GBR〜ゴットブレスザリング〜格闘技総合情報ウェブマガジン 他では見れない100本以上の格闘技オリジナル映像・画像がGBR会員ならいつでも見放題!いまなら月会費初月無料のキャンペーン実施中!



サイトトップ

無料コンテンツ
速報
ニュース
試合結果
その他
月間スケジュール
格闘リンク


有料コンテンツ
特集
クローズアップ!
動画
リングサイドムービー
ドリームスパーリング
テクニック講座
一日密着&ビデオ日記
VTRインタビュー
ラウンドガール
よみもの
吉鷹弘の打撃研究室
インタビュー
コラム
その他
壁 紙
格闘選手名鑑

 

あの選手のインタビューが見たい!
こんなこと選手に聞いてほしい!
こんな動画が見たい!などなど、
GBRで特集してほしいこと、
リクエストも常時受付中!
↓↓↓

GBRへの投稿・ご意見はこちら!

 


Get Windows Media Player

 

 
GBRの「キックボクシング夏祭り」インタビュー&動画がいっぱい
後藤龍治のオリジナル技術「巻き手ブロック」と「サンドイッチローキック」動画講座など
≫試合結果TOPに戻る

【M-1】引退試合のワンロップを完璧に超えた!藤原あらしが最後の決着戦に勝つ

2009/09/13


M-1MC
「M.I.D Japanプレゼンツ
M-1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ2009
Yod Nak Suu vol.3」

2009年9月13日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00


▼メインイベント WPMF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
○藤原あらし(S.V.G./WPMF世界バンタム級2位/挑戦者)
判定2-0 ※49-48、49-49、49-48
●ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/王者)
※藤原が新チャンピオンの座に就く。

 2003年3月9日に日本初登場以来、得意技のヒジを武器に日本人トップファイターたちをことごとく切り裂いてきたワンロップ。過去どのタイ人よりも日本を苦しめてきたムエタイ戦士が、今夜の試合を最後に引退する。

 その引退試合の相手には、今まで闘ってきた13人の日本人選手の中から、ワンロップが最も強いと認めた藤原あらしを自ら指名。あらしも1勝1敗の決着をつけるため、この指名を受諾して最後の対戦相手を務めることになった。泣いても笑っても真の最終決着戦、勝つのはどっちだ!?

 1R、サウスポー同士、ローの蹴り合いからワンロップが連打の中でいきなりヒジ。あらしの左ミドルをしっかりとブロックして、左右フックから左ロー。

 ワンロップは右手を引っ掛けてガードを下げさせ、その手でひじを繰り出してくる。細かい連打からもヒジ。あらしはヒジの恐怖にさらされながら、パンチからロー。

 あらしが回り込んでジャブとロー、ワンロップは執拗にヒジを狙ってくる。左右フックから左ロー、そして右ヒジ。流れるようなコンビネーションに、リングサイドで観戦していた青木真也も驚嘆の声を挙げる。あらしもロー。ワンロップが組んでくるとあらしはしっかり組んでヒジを打たせない。オープンスコアは三者とも10-10のイーブン。

 2R、あらしがパンチからロー、左ミドルはブロックされる。矢のようなワンロップの左ストレートが突き刺さり、続けてハイキック。

 あらしは右アッパーから左ロー、組むとワンロップがヒジ。離れても縦ヒジを繰り出してくる。再び組むあらしがヒザ蹴りを足に見舞い、離れるとワンロップが縦ヒジ、テンカオ、前蹴りから組み付く。

 あらしのヒザ蹴りにワンロップは縦ヒジを連発、あらしもヒザで応戦する。パンチからテンカオ、そしてヒジを繰り出すワンロップ。

 あらしはしっかり組んでヒザを足に突き刺し、ワンロップの縦ヒジにも怯まない。しかし、オープンスコアは三者共に10-9でワンロップ。

 3R、あらしの右ローとワンロップの右ハイキック。あらしは距離を保って左右のローを蹴っていく。このラウンド、あらしはロングの距離で勝負。

 ローから右ストレート、そしてすぐ右ロー。ワンロップをコーナーに追い詰め、ワンロップの攻撃をかわしながらローキックの集中砲火だ! ワンロップは明らかにダメージを負っている!

