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【DEEP X】ブラジル勢強し!マルキーニョスは宮澤に圧勝、メンデスは戸井田を秒殺

2009/07/11


DEEP事務局
「DEEP X 04」

2009年7月11日(土)東京・新木場1stRING
開場17:30 開始18:30

▼メインイベント(第8試合) 80kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○マルキーニョス・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
ポイント42-7
●宮澤元樹(和術慧舟會東京本部)
※競技ポイント37-6、オーディエンス2-1、ジャッジ3-0

“ゆとり教育が生んだ怪物”の異名を持ち、現役大学生(当時)としてDREAMのリングに上がったこともある宮澤がDEEP Xに初参戦。ブラジリアン柔術ブラジル選手権優勝の経験がある“イケメン柔術家”マルキーニョスと対戦した。

 1R、いきなりマルキーニョスが片足タックルから豪快なリフトで宮澤をテイクダウン。そのままパスガードして一気にポイントを奪う。サイドポジションで下になった宮澤だったが体を起こして立ち上がると、そのままマルキーニョスのバックに回り込もうとする。

 マルキーニョスは腰を上げて宮澤を前に振り落とす。ガードポジションになった宮澤はラバーガードから得意のオモプラッタ! 青木真也VSJ.Z.カルバン戦で青木が見せたオモプラッタのような形でマルキーニョスの右腕を極めようとするが逃げられてしまう。イノキ・アリ状態になるとマルキーニョスが距離を取り、試合はスタンドへ。ここで両者の頭がぶつかるアクシデントがあり、試合が一時中断となる。

 再開後、スタンドレスリングで圧力をかけて前に出る宮澤。マルキーニョスがガードポジションに引き込むと、宮澤はマルキーニョスの顔をヒジや手で押して嫌がらせをする。

 2R、片足タックルでテイクダウンを狙う宮澤。マルキーニョスがそこにギロチンチョークを仕掛けると、宮澤は一旦、ハーフガードで引き込み、そこから体を起こしてテイクダウンを奪う。ガードポジションからオモプラッタを仕掛けるマルキーニョス。宮澤はパスガードからバックを狙うが、逆にマルキーニョスも体を起こしてバックへ。この攻防でマルキーニョスがリバーサルに成功する。

 宮澤はブリッジを効かせて上のポジションを取り返すが、マルキーニョスは下のポジションになりながらもアームロック。宮澤はそれを外してパスガードを狙うが、逆にマルキーニョスにリバーサルを許し、さらにバックポジションを与えてしまう。バックからチョークを狙うマルキーニョス。宮澤はそれを凌ぐという展開になる。

 3R、ポイントで大差のリードを許した宮澤。先に仕掛けて逆転のキッカケを掴みたいところだったが、マルキーニョスが開始直後にテイクダウンを奪われてしまう。さらに宮澤はパスガード、マウント、バックポジションと次々とポイントを許してしまう。しかし宮澤はマルキーニョスのバックキープから脱出して、渾身のタックルでマルキーニョスをテイクダウン。何とか一本勝ちを狙うべく、パスガードを仕掛けたがマルキーニョスのガードを崩せなかった。

 ポイントは競技ポイントでも31点差がつき、マルキーニョスが大差で勝利。DEEP Xルール初挑戦の宮澤にとっては悔しい結果となった。


▼セミファイナル(第7試合) 柔術魂プレゼンツ 67kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○ハファエル・メンデス(ブラジル/ATOS) 
一本 1R58秒 ※チョークスリーパー
●戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)

 前回の初来日時には大きな衝撃を残したメンデス。今年5月にアブダビで開催されたワールドプロフェッショナル柔術世界選手権ムンジアルではフーベンス・シャーレスにも勝利している。このブラジルの若き天才柔術家に挑むのは、独特のグラップリング技術で常に会場を沸かせる戸井田。戸井田はメンデスに一矢報いることが出来るか?

 1R、メンデスは自ら引き込んで戸井田の片足をキャッチ。ポジションを返しながら、バックを狙っていく。戸井田はこの動きに反応し、メンデスの1度目のアタックには対応したものの、メンデスが再び同じような動きを見せるとバックを許してしまう。ここからメンデスはがっちりとポジションをキープしてチョークスリーパー! 何とか逃げようとする戸井田だったが、無念のタップ。メンデスが再び強烈なインパクトを残した。


▼第6試合 69kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○八隅孝平(ロータス パラエストラ世田谷)
ポイント18−1
●TAISHO(チームバルボーザジャパン)
※競技ポイント13−0、オーディエンス2−1、ジャッジ3−0

 2006年9月のBarbaro44戦以来、約3年ぶりにプロのリングに上がったTAISHO。対する八隅はADCCアジア予選を制するなど、日本のトップグラップラーとして活躍を続けている。

 八隅は序盤から持ち前のレスリング力を生かしてTAISHOを圧倒。片足タックル、両足タックルで次々にテイクダウンを奪い、ポイントを加算していく。TAISHOも八隅のパスガードを阻止しながら立ち上がり、ガードポジションからスイープを仕掛けていくが、八隅はバランスを崩さない。TAISHOのガードワークになかなかテイクダウン以外のポイントを取れない八隅だったが、3R終了間際に遂にパスガード! 競技ポイント13−0でTAISHOを完封した。


▼第5試合 69kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
△徹肌ィ郎(和術慧舟會岩手支部) 
ポイント7−7
△廣瀬貴行(パラエストラ葛西) 
※競技ポイント4−4、オーディエンス2−1、ジャッジ1−2

 2007年のADCCでは世界大会でベスト4に勝ち進んだ徹と柔術黒帯でDEEP Xには全大会に出場する廣瀬の一戦。

 1R、廣瀬は自らガードポジションに引き込み、徹がパスガードやアームロックで上から攻めるという展開が続く。しかしラウンド終了間際、廣瀬がガードポジションから徹のバックを狙い、そのままポジションを返すことに成功し、リバーサルのポイントを奪う。

