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【修斗】BJが一本勝ちで世界タイトル防衛!環太平洋王者は遠藤雄介

2008/07/18



サステイン
プロフェッショナル修斗公式戦

「“修斗伝承 2”ROAD TO 20th ANNIVERSARY」
2008年7月18日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00

▼メインイベント(第11試合) 世界バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
○BJ(勝村道場/同級王者)
一本 3R3分40秒 ※フロントスリーパー
●マモル(シューティングジム横浜/同級1位)
※BJが2度目の防衛に成功。

 両者はこれが3度目の対決。過去の戦績はBJの1勝1分となっている。前回の対戦(2006年10月14日)もタイトルマッチで、今回とは逆に王者マモルへBJが挑戦し、1R1分38秒、スリーパーホールドでBJが勝利し、タイトルを奪取した。BJにとって2度目の防衛戦、現王者が返り討ちにするのか、それとも元王者が王座奪回に成功するのか?

 リングに登場したBJの左まぶたには絆創膏が貼られていた。1週間前の練習でカットし、まだ抜歯もすんでいない状態だったという。

 1R、パンチの応酬からマモルが放ったローキックをキャッチして、サウスポーのBJが右フック。マモルがバランスを崩し、BJは組みに行くがマモルがロープに押し付ける。マモルがヒザ蹴りを入れていく。

 ブレイク後、BJは右フックを狙って行き、ワンツーで前に出るとマモルがスッと懐に入って両脇を差す。ロープに押し付けると首相撲に切り替えてのヒザ、BJは突き放す。

 マモルが右ローから左フック、首相撲に固めてのヒザ。BJはその蹴り足をとってテイクダウンしようとするが、マモルは踏み下ろすようにして足を抜くとすかさずワンツー。右ローの交換からマモルがタックルに行くと、両脇を差し返すBJ。コーナーへ押し込むと体を沈めてタックルに行ったが、マモルが反応してテイクダウンさせずに1R終了。

 2R、マモルが右ローからワンツー、BJが組もうとすると首相撲からのヒザ。BJは体を沈めてのタックル、それでテイクダウンは出来なかったが、マモルがヒザを蹴ってきたところで片足をとる。

 足を抜いたマモルは近距離での細かい連打、BJはすぐに片足タックルへ行くが、マモルが突き放す。マモルの左のパンチに左ハイキックを合わせたBJだが、ブロックされて転倒。マモルが上になる。BJはラバーガードから顔へのパンチ、マモルもボディから顔面を殴るがブレイクに。

 BJの左ハイキック、マモルの左フックにはタックルを合わせてコーナーへ押し込み、マモルが顔面へヒザを突き上げる! BJはすぐにサイドへつき、タックルでテイクダウンに成功。だが、残り時間がなかった。

 3R、パンチの応酬からBJが片足タックル、その片足を持ち上げてテイクダウンしようとするが、マモルは足を着地させるとすぐに顔へヒザ。さらにボディへのヒザ。BJが両足をすくってテイクダウンに成功したところで、マモルが下からの腕十字!

 ヒヤリとする場面だったが、BJは鋭く反応してポイントをずらし、インサイドガードに戻ってからハーフへパス。下から両足を利かせてBJの体を浮かせるマモル。そして、浮かせると同時にマモルが立ち上がろうとしたところで、BJがフロントチョークに! BJはそのまま上になり、キャッチがコールされる。耐えに耐えたマモルだったが、一本が告げられた。

 号泣するBJ、セコンドの勝村はBJを肩車し、「見たか、オラッ!」と勝利をアピール。敗れたマモルはリング四方へ頭を下げた。

「サイコーです! この人、やっぱり強ぇと思ったんですけど、それに勝ててよかったです」と、BJは強敵を撃破して2度目の防衛を果たしたことを喜んだ。

「やっぱり自分を信じてよかった。フェザー級で連敗して自信を失いそうになってました。マモルさんは今までにないくらい目つきが凄かった。上手いし、バンタム級の中でも本物の部類の人なので強い。でも最後まで自分を信じようと、貫き通せたことがよかった」とBJ。

