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【バーリトゥードジャパン】五味隆典、苦闘の末に勝利!リオン&ルミナはKO勝ち

2009/10/30


VALE TUDO JAPAN実行委員会
「VALE TUDO JAPAN 09」

2009年10月30日(金)東京・JCBホール
開場16:00 開始18:00
※17:00よりオープニングファイト(第1試合・第2試合)開始

▼メインイベント(第8試合) VTJルール 71kg契約 5分5R
○五味隆典(久我山ラスカル/第5代修斗世界ウェルター級王者)
判定3-0 ※47-45、46-45、46-44
●トニー・ハービー(アメリカ/マッシュファイトチーム/キング・オブ・ザ・ケージライト級王者)

 10年ぶりに復活を遂げたVTJのメインを締めるのは、5・10修斗JCB大会で中蔵隆志をKOで下した五味だ。

 空手、テコンドー、カポエイラ、ボクシングといった打撃系格闘技をバックボーンに持ち、KOTCライト級のベルトを巻くハービーと対戦した。

 試合前に会場で流された煽りVTRでは、PRIDEで10連勝したことを振り返り「あの姿の片鱗を見せたいですね」とコメントした五味。するとここでナレーションがPRIDEの煽りVTRでお馴染みの立木文彦に変わり、五味を「天下無双の火の玉ボーイ」と紹介、そしてPRIDEと同じ映像で対戦カードが画面に映し出される。

 これだけでも場内は大盛り上がりとなるが、五味がPRIDE時代の入場曲「SCARY」に乗って花道に姿を現すと会場は大爆発! 五味はゆっくりとリングに向かった。

 1R試合開始のゴングが鳴ると、いきなりハービーがミドルキック! 五味はその蹴り足をキャッチするようにしてハービーをテイクダウン。ハービーの体を振るようにしてハービーのバックに周りこむ。ここからハービーは五味のクラッチを腰まで下げて、向き直って正対しようとするが、五味もすぐにそれに反応し、インサイドガードで上になる。

 ここから五味はトップポジションをキープし、抱きつくハービーの即頭部にパウンドを連打。これを嫌がる素振りを見せるハービーだったが、五味の体を蹴り放し腰を切るようにして立ち上がる。ここで五味はハービーの足をキャッチしたままテイクダウンを試みるが、ここでハービーがバックキック! ハービーの意表をついた攻撃にどよめきが起こる。

 試合がスタンドに戻るとサウスポーのハービーは右フックでステップイン。サウスポーの五味はそれをディフェンスすると、すぐに左ストレートと右フックを返す。左ミドル、左ストレートを打つハービー。

 五味はハービーが前に出てくるところに右フックから返しの左! これがハービーの顔面を捉えるものの、ハービーは下がることなくパンチで前進し、バックキックを放つ。

 とにかく前に突っ込んでくるハービーに五味は右フック。五味は構えをサウスポーとオーソドックスにスイッチしながら、頭を振ってプレッシャーを
かける。そして距離が詰まると左右のフック! ハービーのローにカウンターの左ストレート! 下がるハービーがバックキックを放つと、そこに組み付いて五味がハービーを豪快にテイクダウンする。

 そして残り1分、マウントポジションを奪った五味がパウンドを連打! ハービーがバックを見せるようにし、タックルに切り替えると、五味は4点ポジションからのヒザ蹴り! 劣勢に立たされたハービーだったが、五味の体をロープに押し込むようにして、五味をテイクダウンする。

 2R、構えをスイッチしてサイドキックを蹴るハービー。右ストレートから左フックで前に出ると、五味も左ストレートから右。ハービーの前蹴りを流して、すぐに左ストレートを返す。

 ここから五味は圧力をかけて前に出てジャブ、そして左ストレート! 構えをオーソドックスにスイッチしてインローを蹴る。

 ハービーは五味の圧力に下がりながらもバックキックとバックブローを放つが不発。逆に五味はハービーにロープを背負わせて、強烈な右ボディフックから左フック! 五味の必殺技とも言える右ボディフックが突き刺さると、ハービーは思わずタックル。しかし五味はそれを切ってヒザ蹴りを連打!

