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GBRでは7・13K-1 WORLD MAXを特集中
魔裟斗引退カウントダウンニュース、城戸康裕、山本優弥、日菜太の動画公開!
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【K-1MAX】魔裟斗が貫禄の勝利!KIDは衝撃のKO負け、山本がベスト4進出

2009/07/13


FEG
「K-1 WORLD MAX 2009
World Championship Tournament FINAL8」

2009年7月13日(月)東京・日本武道館
開場17:00 開始18:00

▼メインイベント(第11試合) スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○魔裟斗(シルバーウルフ/2003・2008世界王者)
TKO 2R1分43秒 ※セコンドからのタオル投入
●川尻達也(T-BLOOD/第8代修斗世界ウェルター級王者)

 大晦日まで残り2試合。魔裟斗はDREAMで活躍する川尻と対戦した。試合前から両者は舌戦を繰り広げていたこともあり、場内のボルテージは最高潮!

 両者がリングに並び立つと大きな声援が巻き起こる。そしてゴング直前「魔裟斗選手はこの試合がK-1で最後の試合(※大晦日はDynamite!!のため)となります!」というアナウンスが流れた。

 1R、魔裟斗がいきなり右ロー。川尻が左フックを放つと右ストレート、右ローを蹴る。川尻は左ジャブを伸ばして右ストレートを放っていくが、魔裟斗はそこに右ローを蹴る。距離が開くと右ローを蹴る魔裟斗。

 川尻は左フックから強引に前に出るが、魔裟斗は川尻をロープまで押し返して右ローを蹴る。川尻はガードを上げて右ロー。

 川尻が飛び込んでくるとバックステップしてパンチを返す。左ミドルを蹴る魔裟斗。川尻は飛びヒザ蹴りを見せるが当たらない。そして魔裟斗が右ストレート! さらに左フックから右ストレート。

 川尻のインローに右ストレートを合わせて、魔裟斗がダウンを奪う。立ち上がった川尻はたまらずタックル。魔裟斗はそれを突き放して右ロー。魔裟斗のパンチで川尻がコーナーにもたれかかったところでラウンド終了となった。ジャッジは3者とも10−8で魔裟斗。

 2R、いきなりワンツーで飛び込む川尻。魔裟斗は左フックを返す。そしてジャブから右ストレートで前に出る魔裟斗。しかし川尻も左フックで魔裟斗を下がらせる。

 魔裟斗の右ストレートを受けて川尻もすぐに右を返す。魔裟斗は左フックを返して右ロー。ここから魔裟斗は右のヒザ蹴り、そして顔面前蹴り、そして右ローを蹴る。

  魔裟斗が川尻のアッパーに右フック! そして川尻をロープにまで詰めると左のヒザ蹴り! そして左右の連打。

 何とか立ち続けた川尻だったが、一方的に魔裟斗の攻撃を受けたところでセコンドがタオルを投入! 魔裟斗が貫禄のTKO勝利を収めた。試合後、漫画家の井上雄彦から勝利者トロフィーを受け取り、「アイアム、チャンピオン!」と魔裟斗。改めて今年の世界チャンピオンへの対戦を口にし「最後の1試合、頑張ります」とファンにメッセージを送った。


▼セミファイナル(第10試合) 世界トーナメント リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
延長判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●ユーリー・メス(オランダ/イッツショータイム)
※本戦判定は3者とも30−30

 開幕戦ではドラゴに敗れ、世界王者への道を断たれた佐藤。過去にMAXで小比類巻をKOしているメスを相手にリザーブマッチに挑んだ。

 1R、ジャブを突いて右ストレートを打つ佐藤。このジャブから右ローにつなげる。前に出るメスに対して佐藤は左のテンカオから奥足ロー。メスはそのヒザ蹴りに合わせて右フックで飛び込む。

 佐藤のジャブに対して、メスはワンツー! 佐藤は前蹴りで距離を取り、ヒザ蹴りを放つ。メスは右ストレートから飛び込んでくるが佐藤は両腕ブロック。佐藤はジャブ&右ロー、メスのパンチを的確にブロックする。