 今回の試合に備えて「前は全くやらなかった、ビデオを見て相手の研究をした」という。「フェザー級で連敗して研究しないとダメだと教わりました」。

 今後は「無茶したいので、ムチャクチャ強いのとやりたい。訳分かんないのが世界にはいるはず。ベルトは僕から離れたくないと思っている限りは持ち続けたい。僕から離れたくないから、この結果があったと思う。ベルトが離れたくない、魅力ある男になりたいですね」と、BJはイキなコメントを残した。


▼セミファイナル(第10試合) 環太平洋ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
○遠藤雄介(GOKITA GYM/同級1位)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−27
●冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級5位)
※遠藤が第4代王座に就く。

 中蔵隆志の世界王座獲得に伴い、空位となった環太平洋王座を遠藤と冨樫が争う。

 2004年の初代王座決定トーナメント、2006年2月17日の石田光洋との第2代王座決定戦と2度もチャンスを逃している冨樫が3度目の王座取りに挑戦。

 対する遠藤も2007年11月8日、環太平洋王者時代の中蔵に挑戦、タイトルを逃したという経験がある。巡ってきたチャンスを掴むのはどっちだ!?


 1R、サウスポー同士の両者はジャブの交換、遠藤がタックルに行き、冨樫はロープを背にして堪えるも足を掛けられてテイクダウンを奪われる。冨樫は何度もスイープを狙っていくが、遠藤はバランスよくトップポジションをキープ。遠藤がインサイドガードから鉄槌の連打、そのまま1R終了となった。

 2R、左フックで襲い掛かる遠藤、ジャブには冨樫が左ストレートを返す。組み付きに来る遠藤を冨樫は突き放し、打撃戦に持ち込もうとする。遠藤は左右フックで前に出ると、アッパーから一度下がってタックル。しかし、潰して上になったのは冨樫だ。

 冨樫はガードをパスしてマウントポジションを奪うが、遠藤はブリッジしてのマウント返し。片足をパスして抑え込みながら、右のパンチを冨樫の顔面に叩き込む。1Rと同じような場面で2Rも終了した。

 3R開始直後、いきなり遠藤がタックル、片足を取ってグラウンドへ持ち込む。冨樫はラバーガードでコツコツと顔を殴りに行くが、遠藤は片足を抜いてハーフの状態から右のパンチを冨樫の顔面へ連打! 鉄槌も見舞っていく。

 残り時間1分30秒のところでブレイクがかかり、両者スタンドに戻ると冨樫が左ストレートで勝負を賭ける。が、遠藤は右インローを冨樫のパンチに合わせると、すぐにタックルへ。冨樫はバックステップでこのタックルをかわすと上になるが、攻められず残り5秒でブレイクに。

 すぐに殴りかかろうとした冨樫だったが、時間切れ。判定3−0で遠藤が第4代環太平洋ウェルター級チャンピオンの座に就いた。


「やっぱり勝ったのは嬉しいけど、冨樫選手という強い選手に勝ててホッとしています。(ベルトを巻いたのは)メチャメチャ気分いいですね」と遠藤。世界ランキングは1位だけに、残るは世界王座のベルトのみだ。それを聞かれると「冨樫選手に勝つことしか考えてなかったので…タイミングが合えば挑戦したいです」と控えめに、世界チャンピオン中蔵への挑戦を表明した。


▼第9試合 ライト級 5分3R
○ウィッキー聡生(シューティングジム横浜/環太平洋ウェルター級9位)
TKO 3R2分17秒 ※レフェリーストップ
●マテウス・ラーデスマキ(フィンランド/欧州修斗ライト級1位)


 今大会では自らが描いた絵画の展示会を行うなど、トリッキーなファイトスタイルだけでなく型破りなところを見せたウィッキー。この日も欧州1位のラーデスマキを相手に、その天才っぷりを発揮した。

 1R、サウスポーのウィッキーはノーガードで体を不利ながら独特のフェイント。これでラーデスマキを後退させると左ストレートで飛び込んでいく。ラーデスマキも右ストレートを打つが、ウィッキーは右アッパーから左フックを返す。

 その後もスタンドで有利に試合を進めるウィッキー。ラーデスマキにテイクダウンを許すものの、担ぎパスガードを狙ってラーデスマキの頭が下がったところにパンチで滅多打ちにする。

