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【スマックガール】日本人連敗の中、藤井だけが準決勝へ。無差別は赤野と江本

2008/02/14


株式会社スマックガール
「SMACKGIRL WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 開幕戦」

2008年2月14日(木)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始19:00
Discovery Fight開始17:50〜(予定)



▼メインイベント(第6試合) WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 ライト級 1回戦 SGS公式ルール5分2R
藤井 惠(日本/AACC)
一本 2R0分27秒 ※腕ひしぎ十字固め
シンディ・ヘイルス(アメリカ/グレイシー・バッハ・シアトル)
※藤井がトーナメント準決勝に進出

 藤井のセコンドには、3月5日の戦極旗揚げ戦で吉田秀彦と対戦するジョシュ・バーネットと同門の阿部裕幸がつく。

 1R、圧力をかける藤井が細かいパンチを出しながらシンディをコーナーに押し込む。そしてあっさりとテイクダウン。下のシンディはフロントネックロックでがっちりホールドし追撃を許さない。ここでシンディのヒザ蹴りが藤井の顔面に入ったために、レフェリーから口頭注意を受ける。

 スタンドから再開後、ガードを固めるシンディは右ミドル。これをキャッチした藤井は自ら引き込むが、スタンドに戻る。プレッシャーをかける藤井は左ミドルからパンチ連打。お互いに様子を探る打撃で深追いはせず。再び組み付いたものの、両者の体がロープを超えたためにブレイク。

 残り1分のところで、タックルにきたシンディ。藤井は突き離しテイクダウンさせない。藤井が左ミドルを放つと、シンディはそれをキャッチ。引き込むように下になった藤井はアンクルホールドにいくが、終了のゴング。

 2R、藤井が先制の左ミドル。一気にシンディが前に出たところ、後ろに下がる藤井は腕を取りながら引き込む。そしてぶらさがる形で腕十字へ。シンディの腕は伸びきり、ここでレフェリーがストップ! 藤井はリングインしたジョシュに肩車され、勝利の余韻に浸っていた。





▼セミファイナル(第5試合) WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 無差別級 1回戦 SGS公式ルール5分2R
赤野仁美(日本/AACC/第2代スマックガールミドル級女王)
一本 2R4分16秒 ※ヒールホールド
藪下めぐみ(日本/フリー/初代スマックガール無差別級女王)
※赤野がトーナメント準決勝に進出

 1R、左ミドルを放った赤野はすぐに組みつくが離れる。再び組み付きながらコーナーに押し込んだ赤野は、パンチを打ち込んでいくがブレイク。両者見合う中、赤野は右ハイ。今度は藪下がコーナーに押し込む展開に。赤野は藪下にしがみつくと、オンブの体勢へ。コーナーに押し込みながら赤野はパンチの連打を見舞うが、藪下は腕をホールドし、有効打を決めさせない。

 いったん離れても、赤野はすぐに組み付く。そして離れ際にパンチ連打、前蹴りを放ったところでゴング。

 2R、軽やかなステップを踏む赤野は右ハイ。そして1Rと同じようにパンチを打ちながら組み付く。赤野はバックをとるムーブを起こすがブレイク。ここで両者に対し、膠着する動きが多いためにレフェリーが口頭注意を与えた。

 大振りのパンチを打つ藪下に対し、赤野は細かいパンチを当てていく。藪下は勢いよく赤野を倒すと、猪木・アリ状態へ。藪下は下の赤野に対し蹴りを放つ。そしてジャンピング踏みつけでパスガードしようとしたところ、赤野は足をキャッチしヒールホールドへ。しばらく耐えた藪下だったがあえなくギブアップ! 赤野がトーナメント準決勝に駒を進めた。




▼第4試合 WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 ライト級 1回戦 SGS公式ルール5分2R
リサ・ワード(アメリカ/ユナイテッド・ファイト・チーム)
1R4分41秒 ※アンクルホールド
Edge(日本/総合格闘技闇愚羅)
※リサがトーナメント準決勝に進出

