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【K-1】武蔵がバンナにダウン奪われ引退へ…DREAMからの刺客アリスターがアーツ破る

2009/09/26


FEG
「K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16」

2009年9月26日(土)韓国・ソウル オリンピック第1体育館
開場14:30 開始15:30

▼メインイベント(第9試合) FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
KO 1R2分15秒 ※右ボディストレート
●ザビッド・サメドフ(ベラルーシ/チヌック)

 メインイベントを務めるのは昨年のワールドGP決勝戦で反則大暴走し、世代交代を達成できなかったバダ・ハリ。5月にはシュルトをKOして、現在のK-1の顔とでもいうべき存在だけに悲願の初優勝へ一歩前進したいところ。対するは5月の『K-1 WORLD GP 2009 IN LODS』を制覇した、こちらもスピードを誇るサメドフ。

 1R、速いジャブから右ローで先制するハリ。続いても同じ攻撃でサメドフを転倒させる。サメドフは飛び込んでパンチのコンビネーションを放つが、ハリはしっかりとブロック。ハリの左ミドル、左フックからボディ、そして右ローで転倒させる。

 左フックで飛び込むサメドフの右フックがハリのアゴをかすめる。しかしその直後、ハリが左フックの空振りから右ボディストレート! この一発がグサリとみぞおちに突き刺さり、サメドフは腹を抱えてダウン! マウスピースを吐き出し、サメドフは立てない。

 ハリが開幕戦唯一のKO勝ちで大会を締め、圧勝で決勝トーナメントへ駒を進めた。これにより、今年のワールドGPファイナル(12月5日・横浜アリーナ)はバダ・ハリ、セーム・シュルト、レミー・ボンヤスキー、エヴェルトン・テイシェイラ、エロール・ジマーマン、ルスラン・カラエフ、そして総合格闘技からの侵略者アリスター・オーフレイムによって争われることになった。


▼セミファイナル(第8試合) FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)

 ファン投票1位を獲得して推薦出場となった、総合格闘技DREAMからの刺客アリスター。昨年大晦日のバダ・ハリ戦に続いて、デモリッションマンの異名通りK-1レジェンドのアーツを“破壊”するか。それともアーツがK-1の牙城を守るのか?

 1R、アーツの右ローにアリスターが右フック! アーツが倒れこむがこれはスリップ。続いての組みからアリスターが軽く投げすてる。アーツはパンチを上に集めてのボディストレート、アリスターがローを蹴るとローを蹴り返してハイキック。アリスターは組み付くと簡単にアーツをコカす。

 アーツはジャブからロー、アリスターが左右フックからヒザ蹴り! アーツもローを返すが、アリスターの強烈なフックでアーツが下がる! 圧倒的な圧力とパワーでアーツを追い回すアリスター! ラウンド終了間際にもアリスターの左フックが炸裂! アーツの顔は早くも腫れる。オープンスコアは10−9でもちろんアリスター。

 2R、アーツが速いパンチでアリスターを亀にさせるが、アリスターはすぐに強烈なフックで反撃。アーツの左ロー、ボディストレート。アリスターの重いフックとヒザ、そしてローからヒザ。下がるアーツにアリスターがヒザ蹴りから左右フック。

 下がるアーツにアリスターが顔面へのヒザ蹴り、フックから掴んでのヒザ蹴り。アリスターはアーツのパンチを徹底してアームブロック、組むと簡単に投げ捨てる。そして右フックから顔面へのヒザ蹴り! 押されまくるアーツが大ピンチ! ジャッジは三者とも10−9でアリスター。

 3R、アーツが左右のボディから左ハイキック。しかし、アリスターがすぐに前へ出て左右フックからヒザ蹴り。アーツのバックブロー、アリスターの右ローにアーツが大きくバランスを崩す。さらに右フック! アーツは下がるしかない。

 ロープを背負ったアーツに左ボディから左アッパー! アリスターのパンチに下がりまくるアーツ。右目下からは出血、ジャブで突き放すのが精一杯。アーツのローにアリスターが右フックを合わせたところでゴング! アーツの両目の下は無残に腫れあがり、全くいいところなく判定3−0で敗れた。

 圧倒的な強さでアーツを下したアリスター、「K-1破壊」をまたしても達成した。


▼第7試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
判定3-0 ※三者とも30-28
●武蔵(日本/正道会館)

