J-NETWORK
「Let’s Kick with J FINAL」
2008年11月30日(日)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第13試合) 70kg契約 サバイバルマッチ1 ※ヒジなし
○喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
判定3−0 ※三者とも30−29
●大野 崇(unite-K/元ISKA世界ミドル級王者)
前J-NETWORKスーパーライト級王者の喜入が1年5カ月ぶりにJ-NETのリングに凱旋。ホームリングを離れている間は海外(韓国&ブラジル)、R.I.S.E.、全日本キックなど様々な舞台でチャンピオンクラスの選手たちと試合を繰り広げてきた。対する大野は、元ISKA世界ミドル級王者。現在はシュートボクシングを主戦場にしており、J-NET初参戦となる。
「今まで後ろに下がりながら相手の攻撃を見る場面が多かったが、前に出て手数を出すようにした」という喜入。その攻撃スタイルを変えたことが功を奏したのか、喜入が1Rからペースを握る。
慎重に打ち分ける蹴りを出す大野に対し、喜入は圧力をかけながらパンチの手数で上回る。大野は得意のハイキックを出すも、喜入はしっかりガード。
2Rには、左ミドルを主軸に攻撃を組み立てる大野。喜入は細かいパンチを当てては首相撲を仕掛けヒザでペースを握ったまま。
3R、今度は喜入のパンチを避けるように、大野が積極的に組み付いてはヒザ。しかし、喜入は大野の入りに合わせて左フックを的確に当てていき、バックブローも出していく。
残り時間僅かのところで打ち合う両者。判定決着となり、手数で上回った喜入がフルマークの判定勝利を収めた。
勝利者マイクを握ると、「久しぶりのメインで緊張しました。いい結果を出せてよかったと思います。注目を集めているK-1MAXの舞台に、純粋なJ-NETWORKの選手は出ていないので、僕がJ-NETを背負って出たいと思います」とK-1MAX出撃をアピールした。
▼セミファイナル(第12試合) ミドル級暫定王者決定戦 3分5R(延長1R)
○廣野 祐(NPO JEFA/J-NETWORKスーパーウエルター級王者)
判定3−0 ※49−48、50−48、50−48
●千春“桃白白”(ボス/J-NETWORKミドル級2位)
※廣野がJ-NETWORKミドル級暫定王者に
J-NETミドル級王者・寒川直喜が年内に契約リミットまで体重を落とすことが不可能になったため、暫定王座を廣野と千春の間で争うこととなった。
1R、左右のローで前に出る千春。廣野は左ミドルを出しながらワンツーを当てていく。お互いに様子見のラウンドとなり、静かな出だしとなる。2Rも変わらず千春はロー。廣野がプレッシャーをかけながらワンツーのコンビネーションを当てていく展開。
3Rからは千春は左ジャブを多用する。廣野が一気に接近戦を仕掛けると、千春はヒジを振るう。これで廣野は左まぶたをカットし、ドクターチェックが入る。再開後、劣勢に追い込まれた廣野もヒジで応戦に出る。
4R、廣野は変わらず圧力をかける。千春は細かいパンチの連打で対抗し、ミドルにつなぐ。近距離で打ち合う中、廣野はアッパーを繰り出すが、クリーンヒットしない。
5R、額をつけるぐらいまで接近し、パンチを打ち合う両者。首相撲を仕掛けた廣野がッペースを掴みひたすらヒザ蹴り。相手に休ませない攻撃をひたすら仕掛け、廣野が判定勝利。
ミドル級暫定王座を獲得し、これでスーパーウエルター級と併せ、二冠王となった。
▼第11試合 スーパーフェザー級王座決定トーナメント決勝 3分5R(延長1R)
○木村天鮮(レグルス池袋/同級1位)
KO 3R2分50秒 ※回転ヒジ
●TSUYOSHI(チームドラゴン/同級2位)
※木村がスーパーフェザー級王者に
06年12月に初対決している両者。この時は木村が顔面へのヒザ蹴りでTKO勝利している。
1Rは、お互いに戦い方を知り尽くしているだけに冷静なスタート。目立った動きはないまま2Rへ。
一気に木村が飛び込んだところ、狙いすましたTSUYOSHIの右フックがクリーンヒットし、木村がダウン! 立ち上がった木村はヒジを狙うも慎重に攻撃を仕掛ける。
3R、TSUYOSHIは強烈な右ミドルを放つと、木村のボディがえぐられた。この一撃で木村の右わき腹は大きく腫れ上がり、TSUYOSHIのセコンドについたチームドラゴンの前田憲作氏は「あばらが折れてるかもしれないぞ!」と右ミドルをしつこく狙うように指示。
木村はガードが下がり苦しそうな表情を浮かべていたが、後ろに下がりながらTSUYOSHIの攻撃を何とかしのいでいく。
終盤、TSUYOSHIが前に出たところに合わせて、木村が回転ヒジ! これをモロに食らったTSUYOSHIはバッタリと倒れ、レフェリーが即座に試合をストップ!