 これを嫌ったハービーが立ち上がると五味は左ストレートの連打でハービーを下がらせる。そして五味はハービーのボディにジャブを振って左ストレート! ハービーの右フックを空振りさせて右ボディフック! ハービーは五味の猛攻を受けるも、距離を取ると構えをスイッチしながらジャブと左フック、左ミドルを蹴っていく。

 前に出て圧力をかけ続ける五味はハービーのパンチを空振りさせて左ストレートから右ボディ! これでハービーの動きを止めると再び左ストレートから怒涛の連打! しかしここでもハービーはパンチで応戦する。

 3R、左ストレートから右フックで前に出る五味。ハービーもそれに対してワンツー、そして左ストレート! これが五味の顔面を捉えるが五味は下がらない。するとハービーはパンチから左ミドル。

 五味はその左ミドルをブロックして左ストレートを返す。ハービーが距離を作って左ミドル、五味がそれをブロックして左ストレートという展開が続くが、ハービーの左ミドルが五味のボディを捉え、五味の動きが止まる! するとここからハービーが左ミドルから左ストレート! 前蹴りで五味を吹っ飛ばす! 五味はハービーの蹴り足をキャッチしてハービーをテイクダウン。

 インサイドガードからハービーの顔面にパンチを落とす! さらに五味はハービーの足をまたいでハーフガードになると、ハービーの顔面に鉄槌。

 これでハービーを確実に削る五味は遂にマウントポジションを奪取! 暴れるハービーを押さえ込んで五味がパンチを落とす! 圧倒的有利な状態となった五味はハービーを仕留めようとパンチを連打! しかしハービーも体を振って何とかそれをディフェンスする。なかなかハービーに致命的なダメージを与えられない五味は、マウントポジションからサイドポジションに移行。そしてここからヒザ蹴りを連打! 

 たまらず亀になるハービーの顔面と腹にヒザ蹴りを叩き込む! 何とか立ち上がるハービーだったが、足元はフラフラ。五味はハービーをコーナーまで詰めるとパンチとヒザ蹴りで怒涛のラッシュ! 力なく組み付くハービーを押し倒すとマウントパンチを叩き込む。

 ここで五味はハービーの左腕をキャッチして腕十字! ハービーの左腕が完全に伸びきり、レフェリーもハービーにギブアップを問うがハービーはタップしない! 五味がハービーに腕十字をかけた状態のまま、ラウンド終了のゴングが鳴らされた。

 するとこのラウンドの猛攻でスタミナを消費し、すぐに立ち上がることが出来ない五味。ロープに手をかけて体を起こし、何とか自陣コーナーにまで歩いて戻る。

 そして4R開始のゴングが鳴らされると、明らかに消耗が激しい五味。逆にハービーは左ミドル、前蹴り、左ストレートと猛攻! 五味は何とかそれをブロックするものの、ほとんど手を出すことが出来ない。会場からは大五味コールも起こるが、五味は苦しそうな表情を浮かべたままだ。

 そこにハービーは左ハイキック、そしてロープに詰めて連打! 五味も何とかパンチを返すが勢いがない。両手を下げて後退する五味にハービーはワンツー、左ストレート! そして五味の首をキャッチするとヒザ蹴りを突き上げる! そして右フックから左アッパー! これで五味に尻餅をつかせると、ハービーはヒザ蹴り! 

 グラウンドで下になる五味に鉄槌を連打するハービー。五味も必死にタックルでハービーにしがみつき、テイクダウン。バックからマウントポジションを奪うがパンチを打つことが出来ない。逆にハービーはサイドポジションを取らせて、そこからエスケープ。

 体を起こすと亀になる五味にヒザ蹴りを連打する! 再び劣勢に立たされた五味は気力を振り絞った渾身のタックルでハービーをテイクダウン。必死にハービーを寝かせて3Rと同じように腕十字を狙うが、ハービーはすぐに自分の腕を抜いてそこから脱出。