 そしてワンツー、左フックから右ローの佐藤。メスが距離を詰めてくると、佐藤は首相撲に捕らえてメスのバランスを崩す。ジャッジは3者とも10−10のイーブンだ。

 2R、佐藤は右ローを2発。メスは右ストレートや左フックで佐藤を追いかける。佐藤は下がりながらも左の前蹴りでメスを突き放す。しかしメスは左フックから飛び込んで一気に連打! これが佐藤の顔面を捉えるが、佐藤は右フック、右アッパーを返す。

 佐藤のジャブに対してメスのジャブ! メスは佐藤の右ストレートをブロックして左フック! メスのパンチが佐藤の顔面を捉える。佐藤は再び右ローから攻撃を組み立て左の前蹴り。佐藤が右ストレートで前に出るが、メスの左フックをもらってしまう。佐藤はメスのパンチに下がりながら右ローを返す。このラウンドも3者とも10−10のイーブン。

 3R、佐藤はメスのパンチをブロックして右ロー! これでメスがバランスを崩す。そしてメスのパンチに左のテンカオから奥足ロー。佐藤はメスの体を押して右ローを連打する。

 メスも左フックで前に出るが、佐藤はそれをしっかりとブロックして右ローを蹴り続ける。しかしメスはジャブ、右フックで応戦。佐藤は両手ブロックから右ロー、奥足ロー!

 必死にローを蹴り続ける佐藤だが、メスはバランスを崩さない。逆に佐藤のローに合わせてメスが右ストレート! メスの右ストレートVS佐藤の右ローという構図になるが、どちらも一歩も譲らないまま、試合終了となった。判定は3者とも30−30で延長戦にもつれる。

 延長R、ここも佐藤は右ローの連打! メスのジャブにバックブローを放つが当たらない。佐藤はメスの前進を左の前蹴りで止める。距離が詰まると佐藤は右アッパー。メスも左フックを返す。

 佐藤は前蹴りで距離を取って右ロー。メスはワンツー、左アッパー。佐藤はそれをブロックして右アッパーと右フック。メスも左のヒザ蹴りを突き上げる。佐藤は右ローから右のヒザ蹴り。

 ガードを固める佐藤にメスは左フックと左ボディ。佐藤は左フック、右アッパー! メスも右ストレートが佐藤の顔面を捉える。このラウンドもどちらも譲らない攻防となりジャッジは1人目が10−9で佐藤、2人目は9−10でメス……そして運命の3人目は10−9で佐藤! 佐藤がスプリット判定ながらも強豪メスを下し、トーナメント優勝へ僅かな望みをつないだ。


▼第9試合 世界トーナメント リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○城戸康裕(谷山)
判定3−0 ※3者とも30−27
●リーロイ・ケスナー(オランダ/チーム・アファファ)

 日本代表決定トーナメントでは日菜太に敗れたものの、前回のイ・スファン戦で勝利を収め、リザーブマッチのチャンスを掴んだ城戸。対戦相手はピーター・アーツの愛弟子として世界トーナメントに参戦したケスナーだ。

 1R、城戸は下がりながらも確実に右ロー。ケスナーもローを蹴り返しながら前に出て、ガードを固める城戸にパンチをまとめる。城戸は右のヒザ蹴り、ジャブを突いて距離を取る。右ローで前に出るケスナーに対し、城戸はサウスポーにスイッチしてローを蹴る。

 ケスナーは強引に距離を潰してアッパー、右フック! これが城戸の顔面を捉える。コツコツとローを蹴る城戸。ケスナーは城戸が左フックを打ったところに被せるような右フック! しかし城戸も左ハイキックでケスナーを下がらせる。ジャッジは3者とも10−10でイーブンとなる。

 2R、右フック、右アッパーで前に出るケスナー。そこから右ローにつなげる。城戸は右のヒザ蹴りを突き上げる。この右のヒザ蹴りをケスナーのボディに突き刺す城戸。城戸のジャブにケスナーは右フックを被せて左右の連打で前に出る。城戸は組み付いてそれをディフェンスする。

 しかしケスナーはそれを突き放して右フックと右アッパー。さらに強烈な右ローで城戸の左足を狙う。城戸に蹴りの距離を作らせず、細かい連打で前に出続けるケスナー。守勢に回り時間が長い城戸だったが、ケスナーの右足を狙って奥足ロー! これが的確にケスナーの右足を捉え、ケスナーの動きが止まる。ジャッジは3者とも10−10のイーブン。