劇的な逆転KO勝ちで新設されたスーパーフェザー級王者となった木村は「こんなんじゃ他団体のリングで強い人と対戦できないけど、もっと上を目指して強い人とやっていきたい」と他団体出撃を高らかに宣言した。
▼第10試合 70kg契約 サバイバルマッチ1 3分3R
○北山高与志(S.F.K/J-NETWORKウエルター級王者)
TKO 3R1分55秒 ※ヒジカットによりドクターストップ
●川端健司(チームドラゴン/J-NETWORKスーパーウエルター級1位)
北山は特有のフェイントを交えての攻撃。冷静に見切る川端が左ミドルと接近戦でのパンチの手数で1、2Rと押していく。
3Rに突入し、このまま川端の勝利に思えたが、川端のパンチに合わせてカウンターのヒジ! これでざっくり額を切った川端にドクターチェックが2度入り試合がストップ。北山が逆転勝利を収めた。
▼第9試合 60kg契約 サバイバルマッチ1 3分3R
○青津潤平(NPO JEFA/J-NETWORKライト級1位)
判定3−0 ※三者とも30−27
●リョウ・ペガサス(ROOFTOP ACADEMY/J-NETWORKライト級5位)
▼第8試合 バンタム級王座次期挑戦者決定トーナメント決勝 サバイバルマッチ1 3分3R
○清水雄介(尚武会/同級3位)
判定3−0 ※三者とも30−25
●大原清和(レグルス池袋/同級2位)
▼第7試合 スーパーライト級 サバイバルマッチ1 3分3R
○菅原勇介(TARGET/J-NETWORKスーパーライト級3位)
KO 2R1分14秒
●安田慶二郎(Axis-J名古屋/J-NETWORKライト級8位)
▼第6試合 スーパーライト級 サバイバルマッチ1 3分3R
○大鬼(湘南格闘クラブ)
判定3−0 ※30−28、30−28、29−28
●藤原王子(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーライト級2位)
▼第5試合 ライト級 新人王決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
○生井宏樹(ソーチタラダ渋谷)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●正明(ポゴナクラブ)
※生井がライト級新人王に
▼第4試合 ウェルター級 新人王決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
○坂本洸巳(チームドラゴン)
判定2−0 ※29−28、29−29、29−28
●影日“ポパイ”和徳(ボスジム)
※坂本がウェルター級新人王に
▼第3試合 フェザー級 新人王決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
○清川祐弥(新宿レフティ)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−27
●能勢一星(ポゴナクラブ)
※清川がフェザー級新人王に
▼第2試合 71kg契約 3分3R
○牧野智昭(ソーチタラダ渋谷)
判定3−0 ※30−26、30−25、30−25
●木村智之(ドージョーシャカリキ)
▼第1試合 ウエルター級 3分3R
○渡部翔太(チームドラゴン)
判定3−0 ※三者とも30−26
●高橋 功(DUROジム)
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