 インサイドガードから五味の顔面にパンチと落とし、さらに踏みつけ! ここまでのラウンドの劣勢を跳ね返し、ハービーが猛攻を見せる! 何とかこれを凌ぎ、ラウンド終了のゴングを聞いた五味だったが、3R終了時以上に消耗が激しく、ロープを掴んで体を起こすのがやっと。

 自陣コーナーに戻れない五味にセコンドが駆け寄り、五味に水を飲ませる。何とか自陣コーナーまで戻った五味だが、コーナー下ではドクターもスタンバイする。そして迎えた最終ラウンド、右フックと右アッパーから左ストレートにつなげるハービー。

 五味は右ボディを返し、パンチで前に出て行くが、ハービーは前蹴りや左ストレートで五味に距離を詰めさせない。ハービーの左ストレートを受けるものの、必死に左ストレートを返す五味。しかしハービーはそれを上体をそらせて空振りさせる。

 このラウンドも先手を攻め込むハービーだったが、さすがに20分以上も戦い続けており、徐々に手数が減っていく。そして残り1分を切ったところでハービーが左ストレートから左ミドル。するとこれがローブローとなり、試合が一時中断となる。

 インターバル中、五味はセコンドに試合残り時間が50秒だということを確認すると、再開後にワンツーで前進! その後も必死に手を出し続けるがハービーの顔面を捉えることが出来ない。

 最後は互いに見合った状態で試合が終了。ハービーがブレイクダンスで勝利をアピールすると、五味もコーナーポストに駆け上がり、自分の勝利をアピールする。

 そして判定は3−0で五味が勝利! 3Rまでは五味がポイントを取り、残りの2Rをハービーが盛り返すという25分間の激闘を五味が制した。




▼セミファイナル(第7試合) VTJルール 65kg契約 5分5R
○リオン武(シューティングジム横浜/第5代、第8代現・修斗世界ライト級王者)
KO 4R2分58秒 ※パウンド連打
●アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/Club de luta/第4代修斗世界ライト級王者)

 VTJのリングで実現した新旧世界王者対決。修斗ライト級王者として6度の防衛に成功し、無敵の王者として君臨していたノゲイラ。リオンはノゲイラが王座を剥奪された後に世界王者になり、今回がノゲイラとは初対戦となる。青コーナーから入場のノゲイラは青いショートパンチ、赤コーナーのリオンはいつものロングスパッツではなく赤と白のショートパンツでリングに上がる。

 1R、細かくフェイントを入れて前に出て行くリオン。ノゲイラは大振りの右フックから一気に前に出てリオンをロープまで押し込むと両足タックルでテイクダウンを奪う。一気にパスガードしたノゲイラは鉄槌とヒザ蹴り。

 ノゲイラのギロチンを警戒して体を起こさないリオンに対し、ノゲイラはリオンの体をまたいでマウントポジションを奪う。

 ここでリオンはブリッジでポジションを返そうとするが、ノゲイラは上のポジションをキープ。ハーフガードから足を抜いてマウントを取るとパウンド、ニーオンザベリーに移行してリオンの顔面にヒザ蹴り、前腕でリオンの顔を押して鉄槌を落とす。残り30秒、リオンはノゲイラの体を押すようにして、ここから脱出。スタンドに戻ると、リオンは一気に距離を詰めるとヒザ蹴り。ノゲイラが組む際を狙って左右のフックを打つ。

 2R、左フックから突っ込んでタックルに入るノゲイラ。しかしリオンはそれを切ると、ガードポジションを取るノゲイラにパウンドを連打! ノゲイラもリオンの両手を持ってディフェンス。しかしリオンはハーフから鉄槌とヒザ蹴り! これを受けるノゲイラだったが、ハーフガードからリオンの足を抱えて片足タックルのような形でポジションを入れ替える。

 そしてすぐにサイドポジションを奪ったノゲイラは上四方チョークを狙いつつヒザ蹴り! さらにニーオンザベリーからリオンの顔面を踏みつける。足を入れてイノキ・アリ状態に戻すリオン。ノゲイラはリオンの蹴り上げをさばいてパスガード。再びニーオンザベリーになるとヒザ蹴りと鉄槌! 