 自身のテーマ曲が鳴り始める前にフライング気味に姿を見せたリサ。続いて青木真也をセコンドにつけたEdgeがリングイン。

 1R、軽やかなステップのEdgeに対し、リサは右ロー。そして戦前語っていた通り、スタンドの攻防を避け、グラウンドへ。あっという間にマウントをとるとニーオン・ザ・ベリーでEdgeを押さえつける。そしてパウンド。腕をがっちりホールドしたリサは再びマウントへ。Edgeは防御に徹し、目立った攻防がないためにスタンドから再開する。

 Edgeがワンツーで飛び込んだところ、リサはヒザ蹴り。ヒザパットをはめてない状態で攻撃したために、レフェリーは試合をストップ、リサに口頭注意を与える。

 再開後、リサは左ジャブを打ちながらすぐに組み付きに行く。そのまま首投げで投げると、上のポジションを制圧。下のEdgeはヒールホールドを仕掛けたところ、リサはカウンターでヒールホールドへ。アンクルホールドにシフトチェンジし、あっさりと一本勝ちを収めトーナメント準決勝戦に進出した。





▼第3試合 WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 ライト級 1回戦 SGS公式ルール5分2R
ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA)
判定 3−0
石岡沙織(日本/空手道禅道会)
※ソヒがトーナメント準決勝に進出

 前回の後楽園大会では辻結花に敗れるものの、何度も辻の腕十字から脱出し周囲を驚かせたソヒ。入場式ではトレードマークのアラレちゃんめがねで登場。礼をする時にメガネを落としかけるという、漫画のような一幕もあった。

 そんな“萌え系”のソヒだが試合が始まると一転、1R開始直後にサウスポー構えから右手のハタキ→右のアウトロー、右手のハタキ→左ストレートという見事なコンビネーションを見せる。その後もソヒは右手のハタキ、右のアウトローで石岡の注意をそらして、矢のような左ストレートを連打! これで石岡をロープ際まで詰めると、ガードの間から右アッパーを突き上げてダウンを奪う。

 再開後、ソヒは左ストレートを連打して怒涛のラッシュ! 何とか組み付いて強引な投げでテイクダウンを奪う石岡だったが、ソヒは袈裟固めの状態からブリッジを効かせてポジションを入れ替える。そして石岡のガードからの攻めを凌ぐと立ってスタンドを要求する。

 スタンドに戻ると石岡の右ミドルに左ストレートで飛び込むソヒ。さらにそこからの右フックを当てるなど、完全に打撃を支配する。終了間際、石岡も一本背負いでテイクダウンを奪うが、逆にソヒがバックを奪う。

 2R、ここでもソヒは右手のハタキから左ストレート。石岡は距離を詰めて投げようとするものの、ソヒは倒れない。

 距離が離れるとソヒがインローから右フック、細かいパンチの連打を集める。さらにソヒは組みの攻防になると、石岡の体を振ってバックを狙う。ここで石岡が首投げでテイクダウン。ソヒはブリッジを効かせて上のポジションを取り返すと、イノキ・アリ状態から積極的にパスガードを狙う。

 ここまで劣勢が続いていた石岡だったが、インローでソヒのバランスを崩して右フック! この一発でぐらつくソヒ! しかしソヒは石岡の投げを潰してハーフガードで上をキープ。石岡が一発逆転の足関節を狙うが、ソヒはこれをしっかりディフェンス。ソヒが日本期待のホープ石岡を圧倒した。



▼第2試合 WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 ライト級1回戦 SGS公式ルール5分2R
アンナ・ミッシェル・タバレス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
一本 2R0分26秒 ※アームバー
高林恭子(日本/ALIVE)
※タバレスがトーナメント準決勝に進出

 1R、柔術家のアンナだが試合が始まるといきなりパンチでラッシュ! 右ストレートを当てて、高林をコーナーまで押し込む。ここでアンナは高林を突き放してパンチの連打→組み付き、密着して腿へのヒザ蹴りなど、上手く打撃と組技を織り交ぜる。

 そしてテイクダウンを奪うアンナ。高林は下から三角絞めを狙うが、アンナは無理に動かずブレイクを待つ。
再開後、アンナは左フックや右アッパーで前に出る。

 そして高林の片足タックルを受けて引き込むと、下から高林の腕をたぐるようにして足のクラッチを上げていき、じわじわと三角絞めの態勢へ。高林はセコンドから残り時間を聞きながら、ラウンド終了を待つ。

