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「K-1 甲子園 KING OF UNDER 18〜FINAL16〜」
2008年8月29日(金)東京・ディファ有明
開場15:30 オープニングファイト開始16:00 本戦開始18:30
▼メインイベント(第11試合) K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)
判定3−0 ※30−26、30−26、30−26
●園田顕悟(九州・沖縄・四国地区優勝/宮崎県立門川高校/小比類巻道場)
東国原知事がVTRで「頑張れ!」と応援コメントを寄せた園田は、小比類巻太信(貴之)の弟子。父は極真空手の第8回全日本ウェイト制大会中量級の優勝者で、第5回全世界大会に出場している園田直幸。
迎え撃つHIROYAは“魔裟斗二世”と呼ばれて久しい存在であり、魔裟斗VS小比類巻の往年のライバル対決を彷彿させる図式となった。園田のセコンドには当然、小比類巻が就く。
1R、園田がいきなり飛び前蹴りを二連発! 前蹴りは父も得意にしていた技である。HIROYAもワンツーで前に出て顔面前蹴り。すると園田がまたも飛び前蹴りを繰り出してヒットさせる。HIROYAは右ロー、園田がローを蹴ってくるとワンツー。
HIROYAは左をフェイントして園田にガードを固めさせ、がら空きとなったボディに右のパンチを叩き込む! 続いて強烈な右ローキック。HIROYAが右フックの連打からボディを叩き、園田を後退させる。
インターバル中にコメントを求められた小比類巻は「バッチリ!」「全然問題ない!」と強気なコメント。
2R、HIROYAは左へ動きつつ左ローを蹴っていく。園田は前蹴り狙い、HIROYAが右ローからワンツー、さらにボディとパンチで圧力をかけて行き、ボディへのフェイントに引っ掛かった園田が左フックを空振りしたところへ、右の打ち下ろしフックでダウンを奪う!
右のパンチから左ボディ、さらにフックからボディへとパンチを次々と繋げ、前へ出て行くHIROYA。パンチのコンビネーションで圧倒していく。
3R、右フックから左ボディ、右ローとパンチのコンビネーションを走らせていくHIROYA。園田は蹴りで応戦するが、HIROYAも強烈な左ミドル。
さらに左へ動きながら左ジャブのカウンターでダウンを奪う。右ストレートからの連打でボディへ繋ぎ、パンチの回転力で圧倒し、右ストレート、ボディへのフェイントから右フック。左フックをかわしての右フックで園田が吹っ飛ぶ。
ジャッジは三者とも30−26と大差をつけてHIROYAが勝利、HIROYAは堂々と胸を張って勝ち名乗りを受けた。
▼セミファイナル(第10試合) K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○平塚大士(中部地区3位/愛知県立安城農林高校/稽道会)
判定2−1 ※30−29、29−30、30−29
●藤鬥嘩裟(主催者推薦/勇志国際高校/藤ジム)
HIROYAへのリベンジを誓う藤が登場、今回の相手は中部地区予選3位ながらも前田憲作が「強い」と太鼓判を押す平塚。藤のセコンドにはフェニックスの加藤智督(元スネーク加藤)会長が就く。
1R、平塚が左ローからのパンチ、鬥嘩裟が前蹴りを放つと「来い!」と手招き。鬥嘩裟がパンチで行くとフックをヒットさせるが、鬥嘩裟は得意の前蹴りを顔面に連発していく。パンチで距離を詰めてくる平塚に、左ミドルを合わせる鬥嘩裟。
右ローから一気にパンチで距離を詰める平塚、右ローで鬥嘩裟のバランスを崩していく。
2R、平塚が左ハイキック、鬥嘩裟は左ローからジャブを伸ばす。右ローを狙う平塚を前蹴りで突き放す鬥嘩裟は、ジャブから掴んでのヒザ蹴り。平塚が攻め、鬥嘩裟がそれを凌ぐという展開が続く。平塚のワンツーが顔面を捉え、鬥嘩裟は掴んでのヒザ蹴りに活路を求めていく。
3R、平塚がパンチで来るところに飛び込んで組み付き、ヒザ蹴りを見舞っていく鬥嘩裟だが、平塚のパンチに押され気味。