 序盤はパウンドで攻勢に出たリオンだが、後半はグラウンド&パウンドで攻められる苦しい展開が続く。

 3R、じりじりと前に出るリオン。右ストレートと蹴りのフェイントを入れてノゲイラを下がらせる。ノゲイラも左フックと右アッパー打つが、リオンはしっかりとそれをブロック。ノゲイラをコーナーまで下がらせると鋭いジャブをつく。ノゲイラは右フックからタックルに入るが、リオンはそれを切る。自らガードポジションに引き込むノゲイラ。リオンの足をすくってスイープを狙うが、リオンはしっかりとそれを潰して鉄槌。ノゲイラのボディと顔面にパンチを打ち分ける。

 無理にパスガードは狙わずにトップキープ、そして的確にパンチを落とすリオン。ノゲイラも何とか通常のガードポジションに戻すが、リオンはノゲイラの三角絞めをディフェンスして、背筋を伸ばして鉄槌! そして顔面踏みつけ! 残り10秒、半身になるノゲイラにリオンがパウンドで一気に攻め込む! ノゲイラの猛攻を凌いだリオンが形勢を逆転する。

 そして4R、このラウンドも圧力をかけてノゲイラを下がらせるのはリオン。ノゲイラはタックル、そのままバックに組み付いてリオンをテイクダウンしようとする。

 必死にスタンドの状態をキープしようとするリオンだったが、ノゲイラもしつこくリオンの体に密着して、リオンの体をマットに寝かせる。ここからグラウンドの打撃で攻め込みたいノゲイラだったが、リオンは下からノゲイラの顔面を蹴り上げ、ノゲイラの即頭部を殴りつける。そしてノゲイラの体を蹴りはなして立ち上がると、リオンの左ストレートがノゲイラのガードの間をすり抜けてヒット! 「ジャブとワンツーをフェイントにして、左ストレートを打とうと思っていた」というリオンの狙い済ました一撃でノゲイラがダウン! 

 思わず背中を見せたノゲイラにリオンがパウンドを連打! 完全に動きが止まったノゲイラを見てレフェリーが試合をストップ! ノゲイラのグラウンド打撃に苦しめられながらも、リオンが最後は完全KO勝利を収めた。

 試合後「ありがとうございました! いやあノゲイラに勝ちました。ノゲイラはすげえ力が強かったです。でも仕留められて良かったです。実は腰を痛めていて、10月に入って打撃の練習しかしていなくて、それが試合で出ちゃいましたね」と試合を振り返ったリオン。

「いやあすげえ疲れました。ただ劣勢になってから僕は実力が出るんで(笑)。ペケーニョを倒したんで、これで修斗世界ライト級チャンピオンはリオン武だと胸を張って言えます。今日はロングスパッツじゃないですけど、20周年の大会が終わって、新しいことにやってみようかなと思って、その一環です。これからまた面白いことをしようと思うんで、ありがとうございました!」と更なる飛躍をファンに誓った。





▼第6試合 VTJルール 63kg契約 5分3R
○佐藤ルミナ(roots)
KO 1R3分20秒 ※パウンド連打
●コーリー・グラント(アメリカ/チーム・クエスト)

 VTJで数々の名勝負を残してきたルミナが10年ぶりに復活した大会に登場! 当初ルミナはDREAMフェザー級GPベスト4、“KIDを倒した男”ジョー・ウォーレンとの対戦を予定していたが、ウォーレンが試合直前に負傷。ウォーレンのチームメイトであるグラントと対戦することになった。グラントのセコンドにはそのウォーレンがつく。

 1R、ルミナのローをすくってグラントがテイクダウン。ルミナが下から三角絞めを狙うと、グラントは立ち上がってパウンドと踏み付け! ルミナはすぐに立ち上がる。

 ルミナのローに左フックから右ストレートで飛び込むグラント。そのまま組みの攻防になるが、互いに距離を取って試合はスタンドに戻る。右ストレートで一気に飛び込むグラント。ルミナは半身に構えてサイドキックでけん制。このサイドキックをフェイントにしてジャブを突く。

 グラントはジャブで距離を詰めるとルミナはそこに左フックから右ロー! ルミナはグラントのパンチをしっかりとブロックして右ローを蹴っていく。

 グラントはそのローをすくってルミナをこかすが、すぐに立ち上がるルミナ。ルミナはスタンドで右ストレート、そしてインロー。

 パンチのフェイントから右ローを蹴っていく。そしてルミナが体をかがめるようにして右ストレート! これがグラントの顔面を捉えてグラントがダウン! そのままルミナがパウンドを連打! ルミナが場内大興奮のKO勝利を収めた!