 年内での引退を表明し、退路を断って最後のワールドGPに挑む武蔵。勝って日本のファンが待つ決勝トーナメントへ駒を進めることが出来るか? それともこれが引退試合になってしまうのか? 対するは同じく長年K-1で闘い続けてきた“戦友”とも言えるバンナ。「気が狂うほど殴り合おうぜ」と武蔵にメッセージを送った。

 1R、サウスポーに構えた武蔵はジャブ、右ロー。バンナはジャブから距離を詰めてワンツー、ロープを背負った武蔵。右アッパーには左フックを合わされる。オーソドックスに構えた武蔵はパンチ主体で攻めていく。バンナも強烈なフックを回転させる。

 武蔵のワンツー、バンナもすぐにパンチを返す。ロープに詰めたバンナが連打、武蔵は前に出てボディを打つ。ほとんど蹴りを出さずにパンチで勝負した武蔵。オープンスコアは三者とも10−10。

 2R、いきなりバックブローを繰り出す武蔵、バンナが肩を揺らしながら前へ出て行くと武蔵は声を出しながらパンチを放っていく。バンナの左ストレートが伸びるが、武蔵はすぐにハイキック。その直後、パンチに行った武蔵はバッティングを受けて試合中断。

 再開後、武蔵は下がりながら左ミドルを蹴るが、バンナは右フック。ロープ際まで誘う武蔵にバンナがパンチ、武蔵もパンチを返して右ミドル。武蔵はロープを背負ってガードを固め、カウンターを狙う作戦のようだ。バンナもそれを察して強引には攻めない。すると武蔵の方から攻めていくという展開。

 3R、いきなり下がる武蔵がロープを背負う。フックを振るうバンナに武蔵がボディフック。武蔵のジャブ、コーナーへ詰まったところでバンナが左フック、武蔵も声を出しながらパンチを返していく。ロープへ詰めてショートのパンチを繰り出すバンナに武蔵がジャブから右ロー。

 武蔵が右アッパーから左ストレート、そして左ハイキック! だがバンナもすぐにパンチで詰めて行き、連打でロープへ釘付けに! ここで右フックをもらって武蔵ダウン! 立ち上がると武蔵は逆転を狙ってパンチを打っていくが、バンナも右フックを打ち返す!

 最終ラウンドで痛恨のダウンを喫した武蔵が敗れ、バンナの判定勝ち。バンナは膝を着いて武蔵を称え、肩を抱き合って健闘を称え合った。武蔵、最後の闘いは終わり、14年間のK-1人生にピリオドを打った。


▼第6試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
判定3-0 ※30-25、30-26、30-27
●ダニエル・ギタ(ルーマニア/カマクラ)

 昨年、史上初の4連覇を目指したがピーター・アーツに判定で敗れ、今年5月16日の『ショータイム』ではバダ・ハリにKO負けを喫したシュルト。失地回復を目指して開幕戦に臨む。そのシュルトに挑むは8月の世界最終予選にて、強烈なローキックを武器に全試合KO勝ちでワールドGP出場権を得たルーマニアの英雄ギタ。初出場でシュルト克服という快挙なるか?

 1R、シュルトは前足を上げてローを警戒しながらジャブ、前蹴り。ギタはワンツーを伸ばして左ロー。シュルトもパンチを返していくが、打ち合いの後、必ずローで終わらせるギタ。シュルトはジャブを出して前へ出て、連打からバックキック。

 ギタが右フックをクリーンヒットさせての連打、下がったシュルトに左ハイキック! 続けて右フック! それでも怯まないシュルトはジャブからパンチ、ギタがパンチを返してもすぐにジャブで押し返し、ヒザを顔面へ伸ばしていくシュルト。ジャッジ1名は10−9でシュルトを支持。

 2R、ローを蹴るギタにシュルトがワンツー、下がり気味だが前へ出てパンチを放つギタ。ジャブ、ロー、前蹴り、左ハイキックと一発一発が重いシュルト。ギタは早くも疲れた表情に。シュルトの前蹴りにギタはジャブをカウンターで返し、ローには右ストレートを合わせようとする。

 シュルトの圧力に苦しいギタは投げを見舞おうとして注意を与えられる。ジャブ、ローで前へ出るシュルトに下がるギタ。一か八かで右を強振するギタだが、シュルトを捉えることは出来ない。

 3R、右へ回り込むギタにシュルトが前蹴り、ギタは大振りの右フックを度々放つがかわされる。左インローを蹴っていくギタだが、そのローからの左フックに左ジャブを合わされてギタがダウン! シュルトは前蹴り、ギタが思い切って右フックを放つが、逆に右フックをもらって2度目のダウンを喫する。