 3R、城戸はパンチから奥足へのローキック。ここもケスナーは強引に距離を詰めて連打を集めるが、城戸はそこに右ストレートから左フック! これでケスナーの動きが止まる。城戸はケスナーをロープに詰めてパンチから奥足へのローを連打! これでケスナーの動きが止まるが、城戸のヒザ蹴りがローブローとなり試合が一時中断される。再開後、城戸はサウスポーに構えて奥足ロー。

 ケスナーも右フックから前に出るが有効打はない。さらに城戸はケスナーがローを嫌って体をかがめたところにヒザ蹴り。そして城戸が奥足ロー、さらに城戸はケスナーの右足に左フック!

 何とこのパンチで城戸がケスナーからダウンを奪う。再開後、ローを嫌がって城戸に抱きつくケスナーだが、ここでも城戸はケスナーの右足を狙って左フックを連打! またしても城戸はこれでケスナーからダウンを奪う。

 判定は最終ラウンドに2度のダウンを奪った城戸が30−27×3で勝利。城戸が執念のローパンチ(※城戸が試合後に命名)でケスナーを下した。


▼第8試合 スーパーファイト K-1ルール 60kg契約 3分3R延長1R
○渡辺一久(フリー)
KO 1R2分40秒 ※3ノックダウン
●山本 篤(KRAZY BEE)

 前回の上松大輔戦では敗れはしたものの、破天荒なファイトでインパクトを残した渡辺。今回はKIDの愛弟子である山本と対戦した。

 1R、一気に距離を詰める山本が右ローを蹴る。渡辺は鋭いジャブを突くが、山本は前蹴りで距離を取り、右ローを蹴る。渡辺はノーガードで山本を挑発。

 渡辺も右ストレートで前に出るが、山本もそれを空振りさせる。山本の右ローに渡辺が左フック。そして渡辺が右ストレート! そこから一気に連打。

 明らかにダメージの残る山本は思わずタックルで渡辺を倒してしまう。再開後、渡辺が右ストレート! これで山本の顔面を打ちぬき、山本がダウン。再開後、何とか立ち上がった山本だが渡辺が立て続けに2度のダウンを奪い、実力の差を見せ付けた。


▼第7試合 スーパーファイト K-1ルール 62kg契約 3分3R延長1R
○チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan/韓国ムエタイジュニアライト級王者)
KO 1R1分20秒 ※左フック
●山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)

 DREAMの復帰戦ではジョー・ウォーレンに不覚を取ったKID。2カ月弱という短いインターバルでK-1への参戦を決め、原点回帰を誓った。韓国ムエタイ王者という肩書きを持つジェヒを倒し、復活の狼煙を上げることができるか?

 1R、いきなりKIDが右フックから前に出る。ジェヒは右ミドルのフェイントを入れつつ、右ストレートを打つ。KIDはジェヒの右ミドルをブロックして右フックを放つ。KIDはジェヒの右ストレートをかわして右フック!

 ここからKIDは一気にパンチで前に出て行くが、ジェヒはそこに右アッパー、そして返しの左フック! このコンビネーションがモロにKIDの顔面を打ちぬき、KIDがその場にバッタリ。

 ダウンカウントが数えられるものの、KIDは全く動くことが出来ず。再出発を誓い、K-1のリングに上がったKIDだったが、衝撃的なKO負けを喫してしまった。


▼第6試合 世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
○ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004&2006年世界王者)
判定3−0 ※3者とも30−28
●ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム)

 過去の対戦ではブアカーオのテクニックの前に敗れ去っているホルツケン。今回はリベンジをかけてブアカーオに挑戦した。

 1R、互いにガードを高く上げて構える両者。ブアカーオは左手を伸ばしてホルツケンの体をマットに叩きつける。ホルツケンは右フック。ブアカーオは左ミドルを蹴る。そして再びホルツケンの足を払ってマットにこかす。ホルツケンはジャブを突いて右ストレートを打つが、ブアカーオは前蹴りで距離を取る。

