DEEP事務局
「DEEP 30 IMPACT in OSAKA」
2007年7月8日(日)Zepp Osaka
開場15:00 開始15:30
▼メインイベント 第11試合 76kg以下契約 5分3R
△中尾受太郎(フリー)
ドロー 判定1−1
△國奥麒樹真(フリー)
長谷川秀彦に敗れ、DEEPウェルター級王座から陥落するなど現在2連敗中の中尾。対する國奥もパンクラス退団以降は5戦1勝4敗と、苦しい星勘定が続いている。両者ともに後がない一戦は、互いの立ち位置を象徴するように、石橋を叩いて渡るかのような内容となった。
1R、まずは伸びのあるジャブで前に出る國奥に対し、中尾はこれまで通りの待ちのスタイルで応戦。時折り中尾が得意の左ストレートを放つも、國奥にうまく左アッパーで迎撃され、なかなか有効打を放つことができない。中盤、その左で國奥がバランスを崩す場面もあったが、主導権を握るほどのダメージを与えることはできず。國奥のジャブで中尾の顔が赤く腫れあがったところで1Rが終了。
2R、手が出ない中尾に対し、國奥は巧みなアウトボクシングでペースを掴んでいく。ダメージはそれほど感じられないものの、中尾はパンチを被弾し鼻から出血。手数が少ないということもあり、2Rは明らかに國奥優勢のラウンドとなった。ただ攻めきるまでには至らず、途中、両者にイエローカード(ネガティブファイト)が提示される場面も。
3Rに入ってもパンチで前に出る國奥、そのプレッシャーで手を出せない中尾、という展開が続く。だが國奥の勝利が濃厚となった4分すぎ、中尾がようやく差し合いからバックを奪取することに成功。そのままグラウンドに引きずり込み、亀になった國奥にパウンドを振り下ろしていく。
結果、最後のラッシュがジャッジに反映され、判定は三者三様のドローに。修斗、パンクラスなど過去の両者の足跡を知る者にとっては、なんとも形容しがたい判定結果となった。
▼セミファイナル 第10試合 76kg以下契約 5分3R
○池本誠知(フリー)
判定3−0
●ハン・スーファン(韓国/CMA KOREA)
昨年8月、PRIDE武士道での中村大介戦で腕を負傷(腕ひしぎ十字固めで敗北)。長期欠場を余儀なくされた池本が、約1年ぶりに地元大阪で復帰戦をおこなった。相手はリアルリズムでのタッグマッチで、三島☆ド根性ノ助から失神KOを奪っているハン・スーファン。知名度こそ低いが、打撃力とテイクダウン能力には定評のある選手である。
序盤から左右のローキック、前蹴りを軸に試合を組み立てる池本に対し、スーファンもやや大振りながら積極的に打撃で応戦。当たればKOというスリリングな展開が続く。2Rに入ると、スーファンが得意のタックルでテイクダウンに成功。スタンドでは池本が優位に立ち始めたが、スーファンも完全には相手に主導権を握らせない。
だが、上になったスーファンが池本のボディにヒジを落とす反則でイエローカード。その後もグラウンド状態の池本の頭部にヒザ蹴りを突き刺し、二度目のイエローカードを提示されてしまう。そんなスーファンに対し、池本はあくまでも一本、KO狙いの姿勢を崩さず。足を止めてのパンチのラッシュ、足関節、三角絞めと矢継ぎ早に攻撃を繰り出していく。結果、復帰戦で会心の勝利を得ることはできなかったが、アグレッシブな動きで観客を魅了した池本がフルマークの判定で勝利した。
▼第9試合 70kg以下契約 5分2R
○深見智之(CMA京都成蹊館)
一本 2R2分21秒 ※肩固め
●ヘンリ・カキウチ・ヴォルベリン(ブラジル/HARD
COMBAT)
当初、深見VS毛利昭彦というDEEPマニアには堪らないカードがラインナップされていたが、毛利の負傷欠場より消滅。深見は急きょ、代役として白羽の矢を立てられたヘンリ・カキウチ・ヴォルベリンと対戦することとなった。
伸びのある打撃で前に出るヴォルベリンに対し、深見は冷静にバックステップからのカウンターで応戦していく。1R中盤には、ヴォルベリンのタックルをがぶった深見がアナコンダチョークに捕らえる場面も。やや深見優勢という展開のなか1Rが終了。
2R、ヴォルベリンの打撃をかいくぐりテイクダウンを奪った深見は、パウンドを混ぜつつハーフの体勢に。そこから一気に肩固めに移行し、粘るヴォルベリンからタップを奪ってみせた。
▼第8試合 76kg以下契約 5分2R
○田村幸成(フリー)
タップアウト 1R4分36秒 ※鉄槌
●アニマル(ブラジル/PUREBRED大阪)
▼第7試合 77kg以下契約 5分2R
○濱村 健(CMA京都成蹊館)
TKO 2R0分57秒 ※パウンド
●YABU(フリー)
▼第6試合 無差別 5分2R
○坂下裕介(PUREBRED京都)
判定3−0
●水口清吾(フリー)
▼第5試合 95kg以下契約 5分2R
○三浦康彰(禅道会広島支部)
一本 1R1分37秒 ※スピニングチョーク
●脇田和彦(正道会館)
▼第4試合 65kg以下契約 5分2R
○滝西基元(CMA京都成蹊館)
判定3−0
●中村健太(禅道会広島支部)
▼第3試合 65kg以下契約 5分2R
○寺田 功(ALLIANCE)
KO 2R0分40秒 ※左フック
●江田皓哉(PUREBRED京都)
▼第2試合 76kg以下契約 5分2R
○北崎 鎮(禅道会広島支部)
一本 1R3分19秒 ※腕ひしぎ十字固め
●グッドマン田中(KSW八条プロレス)
▼第1試合 83kg以下契約 5分2R
△鳥生将大(パンクラスism)
ドロー 判定0−0
△島川敦行(PUREBRED京都)
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