ZST事務局 「ZST.24」 2010年4月18日(日)東京・ディファ有明 第1部15:40 ジェネシスバウト、SWAT!バウト開始 第2部18:00 本戦開始
▼メインイベント(第6試合)ライト級シングルマッチ 5分3R △山田哲也(しんわトータルコンバット) 時間切れドロー △清水俊一(総合格闘技宇留野道場) 久々にシングルマッチでZSTに参戦することになった山田。対戦相手の清水とは過去にSWAT!のタッグマッチで対戦し、ドローという結果に終わっている。 1R、サウスポーの山田は左ミドルを蹴っていく。清水はボディストレートを返し、蹴りの距離を潰してテイクダウンを奪う。ここで山田はガードポジションからアームロック、清水の体を後方に蹴り倒すようにしてポジションを入れ変える。 山田は清水の足を裁いてパスガードに成功。ニーオンザベリーで清水を押さえ込みながら腕十字! 清水の腕が伸びるが、清水は体をずらしてこれをディフェンス。山田が三角絞めに移行しても、清水は必死にそれを耐える。 2R、左ミドル、左ハイキック、左スーパーマンパンチで前に出てく山田。そこから四つで組んで清水をテイクダウンするが、清水はすぐに立ち上がって、グラウンドの攻防を許さない。そして清水は右ストレート、右ミドルで反撃。 グラウンドで上のポジションを取ると、パスガードを狙いながら山田のボディにパウンド、踏み付けを見せる。1Rに比べて動きが落ちた山田に対し、セコンドの小谷ヒロキからは「くだらねえことやってんじゃねえ!ちんたら試合すんじゃねえ!」と檄が飛ぶ。 3R、一気にパンチで前に出てアグレッシブに攻めていく山田。すぐに組み付いてテイクダウンを仕掛けていくが、グラウンドで上を取るのは清水。
ここで清水は山田の体力を削るように、山田にスタンドを要求する。ここで清水が右ボディストレート、右ミドル、右のテンカオと山田のボディを狙い撃ち! 山田が何とかテイクダウンを奪うが、清水は足を効かせてグラウンドの攻防を許さない。そして終盤、清水がグラウンドで上を取ることに成功。山田の足を越えることが出来ないが、担ぎパスガードから山田の体を持ち上げるようにパワーボムを連打! しかし試合の決まり手にはならず、この試合はドローになった。
▼セミファイナル(第5試合)ウェルター級シングルマッチ 5分3R △渋谷修身(フリー/第2代ウェルター級王者) 時間切れドロー △伊藤有起(ALLIANCE) 昨年はZST本戦の全大会に出場し、ウェルター級王者として活躍した渋谷。対戦相手の伊藤は“戦うIT社長”伊藤健一の実弟でDEEPを主戦場にしている選手だ。 1R、サウスポーの渋谷はパンチから組み付いて伊藤をテイクダウン。ハーフガードから伊藤の上体をがっちりと固めてパスガードし、伊藤の立ち際にフロントチョークを仕掛ける。
伊藤は頭を抜いてスタンドに戻すと、右ストレートで前進! 渋谷はテイクダウンから伊藤の足を狙うが、伊藤が立ち上がる。右アッパーを狙う渋谷に伊藤が右ストレートを当てる。 2R、渋谷がタックルでテイクダウンを狙うが、伊藤はそれを切って倒れない。渋谷は左ミドルから右フック、さらにパンチから組み付いてテイクダウンを奪い、じっくりと伊藤を押さえ込みながら足関節!
しかしこれも極まらず、伊藤はグラウンドで上のポジションをキープしながら、渋谷のボディにパンチを落とす。終盤、渋谷が足関節から伊藤のバックを狙ったが、これは失敗に終わる。 3R、渋谷が左ミドルから右アッパー! ここから組み付いてテイクダウンを狙うが、伊藤が渋谷をロープに押し込んで両足タックルを仕掛ける。伊藤が渋谷の体を持ち上げるようにしてテイクダウンするが、その流れで渋谷がアームロック!
そのまま渋谷がグラウンドで上になり、伊藤を押さえ込む。サイド、マウントとポジションを変える渋谷だが、伊藤はそれを凌いで残り1分でブレイク。テイクダウンを狙う渋谷とそれを切って打撃を狙う伊藤という攻防で試合終了となった。
▼第4試合 ライト級シングルマッチ 5分2R ○東谷輝彦(萩原道場) KO 2R1分57秒 ※右フック ●伊藤健一(ALLIANCE) 前回の試合では小谷直之と引き分けたものの、圧倒される試合内容だった伊藤。対する東谷は強烈なパンチを武器にSWAT!やジェネシスバウトで活躍してきた超アグレッシブファイター。 1R、ジャブをついて打撃を組み立てていく伊藤。ここから得意の右ストレートまでつなげたいところだったが、東谷がそのジャブに右フックのカウンター! これが伊藤の顔面を捉える。伊藤は打撃戦ではなく、タックルでテイクダウンを仕掛けるが、東谷はそれを許さない。 そして2R、東谷がプレッシャーをかけて左フック、右ストレートを立て続けに当て、最後は伊藤のパンチに右フック! これが伊藤の顔面を打ち抜き、東谷が見事なKO勝利を収めた。
▼第3試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R ○藤原敬典(秋本道場JUNGLEJUNCTION/初代バンタム級王者) KO 2R1分20秒 ※左フック ●杉田一朗(心温塾) 昨年、バンタム級王者となった藤原だが、その後のワンマッチでは豪腕が不発。今回は過去にSWAT!でKO勝ちしている杉田だけに、しっかりと結果を出したいところ。一方の杉田にとってはリベンジのチャンスが訪れる形となった。 1R、構えをオーソドックスとサウスポーにスイッチしながら前に出て行く藤原。杉田は藤原のジャブに右フックを合わせ、藤原がサウスポーになると右ミドルを蹴る。
藤原はそのミドルをブロックして右ストレート! このままグラウンドで上になるが、ブレイクを待つ。 右ミドル、右ヒザ蹴り、右ローを蹴って前に出ていく杉田。しかし藤原は離れ際に右ストレート、杉田のガードにパンチをねじ込むように打っていく。杉田は打撃での劣勢を寝技で挽回しようとテイクダウンを仕掛けるが、藤原は倒れない。 2R、藤原は組み付く杉田にヒザ蹴りを当て、右ストレートから返しの左フック! これが杉田の顎をうちぬいて、杉田がダウン! レフェリーが試合ストップを宣告した。
▼第2試合 ウェルター級タッグマッチ 15分3本勝負 ○小池秀信(GRABAKAジム)&濱岸正幸(U-FILE
CAMP登戸) 一本 5分40秒 ※濱岸が大沼がアームロックで一本勝ち 一本 3分47秒 ※小池が小島に腕十字で一本勝ち ●小島一朗(ZFC)&大沼啓介(FSFA) ▼第1試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R ○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場) 一本 1R2分44秒 ※裸絞め
●長谷川直弘(しんわトータルコンバット)
|