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【NKB】桃井が逆転KOで王座挑戦権を獲得!“血祭り伝承”須賀はドロー

2008/08/08


NKB/日本キックボクシング連盟/SQUARE-UP KICKBOXING道場
「2008闘争シリーズ」

2008年8月8日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30


▼メインイベント(第13試合) ライト級 3分5R
○桃井 浩(神武館/NKB同級2位)
KO 1R2分59秒 ※左ストレート
●稲葉竜太(TEAM・OJ/同級3位)

 大応援団の声援をバックにリングに上がった稲葉。上位ランカー同士の対戦となったこの一戦は、ライト級次期挑戦者決定戦になったことがアナウンスされる。

 1R、サウスポーの桃井に対し、左にステップしながら右ストレートで前に出て行く稲葉。顔面にパンチの連打を集めて、ボディが空いたところに右ミドルを蹴る。

 そして桃井の右フックを左手でブロックしながら右ストレート! これが桃井の顔面を打ちぬき、稲葉が先制のダウンを奪う。

 再開後、一気にパンチで襲い掛かる稲葉だったが、そこに桃井のカウンターの右フックが次々とヒット!

 これで形勢逆転となり、桃井の左ストレートを数発もらったところで、稲葉がダウン。何とか立ち上がった稲葉だったが、ダメージは大きい。

 その稲葉に左ストレート、右フック、左のヒザ蹴り、ハイキックを打っていく桃井。

 そしてラウンド終了間際、稲葉がロープを背負ったところに左ストレート! これで稲葉が崩れ落ち、2度目のダウン。必死にカウント内に立ち上がろうとした稲葉だったが、立ち上がることが出来ず。桃井が劇的なKO勝利を収めた。さらに試合後、エキサイトした稲葉応援団が乱闘騒ぎを起こすなど、場内は一時騒然となった。



▼セミファイナル(第12試合) フェザー級 3分5R
△猪ノ川 真(大塚道場/NKB同級9位)
判定1−1 ※49−48、49−50、49−49
△須賀聖二(SQUARE-UP)

 ここまで4戦4勝4KOという成績を残す須賀。師匠は現役時代に“血祭り”の異名を持った小野瀬邦英である。

 1R、いきなりフルパワーで右ローを蹴る猪ノ川。そこにローを蹴り返す須賀は右ストレートから怒涛の連打! 猪ノ川のインローに左フックを合わせ、さらにそこから右ストレート。

 その後も回転の早いパンチで猪ノ川を圧倒し、猪ノ川の足が揃ったところにローを蹴る。ガードを固める猪ノ川だったが、須賀はそこに右アッパーや左フック。

 2R、右ローを蹴る須賀。猪ノ川がローを受けて前に出てきたところを狙って右ストレートを放つ。さらに左右のフックを連打して前に出る須賀。

 しかし猪ノ川はしっかりとガードを固めてジャブ&右ロー。さらに左ミドルで須賀の出足を止める。

 3R、須賀のパンチをブロックして、須賀の左足に左右のローをコツコツ蹴る猪ノ川。須賀も左フックや右アッパーを打っていくが、クリーンヒットはなく、これまでのラウンドほどのパンチの回転がない。

 4R、セコンドの指示通り、ガードが高い猪ノ川のボディを叩く須賀。これで猪ノ川の動きを止めにかかるが、猪ノ川も距離を取ってジャブと右ロー。さらに須賀の前進に合わせてインローを蹴り、須賀のバランスを崩す。

 5R、須賀は右ボディストレートや左ボディで前に出る。猪ノ川もそれに負けじとパンチで応戦し、激しく打ち合う。

 ここまでややパンチで押されていた猪ノ川だったが、逆に須賀にロープを背負わせて右ストレートから連打をまとめる。しかし須賀も右ストレートと右アッパーを基点に、バックブローを3連打。これが猪ノ川の顔面をとらえるも倒れない。

 試合は両者が5Rフルに手を出し続ける接戦で、ジャッジは3者3様となりドローという結果に終わった。


▼第11試合 フェザー級 3分5R
○山口 勝(八王子FSG/NKB同級4位)
判定3−0 ※50−47、50−46、50−45
●大和知也(SQUARE-UP/NKB同級8位)

 1R、上半身を左右に振って前に出て行く大和。そこからローを蹴っていくが、山口にすかされてしまう。

 山口は大和のローに右ストレートを合わせ、そこから山口をロープに詰めて連打。大和も右フックで前に出ていくが、山口はそれを首相撲に捕まえてヒザ蹴り。

 2R、前に出てくる山口に対し、下がりながらローを蹴る大和。山口は右の大きなパンチから組み付いてヒザ蹴りを入れる。その山口を突き放してローを蹴る大和。

 3R、セコンドの小野瀬から「力でねじ伏せろ!」と劇を飛ばされる大和は、首相撲を多用する山口を突き放して右フック!