 ポイントを先制される徹だったが2Rに入ると、ガードポジションを取る廣瀬にしつこくパスガードを仕掛け、バックポジションを奪いポイントで逆転する。徹がポイント4−2でリードした中、最終ラウンドを迎えると徹が廣瀬のオモプラッタに対して横三角絞め! 廣瀬はこれをディフェンスしながら上のポジションを奪い返し、ポイントを同点にする。

 結果はオーディエンス、ジャッジにゆだねられることになったが、それぞれ2−1、1−2と五分五分。試合はドローに終わった。


▼第4試合 無差別級契約 2R(1R4分、2R4分)
○湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)
ポイント13−1
●闘牛・空(フリー/女子プロレスー)
※競技ポイント8−0、オーディエンス2−1、ジャッジ3−0

 杉山しずか、富田里奈、長野美香といったプロ選手を撃破している“スーパー女子高生”湯浅。DEEP Xの常連ファイターでもある女子プロレスラーの空と対戦した。

 1R、いきなりロープワークを駆使したパワフルなタックルを見せる空。湯浅はこれで吹っ飛ばされてしまうが、空の体に絡みつくような動きで上のポジションを取る。空はバック狙いの湯浅からグラウンドで上のポジションを取るとパスガードを狙う。湯浅は下から足関節、スイープを仕掛ける。

 2R、湯浅が両足タックルでテイクダウン! 空はガードポジションからオモプラッタ。湯浅はそれを外してバックポジションを奪う。空はここも湯浅を前に落とすようにしてエスケープ。そして果敢にパスガードを仕掛け、残り10秒で逆転を狙った腕十字。しかし湯浅も両腕をクラッチしてそれを阻止。湯浅が空を判定で下した。


▼第3試合 75kg契約 ブラジリアン柔術特別マッチ 1R8分 
○ホベルト・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術) 
一本 3分3秒 ※送り襟絞め
●山内康悦(AXIS柔術アカデミー)

 今大会で唯一のブラジリアン柔術マッチでは、ブラジリアン柔術世界選手権&ヒクソン・グレイシー杯優勝のホベルトが圧倒的な強さを見せた。ガードで引き込んだホベルトはすぐに下から山内の足をキャッチしてテイクダウン。そのままパスガード、ニーオンザベリーとポイントを重ね、亀になる山内に道衣を使った絞めを狙いつつ、最後は送り襟絞め! 山内からタップを奪った。


▼第2試合 無差別級契約 2R(1R4分、2R4分)
○福本吉記(クラブバーバリアン代表)
一本 2R38秒 ※フロントチョーク
●尾薗勇一(ジュエルス代表)

 昼に同会場でジュエルスを開催したばかりの尾薗代表が何と選手として登場。MIKUの師匠である福本と対戦、試合前の会見で尾薗代表は、自分が勝った場合はMIKUをノーギャラでジュエルスに出場させるという仰天プランをぶち明けていた。尾薗はジュエルスのロゴと次回の大会告知が入ったラッシュガードと、ジュエルスファイターたちに囲まれてリングに上がる。

 試合は福本の圧勝かと思われたが…何と尾薗がタックルによるテイクダウンでポイントを先制! 福本の足関節、ヒップスロー、ギロチンチョークを凌ぎ続ける。しかし残り40秒のところで福本がスイープに成功! これでポジションを同点にする。そして2R、福本が開始直後すぐにスイープ、そして電光石火のフロントチョーク! これで尾薗がタップ! 福本が貫禄の一本勝ちを収めた。


▼第1試合 80kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○山田崇太郎(Brave) 
ポイント17−2
●マテウス・イリエ・ネキオ(ブラジル/PUREBRED大宮)
※競技ポイント11−2、オーディエンス3−0、ジャッジ3−0

 宮田和幸、植松直哉をセコンドにつけた山田は引き込みからアームロックとフロントチョークで攻め込む。これを基点にしたスイープでポイントを奪うとアキレス腱固めで攻め込む。その後も山田がフロントチョーク、アームロックで攻め込み、大差の判定勝利を収めた。

▼オープニングファイト第4試合 65kg契約 5分1R
○村田卓実(和術慧舟會A-3) 
ポイント2−0
●レアンドロ“カスカオン”ヤマシタ(Jaws柔術)

▼オープニングファイト第3試合 無差別級契約 5分1R
○山本康之(DEEPジム)
ポイント4−2
●江口信一郎(DOBUITA)

▼オープニングファイト第2試合 70kg契約 5分1R 
△嶌崎公次(クラブバーバリアン)
ポイント0−0
△伊勢谷岳広(パラエストラ松戸)

▼オープニングファイト第1試合 64kg契約 5分1R 
△木内 康(名古屋ブラジリアン柔術クラブ)
ポイント0−0
△西林浩平(GRABAKA柔術クラブ)

▼フューチャーファイト第4試合 62kg契約 5分1R
○平尾悠人(エクストリーム柔術アカデミー) 
ポイント9−0
●木内崇雅(和術慧舟會駿河道場)

▼フューチャーファイト第3試合 無差別級契約 5分1R
△荒井勇二(MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ)
ポイント0−0
△関根秀樹(ボンサイ柔術) 

▼フューチャーファイト第2試合 77kg契約 5分1R
○ジュニオール・ハンダ(Jaws柔術)
ポイント2−0
●森 雄大(パラエストラ吉祥寺) 

▼フューチャーファイト第1試合 63kg契約 5分1R
○榎本 悟(PUREBRED川口REDIPS)
ポイント6−2
●菊池辰悟(リバーサル)


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