 前足を上げながら前へ出るシュルトが左右のフックからヒザ、左ハイキック、ジャブからワンツー。ギタもローを返していくが、もはや力がない。シュルトが圧倒的な強さを発揮して、判定3−0で勝利。しかし、敗れたギタにも大きな拍手が沸き起こった。


▼第5試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
延長2R判定3-0 ※三者とも10-9
●シング・心・ジャディブ(インド/TOWIN)
※本戦は29-29、30-30、29-30。延長1Rは三者とも10-10。

 昨年衝撃K-1デビューを飾った極真の現役世界チャンピオン、テイシェイラが2度目のワールドGPに挑む。対するはアジアGPを制覇したシング。キックボクシングファンにはお馴染みのシングが、GP初出場で嵐を巻き起こすか? それともテイシェイラがGP制覇への狼煙を挙げるのか?

 1R、ワンツーで切り込むテイシェイラ、バックステップで逃げるシングをロープ際に追い込んでいって右フック。シングは首相撲で崩してのローを見せる。シングのハイキックに軸足蹴りを合わせるティシェイラだが、倒す気持ちが強すぎるのかパンチがやや大振り。

 シングの左ローにテイシェイラが左フックを合わせる! シングは足を使って回り込みながらのローキック。前へ前へと出てくるテイシェイラの打ち気をスカすように動き回る。ジャッジ1名が10−9でテイシェイラ優勢につけた。

 2R、右ローからジリジリと距離を詰めるテイシェイラ。シングはハイキックを放ち、ローを蹴ってきたテイシェイラに飛びヒザ蹴り、さらに組んでのヒザ蹴り。ローの蹴り合いではテイシェイラのローでシングが横っ飛びになる。シングは入ってきたところへヒザ蹴り。

 左インローを次々と当てて行くテイシェイラ、距離を詰めてパンチを放つがシングに組み付かれる。長い手を利して、テイシェイラが入ってくると組んで追撃をさせないシング。ジャッジは三者とも10−10。

 3R、右フックで思い切って距離を詰めるテイシェイラだが、シングは組み付く。パンチから組んでのヒザに活路を求めるシング、ステップを使って大きく回りこんで行く。インローとジャブ、左ミドルで距離を詰めていこうとするが、やはりシングは首相撲。

 レフェリーが首相撲が多いことを注意する。するとシングがパンチの連打から首ヒザ。組まれたテイシェイラが投げを打つと、バランスを崩してしまいそこでシングがアゴへのヒザ蹴り! テイシェイラのアゴが跳ね上がる! テイシェイラも連打で応戦していくと、シングが組んでのヒザとパンチ。最後の最後でシングが優勢に立った。

 判定はジャッジ1名がシング! しかし、残り2名がドローで延長戦へ突入。テイシェイラが右ロー、手数の足りない二人に口頭注意が与えられる。フックで前に出るテイシェイラだが、シングのヒザ蹴りフェイントで前進を止められる。

 パンチからのヒザで前に出るシング、首相撲に捕らえてのヒザ蹴り。テイシェイラがフックを出すとシングは組んでしまう。左フックを大振りしたテイシェイラにシングが首相撲からのヒザ蹴り、さらに組んでのヒザ蹴りとパンチ! テイシェイラがほとんど攻めることなく延長戦が終わった。

 しかし、判定は三者ともドロー! 再延長戦へ勝負は持ち込まれた。ゆっくり前に出るテイシェイラがパンチを出すとシングは組み付く。シングのハイキック、テイシェイラが接近するとパンチの連打。テイシェイラの蹴りに右フックを合わせる。

 テイシェイラが右ハイキック! シングが組み付く。離れると前に出てパンチを放つシングにテイシェイラが右ミドル、組んでくるシングを押し倒す。パンチからヒザ、そして組み付くシング。再びパンチで前へ出て連打からヒザ。テイシェイラが手を出す前に組んでしまう。前に出るシングに下がるテイシェイラ、最後も組まれてヒザをもらったところで試合終了。

 かなり微妙な展開だったが、下がりながらも攻撃をしっかり当てていったテイシェイラが判定3−0で辛うじて勝利。極真空手ルールでも禁止となっている掴み、K-1でも掴みを想定していなかったのであろう。その掴みに苦しみながらも2年連続の決勝トーナメント進出を決めた。


▼第4試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-29
●京太郎(チームドラゴン)

 日本人初のK-1ヘビー級チャンピオンとなった京太郎が、日本の期待を背負っていざ出陣! 第一関門はあのバダ・ハリと超絶スピード合戦を展開したこともあるスピードが持ち味のカラエフだ。京太郎はカラエフのスピードあるパンチにも得意のカウンターを合わせることが出来るか?