 あらしのローが次々と決まり、動きが止まるワンロップ。前蹴りとローで突き放そうとするが、ローに足を上げて必死の防御。

 ヒジには右のジャブ、すぐに左ロー。ワンロップの左ストレートが突き刺さり、あらしは一瞬グラつくが、オープンスコアは三者共に10-9であらし!

 4R、いきなり組みに行くワンロップはあらしを投げ捨てる。あらしが左ミドルから右のジャブ、ワンロップは組んで体を浴びせ倒す。この攻撃が4度も続いた。

 あらしは組み際にアッパーを狙うが、ワンロップの長い手に捕まる。するとあらしはローでダメージを負わせた左足にヒザを連発。ミドルに対する軸足払いでワンロップを転倒させる!

 執拗に組みに行くワンロップ、あらしは突き放して左ロー、そして左アッパー! ワンロップの身体があらしの左ローに揺らぐ!

 ワンロップのヒジは空を切り、完全にあらしのペース! しかし、ジャッジは10-10のイーブン。ここまで完全に五分五分となり、決着は最終ラウンドに持ち越された。

 5R、あらしが前蹴りとストレート、左ミドル。ワンロップは組み付く。あらしは右の縦拳ストレートを伸ばし、左ローでワンロップを追い詰めて行く。

 苦しいワンロップは組んであらしをマットに叩きつける。ワンロップは前蹴りとテンカオ、あらしもしっかり組んでのヒザで応戦。そして左ローから右アッパー。

 ラスト1分、場内に歓声が沸き起こる中、「あらしコール」が巻き起こる。前に出てパンチを当てて行くあらし、そして左ローでワンロップが大きくバランスを崩す! カウンターの縦拳ストレートも入る! ローとパンチで追い詰めて行くあらしがワンロップを圧倒!

 判定は、最初のジャッジがあらし、2人目がドロー、そして3人目は……あらし! 最後の最後で、あらしが完璧な形で日本人唯一のワンロップ越えを達成した。両手を高く挙げて、あらしはガッツポーズ! 青木から勝利者トロフィーが贈られた。

 あらしは「青木選手もいるので一言いっておきたいんです(7・20DREAMで青木が試合後に「ムエタイって面白いでしょ?」とあらしの真似をしたことに対して)。M-1、もしくはSVG、ムエタイ最高! やっぱりムエタイ最高!」とマイクで叫んだ。


▼トリプルセミファイナル WPMF世界スーパーライト級王座決定戦
○アバット・アハマド(イラン/ムエタイ4冠王)
TKO 3R2分50秒 ※ドクターストップ
●西山誠人(アクティブJ/M-1スーパーライト級王者)
※アバットが新チャンピオンの座に就く。

 今年6月21日、RISEのホープで現J-NETWORKスーパーライト級チャンピオンの菅原勇介を破り、M-1同級王座を獲得した“J-NETの帝王”西山。

 東大卒にしてエリートサラリーマン、32歳でなお進化を続ける西山が今回選んだターゲットは、かつて保持していたWFCAタイトルに続く世界王座の獲得だ。

 一方のアバットは45勝(18KO)20敗3分と豊富なキャリアを持つ26歳、WMCやS-1などムエタイのタイトルを4つも持っているという。

 1R、アバットは構えやリズムが完全にムエタイスタイル。西山は軽くステップを踏みながら右ローと左インロー。アバットは離れ際にヒジを繰り出す。

 西山が圧力をかけてコーナーまで下がらせると、回転ヒジも放ってくる。西山がパンチを空振りしたところに左フックを打ち込んでくるなど、なかなか油断のならない相手だ。オープンスコアは10-10。