 ホルツケンはそこにバックキック! ブアカーオはそれをブロックして即座に右ミドルを蹴る。ブアカーオは左手でホルツケンの体を押して左の前蹴り、そして左のテンカオ! ホルツケンが右フックで突っ込んでくると、ブアカーオは組み付いてパンチを打たせない。ジャッジは3者とも10−10でイーブンとなる。

 2R、ブアカーオはジャブと前蹴り。左のヒザ蹴りで飛び込む。ホルツケンはワンツー、フックで前に出るが、ブアカーオは前蹴りとテンカオでそれを止める。ブアカーオの前蹴りで前進を止められるホルツケン。ブアカーオはホルツケンのバランスを崩して左ミドル。距離が開くと前蹴りから左ミドルを蹴る。

 ホルツケンのボディに何発も左の前蹴りを突き刺すブアカーオ。ホルツケンは左フックを見せるが、ブアカーオはそれをブロックして左の前蹴りを放つ。この前蹴りが効きだしたのか、ホルツケンはほとんど手を出すことができない。ジャッジは3者とも10−9でブアカーオを支持する。

 3R、ここもブアカーオはジャブと前蹴りでホルツケンに距離を詰めさせない。そしてホルツケンの体を豪快にマットにこかす。ホルツケンも必死にワンツーで前に出るがブアカーオはスウェーでそれをかわす。そして前蹴りとテンカオ。さらにブアカーオは右ストレート、左フックから右ロー。距離が開くと強烈な右ミドルを蹴る。

 ブアカーオはホルツケンの体を押して顔面前蹴り、そして左ミドル。残り1分、ブアカーオは左ジャブと前蹴りで完全に距離を支配。そして試合終了間際、ホルツケンをマットにこかせて時間を使うブアカーオ。判定は30−28、30−28、30−28でブアカーオの勝利。ブアカーオが危なげない試合運びでホルツケンを返り討ちにした。


▼第5試合 世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
○アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ/2005&2007年世界王者)
延長判定3−0 ※3者とも10−9
●アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ)
※本戦判定は3者とも30−30

 FINAL8の中でも屈指の好カード、優勝を占う一戦として注目されているのがサワーVSキシェンコの一戦。昨年のトーナメントで対戦している両者だが、この時は延長戦にもつれる接戦の末にキシェンコが勝利している。

 1R、キシェンコは細かく左右のステップして前に出る。サワーはしっかりとガードを上げてインローを蹴る。圧力をかけて前に出るキシェンコは、サワーのインローに右ストレート。キシェンコが左フックを打てば、サワーも左フックを返す。キシェンコは左ボディから右ハイキック。サワーはしっかりとブロックを上げてキシェンコの攻撃をディフェンスする。

 サワーは左アッパーから右ストレート、そして右ローを蹴る。キシェンコは左フック、左ボディを打つが、サワーはそこに右のカウンター! キシェンコは組みの攻防になるとサワーを足払いでこかす。キシェンコはワンツー、右ミドルで前に出る。サワーも右ストレートを返して、さらに飛びヒザ蹴り。互角の展開だった1Rはジャッジが3者とも10−10のドローとした。

 2R、キシェンコの左ミドルにサワーがインロー。サワーは下がりながらインローを蹴る。キシェンコは左ボディ、左フックから右ストレート。キシェンコが左フックを打つとそこにサワーが右のクロスカウンター! キシェンコのパンチを空振りさせてワンツーから右ロー! キシェンコも左フックから前に出るが、サワーはワンツー。キシェンコのヒザ蹴りをブロックして右ストレートを返す。

 キシェンコは左フック、左ボディ。サワーのローに左フックを返す。ワンツーから左ボディのサワー。キシェンコはサワーのインローに左フック、右アッパー、右フックを打つ。サワーは再び左フックから左ボディ。キシェンコはワンツーで前に出ると、サワーはジャブを返す。2Rもジャッジは3者とも10−10で差はない。

 3R、キシェンコがワンツー、左ボディ。サワーは左フックを返す。キシェンコは飛びヒザ蹴り、左右のヒザ蹴りで前に出る。キシェンコの左ボディにサワーが左フック、左から右ハイキックを蹴る。キシェンコは左ボディから左フック。サワーはブロックしてインローと右ロー、左ボディから左フック。

