザ蹴りとヒジ打ち。これでズールの注意が顔面にそれたところで、V1アームロック! バタービーンが鮮やかな一本勝ちを収めた。


▼第1試合 ヘビー級ワンマッチ
中尾“KISS”芳広(日本/フリー)
一本 1R9分18秒
エジソン・ドラゴ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)

 1R、サウスポーに構える中尾はドラゴのジャブの引き際に合わせて片足タックル、テイクダウンを奪ってハーフからがぶりへ。ドラゴの首を抑え込みながら頭部へヒザを叩き込む。ここで中尾が抗議、ドラゴがグローブを剥がしたらしい。

 試合再開、中尾は鋭いタックルで再びテイクダウン。サイドへ回ったが、ドラゴは股を掬ってすぐに起き上がる。中尾の3度目のタックルは切り、4度目のタックルにはパンチを合わせて受け止め、クリンチからアッパーだ。中尾もフックを打つ。

 中尾のタックルにパンチを合わせていくドラゴ。中尾は矢野卓見ばりの横構えからタックルに行くが、やはり切られてしまう。中尾の前蹴り、ドラゴがフックで前へ出ると中尾はサッと逃げる。ノーガードになって誘う中尾へドラゴはパンチを放つが、待ってましたとばかりに中尾がテイクダウン。ハーフガードのドラゴの腕を獲ってアームロックに行くも、ドラゴがスイープしつつ起き上がる。

 中尾が片足タックルですぐにテイクダウン、さすがに上手さを見せるがドラゴもスイープを狙う。そこへ中尾の顔面ヒザ! アームロックを狙う中尾だが、ドラゴはそれを許さない。

 中尾は抑え込みながら顔面へパンチ、嫌がって動くドラゴの顔面へ鉄槌を叩き込む。そして、中尾は下からのアームロックを仕掛けてきたドラゴの動きを制し、中尾が袈裟固め! 渾身の力でドラゴの首を締め上げると、ドラゴは為す術なくタップした。

「皆さん、こんにちは! この勝利を榊原社長にプレゼントしたいと思います! ありがとう!」とマイクアピールした中尾は、TVカメラにキッスを残して去っていった。

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