 2R、インローからパンチに繋げる西山だが、アバットは強烈なカウンターパンチを狙ってくる。左フックからの右ローで前に出る西山にアバットもフックを返す。西山が入ってくるところをヒジとフックで迎え撃つアバット。西山は何度かアタックを繰り返したが、ジャッジ1名が西山に10-9をつけただけで残り2名は10-10。

 3R、急に前へ出てきたアバットは強烈な左フック、組むとヒジを叩き落す荒っぽい攻撃を仕掛ける。西山はジャブを放ち、アバットは左フックを狙う。アバットの右ボディストレート、思い切った左フック。

 西山が左フックで入ったところで、アバットがカウンターの回転ヒジ! これで西山が出血! ドクターチェックが入る。

 ドクターが首を振り、レフェリーは両手を交差。ガックリと肩を落とす西山。アバットがムエタイ四冠王の実力を見せ付け、5本目のベルトを腰に巻いた。


▼トリプルセミファイナル WPMF世界フライ級王座決定戦
○KENT(湘南格闘クラブ/M-1フライ級王者)
判定3-0 ※三者とも49-48
●ハクバー・ビン・ハナフィ(WMCマレーシア王者)
※KENTが新チャンピオンの座に就く。

 16戦して11勝5分と無敗のままJ-NETWORKスーパーフライ級(現在は返上)、M-1フライ級と2本のベルトを手にしたKENT。今宵、三本目となる、そして初の世界王座を手にすることが出来るか? 対するは23歳で18勝4敗3分の戦績以外、謎に包まれているマレーシア人のハクバー。

 1R、KENTは重い右ローを連発してハクバーを圧倒! ハクバーもローを返していくが、KENTと重みが全く違う。飛び込んでの右ストレートもヒットさせる。

 ハクバーは組んでのヒザ蹴りに活路を見出そうとするが、KENTの左フックをもらって大きくバランスを崩す。重い右ロー、左フックを面白いようにヒットさせるKENT。オープンスコアは三者とも10-9でKENT。

 2R、KENTのローにハクバーも右ローを返すが、KENTは前蹴りで突き放して飛びヒザ蹴り! 組んだハクバーは投げ捨てる。

 ローの蹴り合いになってもKENTの蹴りの方が圧倒的に重い。右ローを連打して左フックに行くKENT、ハクバーはローを意識して前足を上げる。

 残り10秒、KENTがアッパーからフックの連打で前へ出てハクバーを一方的に攻めた。オープンスコアは初回に続き、三者とも10-9でKENTだ。

 3R、パンチでハクバーを追いまくるKENT。ハクバーはハイキック、組んでのヒザ蹴り。左右の足を蹴るKENTにハクバーもローを返し、ヒジを狙うもこれは空振り。強い攻撃をもらってもなかなか下がらないタフなハクバーは、単発ながらもパンチと蹴りを返す。スコアはこの試合初の10-10のイーブンに。

 4R、ハクバーはKENTをコーナーへ詰めてパンチとヒザ、KENTはコーナーへ度々詰まってしまう。ハクバーはローを蹴られていたのが嘘のように軽快に前進して攻めていく。KENTは下がりながらのロー。

 ハクバーはKENTの蹴り足を取ってのパンチ、ローを蹴られても構わず前へ出て攻めようとする。KENTは最終ラウンドに備えてか、このラウンドは足を使って距離をとる闘い方に終始した。スコアは三者とも10-9でハクバーが初めて取った。

 5R、ローで積極的に攻めようとしたKENTだが、ハクバーのローに押されてロープを背負う。倒れ際にヒザ蹴りをもらってKENTが出血し、ドクターチェックが入る。

 再開後もどんどん前へ出てパンチとローで攻めるハクバー、KENTもローを放つが、ステップを使って下がり続けるため印象が悪い。

 ハクバーがKENTをロープに詰めてパンチとヒジ、KENTのハイキック、ロー、テンカオをもらっても顔色一つ変えずに前へ出てパンチを繰り出す。下がりながら蹴るKENT、前へ出てパンチから組み付くハクバー。KENTはそこへハイキックを合わせる。