 サワーはキシェンコのパンチを空振りさせてインロー、右ローを蹴る。キシェンコがバックブローを出せば、サワーもバックキック。キシェンコは右フックから前に出ていくが、サワーも左フックを返す。そしてサワーは飛びヒザ蹴り。終盤、2人とも同じように右ストレートから左フックを返す。本戦の判定も3者とも30−30となり、試合は延長戦にもつれ込む。

 延長R、キシェンコはインローと左ミドルを蹴る。サワーはじりじりと前に出てキシェンコを下がらせてインローと前蹴り。キシェンコが左ボディを打ちにいくが、そこにサワーは左フックを合わせる。キシェンコはインローと左ミドル。サワーのインローに右ストレートを合わせるが、サワーの左ハイキックがヒット! これでキシェンコが下がる。

 ここからサワーはパンチではなくローキックで攻め込む。サワーはキシェンコの右フックを空振りさせて右、そして左ボディから右ロー。キシェンコも頭をつけるようにして左右のボディを打つが、サワーは距離を取って確実にローを当てて行く。キシェンコはバックブローでえ前に出るが、サワーはそこにアッパーを突き上げる。

 判定は3者とも10−9でサワー! 攻撃の正確性で上回ったサワーがキシェンコの勢いを殺して、キシェンコにリベンジ。魔裟斗がラストファイトの相手として対戦を希望しているサワー(※これまで魔裟斗はサワーに2戦2敗)が準決勝に駒を進めた。


▼第4試合 世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリイウム・ネメシス)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−29
●アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002年世界王者)

 大会前から優勝候補の一角に挙げられるなど、高い評価を得ていたペトロシアン。開幕戦のジャバル“チンギスハン”アスケロフ戦では噂に違わぬテクニシャンぶりを見せた。初代王者クラウスとしてはペトロシアンを下して存在感をアピールしたいところだ。

 1R、サウスポーのペトロシアンが右フック、左ミドル。クラウスはじりじりと圧力をかけて前に出るが、ペトロシアンは落ち着いて距離を取る。ペトロシアンはジャブを突いて左ミドル、そして左ストレートと左のヒザ蹴りを突き上げる。クラウスは右フックから連打をまとめるがペトロシアンのガードは固い。

 ペトロシアンは細かくパンチをまとめて左ミドル、左ロー。前蹴りでクラウスを突き放し、クラウスが前に出てきたところにインローを蹴る。クラウスは右ストレートから前に出るが、ペトロシアンは左ミドルと奥足、前足にローを蹴る。さらにペトロシアンがワンツーから左ハイキックを蹴る。ジャッジは1名が10−9でペトロシアン、残り2名が10−10のイーブンとする。

 2R、ペトロシアンは自分の左に回りながら左ミドルを蹴る。そして左ストレートと右フック、奥足ロー。クラウスは右ストレートから前に出るが、ペトロシアンはそれをヒラリヒラリとかわす。そしてクラウスのガードの上からワンツー、クラウスの体を押してローを蹴る。

 ペトロシアンはクラウスのガードの間に左ストレート、右フック! クラウスが下がるところにローキックを蹴る。面白いように奥足ローを当てるペトロシアン。クラウスの左右のストレートで前に出るがペトロシアンはクラウスのサイドに回りこみ、左ハイキックを蹴る。ジャッジは10−9×2でペトロシアン、残り1名が10−10となる。

 3R、ペトロシアンは下がりながら左ミドル、それをフェイントにしての左ストレート。クラウスもそこに右のヒザ蹴りを返すが当たらない。ペトロシアンは右手を伸ばして奥足へのロー。左ハイキックでクラウスの前進を止める。ペトロシアンは左ストレートから右ボディ。クラウスも右ストレートを返すが、ペトロシアンはそれを空振りさせて左右のフックを返す。

 クラウスのパンチをしっかりと両腕ブロックするペトロシアン。左ミドルを蹴りながら、クラウスがパンチで距離を詰めると組み付いてパンチを許さない。ペトロシアンはクラウスを押し返して左のヒザ蹴り、さらにはバックキックまで繰り出す。最後はペトロシアンがクラウスの攻撃をかわしまくって、終了のゴングを聞いた。

 判定は30−27、30−28、30−29でペトロシアン。開幕戦に引き続き、クラウスを完封するテクニシャンぶりを発揮した。


▼第3試合 世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
○山本優弥(全日本キックボクシング連盟/青春塾/2009年日本準優勝)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●ドラゴ(アルメニア/ショータイム)

 世界トーナメントに勝ち残った唯一の日本人・山本のFINAL8の対戦相手は開幕戦で佐藤嘉洋を下しているドラゴ。山本は試合前に魔裟斗のもとを訪れ、ドラゴ対策を授かった。山本は強敵ドラゴを打ち破り、準決勝への扉を開くことができるか?

