J-NETWORK
「J-FIGHT23&J-GIRLS」
2009年2月15日(日)東京・大森ゴールドジムサウス東京ANNEX
開場16:00 開始17:00
※アマチュアは10:00〜
▼メインイベント 70kg契約 サバイバルマッチ1
○千春“ウォーズマン”(ボス/J-NETWORKミドル級2位)
KO 1R1分15秒 ※右ストレート
●田村陽典(KING EXCEED)
これまでの“桃白白(たおぱいぱい)”のリングネームから大会直前に突如、
“ウォーズマン”に改名した千春。漫画「キン肉マン」の入場テーマが会場に流れると、ウォーズマンのお面をつけた千春が姿を見せる。パンツの方も今までのキックパンツではなく、ウォーズマンをモチーフにしたロングスパッツ。お面をはずすと髪型も一新し、スキンヘッドに変わっている。
1R、序盤は互角な打ち合いが展開されていたが、千春が伸びるワンツーをクリーンヒットさせると、田村はロープを背負う。チャンスと見た千春は一気にワンツーの連打で畳みにかかる。下がりながらも田村はかぶせる右フックとローで反撃。
しかし千春はそのままラッシュを仕掛け、田村が前のめりになり、レフェリーがダウンカウントを数える。ファイティングポーズをとる田村だが、もう勝敗は明らか。
千春が力強いワンツーの連打でガンガン前に出続け、最後に右ストレート! 田村が崩れ落ちたところで試合は終了し、千春が改名第一戦で見事なKO勝利を収めた。
勝利者インタビューになると、再びお面をつけた千春。山本雅俊リングアナウンサーが質問をなげかけても何も答えないために、原作通り常に無口無表情のウォーズマンキャラを貫いているのかと思いきや、「マウスピースがまだ口に入っていました」と千春は苦笑い。「今まで桃白白という名前でしたけど、ウォーズマンに進化しました!」とアピールし、会場を沸かせていた。
▼セミファイナル J-GIRLSフライ級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝第二試合 サバイバルマッチ1
○グレイシャア亜紀(フォルティス渋谷/同級1位)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●田中佑季(全日本・青春塾/同級3位)
※グレイシャアが決勝戦へ進出。
フライ級女王・杉貴美子(SOLID
FIST)への挑戦権を争うトーナメントの準決勝2試合が行われた。
昨年9月のタイトルマッチで杉に敗れ、王座を失ったグレイシャアが王座奪回へ向けて始動、過去2度対戦して2度とも勝利を収めている田中との3度目の対決に臨んだ。田中のセコンドには石川直生&山本優弥が就く。
1R、お互いにローでけん制し、グレイシャアの右ローが快音を発して決まる。田中がワンツーで入ってくると前蹴りで突き放し、右ローへと繋ぐグレイシャア。
両手を下げてノーガードで挑発するグレイシャアは、田中がパンチで入ってくると右ロー、パンチを避けながら右ローを放ち、右テンカオで田中を下がらせるとコーナーへ詰めてパンチの連打! 田中の反撃は巧みに避け、パンチと右ローを入れていく。ラウンド終了間際にもパンチとミドルをキッチリまとめる。
2R、パンチから右ロー、田中がパンチを返してくるとテンカオ、前蹴りで突き放し、ミドルキックからヒザ蹴り、そしてパンチとコンビネーションを繋げて行くグレイシャア。左右のミドル、パンチ、ヒザ蹴りと田中をロープ際へ追い詰めていく。
田中のワンツーもヘッドスリップでかわし、ミドルキックからヒザ、右ロー、そしてテンカオ。田中のパンチは前蹴りで突き放し、残り10秒でラッシュを仕掛けて田中にコーナーを背負わせ、パンチから右ハイキック!