 1R、右へ大きくサークリングしていく京太郎、カラエフはバックブロー、バックキック。リングをめいっぱい大きく使う京太郎に場内からはブーイングが起こる。カラエフは追い詰めながら左フック、左ボディ。京太郎も右クロスを狙って打ち合う。

 足を止めた京太郎にカラエフが右ストレート、京太郎が右を合わせるがこれは失敗。どんどんパンチで追い詰めて行くカラエフ、京太郎は冷静にパンチをかわしてローキック。第1Rは三者とも10−10。

 2R、やはり右へ回りだす京太郎、左インローと右ローを放ってステップを使っていく。カラエフは左フックで進路を止めてのパンチ。右ストレートからバックキック、京太郎が右を合わせるがカラエフは構わずフックで前へ出る。

 カラエフがワンツーからバックキック、京太郎はかわして距離を取る。カラエフの右フックに京太郎が左フックを素早く返すが、カラエフにワンツーを突き刺される。やや京太郎の動きが鈍ってきたか。オープンスコアは三者とも10−9でカラエフ!

 3R、前のラウンドをとられた京太郎が前へ出て、今度はカラエフがステップを使って距離を取る。下がって誘ったカラエフがバックブロー! まともにもらった京太郎が下がる。京太郎はもう一度前へ出て右ロー、カラエフはジャブ。1〜2Rとは全く逆の展開となった。

 京太郎に攻めさせてのカウンターを狙うカラエフはレバーブローを連発! 両者ともパンチの空振りが目立つ。カラエフのパンチに右ストレートを返してクリーンヒットさせた京太郎だったが、カラエフもパンチで前へ出て反撃。打ち合いの中、ゴングが鳴った。

 判定3−0でカラエフが勝利、京太郎初のワールドGPは初戦敗退という結果に終わった。


▼第3試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデン・グローリー)
判定2-0 ※29-28、29-28、30-30
●グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)

 強烈な右ストレートが武器のジマーマンと、ブラジリアンハイキックを始めとする蹴り技を得意とするグラウベ。パンチVSキック、そして新旧対決が幕を開けた。

 1R、ジマーマンはワンツーから右ローのコンビネーションを主軸にしながら、ジャンプしてのパンチなどトリッキーな動きも見せる。グラウベはガードをしっかりと固めて左ロー、左ミドル二連発。グラウベは左の蹴りをジマーマンのボディに集中させる。

 ジマーマンが一気にパンチを固めて右フック! この一発でグラウベが下がる! さらに右アッパーをヒットさせるジマーマン。ジャッジ2名が10−9でジマーマン優勢につけた。

 2R、両者ともローからのパンチを繰り出し、踊るように殴りかかるジマーマンにグラウベは左ミドル&右ロー。ジマーマンのワンツーから右ロー、もう一発右ロー。グラウベは長いジャブを伸ばしていくが、ジマーマンは構わずフックの連打で詰めていく。

 お互いに右ストレートを当て、ハイキックを放つ。ラウンド終了間際、コーナーに詰まったジマーマンは体を入れ替えて右ストレートからの右の三連発!

 3R、ジマーマンが右ハイキックからの右ストレート、パンチを4連打して右ロー。パンチを見せてのこの右ローが効果的に決まっている。右ストレートでコーナーに詰めていったグラウベが左ハイキック! 動きが止まるジマーマンにグラウベがパンチと左ミドル、後ろ廻し蹴り! 下がるジマーマンにカウンターの左ジャブが入り、グラウベがパンチで前に出る。

 ジマーマンも右ストレートを繰り出すが、明らかに動きが鈍い。グラウベはもう一度ハイキック、コーナーへ詰めてのパンチ。スリップするジマーマン。立ち上がったところへグラウベの左ミドル! 必死にパンチを返していくジマーマン、疲労を隠せずともヒザ蹴り、パンチでコーナーへ詰めていくグラウベ。

 判定はジャッジ1名がドローも、2名が29−29でジマーマン! 1、2Rでポイントを獲得したジマーマンが逃げ切り、かつてのベスト8常連ファイターを葬った。


▼第2試合 FINAL16 K-1ルール 3分3R延長2R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
判定3-0 ※三者とも30-29
●メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクス)