 試合後、リング上で今の心境を聞かれ「ありがとうございます! 本当に久々の勝利、久々のビッグイベントでこんなにお客さんが入ってくれて。ちゃんと勝てたのも10年ぶりくらいで、本当にありがとうございます! This is ルミナ!」とルミナ。

「本当に長い間お待たせしました。久しぶりに自分らしい戦いを見せられました。道場を作って、子供を作って勝ちがなかったんですけど…子供にも後輩たちにも、ちょっとだけカッコいい姿を見せられて、今だけは満足してます。あと何戦出来るか分からないですけど、もう少しだけ踏ん張ってみようと思います。残り少ない僕の格闘技人生を見守ってください。よろしくお願いします!」とファンにメッセージを送った。





▼第5試合 VTJルール 67kg契約 5分3R
○ティト・ジョーンズ(アメリカ/MMAInc)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-29
●不死身夜天慶(シューティングジム横浜)

 10年ぶりに復活したVTJルールの最初の試合を飾るのは不死身夜とジョーンズの一戦。総合格闘家らしからぬスタンドの打撃を武器とする不死身夜だが、現在は4連敗中。VTJの舞台で復活の勝利を挙げられるか?

 1R、サウスポーのジョーンズに対し、不死身夜はインローとアウトロー。ジョーンズも左ハイキックとインロー、右ハイキックを蹴る。蹴りを中心に攻撃を組み立てる不死身夜にジョーンズは左ストレート。ジョーンズもロー、前蹴り、左ミドルを蹴っていく。不死身夜のアウトローに左ストレートを合わせるジョーンズ。

 インローを蹴りながら、距離を取る不死身夜にジョーンズは飛び込むような右フック、左ストレートを打つ。

 やや手数の少ない不死身夜だったが、左のアウトローを徹底。ジョーンズもインローを蹴り返し、そこから左ミドル。前蹴りとインローで距離を取る。不死身夜のアウトローには左ストレートを狙うジョーンズ。不死身夜は距離を詰めて右フックを打つが、ジョーンズもすぐに右フックを返す。飛び込むジョーンズに右フックを会わせる不死身夜。アウトローを蹴る不死身夜にジョーンズが左ストレートを合わせる。

 2R、ジョーンズの周りをグルグルと周りアウトローを蹴る不死身夜。ジョーンズはインローと左ミドル。左ストレートを打つ。互いに前手で相手を触り触り、そこからローにつなげる。不死身夜はアウトロー、そして右フック! ここも互いに蹴り合う展開が続き、ジョーンズが右手を伸ばして左ストレート。不死身夜は体を振ってアウトローを蹴る。

 ジョーンズの左ストレート、右ストレートを返す不死身。ジョーンズは不死身夜のアウトローに左ストレートで飛び込む。ジョーンズが左ストレートから右フック。さらに左ミドル、左インローとパンチと蹴りのコンビネーションで不死身夜を攻め込む。

 不死身夜もパンチで前に出て行くが、ジョーンズは右手を上手く使って距離を詰めさせない。

 3R、不死身夜のアウトローに左ストレートを狙うジョーンズ。不死身夜はジョーンズを後退させて右ボディストレート。さらに不死身夜が蹴り続けてきたアウトローで遂にジョーンズがバランスを崩す! そのローをキャッチしてテイクダウンしようとするジョーンズ。不死身夜はジョーンズの左ミドルに左フックを合わせる。不死身夜が右フックで距離を詰めると右フックを返すジョーンズ。