平塚の左フックがヒット、鬥嘩裟は組んでのヒザ。前蹴りが冴えない鬥嘩裟は平塚のパンチに押される。強引にパンチで行く鬥嘩裟は距離を詰めてヒザ蹴り。最後まで得意の顔面前蹴りはほとんど出ず、動きもよくなかった。
果たして判定は…最初のジャッジが30−29で平塚、二人目が鬥嘩裟、そして三人目は……平塚! 番狂わせを起こした平塚はリング上で男泣き、鬥嘩裟は頭を下げて即行でリングを後にした。
▼第9試合 K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○日下部竜也(中部地区優勝/愛知県立豊田高校/大石道場)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−27
●戸邊隆馬(関東地区ベスト8/神奈川県立荏田高校/シルバーウルフ)
佐藤嘉洋も「前からアマチュアで見ていい選手だと思っていた」と評価する日下部は、空手の全国大会11度制覇という実績を持つ。中部地区予選はぶっちぎりで制覇した15歳だ。
対するは魔裟斗の所属するシルバーウルフで腕を磨き“魔裟斗三世くらい”を目指す戸邊。
1R、スピードのあるパンチから同じくスピードのある左ハイキックに繋げる日下部。ボディから左フック、すぐに右フック。
ワンツーから左ボディ、戸邊が打ち返してくるとバックステップでかわして左右のフック。戸邊もコンビネーションパンチで攻めて行き、スピードのあるパンチが交錯する。
2R、左ローから左ハイ、戸邊のローをかわして右ローを放つ日下部。さらにローへボディを合わせていく。
回転の速いパンチから後ろ廻し蹴りを放つ日下部に、戸邊もパンチで応戦。日下部は戸邊の右ローに強い右ローを返し、右ローで追撃する。
3R開始と同時に日下部が顔面前蹴りを直撃させ、左右フックから強い右ロー。パンチの打ち合いで戸邊の左ストレートをダッキングでかわし、返しの右フックをヒットさせてダウンを奪う!
戸邊もパンチで倒し返しに行き、パンチが交錯する。下がりながらもワンツーをヒットさせる日下部、前蹴りで距離をとり、パンチで逆転を狙う戸邊のパンチをかわしながら右ストレートを狙い撃ち。
ダウンを奪った日下部が前評判通りの強さを見せ、判定3−0で勝利を奪った。
▼第8試合 K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ K-1 WORLD
YOUTHルール 3分3R 60kg契約
△才賀紀左衛門(大誠塾)
判定0−0 ※三者とも30-30
△谷山俊樹(谷山)
城戸康裕が所属する谷山ジムの会長ジュニアである谷山俊樹と、もはやお馴染みとなった才賀が対戦。谷山のセコンドには城戸が就く。両者とも19歳。
1R、谷山が右ローで先制、才賀は左ミドルを返していく。ワンツーで襲い掛かる谷山が組むと、才賀はフロントスープレックス気味に投げをうつ。
才賀が後ろ廻し蹴りから胴廻し回転蹴り、谷山はパンチで応戦。才賀は後ろ蹴りを連発していくが、当たりは浅い。才賀が右ローからボディブロー、谷山が組み付く。
2R、パンチで前に出る谷山に蹴りで応戦する才賀は、右ストレートから後ろ蹴り、続けてカカト落とし。両者ともクリンチが多く、ブレイクがかかる。後ろ蹴りを空振りした才賀に谷山の右ストレートがヒット、しかし、谷山にクリンチで注意が二つ与えられて警告になってしまう。
3R、パンチで飛び込む谷山に蹴りで応戦する才賀、右ローもヒットする。才賀は後ろ蹴りからワンツーで前に出るも、谷山のクリンチに止められる。
才賀がパンチを放つとその腕を掴む谷山、逆に谷山がパンチで攻めると才賀が頭を押し付けてクリンチ。パンチで前に出ようとする才賀に谷山の右フック、才賀の左ミドルに谷山が左フックを合わせる。最後は才賀がガムシャラにパンチを出しながら谷山をロープ際へ追い込んでいった。
判定は三者とも30−30で差がなく、ドローに終わった。
▼第7試合 K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ K-1 WORLD YOUTHルール 3分3R 60kg契約
