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                             DEEP事務局 
                            「DEEP in YAMAGATA」 
                            2007年6月24日(日)山形・三川町民体育館 
                            開場14:00 開始15:00 
                            
                           ▼メインイベント 第7試合 5分3R 
                            ○長南 亮(Team.MAD/第3代DEEPミドル級王者) 
                            TKO 1R2分58秒 ※レフェリーストップ 
                            ●ソドゥウォン(韓国/CMA KOREA) 
                             
                             地元・山形のファンの大声援を受けて登場の長南。セミファイナルで後輩の白井が激闘の末に石川を破っているだけに、メインイベンターとしてしっかり大会を締めくくりたいところ。対戦相手のソドゥウォンは見るからに力強そうな、アンコ型体系の選手だ。 
                           1R、いきなり右フックを強振するソドゥウォン。長南は距離をとりながらインローを飛ばす。しかし構わずパンチを振るって前に出るソドゥウォン。長南をコーナーまで詰めると、サバ折りでテイクダウン、ロープ際ながら一気にマウントポジションを奪う。 
                            しかし長南はあわてず得意のマウント返しでポジションを入れ替えると、パウンドを連打! パスガードしサイドポジションで押さえ込むと、鉄槌を落としていく。何とかガードに戻すソドゥウォンだったが、長南はインサイドから再びパンチでラッシュ! 最後は踏みつけとパンチの連打でレフェリーストップ勝ちを呼び込んだ。 
                           地元凱旋試合を見事に飾った長南は「今日は自分の格闘技の父親である佐伯代表の誕生日です。プレゼントがあります」と、佐伯代表に誕生日ケーキのプレゼント! しかもケーキを運んできたのが桜井“マッハ”速人というサプライズつきだ。 
                            さらに長南は自分の父親もリング上に呼び込み、佐伯代表と長南・父の2人によるケーキ入刀で、DEEP山形大会を締めくくった。 
                           試合後、長南は「本当に疲れました。大会をやるのは当分もういいです(苦笑)。とりあえず大会が終わって、試合にも勝って今はホッとしています」と、選手としてだけでなく、大会のプロデューサーとしての心境を明かす。 
                           久しぶりとなる80kg契約での試合を振り返り「なかなか疲れなかったし、やっぱり無理して体重を上げていたんだなと思いました。これだったらもう少し計画的に体重を落として、77kgくらいでもいける。 
                           外国人選手は自分よりも重い選手がそのくらいの体重まで落としてやっているんで、自分もやってみてもいい」と、本格的に階級を下げて戦うプランがあることを語った長南。 
                           そして今後の展望について「これからはまた世界を相手に戦いたい。海外の大会も視野に入れて活動していきます。UFCも考えている? そうですね。一番盛り上がっている舞台ですから。DEEPで世界の強豪とも戦いたい。 
                           桜井選手やソドゥウォン選手と守らなきゃいけない試合が続いて、次はもっと喰っておいしい世界の相手とやりたい。今はPRIDEに出る前のガツガツした気持ちになっています」と、対世界の戦いを再開したいと力強く宣言した。 
                           
                            
                           
                           ▼セミファイナル 第6試合 5分3R 
                          ○白井祐矢(Team.MAD)  
                          判定 2−0 
                          ●石川英司(GRABAKA)  
                           
                           1R、右ストレートで飛び込む白井。そのまま四つ組の攻防になると、互いにテイクダウンを狙う展開が続く。ここで石川が両差しから白井をテイクダウンし、そのままバックに回るものの、白井はすぐに腰を上げて石川を前に振り落とす。 
                           