 3Rから失速してしまった感のあったKENTだが、前半のリードを守りきり、三本目のベルトとして世界王座のベルトを腰に巻いた。


▼トリプルセミファイナル WPMF世界女子ミニフライ級タイトルマッチ 2分5R
○神村江里加(TARGET/J-GIRLS同級王者/挑戦者)
判定3−0 ※50−47、50−46、50−46
●パヤックイン・シットニワット(タイ/王者)
※神村が新チャンピオンの座に就く。

 田嶋はるとの女子キック頂上対決を制し、名実共に日本最強となった驚異の16歳・神村が初の国際戦、そして世界タイトルマッチに挑む。

 対するパヤックインも16歳ながら、神村の8戦8勝を上回る25戦20勝5敗の戦績を持つ。神村がこれまで闘ってきたJ-GIRLSのルールでは首相撲などの組み技が一切禁止されているため、組みに対応できるかがポイントとなる。

 1R、まずは神村が左ストレートで先制、組んでヒザ、離れ際にハイキック。パヤックインは下がりながらの左ミドル、神村はすぐにハイキックを返す。ロープ際で左ミドルをヒットさせたところで初回終了。オープンスコアは10−10のイーブン。

 2R、パヤックインは右ミドル、神村は距離を詰めてパンチからヒザ。神村が横前蹴りから右ミドル、相手のミドルをキャッチしてコーナーへ押し込み、ヒザを見舞う。オープンスコアは10−9で神村。

 3R、神村の左ハイキックがいきなりヒット! 一気にパンチと左ミドルで前に出る神村。パヤックインは首相撲で対抗する。組んでくるパヤックインに同じくヒザで応戦する神村、ハイキックをヒットさせてパンチでラッシュをかけるが捕まってしまう。

 左ストレートがヒットすると一気に連打する神村、パヤックインをロープに押し付けて滅多打ちにする。パヤックインは組み付いて難を逃れる。このラウンドも10−9で神村が取った。

 4R、神村がパンチの連打を浴びせ、左フックでグラつかせる。パヤックインは組み付く。ハイキックの応酬があり、神村が得意の横前蹴りからパンチで突っ込んでいくが、パヤックインは巧みに組んで追撃を許さない。

 再び蹴りからパンチで突っ込むもやはり捕まってしまう。首相撲の攻防で負けているわけではないが、慣れてはいないためどうしても攻撃を組まれて止められてしまうようだ。ジャッジ2名が10−9で神村。

 5R、パンチから左ミドルで攻める神村を首相撲で抑え込むパヤックイン。しっかりと組んで神村の動きを封じる。蹴りの後のパンチで突っ込み過ぎるため捕まる神村。

 それでも右ハイキックをヒットさせてパンチの連打、ロープに追い詰めると再び右ハイキックをヒットさせてパンチを浴びせる。

 最後も連打でパヤックインをロープに釘付けにした神村が、完全に差をつけて大差の判定勝利。J-GIRLSミニフライ級に続き、16歳にしてWPMF同級世界王座も手に入れた。


▼スイス・タイ国際戦68kg契約 M-1ムエタイルール 3分5R
○ナルポン・フェアテックス(フェアテックス/元ルンピニー&プロムエタイ協会3冠王)
判定3−0 ※三者とも50−46
●クリストフ・プルポー(スクランブル渋谷/全日本ウェルター級王者)