○卜部弘崇(西山道場)
KO 3R2分33秒
●石橋真幸(名古屋JKファクトリー)
卜部は第5試合で弟・功也が勝利しているだけに、兄としても勝利を収め、兄弟で勝ち名乗りを受けたいところだ。対するは佐藤嘉洋と同門の石橋。
1R、ハイキックの応酬から卜部が前蹴りとパンチ、石橋はミドルキックと前蹴りで突き放しに行く。石橋がパンチで来るとコンビネーションパンチを返していく卜部、石橋はそこへ蹴りを合わせる。卜部が強烈な左ハイキック、ガードの上からだったが石橋が下がり、卜部はロープに詰めてパンチを連打。
再び左ハイキックで石橋を吹っ飛ばした卜部は右フックからパンチを連打、石橋が前に出てくると左ミドルを合わせる。
2R、石橋のローに合わせた右ストレートが当たると、卜部は左フックで前に出る。卜部の後ろ廻し蹴りがヒット! すかさず石橋が胴廻し回転蹴り! 卜部は左ローから右ストレート、バックステップから左ハイ、その後も石橋のパンチをバックステップで外しながらパンチ&ローを入れていく。
続けてロープに詰めていってパンチを連打するが、疲れてきたかパワーが感じられない。再び後ろ廻し蹴りを放つ卜部、石橋がパンチで来ると後ろ蹴りから左ボディー。
3R、ジャブを突いて右ロー、パンチで勝負を賭ける石橋に卜部は左ロー、左ボディ。卜部の左ローに石橋がバランスを崩す! 続いての強烈な右ロー連打で膝を折る石橋。
パンチからの右ローに石橋が何度も体を捻る。それでも前に出る石橋は左フック、卜部がガードして右ロー。そしてついに右ローで石橋ダウン! カウント後、右ロー二発で石橋が崩れ落ち、卜部のKO勝ちが決まった。
▼第6試合 K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○佐々木大蔵(関東地区準優勝/東京都立山崎高校/チームドラゴン)
判定3−0 ※三者とも30−29
●小林幸太(主催者推薦/埼玉県立大井高校/藤ジム)
関東地区準優勝の佐々木は龍道場で練習を積む選手。推薦選手の小林は藤ジムの所属で、藤鬥嘩裟の同門だ。
1R、前蹴りのフェイントから前に出て行く小林。佐々木は右ローを返す。前蹴りを蹴ってヒザ蹴りを打つ小林に、それを突き放してパンチをまとめる佐々木。
佐々木はフットワークを使ってひだりづっくから右ロー、小林の蹴りに右ストレートを合わせる。小林はやや首相撲が多い。
2R、前蹴りから突っ込む小林に対して、佐々木は左フックをひっかけてサイドに回る。
動きが直線的な小林に佐々木は左インローと左ミドルを蹴る。小林の突進を上手く捌いて、右アッパーを突き上げる佐々木。小林はクリンチを多用してしまい、注意が与えられる。小林の動きを見切った佐々木が有利に試合を進める。
3R、ワンツー、ミドルで前に出る小林。佐々木はそれをステップワークでかわす。佐々木は小林の前蹴りをさばいて、左フックを合わせる。パンチから組んでヒザ蹴りをうとうとする小林だが、佐々木はそれを突き放して右ロー。
残り30秒、右ローから前に出る佐々木だったが、小林のクリンチに捕まってしまう。
佐々木は小林の組み際を狙って右アッパーや左フックは打つが、クリーンヒットはなし。的確にパンチとローを当てた佐々木が判定をものにした。判定が告げられると、佐々木は喜びのバック宙を見せた。
▼第5試合 K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校/西山道場)
判定3−0 ※三者とも30−27
●林 恭平(西日本地区3位/大阪府立東百舌鳥高校/Atsuki
Muaythai)
卜部はプロで活躍する卜部弘崇の実弟で、最激戦区といわれる関東地区予選を圧倒的な強さで勝ち上がった。対する林は西日本地区3位の選手。
1R、サウスポーの両者。林が一気にパンチで前に出ていくが、卜部はインローを蹴って左右に回りながら左ストレート、右アッパー。回転の速いパンチと巧みなフットワークで林を翻弄する。
そして林のパンチに右アッパーのカウンターを合わせると、左ストレートを皮切りに、林をロープに詰めて一気に連打をまとめる!