 1R、山本は鋭い左ミドルを蹴っていく。ドラゴはジャブから右ローを返す。山本は細かくジャブを突いて前蹴り、インローを蹴る。ドラゴはガードを固めて右アッパー、右ミドルを返す。山本はしっかりとブロックを固めてインローと左ミドルを蹴る。ドラゴの右フックが山本のブロックの上を叩く。

 山本は左アッパーから右ストレート、右フックを放つ。ドラゴは圧力をかけて前に出るが、山本は左ミドルを蹴る。そしてドラゴをコーナーに詰めて右ロー。ドラゴは右ハイキック、左フックから右ストレート! 山本はこれを受けて下がるが、左ミドルを蹴り返す。ドラゴはガードを固める山本に右アッパー、右フックを打って行く。ジャッジは3者とも10−10のイーブンとなる。

 2R、ここも左ミドルを蹴っていく山本。しっかいとガードを上げて左ミドルと右ローを確実に当てる。ブロックを固めるドラゴに山本は右の飛びヒザ蹴り。ドラゴは右フックを振るが、山本はそれをブロックしてワンツー、そして右ロー。

 ドラゴは左フック、そこから右ストレートを返す。山本はガードを上げてドラゴをコーナーに詰めると左ボディ、左アッパー、そして右ロー! ドラゴも左右のフックを打ち返すが、山本は手数を止めずに前に出る。

 ドラゴのブロックをこじ開けんと左右の細かい連打で前に出る山本。左ハイキックを当てるとそこから一気に連打! コーナーでガードを固めるドラゴに山本は左ボディ! 左フック! ドラゴは必死に組み付いて山本のパンチをディフェンス!

 ブレイク後、山本は攻撃の手を緩めず、左右のストレートで前に出る! ジャッジは3者とも10−9で山本。山本がポイントでリードし、最終ラウンドを迎える。

 3R、山本は左フックから左ミドル、右ロー。ドラゴも左アッパーを突き上げるが、山本はワンツーから左ミドル。ドラゴの左ハイキックをブロックして山本が右ストレート、これでドラゴを下がらせる!

 ドラゴも右ストレートから前に出るが、山本もブロックを固めて必死にディフェンス。山本は両腕ブロックから左ミドル。ドラゴのハイキックをブロックしてドラゴをマットに押し倒す。そして山本が胴廻し回転蹴り!

 山本はドラゴのパンチをブロックして押し返し、ワンツーから右ロー。右ストレートから左フック、さらにハイキック、飛びヒザ蹴りと手を出し続ける。そして残り30秒、山本はガードを固めるドラゴに左右の連打! 圧倒的な手数でドラゴに攻めさせない。山本は右のまぶたをカットするも、試合は続行となり、山本優勢のまま試合終了となった。

 判定は30−29、30−28、30−29で山本! ドラゴ有利の予想を覆し、山本が日本人の意地を見せた!


▼第2試合 スーパーファイト K-1ルール 62kg契約 3分3R延長1R
○HIROYA(フリー)
判定3−0 ※3者とも29−27
●キコ・ロペス(アメリカ/チームクエスト/ボブ・チャネイ ムエタイ)

 K-1甲子園王者のHIROYAがスペシャルマッチに出場、アメリカのMMAファイターであるロペスと対戦した。前日計量ではリミットを大幅にオーバーしたHIROYAだったが、最終的には計量をパスして試合に挑んだ。

 1R、インローを蹴りながら前に出るHIROYA。ロペスが右フックで飛び込むとHIROYAが左フックを返す。ロペスの右ローをカットし、HIROYAが左ミドル。

 HIROYAはジャブを突いて右ストレート、前蹴りでロペスを下がらせて右ストレートを打つ。しかしロペスが上体を沈めてボディから強烈な右フック!