 VSムエタイ2連勝中のプルボーがM-1に初参戦、今回は過去最強と言ってもいい相手と対戦する。その相手とは、元ルンピニー&プロムエタイ協会4冠王のナルポン。

 1R、ナルポンはほとんど手を出さず相手の様子を窺い、プルボーはジャブとローで手探りの闘い。

 プルボーは右に左にとスイッチして前へ出るが不用意には近付きすぎない。プルボーが右ローを蹴った直後に、ナルポンは鋭い右ハイキック。初回は両者とも様子見に終始した。

 2R、プルボーのハイキックをスウェーでかわしたナルポンが右ハイキック、プルボーもスウェーでかわすが胸に当たる。

 プルボーの蹴りをカット、またはかわして執拗にハイキックを狙うナルポン、プルボーはインローと前蹴りで応戦する。ナルポンがローからハイキックのコンビネーション、一気に間合いを詰めてパンチを見舞う。

 3R、ナルポンがジャブと前蹴り、組んできたプルボーと首相撲で激しく闘う。右ミドル、左ミドル、プルボーが入ってくるとテンカオを次々と突き刺す。

 プルボーの右ストレートには左ミドル、続いて右ミドル。首相撲でコカしてのヒザ蹴り! プルボーも組んでヒザを見舞うが、コカされる。右ロー、右テンカオとナルポンが連続ヒットさせ、蹴りを連打して初めてプルボーをコーナーへ追い詰めた。このラウンドは完全にナルポンのペース。

 4R、ナルポンがジャブからテンカオ、プルボーが足を掛けてコカす。さらにプルボーが左フックをヒットさせ、ロープに押し込んでのヒジ! ナルポンはローを蹴っては自分の距離を保つために下がり、プルボーは思い切って飛び込んでいく。ナルポンの左ロー、右ミドル。プルボーのスーパーマンパンチは一発目はヒットしたが二発目は読まれ、首を傾げるプルボー。

 5R、前に出るプルボーにローを蹴るナルポン、右ハイを蹴ったところでプルボーが倒れるとレフェリーはダウンを宣告する。痛恨の失点となったプルボーに、ナルポンはハイキック&ミドルキック。組んでくるとヒザ蹴り。プルボーが首を傾げる場面が目立つ。右ローから、左フックと右フック、相手の攻撃を紙一重でかわし、すぐに攻撃に移る絶妙な距離感でナルポンが優勢に立った。

 プルボーがロープに詰めてパンチで攻めていくが、ボディ以外はなかなか攻めさせてはくれない。組むとすぐに動きも封じられ、逆転を狙ったプルボーの前進を封じ込んだ。判定はダウンも含めた大差でナルポンに軍配が挙がった。


▼WPMFヘビー級ランキング戦M-1エクステンションルール
○ファビアーノ・サイクロン(TARGET/RISEヘビー級王者)
判定2−0 ※30−29、30−28、29−29
●バンク・フェアテックス(フェアテックス/タイ国ヘビー級)

 K-1アジアGPで優勝し、10月に開幕するK-1ワールドGPに出場するシング“心”ジャディブに2勝1敗の戦績を残すRISEヘビー級チャンピオンのファビアーノが世界王座獲りのステップを踏む。

 一方のバンクはリタイアしたタイ人が太ってしまったヘビー級ではなく、身長185cmの長身に18歳という若さを誇る25勝(4KO)5敗の選手。

 1R、重い左ミドルと右ローを放つバンクにファビアーノはジリジリと詰めてローキック。バンクの右ハイキックをガードすると一気にフックで攻めていくが組まれてしまう。バンクはパンチをかわしながら左ミドル、体格的にかなり優るファビアーノがロープ際で右ストレートをヒットさせ、ラッシュをかける。さらに左フックもヒット。

 2R、ファビアーノのパンチに左ミドルを合わせ、ジャンプしての蹴りも放つバンク。ファビアーノは距離を詰めていってフックを繰り出すが、バンクはミドルと前蹴りで距離をとる。フックは空振りするもローはしっかり当てて行くファビアーノ、バンクも的確に左ミドルを当てる。