ここは何とかガードを固めて逃げ切った林だったが、卜部は左ストレートで前に出ていく。
2R、ここも左ストレートから前に出て行く卜部。林も必死にパンチを返すが、卜部は林の頭を掴んでヒザ蹴りを突き上げる。林のパンチをかわして右アッパーから左ストレート、左フックを打ち込む卜部。
さらに卜部が右ロー、ヒザ蹴りで一気に攻め込む。林は何とか立っているものの、足元がおぼつかない。卜部が一方的に攻め込む展開となった。
3R、左ストレート、左ミドルで突っ込む林。卜部はそれをブロックして右インロー、ここでも右アッパーからの細かい連打で林を追い込んでいく。また卜部は首相撲でもヒザ蹴りを突き上げ、林をマットにこかす。
何とかワンツーやミドルを出す林だったが、卜部はそれをディフェンスして右アッパーや左ストレートを返す。最後はやや攻め疲れも見えた卜部だったが、フルマークの判定勝利。
▼第4試合 K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○坪井悠介(中部地区準優勝/静岡県立天竜林業高校/斬刃拳)
KO 2R1分04秒 ※2ノックダウン
●山本宣明(東北・北海道地区優勝/宮城県立仙台東高校/ドラゴンジム)
試合前、「女の子が大好き」と公言し、ナンパする映像が場内に流された“イケイケボーイ”坪井。対する山本は逆転勝ちで東北・北海道地区を優勝した“逆転男”と紹介される。
1R、サウスポーの山本は左ミドル。構えをスイッチしながら右ミドルを蹴って、坪井に距離を詰めさせない。坪井はミドルをブロックしてパンチで前に出るが、山本はそれをしっかりとガードする。
しかし坪井の右ストレート、左フックがヒット! 坪井が山本をロープに詰めてボディと顔面にパンチをまとめる。右ローを蹴る坪井。山本はパンチのフェイントから前に出てヒザ蹴り。
2R、左右のミドルを蹴る山本。坪井はそのミドルにカウンターの左フック! これで山本をぐらつかせると、右ストレートから細かい連打! これで山本からダウンを奪う。
ドクターチェック後、試合が再開になると、坪井が山本をコーナーに詰めてパンチの連打。山本がガードを固めて亀になったところでレフェリーがダウンを宣告、2ノックダウンでKO勝利を収めた。
▼第3試合 K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○村越 凌(関東地区3位/神奈川県立平塚農業高校/湘南格闘倶楽部)
判定3−0 ※30−26、30−26、30−27
●木谷典史(西日本地区優勝/近畿大学付属高校/無名塾)
R.I.S.E.70kg王者日菜太の後輩にあたる関東地区3位の村越と西日本地区決定戦を制した木谷。大会前から高い評価を受けている両者の対戦となった。村越のセコンドには日菜太もつく。
1R、互いにサウスポーの両者。木谷が右の前蹴りで村越を突き放し、距離が詰まるとヒザ蹴りを突き上げる。右フックで前に出る木谷。そのまま組み付いてヒザ蹴りを打とうとするが、クリンチの攻防が多いため、レフェリーからは注意が与えられる。組み付く木谷と手を広げて膠着をアピールする村越。ほとんど攻防らしい攻防がないまま、ラウンド終了となった。
「レフェリーから積極的に戦うように」というレフェリーから両者に注意が促される中、2Rがスタート。しかし木谷は右フックから組み付いてヒザ蹴りを打つため、レフェリーからは木谷に注意が与えられる。村越は木谷を突き放してローで攻めていく。
そして木谷が右フックからヒザ蹴りを打とうとしたところに村越が左ストレート! この一発で村越がダウンを奪う。再開後、組み付いてダメージを回復させようとする木谷だったが、あまりにも組みが多いため、警告、さらには減点1が言い渡される。