 これでHIROYAバランスを崩し、尻もちをつくがレフェリーはスリップと判断する。再開後、ロペスが左フック! そしてHIROYAのローに右フック! HIROYAのガードの間にねじ込むような左フックを打つ。HIROYAはワンツー、右ロー。この右ローでロペスの足を止めようとする。ジャッジは3者とも10−9でロペスを支持。

 2R、HIROYAはジリジリと前に出て右ロー。ロペスは右のボディフックを打つが、HIROYAは左フックを返す。HIROYAは右のヒザ蹴りから前に出て、今度は左のヒザ蹴り。

 飛びヒザ蹴りを打つが当たらない。HIROYAはロペスのローに右ストレートを合わせ、さらに左ミドル。ロペスがガードを固めたところに右ストレートからの連打をまとめる。

 HIROYAはワンツーから左ボディ、そして右のヒザ蹴り! ロペスはボディを押さえてうずくまり、HIROYAがダウンを奪う。立ち上がったロペスにHIROYAは右ストレートから前に出て行く。そこにロペスも右ストレートを返す。HIROYAはロペスをコーナーに詰めて左ボディ、そしてヒザ蹴り。このラウンドは3者とも10−8でHIROYAとなり、HIROYAがポイントで逆転した。

 3R、前蹴り、左ミドルを蹴るHIROYA。ジャブと右ローでロペスを下がらせる。ロペスはHIROYAのジャブに右フックを合わせるが、ロペスは疲れのためか、両手のガードがダラリと下がる。

「来い、来い」とHIROYAを挑発するロペスだが自ら攻撃を出せない。逆にHIROYAはロペスをコーナーに詰めて右ストレート、そして左ボディ、右ボディストレート、そして左右のヒザ蹴り! HIROYAは一方的にロペスをボコボコにするが、ロペスはガードを固めて何とか試合終了のゴングを聞いた。

 判定29−27、29−27、29−27でHIROYA。1Rこそロペスにダウンを奪われかけたHIROYAだったが、終わってみればK-1ファイターの強さを見せ付ける結果となった。


▼第1試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○ジャバル“チンギスハン”アスケロフ(UAE/WMC・キャンプ・ラマイ)
延長判定3−0 ※10−9、10−9、10−8
●日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family)
※本戦判定は29−30、30−30、29−29

 RISE70kg王者にして、今年の日本代表決定トーナメントでは城戸康裕を下す金星を挙げた日菜太。今回は初の国際戦で世界トーナメント出場のアスケロフと対戦した。日菜太の“黄金の左ミドル”は世界でも通用するか?

 1R、サウスポーの日菜太さはさっそく左ミドルを連打。アスケロフはそれをブロックして左フックで前に出る。日菜太は右手を伸ばして左ストレート。左ミドルを蹴り続けるが、アスケロフもそれをカットして軸足払いを狙う。そして距離を詰めて強烈な右ボディフック!

 日菜太はこれで後退するが、すぐに左ミドルを蹴り返す。日菜太は左ミドルをブロックして左ストレート。アスケロフはそこに右ストレートで飛び込む。ジャブ、左ミドルの日菜太。

 アスケロフは左フックで飛び込んで、日菜太をコーナーに詰めてヒザ蹴りを放つ。アスケロフは日向の左ミドルをカットしながら左フック、さらに右ボディから左フック。日菜太は下がりながらも左ミドルを蹴り返す。ジャッジは3者とも10−10でイーブン。

 2R、アスケロフが左フックから右ストレート! 奥足ローがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、アスケロフは日菜太の左ミドルに軸足蹴り。日菜太はジャブから左ストレート。アスケロフは右の奥足ローから前に出て右ストレート。日菜太は左ミドルを蹴り、アスケロフに組み付く。

 頑丈なアスケロフは日菜太の左ミドルをブロックしながら前進して、左右のフック。日菜太は左ミドルを蹴り続け、アスケロフが日菜太の左ミドルを嫌う素振りを見せる! しかしアスケロフは左ミドルにカウンターの左フック! さらに右ハイキックを蹴っていく。ジャッジは2名が10−10×2、10−9で日菜太となる。