 しっかり距離を取るとジョーンズが左ストレート。不死身夜が体を振って飛び込むような左フック。ジョーンズは不死身夜のパンチで下がらせられるが、不死身夜のローには右フックを合わせる。ジャブを突きながらジョーンズの外へ外へ回る不死身夜。ジョーンズはそこに左ストレートを狙う。

 ここでジョーンズがこの試合、初めてのタックル。しかし不死身夜はそれを切ってスタンドの展開に持ち込む。不死身夜の左フックにジョーンズが左ストレート。

 不死身夜が右ボディを打つがジョーンズも右フック。必死に前に出る不死身夜だが、ジョーンズは両手を広げて挑発。ジョーンズは右手を伸ばして、不死身夜のパンチを空振りさせる。

 サウスポースタイルから繰り出すローとミドル、そして左ストレートで不死身夜を翻弄したジョーンズが判定勝利を収めた。


▼第4試合 修斗公式戦 世界ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
○ヴィラミー・シケリム(ブラジル/ノヴァウニオン/同級1位)
TKO 1R2分5秒 ※鼻骨骨折の疑いでレフェリーストップ
●冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級3位)
※シケリムが第10代王座に就く。

 中蔵隆志の返上した世界ウェルター級のベルトをかけてブラジルのシケリムと冨樫が激突。初来日では遠藤雄介に一本勝ち、南米王者でもあるシケリムを冨樫は卓越したアウトボクシングで攻略することが出来るか?

 1R、サウスポーの冨樫は右手でシケリムの前手を触るようにしてジャブを突き刺す。シケリムはインロー、右ストレートを返す。シケリムはじりじりと圧力をかけて冨樫にロープを背負わせると、強烈な右フック! 

 これが冨樫の顔面を捉え、冨樫が大きくバランスを崩す! 一気に右のパンチで襲い掛かるシケリム! しかし冨樫もカウンターの右をヒットさせて、シケリムを下がらせる! 

 しかしここで冨樫が鼻から出血。シケリムの右フックを受けた冨樫の鼻は大きく曲がるっており、続行は難しいかと思われたが、試合は続行となる。再開後、シケリムは右ストレートと右ハイキック。冨樫はいつものようにジャブを突いて、そこから左ストレートを狙うアウトボクシングを見せるのだが、シケリムが体を外側に大きく踏み込むような右フック! 

 またしてもこのパンチが冨樫の顔面を捉える。これで鼻だけでなく目にもダメージを負ってしまう冨樫。2度目のドクターチェックが入ると試合がストップ。

 シケリムが冨樫を下し、第10代修斗世界ウェルター級王者となった。試合後、マイクを握ったシケリムは「ムイント、オブリガード! アイ ラブ ジャパン!」とファンにアピール、喜びを爆発させた。





▼第3試合 修斗公式戦 バンタム級 5分3R
○マモル(シューティングジム横浜/SB日本スーパーバンタム級2位&元修斗世界2冠王)
KO 1R4分41秒 ※パウンド
●ジェシー・タイタノ(アメリカ/GROUND FU・スパイク22/同級世界9位)

 今年はシュートボクシング(SB)に参戦し、SBのリングでもその強さを見せているマモルが久々に修斗公式戦に登場。修斗では世界バンタム級王者BJとも引き分けているタイタノと対戦した。

 1R、サウスポーのタイタノは左に回る。マモルはジャブを突きながらタイタノのパンチをブロックしてインローを返す。距離が詰まると首相撲に持ち込んでヒザ蹴りを突き上げるマモル。

 タイタノのパンチを両手でブロック、そのままタイタノの首を取って首相撲に持ち込むと、タイタノの体を振ってヒザ蹴りを何度も当てる。

 タイタノもマモルのヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪うが、マモルは背中をマットにつけることなく立ち上がる。マモルをコーナーに押し込むタイタノだったが、マモルはコーナー際で体を入れ替えるとすぐにヒザ蹴りを打つ。

 そしてブレイク後、マモルのヒザ蹴りがタイタノのボディにグサリ! 