3R、アグレッシブに動きだす両者、田中のパンチにグレイシャアは右ロー。ヘッドスリップやダッキングで田中のパンチをかわしつつ、自らのパンチと右ローを入れていく。前蹴り2発で突き放し、右フックと右ロー、田中が下がると一気に距離を詰めて右ロー、左ハイ、右ロー。ロープを背負わせるとヒザを突き刺してパンチへ。
ヒザ、ハイキック、パンチと最後もまとめたグレイシャアが圧倒。勝利を確信してガッツポーズを決めたグレイシャアは、腕立て伏せのパフォーマンスで余力をアピールした。
「ただいま帰ってきました」と復活をアピールしたグレイシャアは、先に決勝進出を決めた古谷のことを聞かれて「若くてミドルキックが強い選手。最近、J-GIRLSはベテランが苦戦して押されているので、私も三十路になったから三十路は強いぞってとこをアピールしたい」と、田嶋や神村など新世代の台頭が著しい現状に反発する。
「新しい職場の皆さんも応援に来てくれました。職場で引かれるのが心配ですが、強いグレイシャアの復活ってことで頑張りたい」と、再スタートを切ったことを高らかに宣言した。
▼第10試合 J-GIRLSフライ級次期王座挑戦者決定トーナメント準決勝第一試合 サバイバルマッチ1
○古谷あさみ(谷山/同級4位)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●水野志保(名古屋JKF/同級8位)
※古谷が決勝戦へ進出。
1R、左前蹴りで距離を取り、右ミドルを当てていく古谷。パンチでもヒット数は多く、古谷の攻勢が目立つ展開に。水野は前に出ながらロー、ミドルを出すが、「この試合のためによく練習していた」という古谷の前蹴りで突き放され、なかなか攻撃を当てられない。
2Rになると、1Rよりも前に出るようになった水野が右ローを当てていく。対する古谷もプレッシャーをかけながら左右のロー。
相手の前進に合わせて、古谷がジャストタイミングで前蹴りを出すと、水野は大きく飛ばされ尻もちをついてしまう。左ミドルを連続で当てるなど古谷が有利の印象は強い。
3R、左ジャブから右ローのコンビネーションで出る水野に対し、古谷はパンチからローを確実に当てる。水野の前進に負けることなく、古谷は押し返すように攻撃を出し続ける。終始、主導権を握り続けた古谷が勝利し、トーナメント決勝に駒を進めた。
▼第9試合 J-GIRLS 49.5kg以下契約 サバイバルマッチ1
○紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級1位)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●NANA☆SE(KING EXCEED)
J-GIRLS本戦では田嶋はるが保持する王座への挑戦者を決める、ミニフライ級次期王座挑戦者決定トーナメントが進行中(4月5日にLittle
Tigerと神村江里加で決勝戦)だが、現在ランキング1位に君臨するのは紅絹だ。
今年1月に30歳でデビューしたばかりのNANA☆SEを相手に、格の違いを見せ付けたいところ。
1R、サウスポーで低く構えた紅絹が左右フックで突進、NANA☆SEをコーナーへ追い込むとNANA☆SEもパンチで反撃する。一度離れて、再びフックで突進する紅絹。
NANA☆SEも打ち返すが、パンチの回転力と圧力で下がらされてしまう。ならばとNANA☆SEはヒザ蹴り。
2R、右ハイキックと右ミドルで紅絹をけん制するNANA☆SE。ヒザ蹴りから左右のパンチで紅絹をコーナーへ追い詰め、強気にパンチを放っていく。紅絹は接近戦で左右のフック、NANA☆SEはヒザ蹴り。紅絹のフックにミドルキックとヒザ蹴りで応戦するNANA☆SEは、パンチも当てていく。今度は紅絹の圧力に下がらず、蹴りとパンチを当てていく。
3R、やはりミドル&ヒザ蹴りからパンチに繋ぐNANA☆SEに、紅絹は左右フックと左ローで何度もアタックを掛けて行く。パンチの勢いに押され、スリップしてしまうNANA☆SE。紅絹はここぞとばかりにNANA☆SEをコーナーへ追い詰めて左右フックの連打、NANA☆SEも身体を入れ替えて右フック。
やや疲れが見えてガードを固めるNANA☆SEに、紅絹が左右のフックで前へ出て攻めきったところで試合終了となった。勝利を収めた紅絹だが、判定が出る前も出た後も首を捻り、不満足な内容だったようだ。
▼第8試合 70kg契約 3分3R
○岡田憲幸(チームドラゴン)
KO 1R2分34秒 ※右フック
●木村智之(ドージョーシャカリキ)
▼第7試合 ウェルター級 3分3R
○ATSUSHI(Weed)
判定3-0 ※三者とも29-26
●木村賢二(TARGET)
▼第6試合 スーパーフライ級 3分3R
○西川健太(フォルティス渋谷)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●原田政仁(谷山)
▼第5試合 ミドル級 3分3R
○平尾大智(正道会館)
判定2-0 ※30-30、30-29、30-29
●上村 仁(バンゲリングベイ)
▼第4試合 ライト級 3分3R
○渡辺康司(TARGET)
TKO 2R1分6秒 ※右フック
●KOボーイ春川(ラビット)
▼第3試合 フェザー級 3分3R
○大西晃樹(フォルティス渋谷)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●斉藤拓也(バンゲリングベイ)
▼第2試合 フェザー級 3分3R
○さと吉(アクティブJ)※デビュー戦
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●寺門雄太郎(ワイズスポーツ)
▼第1試合 ウエルター級 3分3R
○RUI(ブライト横浜)※デビュー戦
判定3-0 ※29-28、29-28、29-27
●菱川晋作(シルバーアックス)
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