                           そして石川の立ち際を狙って得意のフロントチョーク! 石川は頭を引き抜くと、すぐにパンチを落としていく。対する白井も石川の体を蹴り放してタックルに切り返し、立ち上がる。 
                           スタンドに戻ると、石川は左ストレートから右アッパー、白井も右ストレート。サウスポーの石川の左ミドルと白井の右ミドルが交錯する。ラウンド終盤、白井が足払いで石川をこかすものの、石川もすぐに立ち上がる。 
                            2R、インローを蹴って右フックを放つ白井。組の攻防になると首投げと足払いのコンビネーションで石川をテイクダウン、一気にパンチを落としていく。 
                           ブレイク後、左ストレートで飛び込み、四つ組みからテイクダウンを狙う石川に対し、白井は腰を落としてそれを必死に阻止する。そして白井は石川のタックルに再びフロントチョークで引き込む。 
                           1R同様に頭を引き抜いた石川は、体を起こして中腰の状態からパウンド! さらに踏み付けから白井のバックに回る。石川の体を前に振り落として立ち上がる白井。 
                           ブレイクによりスタンドで試合再開となると、白井が右ミドルを織り交ぜながら、パンチのプレッシャーで前に出て、石川がロープを背負ったところで右ストレート! さらに追撃の右アッパーを突き上げると、石川の腰が崩れ落ちる! 
                           必死にタックルに入る石川に対して、白井はそれを切って鉄槌。さらに白井はフロントチョークで引き込みながら、グラウンドで上のポジションを取ってマウントへ。勢いこそなかったものの、白井はコツコツとマウントからパンチを落し、試合の山場を作った。 
                            3R、2R終盤の劣勢を取り返そうと、果敢にテイクダウンを狙う石川だったが、白井はフロントチョークを仕掛けつつ、絶対に倒れない。逆に距離が離れると、白井は右ミドルと右フック。さらに豪快な首投げで石川を投げ捨てる! 
                           しかしこの首投げで態勢を崩してしまったのは白井の方。石川にバックポジションを許してしまう。ここまでの攻勢から一転、ピンチを迎えたかに見えた白井だったが、ここも素早く反転してインサイドガードに戻してパンチを落とす。 
                           石川は白井の体を蹴り放して渾身のタックル! 尻餅をつく白井だったが、腰を切って石川に押さえ込みを許さない。それでも必死に白井の体を押さえ込みにかかる石川。そして残り1分、石川がハーフガードで白井をがっちりと押さえ込む。 
                           パンチを落としながらマウントからバックへとポジションを移行する石川。チョークスリーパーを狙いながらパンチを打っていくが、白井も腰を上げて何とかディフェンス。石川がバックを取った状態のまま、試合終了となった。 
                           五分五分の展開が続いたものの、判定は2R終盤に右ストレートから攻勢に出た白井に軍配! 長南の後輩にあたる白井が大物喰いを果たした。 
                           
                            
                           ▼第5試合 5分2R 
                          △スコット・アンダーソン(フリー)  
                          ドロー 判定 1−0 
                          △長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA)  
                           
                           1R開始直後にスピーディなタックルでテイクダウンを奪い、ポジショニングで圧倒するアンダーソン。長岡はバックを取らせてから、反転したインサイドガードに戻すという動きでポジションを返す。 
                           
                           そして2Rに入ると攻めに転じたのは長岡。タックルでテイクダウン、ロープ間際ながらマウントポジションを奪う。ここはロープブレイクとなり、長岡が左ストレートで前に出て行くと、スコットのタックルを切り続ける。 
                           このまま長岡が試合のペースに掴むかに思われたが、レスリングベースのスコットは粘り強いタックルで長岡の体に喰らいつき、必死にテイクダウンを狙っていく。タックルでテイクダウンを狙っていくスコットと、それを切る長岡。一進一退の攻防が続き、試合はドローに終わった。 
                           
                            
                           ▼第4試合 5分2R 
                          ○LUIZ(禅道会)  
                          KO 1R2分31秒 ※右ハイキック 
                          ●梅田恒介(R-BLOOD)  
                           
                           1R、肩を振ってパンチのプレッシャーをかけて距離を詰めていく梅田に対し、LUIZは距離を取りながらワンツー、そしてヒザ蹴りを叩き込んでいく。 
                           
                           試合序盤こそ組み付くことが出来た梅田だったが、徐々にLUIZの動きを捕まえきれなくなる。するとここでLUIZが左フックから右ハイキック! これが綺麗に梅田の顔面を捉え、豪快に吹っ飛ぶ梅田。LUIZが追撃のパウンドを落としたところで、レフェリーがストップを宣告した。 
                           
                           
                           
                           ▼第3試合 5分2R 
                          ○渡辺悠太(ALLIANCE) 
                          TKO 1R3分49秒 ※右ハイキック 
                          ●カルロス・トヨタ(HARD COMBAT) 
                           
                           
                           いきなりにらみ合って気合十分の両者。トヨタが右アッパーや右フックを繰り出せば、渡辺も右フックを返す。するとここで渡辺の右フックがヒット! 
                           
                           さらに渡辺の飛びヒザ蹴りがトヨタの顔面を捉える。渡辺の猛ラッシュを何とか耐え凌いだトヨタだったが、ここで左目の負傷を主張。レフェリーが試合を止める形で試合が終わった。 
                           
                           
                           ▼第2試合 5分2R 
                          ○杉内 勇(Team−ROKEN) 
                          一本 1R1分36秒 ※腕ひしぎ十字固め 
                          ●須山 渉(HARD COMBAT)  
                           
                           距離を取る杉内に対し、須山は距離を詰めてテイクダウンを狙っていく。グラウンドで下になる杉内だったが、須山の両手首を持って三角絞め。そこから腕十字へと移行し、レフェリーが試合を止めた。須山はタップしていないと主張し、不満げな表情でリングを降りた。 
                           
                           
                           
                           
                           
                           ▼第1試合 5分2R 
                          △斉藤裕樹(フリー) 
                          ドロー 判定 1−0 
                          △ホ・ユン(CMA KOREA)  
                           
                           テイクダウンを奪う斉藤だったが、ガードから三角絞めやアームロックを狙うのはユン。どちらも決定的な場面を作れずにドローに終わった。 
                            
                           
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