 2R、アンナの右フックに高林がタックル。いいタイミングでカウンターをとったが、アンナは自ら飛びつくように高林をガードに引き込み、三角絞めへ! 高林が腕を外に出してディフェンスしようとすると、その腕をとってアームバーを極めた。


▼第1試合 WORLD ReMix TOURNAMENT 2008 無差別級1回戦 SGS公式ルール5分2R
江本敦子(=闘牛・空/日本/フリー)
判定 3−0 
たま☆ちゃん(アゲ♂アゲ☆)
※江本がトーナメント準決勝に進出

 1R、ジャブをついて左フックと右アッパーを打つたまちゃん。スタンドの状態からアームロックを仕掛けて、そのままグラウンドに持ち込もうとするが、江本はそれを押しつぶしてマウントを奪う。亀になって逃げるたまちゃんに江本はボディへのヒザ蹴り。

 さらに江本はたまちゃんに股割きからのツイスター! これに失敗するとレッグロックを狙うなど高いグラップリング技術を見せる。対するたまちゃんは江本の寝技を防ぐと、スタンドでパンチを効かせて寝技になるとパスガード。マウントから腕十字を狙うが極まらない。

 2R、前蹴りで距離を取りワンツー、ヒザ蹴りを入れるたまちゃん。江本は引き込みからヒップスローを狙う。ブレイク後、江本はパンチのフェイントから両足タックル! 絶妙のタイミングのタックルだったが、たまちゃんはそこをアームロックに切り返す。しかし江本も腕をディフェンスしながら、たまちゃんの足をとってポジションを入れ替えると、立ち上がるたまちゃんをグラウンドに引き込む。

 そしてガードから膝十字固め! これはたまちゃんに逃げられた江本だったが、最後はしっかりとマウントで上のポジションをキープ。江本のグラップリング技術が光る試合だった。





▼Discovery Fight第3試合 SGS公式ルール −56Kg契約 5分2R
岡田 円(総合格闘技闇愚羅)
一本 1R4分43秒 ※スリーパー
中村さくら(空手道禅道会)

 1R、中村がすぐにテイクダウンに成功。下の岡田はガードポジションをとりながら三角絞めへ。目立った展開なスタンドへ。空手仕込みの力強い蹴り、パンチで前に出る岡田。中村はそれをかいくぐり組み付つくも押され気味。

 残り時間僅かのところで、コーナーに押し込んだ岡田は中村のバックを奪う。もつれるように両者が倒れたところで、岡田がスリーパー。これががっちり決まり一本勝ちした。




▼Discovery Fight第2試合 SGS公式ルール −50Kg契約 5分2R
吉田正子(アゲ♂アゲ☆)
判定 3−0
小寺麻美(REDIPS)

 1R早々、ダッシュした小寺はジャンピングニー。これをがっちり受けた吉田は上をとるも攻めあぐねる。スタンドから再開後、パンチラッシュを仕掛けた吉田は右ストレートでダウンを奪う。これで鼻血を出した小寺は意識が朦朧とした様子。打撃に付き合わなくなった小寺はすぐにタックルを仕掛け、テイクダウン。上をとったものの、吉田はクロスガードポジションを固くキープ。

 2R、打撃勝負に出る吉田が前に出ると、小寺はすぐに組み付きテイクダウンを狙う展開が続く。グラウンドになるも、吉田のガードの牙城は崩せず。判定決着となり、1Rのダウンを奪った吉田が勝利を収めた。




▼Discovery Fight第1試合 SGS公式ルール ミドル級 5分2R
Megu(空手道禅道会)
一本 1R1分19秒 ※腕ひしぎ十字固め
HARUMI(アゲ♂アゲ☆)

 1Rのゴングがなると同時にMeguは組み付きテイクダウン。そしてテイクダウンする。下になったHARUMIは腕をがっちり固め防御に徹するも、Meguがじりじりとポジションを移行し腕十字の体勢へ。これであっさりと勝利した。 



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