 タイタノはテイクダウンを狙うが、マモルをテイクダウンできずにガードポジションで引き込む。インサイドガードからタイタノの顔面にパンチをまとめるマモル! そしてイノキ・アリ状態からマモルが飛び込むようなパウンド!

 タイタノも必死に足を利かせてそれを阻止しようとするが、マモルはパンチを連打! タイタノの動きが止まったところでレフェリーが試合をストップ。マモルが見事なムエタイ殺法でタイタノを下した。




▼第2試合 修斗公式戦 ミドル級 5分2R
○カン・ジョンミン(韓国/ジンビル)
KO 1R2分48秒 ※パウンド
●佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京/世界ミドル級3位、09年ミドル級新人王)

 1R、ジャブと左フックで前に出るジョンミン。佐藤はそこに右クロスのカウンターを狙う。さらに佐藤はジャブを振って、そこから右ローの対角線コンビネーション。この右ローをバシバシと当てていく。ジョンミンも右ストレートから左フック。しかし佐藤は突っ込んでくるジョンミンに左フックを合わせ、さらに打ち下ろすような右ストレートを叩き込む。

 何度もジョンミンの顔面に右ストレート、左フックを打ち込む佐藤。さらに佐藤の右ローでジョンミンがバランスを崩す。

 それでもジョンミンは右アッパーで突進! 佐藤は落ち着いてそこにジャブを当てていくのだが、ジョンミンが右アッパーから左フックを強震!

 この左が佐藤の顔面を打ち抜き、そのまま佐藤がダウン! ロープ際でジョンミンがパウンドをまとめると、レフェリーが試合をストップ! 完全に打撃でペースを掴んでいた佐藤だったが、ジョンミンが左フック一発で佐藤をマットに沈めた。


▼第1試合 修斗公式戦 62kg契約 5分2R
△エダ“塾長”こうすけ(PUREBRED京都)
ドロー 判定0-1 ※19-19、19-19、18-19
△山内慎人(GUTSMAN・修斗道場)

 1R、右ローを蹴る山内に対し、左ミドルと前蹴りを返すエダ。山内はリーチを活かしたジャブを突いて前に出る山内。エダは山内のローをキャッチしてテイクダウンを奪うが、山内はすぐに立ち上がる。

 山内は右ストレートで前に出て、エダがロープを背負ったところで左のテンカオ。エダは下がりながらも、山内のパンチを誘って右ストレートを返す。ここからエダはジャブ、ワンツーで前進。

 山内を下がらせるが、山内がエダの左ミドルをブロックして右ストレート! これでバランスを崩すエダ! 一気にラッシュをかけて右フックでエダがダウン! このままパウンドで攻め込みたい山内だったが、エダはすぐにタックルに入って、グラウンドでの攻防を許さない。

 試合がスタンドに戻ると、エダが左ミドル、右フック! 今度はエダの右フックが山内の顔面を打ち抜き、山内がバランスを崩す。

 さらにエダは山内をテイクダウンして、インサイドガードからパウンド! 山内は下からヒールホールドを仕掛けて立ち上がろうとするが、エダは山内の足をキャッチしたままパンチを連打する。

 2R、左ミドルで距離を取りつつ、右ストレートを狙うエダ。山内は圧力をかけて前に出て、エダのインローをすくって右ストレート! エダは組み付いて足払いでテイクダウンを狙うが山内は倒れない。そしてここからタックルの攻防になると、山内がエダをテイクダウン。

 尻餅の状態でマットに左手を突いて立ち上がろうとするエダだったが、山内はその左手を払ってエダをマットに寝かせる。ここから山内は足を抜いて一気にマウントポジションへ。細かくパンチを落としつつ、足を利かせてガードポジションに戻すエダをパウンドで攻める。

 しかしエダもガードポジションから山内の足をすくって鮮やかなスイープ! マウントポジションを取ると、しっかりと山内の体を押さえ込んでパンチを連打! 終了間際に腕十字を狙うも、極めの形を作ることが出来ず。判定はジャッジ1名が山内を支持したものの、残り2名はドロー、引き分けに終わった。

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