3R、このラウンドも徹底的に右フックからのヒザ蹴りを狙う木谷。しかし完全に村越に動きを読まれてしまい、左ストレートを合わせられる。また木谷はクリンチが多いため、レフェリーからはすぐに注意が与えられる。
村越も必死に右ローや左ミドルを蹴っていくが、木谷が組み付くため単発に終わってしまう。結局、試合のほとんどが組みの展開となり、2Rにダウンを奪った村越の大差の判定勝利となった。
▼第2試合 K-1甲子園FINAL16 K-1甲子園ルール 2分3R
○嶋田翔太(主催者推薦/西武台高校/島田塾)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−27
●山口裕人(西日本地区準優勝/大阪府立平野高校/多田ジム)
年齢をごまかして中3で大人の大会に出たという武勇伝を持つ嶋田。今回のK-1甲子園を踏み台にしてMAXへ行きたいと言い放つ。今年の新空手K-2全日本大会を制し、2月にはK-1
WORLD MAXのリングで外国人選手からバックブローでKO勝ちも奪っている恐るべき16歳だ。
対する金髪の山口も16歳、16歳対決のゴングが鳴る。
1R、パンチの山口にミドルキックを入れていく嶋田、右ストレートをヒットさせてガンガン打ち合いに行く。
山口のパンチをヘッド&ボディワークでヒョイヒョイとかわしていく嶋田、右フックから左フックを返し、片手で掴んでのヒザ蹴り。山口が入ってくるところに左ミドルを合わせ、山口のパンチをかわしていくが、ラウンド終了間際には山口が連打。
2R、左ミドル、右ローを合わせていく嶋田はバックステップしながら山口のパンチをかわしてカウンターの右ストレート。回り込んでのロー、続く右ストレート。パンチで前へ出る山口を左ミドルで迎え撃つ嶋田、ラウンド後半になると左右のフックで前に出る。山口も打ち合いに応えてアッパーで応戦だ。
3R、やはりパンチで前に出る山口、嶋田も右ストレートで迎え撃ち、顔面前蹴りの連打。山口のパンチをかわして嶋田が右ストレートをヒットさせ、ヒザ蹴りに繋ぐ。左を伸ばして押し、右ストレートとヒザ蹴りに繋げる嶋田。
嶋田のよく伸びる右ストレートがヒット! 嶋田は一気に打ち合いに行き、山口も打ち合うが嶋田の右ハイキックからの右アッパーで山口ダウン! 立ち上がってすぐに試合終了のゴングが鳴った。
▼第1試合 K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ K-1
WORLD YOUTHルール 3分3R 53.5kg契約
○瀧谷翔太(全日本新武道連盟桜塾)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●江幡 塁(伊原道場)
全日本キックでプロとして活躍する瀧谷と、同じく新日本キックでプロとして活躍する江幡が第1試合を飾る。
1R、サウスポーの瀧谷はパンチを出しながら得意の左ハイキックを狙う、江幡は左ローで応戦。左右のフックで前に突っ込んでいく瀧谷、江幡にロープを背負わせて顔面前蹴り。
ワンツーで入って接近すると左右のフックを鋭く振り抜く瀧谷、江幡はロープやコーナーを背負う場面が目立つ。瀧谷のフックに江幡も右フックを返す。滝谷のボディへの前蹴りから顔面への前蹴りがヒット、前に出る瀧谷に今度は江幡の前蹴りがヒットする。
インターバル中のラウンドガールは、制服に身を包んだ女子高生が務めた。
2R、接近してくる瀧谷を右ミドルで突き放す江幡。さらに入ってくるところへワンツー、パンチからローのコンビネーション。瀧谷はなかなか前へ入れない場面が続くが、右フックをヒットさせて顔面への前蹴り。
江幡の右ストレートをブロックして左ストレートを返す瀧谷、左ハイキックも連発してどんどん前へ出て行く。江幡はロープを背負いながらもパンチとミドルで反撃、瀧谷は右ローでダメージを与えていく。