 3R、さらに前へ出てローキックを蹴り、フックを狙うファビアーノと、下がりながらもジャブ、的確にミドルを当てて行くバンク。ラスト1分でファビアーノが左右のフックで前に出る! 何発かもらったバンクは逃げの体勢に入るが、ラスト数秒でミドルキックを連発。ゴングが鳴ると両手を挙げて勝ち誇ったが、判定はアグレッシブに攻めたファビアーノの勝利となった。




▼日タイ国際戦ウェルター級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1Rあり
○ウィラチャート・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/元ルンピニースタジアムライト級6位)
延長R 判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●板倉直人(スクランブル渋谷/全日本ウェルター級3位)

 アントニオ猪木を崇拝する板倉は、ガウンに赤いタオルを首に巻いて入場。セコンドには“ムエタイキラー”に増田博正が就く。対するウィラチャートはトレーナー業を旺盛にこなす31歳の大ベテラン。戦績は多すぎるため不明だという。

 1R、サウスポーの板倉はジャブを連続して突くと、ウィラチャートは右ハイキックを二連発! ジャブから左ローに繋ぐ板倉に、ウィラチャートは左ミドル。

 板倉は長い手を前に伸ばして距離を取り、ストレート系のパンチでボディも打つ。回転ヒジ、コカすと同時のヒザ蹴りで場内を沸かせるウィラチャートに、板倉はローとボディを狙い撃ち。ウィラチャートもボディを返して左ミドル、単発ながらスピードのあるところを見せる。

 2R、長い手を伸ばして距離をとる板倉にウィラチャートはハイキック狙い、板倉はボディとロー。ウィラチャートが右ミドルと右ハイキックを織り交ぜ危ないところもあるが、板倉はミドルを必ずしっかりとキャッチして攻撃を返す。ウィラチャートはノーガードで挑発し、ヘッドワークだけでぱんちをかわしたり、自分も手を伸ばして左ミドルに繋げたりと上手さを発揮。

 3R、前に出る板倉がパンチとテンカオ、ウィラチャートは組んでくる。右手を長く伸ばしながらパンチ、ボディ、ローと前へ出て攻める板倉。ウィラチャートはミドルとヒジ、ロープを背負って一発を狙うが、板倉のジャブとボディストレート、テンカオをもらう。板倉の顔面前蹴りがヒット、左ストレートでコーナーへ追い詰めて組みに来たウィラチャートにダメ押しの左ヒジ! 板倉の勝利かと思われたが、判定はドロー。

 延長戦に突入すると、板倉はペースを上げてジャブと左ストレート、右フック。ウィラチャートも右ミドルと右ハイキックを繰り出し、セコンドから「オーイ!」の声が挙がる。

 前へ出る板倉にウィラチャートの右ミドル、板倉がハイキックを空振りしたところで軸足払い! 板倉は転倒してしまう。

 さらに前へ出る板倉がローと左フック、ボディストレート。左ミドルもヒットさせる。ウィラチャートはステップを使って下がり、頭を振って誘ってのパンチ。

 ステップで逃げの体勢に入ったウィラチャートを板倉はなかなか捕まえられず、逆にウィラチャートのミドルをもらった。判定は2−1のスプリットでウィラチャート。板倉は10戦目で惜しくも2個目の黒星を付けられてしまった。


▼交流戦 スーパーフェザー級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1Rあり
○KING(土浦/MA日本スーパーフェザー級4位)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−29
●赤羽秀一(WSRフェアテック/全日本フェザー級6位、J-NETスーパーフェザー級5位)

  1R、KINGがいきなりパンチで仕掛けていく。左右のストレートをガードの上からでも構わず叩き込み、ローに繋げていく。

 赤羽はガードの上からパンチをもらいながらもジャブ、ローキックを返し、前へ前へと出て行く。接近して首を掴もうとする赤羽に、左右のストレートを繰り出していく赤羽と、好対照の闘いとなる。

