J-NETWORK
「Let’s Kick with J the 4th」
2008年10月3日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第11試合) スーパーライト級 サバイバルマッチ1
○チャイディ・力(MTOONG/APKFライト級王者・元ラジャダムナンスタジアムフェザー級王者)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●西山誠人(アクティブJ/前WFCA世界ライト級王者)
約1年2カ月ぶりにJ-NETWORKのリングに戻ってきた元ライト級王者の西山。対戦相手のチャイディは元ラジャダムナンスタジアムのフェザー級王者で、J-NETWORKのリングでは喜入衆に勝利している。これまでムエタイ戦績4戦4勝4KOを誇る“隠れたムエタイキラー”西山はチャイディを攻略できるか?
1R、どっしりと構えるチャイディの周りをサークリングしながら西山は左右のローを蹴っていく。チャイディはそれを受けて強烈な右ミドルを蹴る。
西山のジャブにチャイディは左フック。チャイディはジャブをつきながらジリジリと前に出ると、そこから右ハイキック!
これが西山のガードの上を叩き、西山がバランスを崩す。するとチャイディはニヤリ。またジリジリと前に出てパンチ、右ミドルを繰り出す。対する西山も細かいパンチから右ロー、チャイディが前に出てくると立てヒジを合わせる。
2R、このラウンドも前に出て行くのはチャイディ。西山はチャイディの右ミドルをブロックして右ローを返す。チャイディは西山のローをキャッチして、パンチとヒザ蹴り。西山がロープに詰まると右ハイキック、組みの攻防になると、西山をマットに転がす。
ガードを高く上げてジャブ、ローをコツコツを蹴っていく西山。チャイディのパンチが大振りになると、そこに右ヒジ、右ストレーを合わせていく。
チャイディは西山のローをほとんどカットしないため、左足が真っ赤。ラウンド後半は西山のローで足が止まる場面も。しかし終了間際、チャイディは西山のローをすくって、そのまま西山をコーナーに詰めると飛びヒザ蹴りを放つ。
3R、ジャブを突いて前に出る西山。チャイディは下がりながら右ミドルを返すが、西山は下がらない。逆に西山は細かいパンチでチャイディを下がらせると右ストレートから左フック、チャイディをコーナーに詰めてヒザ蹴りを突き上げる。
右ストレート、右ヒジを立て続けに当てる西山だが、タフなチャイディは倒れない。
するとロープ際での打ち合いの中で、チャイディが右ストレート! これが西山の顔面を打ちぬき、西山がダウン! 3Rに攻勢に出た西山が先にダウンを奪われるという展開になる。
カウント内に立ち上がった西山は右ストレートで前に出て行くが、チャイディがそこに左フック、右ストレート! これで西山がバランスを崩す。
必死にガードを固める西山。機を見てパンチとローを返すが、チャイディはそのローをキャッチして右ハイキックを蹴る。ポイントで勝ったと判断してか、チャイディは下がりながら右ミドル、西山が前に出てきたところで首相撲で時間を使う。
そして西山の手数が止まると、チャイディはパンチで前に出て行く。このままチャイディ優勢の試合が終わるかに思われたのだが…
西山が左フックから右のハイキック! これがガードの下がったチャイディの顔面を捉え、チャイディの足が止まる!