3R、江幡のカウンターの右フックがヒット、すかさず打ち合いに行く瀧谷。ワンツーと前蹴りで瀧谷を突き放し、ステップを使って回り込む江幡は滝谷が接近してくるとワンツー。それでも前に出る滝谷が左ストレートをヒットさせ、顔面前蹴り。
前進と攻撃の手を休めない瀧谷、下がりながらもワンツー&ローをヒットさせる江幡。打ち合いになったところで左フックを空振りさせた滝谷が左ストレートで江幡をロープ際まで吹っ飛ばす! 最後は瀧谷がパンチの連打で江幡にロープを背負わせ、判定3−0で勝利を収めている。
▼開会式
ステージと客席にチアガールが登場し、華麗なチアリーディングで場内を盛り上げる。続いて、各地区代表のプラカードを持った制服姿の女子生徒を先頭に、選手たちが入場。
観客が両手に持ったチアバルーンを叩く音が鳴り響き、場内の盛り上がりに拍車をかける。選手宣誓はHIROYAが務めた。
▼オープニングファイト第7試合 新空手K-4小学4年生エキジビションマッチ
△北山龍輝(KSS健生館)
ドロー
△篠田大生(建武館)
▼オープニングファイト第6試合 新空手K-4小学6年生エキジビションマッチ
○橋本侑也(KSS健生館)
優勢勝ち
●勝本竜矢(健成会)
▼オープニングファイト第5試合 K-1甲子園FINAL16リザーブファイト K-1甲子園ルール 2分3R
○上田 龍(関東地区ベスト8/新潟県立東高校/チーム我強)
KO 1R0分46秒
●前田勇人(九州・沖縄・四国地区準優勝/真颯館高校/リアルディール)
1R、長身でサウスポーの上田が左フックからの右フックでダウンを奪う。一気に襲い掛かる上田、首相撲に捕らえてのヒザ蹴り。長いリーチからの左ストレートをローキックにカウンターで合わせ、上田が鮮やかなKO勝ちを飾った。
▼オープニングファイト第4試合 K-1甲子園FINAL16リザーブファイト K-1甲子園ルール 2分3R
○相良修亘(九州・沖縄・四国地区3位/福岡県立小郡高校/興気塾)
TKO 2R0分35秒 ※レフェリーストップ
●秋元優也(東北・北海道地区準優勝/青森県立北高校/DEIONジム)
1R、長いリーチからの蹴りで攻める秋元に、相良はノンストップの連打でさっそくダウンを奪う。相良の左右フックは回転が全く止まらず、たまらず組み付く秋元。
ブレイク後、相良は足を使って回り込むと左右フック、秋元は追って行ってパンチで真正面から打ち合う。
2R、やはりパンチの連打で前に出ようとする相良、秋元は右ミドルを合わせて行く。
秋元が鼻血を出してドクターチェック後、お互いに連打で打ち合い、秋元の右ストレートがクリーンヒットしたが、そこでレフェリーがストップ。
秋元の出血が激しく、相良のTKO勝ちとなった。
→GBR 吉倉拓児代表より勝利者トロフィーが手渡された。
▼オープニングファイト第3試合 K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ K-1
WORLD YOUTHルール 3分3R 54kg契約
○秋元皓貴(真樹ジムアイチ)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
●江幡 睦(伊原道場)
1R、ワンツーローでいきなり前に出る江幡、鋭い右フック、右ローをヒットさせる。秋元も強気に前へ出てハイキックからパンチ、江幡は左フックを合わせに行きながら、右ローを蹴っていく。思い切った左フックを放ってくる秋元、江幡は右ローで応戦。
パンチを叩き込んでいく秋元と、右ローを狙い撃ちする江幡。スピーディーな攻防が展開される。秋元はパンチで追い詰めて行くとヒザ。ラウンド後半になると江幡の右ローのダメージは明らかだが、秋元は全く退かずにパンチで前へ出る。