 アーネスト・ホーストと並ぶ4度目の優勝を目指し、昨年のチャンピオンであるボンヤスキーがトーナメント第1試合に登場。初戦の相手は勝っても負けても場内を沸かせるマヌーフだ。大歓声に迎えられて入場したマヌーフは、それに応えるように白い歯を見せて笑顔で軽やかなダンス。両者は過去2度対戦し、2度ともボンヤスキーが勝利している。

 1R、どっしり構えるボンヤスキーにマヌーフはなかなか入っていくことが出来ない。するとマヌーフはもつれて倒れたところで体を浴びせたり、ミドルをキャッチしてマットに叩きつけるなど荒業でペースをかき乱す。

 しきりにハイキック、アゴへのヒザ蹴りを狙うボンヤスキー。再び睨み合ったまま初回終了のゴングを聞く。オープンスコアは10−10だ。

 2R、ジリジリと近付くボンヤスキーがヒザ、マヌーフも左右フックとボディ、ボンヤスキーのハイキック。近付くと一瞬で打ち合いになるため、片時も目が離せない。ボンヤスキーは離れ際にロー、マヌーフは組むと足を掛けてボンヤスキーを転倒させる。

 バックブロー、ボディ、左右フックからアッパーと強打を振るっていくマヌーフだが、ボンヤスキーのブロックは固い。するとまたもマヌーフは組んでの投げでボンヤスキーのペースを乱していく。このラウンドも10−10。

 3R、圧力をかけて前に出て行くボンヤスキー、マヌーフは左右フックで迎え撃つ。ボンヤスキーのローにマヌーフがボディストレート。パンチでコーナーへ詰めていくマヌーフにボンヤスキーはハイキック、ロー。

 アゴへのヒザ蹴りから右ロー、もう一度ヒザ蹴り! マヌーフがこれで下がり、タックルでボンヤスキーを倒す。右ロー、右ハイキック、右ハイキック、右ローと上下に蹴るボンヤスキーにマヌーフは押され気味。それでもパンチで反撃するが、ボンヤスキーのブロックは変わらず固い。

 最終ラウンドで差を付け、ボンヤスキーが判定で勝利。余力があるぞとばかりに四方のコーナーへ登って笑顔でガッツポーズするマヌーフ、ボンヤスキーはプレッシャーに押されたためか深いため息をつき、ロープに寄りかかって疲労を隠さなかった。


▼第1試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○金 泰泳(日本/正道会館)
失格 1R終了時
●カタリン・モロサヌ(ルーマニア/ローカルコンバットチーム)

 7月に澤屋敷純一を124秒でマットに沈めたモロサヌと、39歳の金がオープニングを飾る。リングに上がった両者は、いきなりフェイス・トゥ・フェイスで目を離さない睨み合いを展開する!

 1R、モロサヌはサウスポー、パンチからの左ミドル、左ローで金をコーナーへ追い詰めて行く。下がる金に左インローと左フック。金はハイキック&ミドルで下がらせつつ、相手の出方を見る。金がカウンターの右テンカオ、右ミドルでボディを狙い撃ち。

 前に出てくるモロサヌは左ロー連発で金を下がらせ、徹底したローキック。ここで拍子木が鳴らされると、試合終了と勘違いしたモロサヌに金が「まだだぞ」とばかりに右フック。その直後、ラウンド終了のゴングが鳴らされたが、モロサヌがガードを下げた金に右フックからの左フック! 完全に気を抜いていた金がダウン! 場内はブーイングに包まれる。

 モロサヌにはレッドカードが提示されたが、金は大の字になって動くことが出来ない。角田ルールディレクターがリングに上がり、「金選手は右半身が痺れた状態。試合を続行できないダメージを与えた悪質な反則として失格!」とモロサヌに失格を告げた。金は担架に乗せられたが自力で立ち上がり、韓国語によるマイクで挨拶。なぜかブーイングも起きていた。


▼スペシャルファイト第2試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○イム・チビン(韓国/KHAN)
判定3-0 ※三者とも30-28
●タヒール・メンチチ(コソボ共和国/チーム・スーパーブロ)

▼スペシャルファイト第1試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○イム・スジョン(韓国/T エンターテインメント/サムサンイーグル)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●チェン・チン(中国)
※チェンは契約体重オーバーにより減点1からのスタート。

▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 3分3R
○ソン・ミンホ(韓国/KHAN)
TKO 2R2分9秒 ※ドクターストップ
●キム・ネチョル(韓国/安城ソルボン・チームハンス)

▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール 3分3R
○ミョン・ヒョンマン(韓国/テウン会館・M-1クレジット)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-29
●洪 太星(極真会館)

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