 これが山口の顔面に当たるが、山口は首相撲で大和の反撃を押さえ、逆にヒザ蹴りの連打でダウンを奪う。

 4R、強烈なローで山口のバランスを崩す大和。しかし山口の首相撲に捕まると動きが止まってしまう。山口は首相撲からのヒザ蹴りをコツコツ蹴って、今度は左右のボディで大和の腹を狙う。

 5R、ローとパンチで激しく打ち合う両者。この打ち合いで大和にチャンスが来たかに思われたが、山口が上手く首相撲を使ってそれを阻止。最後は山口が首相撲からのヒザ蹴りで大和を押し切った。


▼第10試合 ウェルター級 3分5R
○乃村悟志(大阪真門/NKB同級8位)
KO 5R1分57秒 ※3ノックダウン
●腰越正和(勇和会)

 1R開始直後、ショートレンジのパンチの連打で前に出て腰越がいきなりダウンを奪う。その後も中間距離を潰していく腰越。

 乃村はそこにコンパクトに右ストレート、左フックを当てる。2Rも距離を詰めて乱打戦に持ち込む腰越。乃村は首相撲からのヒザ蹴りと右ローを蹴る。

 3R、右ストレート、ボディへのヒザ蹴りで攻める乃村。腰越も左のインローを蹴り返して、乃村のバランスを崩す。

 しかし4Rに入ると右ローで前に出て行く乃村が腰越にヒザ蹴り! 腰越もヒザ蹴りを受けながらもパンチを返す。

 5R、粘る腰越からダウンを奪えなかった乃村だが右ローを効かせて、右ストレートからパンチの連打をまとめると腰越が遂にダウン!

 何とか立ち上がった腰越だったが、乃村が立て続けに2度のダウンを奪ってKO勝利を収めた。


▼第9試合 ライト級 3分5R
○武勇 晃(テツ)
KO 1R2分53秒 ※右フック
●中澤照公(TEAM・OJ)

 1R、激しく打ち合う両者。ここで中澤が右アッパー、右ヒジを当てて、右ストレートでダウンを奪う。

 このまま中澤が試合を決めるかに思われたが、中澤の右アッパーに武勇がカウンターの右フック! これが鮮やかに中澤の顔面を打ち抜き、中澤がダウン! 武勇が逆転KO勝利を収めた。


▼第8試合 57.15kg契約 3分3R
○中野智則(TEAM・OJ/NKBバンタム級8位)
KO 2R0分46秒 ※右フック
●佐藤祐平(TEAM・KOK)

 今日の試合が約1年8カ月ぶりの試合のなった元バンタム級王者の中野。

 1Rから回転の速いパンチでペースを掴むと、2Rに入っても上手くパンチを顔面とボディに散らし、佐藤の右ミドルにカウンターの右フック! この一発が佐藤の顔面を打ち抜き、中野が復帰戦を豪快に飾った。



▼第7試合 ウェルター級 3分3R
○土屋翔平(渡辺)
KO 2R3分05秒
●猪ノ川 健(大塚道場)

▼第6試合 フェザー級 3分3R
○大作(SQUARE-UP)
KO 1R0分16秒
●黒田勇一(神武館)

▼第5試合 フェザー級 3分3R
○安田一平(SQUARE-UP)
KO 2R2分58秒
●NAOTO(MTOONG)

▼第4試合 フェザー級 3分3R
○夜魔神(SQUARE-UP)
判定3−0 ※三者とも30−28
●坂本秀樹(大塚道場)

▼第3試合 ライト級 3分3R
○大平 亨(SQUARE-UP)
判定3−0 ※三者とも30−29
●RYUHEI(TEAM・KOK)

▼第2試合 フェザー級 3分3R
○大心(SQUARE-UP)
判定3−0 ※三者とも30−28
●酒天童子哲也(大阪真門京都)

▼第1試合 フライ級 3分3R
○梶原一樹(テツ)
KO 2R2分51秒
●小沢頼寿(TEAM・KOK)

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