2R、思いきった右のパンチで前に出る秋元は、右ストレートでローを蹴ってきた江幡を吹っ飛ばす。江幡は下がりながらも右ローを蹴り続けるが、パンチで突っ込む秋元に押され気味。江幡は左フックを合わせつつ右ロー、秋元は左フックから右ストレート。
パワーの秋元とキレの江幡で、激しい攻防が繰り広げられる。江幡のワンツーがヒットすると、秋元もすぐにパンチで前へ出て反撃。江幡は右ローを連打、秋元にやや疲れが見える。
3R、下がりながら左フックのカウンターを狙う江幡、秋元は強気にパンチを放って行き、飛びヒザ蹴りも放つ。両者とも高めの蹴りを放ち、左フックで倒しに行く強打を放つ。
秋元のミドルキックをキャッチした江幡が左フック。右ローを蹴り続ける江幡に秋元が左ハイキック、さらに左フック。パワフルな秋元の前蹴り、フックの勢いに押され気味の江幡。判定3−0で秋元が勝利を収めた。
▼オープニングファイト第2試合 K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ K-1
WORLD YOUTHルール 3分3R 70kg契約
○松倉信太郎(バンゲリングベイ)
KO 3R2分05秒
●西澤クリストファー清(PHOENIX)
1R、見るからにパワフルな西澤がロー、前蹴り、フックと前へ出る。松倉はパンチからローのコンビネーション、二人とも足を止めて打ち合う! 松倉の右ローがいいタイミングで決まり、西澤に効き始める。
松倉は前蹴りからロー、パンチ、そして左ハイキックをヒットさせてガッツポーズ。右ストレート、右ローを出して前に出る西澤だが、松倉の右ローにバランスを崩す。松倉の突き刺すような前蹴り、ガードの隙間を縫うような右フックが決まる。
2R、お互いに顔面前蹴りをヒットさせ、松倉はパンチからローへ上手く繋げる。ジャブを出す西澤だが、松倉の右ローに動きが止まる。パンチで前に出る西澤、松倉も右フックをクリーンヒットさせ、右ローを効かす。
パンチで前に出る西澤をパンチで押し返す松倉。後半は疲れからか手数が極端に減った松倉を、西澤がパンチで押して行った。
3R、押しての右ローで前に出る松倉、西澤もローを蹴り返してアッパーを連打。粘る西澤だったが、松倉の左ミドルでついにダウン! 松倉は一気にラッシュ、左ミドルを連発してパンチでボディを叩く。
前蹴りで突き放してアッパーに繋げていく西澤、疲れた松倉はパンチとヒザで棒立ちになったが、松倉が突っ込んで来たところへ右テンカオのカウンター! 西澤は後方にうずくまり、松倉のKO勝ちとなった。
▼オープニングファイト第1試合 K-1 WORLD YOUTHスペシャルマッチ K-1
WORLD YOUTHルール 3分3R 60kg契約
○水谷 深(ザ・ボディ・ボックス)
KO 2R1分40秒
●水戸一雄(アラビアムエタイ)
1R、水谷が右ローキックで先制、右ローから右フック。飛びヒザ蹴りの応酬があり、パンチで攻めていくのは水谷。連打をまとめる水谷に、水戸はガードを固めてヒザ蹴り。水谷がヒザ蹴りから顔面への連打で水戸を追い詰めて行く。
左右のミドルを蹴る水戸だが、水谷の突進を止めるパワーはなく、水谷のパンチ連打に押される場面が目立つ。ボディと顔面への連打で水戸が亀になり、そこへ水谷がボディへの左ヒザ蹴りでダウンを奪った。
2R、パンチで前に出るのは水谷。アッパー、フックで押していってボディへヒザを突き刺し、この試合2度目のダウンを奪う!
水谷は右ボディストレートを伸ばし、左フックから顔面へパンチをまとめる。ボディへのヒザ蹴りからパンチをボディに連打、コーナーに詰まって防戦一方の水戸に右アッパーを連打したところで水谷のKO勝ちが告げられた。
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