ダウンにこそなかったものの、明らかにダメージの見えるチャイディに、西山はパンチで襲い掛かる。ここはチャイディも西山の体に組み付いて必死のディフェンス。西山はこのチャイディの首相撲を崩すことができないまま、試合終了。大逆転のチャンスを作った西山だったが、最後はチャイディの巧さに丸め込まれ、判定負けを喫した。
▼セミファイナル(第10試合) スーパーフライ級暫定王座認定戦 3分5R
○ウエンツ修一(スクランブル渋谷/J-NETWORKスーパーフライ級1位)
KO 4R0分54秒
●上谷晃平(多田ジム山口道場/MA日本フライ級4位)
1R、サウスポーの上谷に対し、ウエンツは自分の距離を取って右ミドル、右ローを蹴っていく。上谷もジャブから距離をつめて左ヒジ。
ウエンツは組み付いてその先の攻撃を許さない。細かく手数を出すウエンツは右ミドルから左右の連打。上谷の左ストレートに右のヒジを合わせる。
2R、右ミドルと右ローを蹴るウエンツ。上谷がパンチとヒジで距離を詰めてくると、ウエンツもヒジを返す。上谷のパンチをバックステップでかわすウエンツ。上谷に組み付いてボディと足にヒザ蹴りを蹴る。右ミドルをブロックさせてパンチをまとめるウエンツ。さらに右ストレート、右前蹴りを上谷のボディに集める。
上谷のパンチをかわして右ローを当てるウエンツ。上谷を下げさせると、右ヒジを強振! さらにウエンツは組み付いて足とボディにヒザ蹴り。
上谷は半身になってそれをディフェンスするため、見た目が悪い。ウエンツのローキックがローブローとなり、試合が一時中断される。
3R、ウエンツは組み付いてヒザ蹴り。上田はウエンツを首投げのように投げてしまい、レフェリーからは注意を受ける。ウエンツは右ミドル、右ストレート。さらに上谷のボディに右ストレート、ヒザ蹴りを突き刺す。
上谷も左の立てヒジを狙うが、ウエンツはそれを的確にブロック。首相撲になると上谷をマットに転がす。ウエンツは首相撲、ヒジ、ボディへの攻撃で上谷を押していく。
4R、右ローから前に出るウエンツ。上谷の左ミドルに左フックを合わせる。組み付いて上谷の足にヒザ蹴りを連打するウエンツ。
距離が開くと強烈な右ボディストレート! これで上谷の動きを止めると、ボディにパンチを連打! するとこれで上谷がダウンとなる。
再開後、ウエンツはパンチで打ち合おうとする上谷に左ジャブ! これが綺麗に上谷の顔面を打ちぬき、上谷がダウン! 上谷はそのまま立ち上がることが出来ず、ウエンツがKO勝利で暫定王者としてスーパーフライ級のベルトを腰に巻いた。
▼第9試合 73kg契約 サバイバルマッチ1 ※ヒジ無し
○高木健太(REDIPS/2004年レスリング国体フリースタイル66kg級準優勝)
KO 2R0分16秒
●鈴木 悟(unit-K/元プロボクシングミドル級王者)
1R、サウスポーの高木は左ミドル、左ローを蹴っていく。それをブロックしてローを返す鈴木。そして鈴木は高木の左ミドルに右ストレート!
高木が距離を詰めようとするとそれをジャブで止める。高木の左ミドルをブロックして右ストレートを返す鈴木。高木は中間距離を潰して組み付く。
高木は左ミドルから右フック、左ストレート! これが鈴木の顔面をとらえる。しかし鈴木も右ストレートから前に出で右ハイキックを蹴る。さらに左フックから右ストレートを打つ鈴木。ワンツーでプレッシャーをかけて前に出ていく。
2R、高木のローに右ストレートで前に出て行く鈴木。一気にパンチで距離を詰めるが、ここで高木がカウンターの右フック! これが鈴木の顔面を打ち抜いて、鈴木がダウン!
何とか立ちあがろうとする鈴木だったが、足元がおぼつかず、レフェリーは試合続行不可能と判断。今回がキックデビュー戦となった高木が元ボクシング日本王者の鈴木をKOという衝撃的な勝利を収めた。
▼第8試合 スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
○木村天鮮 (レグルス池袋/J-NETWORKライト級6位)
TKO 1R0分36秒
●赤羽秀一(WSRフェアテックスジム/全日本フェザー級7位)
▼第7試合 スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
○TSUYOSHI(チームドラゴン/J-NETWORKフェザー級4位)
判定2−1 ※30−29、28−29、30−28
●秋山 優(クロスポイント古河/J-NETWORKライト級5位)
▼第6試合 バンタム級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
○大原清和(レグルス池袋/同級2位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●荻野隆一(チームドラゴン/同級5位)
▼第5試合 バンタム級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
○清水雄介(尚武会/同級4位)
TKO 2R2分53秒
●炎出丸(クロスポイントムサシノクニ/同級3位)
▼第4試合 スーパーフライ級 3分3R
○山野寛之(チームドラゴン/J-NETWORKフライ級1位)
KO 2R1分50秒
●京谷祐希(Team FreeStyle)
▼第3試合 ミドル級 3分3R
○東玖(脩己会/TARGET)
KO 3R0分38秒
●丸山準一(THE SPIRIT GYM)
▼第2試合 63kg契約 3分3R
○宮部達也(POWER-X)
判定3−0 ※30−26、30−26、30−25
●西川康平(ティダマンディ八王子)
▼第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
○MASAKI(TARGET)
判定3−0 ※29−28、29−28、29−28
●カツ・ジャンジラ(JANJIRA GYM)
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