NKB/日本キックボクシング連盟
「2008闘争シリーズ」
2008年2月23日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30
▼第12試合 NKBバンタム級タイトルマッチ3分5R
○野口康弘(大阪真門京都/王者)
KO 2R2分14秒 ※3ノックダウン
●山田大輔(杉並/挑戦者・同級8位)
※野口が初防衛に成功。
昨年12月に山田大輔と敦史で次期挑戦者決定戦が行われ、敦史が勝利するも怪我のために棄権、山田にタイトル挑戦権が巡ってきた。山田はパンチ力に定評があり、KO率も高いチャンピオン野口を相手に、このチャンスを活かせるか?
野口は11勝(8KO)1敗の36歳、山田は10勝(5KO)9敗の26歳。歳はひと回り違うが、キャリアでは山田の方が優る。
1R、お互いに距離を取りつつ、接近するとフルスイングのパンチの打ち合いを展開する両雄。ビュンビュンを空を切るパンチは、当たればいかにも倒れそうな威力を感じさせる。
何度目かのクロスファイアで右フックの相打ちの後、山田が返しの左フックがヒット! チャンピオンの野口からダウンを奪う。
立ち上がるも足元がフラつく野口をコーナーに詰め、山田が左右フックの滅多打ち! 串刺しにするようなストレートも入り、スタンディングダウンを奪われてもおかしくない山田の攻勢だったが、ここで野口が大逆襲を開始する。
野口は強烈な右をヒットさせると右の連打で一気に前に出る。山田も打ち合うが、野口の右でコーナーに詰まった。
2Rの開始早々にも山田のパンチがヒット、再び野口をコーナーに追い詰めて連打を浴びせるが、野口も右の連打で逆襲。ショートレンジでの打ち合いが続き、その中で野口が右をヒットさせ、山田をコーナーに追い詰めて連打、右でダウンを奪い返す!
山田が立ち上がると野口は再び右のパンチでダウンを奪い、3度目はロープに釘付けにしての連打。山田はフラフラになりながらもフックで打ち返していったが、野口の右の連打を喰らってマットに沈んだ。
▼第11試合 63Kg契約3分5R
○高野洋一(神武館/NKBライト級王者)
判定3−0 ※50−46、50−46、50−44
●岩田 洋(八王子FSG/NKBライト級7位)
37歳のチャンピオン高野にノンタイトル戦で挑むは、フェザー級1位からライト級に転向した岩田。11勝(5KO)1敗3分けの戦績で、これまで日本人には負けたことがない26歳の選手だ。
1R、ガードが固い高野に岩田はパンチを上に集めてのローキック、高野は軸足払いや蹴り足取りで岩田を何度もマットに転がす。
2Rも岩田はやはりパンチを上に集めて高野にガードさせてのロー&ミドルキック。高野は組み付いてコカすかヒザを入れ、時折ハイキックとアッパーも狙う。
3R、組み付いてはボディへのヒザ蹴りをコツコツと当てて行く高野。岩田は蹴り足を取らせてのパンチ、パンチをまとめてのローとパンチ主体で攻めていくが、後半になって高野のボディへのヒザ蹴りが効いてきた! 捕まえてのヒザ蹴りと打ち下ろしのヒジで猛攻を仕掛ける高野、岩田はアームブロックで必死に耐える。
4R、高野は岩田を首相撲に捕まえてのヒザ蹴りラッシュ! 岩田はアームブロックで耐えたが、ボディにもらってついにダウン! しかし、岩田は立ち上がると舌を出して挑発し、パンチで猛反撃。高野はその岩田を捕まえてヒザ蹴りの連打でダウンを追加する。
高野は岩田を首相撲に捕らえたまま押し、リング上をグルグルと回る。打ち下ろしのヒジも加えたが、岩田はアームブロックで耐え、後半は攻め疲れ。逆に岩田がボディへヒザを突き刺す場面も。
5R、岩田がヒジとパンチで反撃を開始! スタミナ切れの高野も必死に喰らい付く。お互いに組み合って倒れる、投げをうとうとする場面が目立ち、フラフラの状態に。それでも高野が岩田に逆転を許さず、ダウンのリードを守って判定勝ちした。
▼第10試合 ライト級3分5R
○谷 正臣(大阪真門)
KO 3R2分4秒 ※3ノックダウン
●高橋 晃(テツ)
▼第9試合 ライト級3分5R
○谷村 央(勇和会)
TKO 1R2分50秒 ※ヒジによるカット
●中岡秀夫(大阪真門)
▼第8試合 フェザー級3分5R
○猪ノ川真(大塚)
判定3−0 ※三者とも50−49
●佐藤祐平(TEAM.KOK)
▼第7試合 68Kg契約3分3R
△小又大貴(MTOONG.S/NKBミドル級5位)
ドロー ※30−30、29−29、30−29
△乃村悟志(大阪真門/NKBウェルター級9位)
▼第6試合 フェザー級3分3R
○須賀聖二(SQUARE-UP)
KO 2R2分1秒
●黒田公司(神武館)
▼第5試合 フェザー級3分3R
○志東 准(MTOONG.S)
判定3−0 ※三者とも30−29
●大作(SQUARE-UP)
▼第4試合 ライト級3分3R
○松本喜富(姉崎)
KO 2R2分53秒
●ノリ(渡辺)
▼第3試合 フェザー級3分3R
○山内泰治(テツ)
KO 1R0分44秒
●夜魔神(SQUARE-UP)
▼第2試合 68Kg契約3分3R
△土屋翔平(渡辺)
ドロー ※30−30、30−30、30−29
△山本将寛(MTOONG)
▼第1試合 フライ級3分3R
○鈴木和樹(大阪真門)
判定3−0 ※30−29、30−28、29−28
●田中顕太郎(神武館)
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