 2R、初回にも増して左右のストレートをアップテンポで連打してくるKINGは、ヒジも狙って行く。赤羽は組んでは投げ、組んでは投げ、そしてヒザ蹴り。

 テンポの速いKINGのパンチに対し、赤羽はスローテンポながらも前へ出て、ジャブから確実に組み付いてヒザを蹴る。KINGが離れてパンチ、赤羽は接近してローと首相撲で相手の体力を削っていく。

 3R、パンチ&ローのKINGを捕まえてはコカす赤羽、KINGも振りほどいて連打だ。打たれても前に出続ける赤羽はローキックを首相撲のコカし、そしてヒザ蹴り。

 ひたすら前に出続ける赤羽と、それをパンチで迎え撃つKING。判定は手数で優ったKINGの勝利となった。



▼交流戦バンタム級 M-1エクステンションルール
○一戸総太(WSRフェアテックス/全日本同級6位)
TKO 3R41秒 ※右ハイキック
●炎出丸(クロスポイント吉祥寺/J-NETWORK同級4位)

 一戸は“ハンサム戦士”と書かれたのぼりをミニスカギャルに持たせての入場。

 1R、一戸はジリジリとにじり寄る炎出丸を近づけさせないかのごとくローや前蹴りを出して左へ回っていく。炎出丸はパンチからローに繋げていくが、両者とも様子見に終始した。

 2R、セコンドからの「ペースを上げていけ」の声に背中を押された一戸は、テンポを上げてローからのパンチ。しかし、組んだところで一戸の右ヒジがアゴにクリーンヒット!

 ダウンを奪う。その後も組み合いでヒジを狙って行く一戸、炎出丸もヒジを返して打ち合いとなる。

 一戸は組んでくる炎出丸を押し返しながらのパンチ、ハイキック、ヒジ。組みに行く炎出丸だが、先ほどのダウンがまだ効いているのか投げられてしまう場面が多い。一戸のテンカオが突き刺さる!

 3R、パンチで勝負をかけて前へ出る炎出丸に一戸は下がりながら前蹴りと左フック、ハイキック。なおもパンチで追いかけようとする炎出丸に、一瞬距離をとった一戸が狙い済ました右ハイキック!

 鮮やかなカウンターで決まり、全身の力が一瞬にして抜けてバッタリと倒れる炎出丸! レフェリーが即座にストップした。


▼M-1 ジュニア45kg級タイトルマッチ
○岩田翔吉(フリー/同級3位)
20−19、19−19、20−19
●岡納雅樹(堀切KMC桜/王者)
※岩田が新チャンピオンの座に就く。

▼女子交流戦 スーパーバンタム級 M-1女子フレッシュマンルール 2分3R 顔面ヒザなし
△千佳子(WSRフェアテックス)
ドロー 判定1−0 ※30−29、29−29、29−29
△SIZUMI(Studio-K)

▼交流戦56.5kg契約M-1フレッシュマンルール
○久世秀樹(WSRフェアテックス)
判定3−0 ※28−27、28−27、27−27
●GAKU(クロスポイント吉祥寺)

▼交流戦65kg契約 M-1フレッシュマンルール
○宮崎徳也(クロスポイント吉祥寺)
判定2−0 ※30−29、29−28、29−29
●KATO-A.K.G(アブレイズキック)

▼オープニングファイト・バンタム級 M-1フレッシュマンルール
○宮崎貴大(WSRフェアテックス) 
KO 2分11秒
●渡部 博(士道館ひばりが丘道場)


GBRの「キックボクシング夏祭り」インタビュー&動画がいっぱい
後藤龍治のオリジナル技術「巻き手ブロック」と「サンドイッチローキック」動画講座など
【関連リンク】
≫M-1公式サイト
≪関連ニュース≫

≫年度別・試合結果一覧


 
格闘技@はじめーる

    

GBRとは 今すぐ無料登録 動作環境 利用規約 プライバシーの考え方 運営会社 お問合せ
(C)YOSHIKURA DESIGN,LTD. 2003-2009. All right reserved.
GBRとは
格闘技サンプル動画