 2R、左ミドルを蹴るウィッキーはラーデスマキのタックルを切ってパウンド。ラーデスマキが足関節からグラウンドで上のポジションを取り返すものの、ウィッキーはラーデスマキの体を蹴り離して立ち上がる。

 タックルでテイクダウンを試みるラーデスマキ。ウィッキーはそれを切ってグラウンドで上を取る。 ブレイク後、ラーデスマキは組み付いてヒザ蹴りを打ちながら引き込み。するとウィッキーはフルパワーでパンチを振り下ろす。

 3R、ウィッキーは体をゆするフェイントから右フックで飛び込む。ラーデスマキはタックルでテイクダウンするが、ここまでのダメージと疲れからか動きが止まりブレイクとなる。

 再開後、スタンドの組みの攻防から一気にバックに回り込むウィッキー。

 そのままグラウンドに引きずり込むと、上のポジションを取ってマウントへ。ここで強烈な右フックをラーデスマキの顔面に叩き落す。これを嫌って背中を見せるラーデスマキ!

 しかしウィッキーはそこに容赦なくパンチを連打! ラーデスマキの動きが止まったところで、レフェリーが試合を止めた。

 粘るラーデスマキにやや手こずったものの、トリッキーなスタイルとライト級離れしたハードパンチャーぶりはしっかり見せ付けたウィッキー。

 試合後のマイクパフォーマンスでも「天才ぶりを見せたかったんですけど、バテバテでした。ファンへのメッセージ? 絵を見て帰って下さい。んじゃあ!」と、天然キャラぶりを発揮した。


▼第8試合 フェザー級 5分3R
○扇久保博正(パラエストラ松戸)
TKO 1R1分35秒 ※レフェリーストップ
●田中ヒロユキ(直心会格闘技道場)

 1R、グローブを合わせた瞬間、いきなり右フックで殴りかかる扇久保。そのままタックルでテイクダウンを奪うと、ハーフガードからじっくりとパスガード。

 そしてニーオンザベリーのような態勢からショートレンジのパウンドを連打!

 これで田中の首がガクンと落ち、レフェリーが試合をストップ。昨年のフェザー級新人王・扇久保が無敗記録を6に伸ばし、4連勝を飾った。


▼第7試合 ウェルター級 5分3R
○佐々木信治(総合格闘技道場BURST)
一本 1R2分42秒 ※スリーパーホールド
●風田 陣(ピロクテテス新潟)

 1R、ワンツーで前に出て行く佐々木は、そのまま風田をコーナーにつめてテイクダウンを奪う。ここから佐々木は足を一本抜いて、しがみつく風田の顔を前腕で離しつつ鉄槌。

 佐々木はこの攻撃でじっくりダメージを与えながら、風田が起き上がろうとする動きに合わせてバックへ。そのまま風田の首に腕を滑り込ませ、スリーパーを極めた。


▼第6試合 フライ級5分3R
○室伏シンヤ(SUBMIT静岡)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−28
●春崎武裕(直心会修斗GYMS)

▼第5試合 ミドル級 5分2R
○山崎昭博(SUBMIT静岡)
判定2−0 ※20−19、20−18、19−19
●平山尚樹(アカデミア・アーザ水道橋)

▼第4試合 62kg契約 5分2R
○細井鷹飛呂(パラエストラ松戸)
一本 2R1分31秒 ※三角絞め
●マイク・ハヤカワ(シューティングジム大阪)

▼第3試合 2008年度新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級5分2R
○越智晴雄(パラエストラ愛媛)
一本 1R3分42秒 ※スリーパーホールド
●根津優太(和術慧舟會東京本部)

▼第2試合 2008年度新人王決定トーナメント2回戦 ライト級5分2R
○直撃我聞(PUREBRED大宮)
判定2−0 ※20−19、20−19、19−19
●土屋大喜(roots)

▼第1試合 2008年度新人王決定トーナメント1回戦 ウェルター級 5分2R
○臼田育男(総合格闘技木口道場)
一本 2R3分41秒 ※スリーパーホールド
●近野淳平(ロデオスタイル)


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