 3R、日菜太がワンツーから左ミドル! アスケロフは強引に距離を詰めて飛びヒザ蹴り。アスケロフの右ミドルをキャッチしてマットに押し倒す。アスケロフは左ミドルをブロックして右ストレート。さらに日菜太は細かいパンチからヒザ蹴り、さらに飛び込んでくるアスケロフに左のヒザ蹴りを打つ。

 しかしアスケロフは日菜太をコーナーに詰めて左右のフック! これで日菜太の顔が跳ね上がる。アスケロフはインローを蹴りながら前進。日菜太はアスケロフに組み付く場面が目立つ。

 しかし日菜太はそれでも左ミドルを連打! アスケロフはそれをブロックしてローを蹴る。判定はジャッジ1名が30−29で日菜太を指示したものの、残り2名は30−30、29−29でドローとする。

 延長R、日菜太は左ミドルを連打、さらにそこから左ロー! これでアスケロフの動きを止める。アスケロフが左ローから前に出るが、日菜太の左ミドルは止まらない。

 さらにアスケロフの左ミドルに日菜太が左のテンカオ! アスケロフも前には出るものの、日菜太は組み付いてパンチを打たせない。

 日菜太は上手く足を使いながら距離を取り、左ミドルと左ローを蹴る。しかし残り20秒、アスケロフが日菜太をコーナーに詰めて左フック! これで腰が崩れる日菜太!

 アスケロフはそこに連打をまとめてダウンを奪う。そしてそのまま試合が終了。判定は10−9、10−9、10−8でアスケロフの勝利となった。日菜太は最後の最後で痛恨のダウンを奪われ、金星を逃してしまった。


▼オープニングファイト K-1ルール 3分3R
○ノ・ジェギル(韓国/KHAN)
KO 3R2分1秒 ※右ストレート
●横山 剛(CRAZY WOLF)

“天才空手家”として知られる横山がK-1初登場! 空手では独創的な技を見せ続けてきた横山だが、その華麗な足技はK-1のリングでも炸裂するか?

 1R、サウスポーの横山は下がりながら左ミドルとインローを蹴る。そしていきなりバックキックを放つ。そこに右ストレートで飛び込み、右ミドルを蹴るジェギル。横山のインローがローブローとなる。再開後、横山が右の前蹴りで距離を取ろうとするが、そこにジェギルの右フックがヒット! これで横山がダウンを喫してしまう。

 再開後、ジェギルの鋭い右ストレートがヒット。横山はガードを固めてバックキック、必死に組み付いてそれをディフェンスする。ジェギルは右の奥足ロー、右フックで前進。横山は足を使って距離を取るが、ジェギルは蹴り足を取って軸足払い。横山はジェギルの左フックを受けて組み付く。ジャッジは3者とも10−8でジェギルのラウンドとなった。

 2R、ジェギルがインロー、右ミドル。横山の左ミドルをブロックして右フックを返す。コツコツとインローを蹴る横山だが、ジェギルは右フックで前進。横山をロープに詰めると横山の顔面に右フックを叩き込む。必死に左ミドルを蹴り返す横山だが、ジェギルの圧力を押し返せない。横山は胴廻し回転蹴りも繰り出すが不発。

 ジェギルはローを受けて左フック。横山は胴廻し回転蹴りを連発するが、これには注意が与えられる。再開後、左ストレートで前に出る横山。インローと前蹴りを放つが、ジェギルは全く下がらない。このラウンドもジャッジは10−9×2、10−10でジェギルとなる。

 3R、左右のローで前に出るジェギル。横山の前蹴りを受けても構わず前に出続ける。横山は右前蹴り、ハイキック、ミドルキック。ジェギルが左フックから右ストレート。伸びのある右ストレートで横山を後退させる。そして横山をロープ際に押し詰めると滅多打ち!

 横山もそれを凌いで左ストレートで前に出るが、ジェギルが横山の前蹴りを捌きながら右ストレート! これが横山の顔面を打ちぬき、横山がダウン! 何とか立ち上がろうとした横山だったが、カウント内にファイティングポーズをとることが出来ず。横山にとっては厳しいK-1デビュー戦となった。

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