J-NETWORK
「FORCE for the TRUTH of J FINAL」
2010年10月10日(日)後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第11試合) J-NETWORKウエルター級王座決定戦 3分5R延長1R
○笹谷 淳(パワーオブドリーム/J-NETWORKウエルター級1位)
判定2−0 ※20−19、20−20、20−19
●喜入 衆(フォルティス渋谷/J-NETWORKウエルター級4位、元J-NETWORKスーパーライト級王者)
※笹谷がJ-NETWORKウエルター級王者に
※アクシデントによるカットで2R試合終了時点までの判定
当初の予定では、今年2月に次期挑戦者決定トーナメントで勝ち上がった笹谷が、王者・宏二とのタイトルマッチを予定していたが、宏二が怪我による引退でタイトルを返上したため、元スーパーライト級王者・喜入との王座決定戦が組まれた。喜入はK-1MAX出場を視野に入れ、70kgまで体重を上げて試合を続けてきたが、今回はベストウエイトとも言えるウェルター級に体重を落としての試合となる。
1R、サウスポーの笹谷がいきなり左ストレートで突進。喜入をロープまで詰めてパンチをまとめる。距離を取った喜入は右ミドルや右のインローをコツコツと当てて、首相撲の攻防になると笹谷のバランスを崩してヒザ蹴り。笹谷も細かく手を出して、パンチを狙っていく。
そして2R、笹谷が強烈な左のヒジ打ち! これが喜入の顔面を捉えて、喜入がバランスを崩す。さらに笹谷は左の縦ヒジで飛び込んで、首相撲になると喜入を押し倒す。これで喜入が右目尻をカットし、ドクターチェック。
ドクターは試合続行不可能を判断し、笹谷のヒジ打ちによるTKO勝ちかと思われたが、レフェリーは接近戦で偶発的なバッティングがあり、そのアクシデントで喜入がカットしたと判断。公式ルールに基づき、この時点までの判定が集計されることになる。
しかし判定は2−0で笹谷が勝利。キャリア8年目、MA時代を合わせて3度目のタイトル挑戦となった笹谷が初めてベルトを手にした。
▼セミファイナル(第10試合) J-NETWORKスーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
○木村天鮮(レグルス池袋/王者)
判定3−0 ※49−47、49−47、50−45
●笠原淳矢(フォルティス渋谷/同級2位/挑戦者)
※木村が2度目の防衛に成功
昨年10月、リョウ・ペガサスを相手に王座初防衛に成功した木村が2度目の防衛戦を迎えた。挑戦者の笠原はキャリア10年目にして初めてのタイトル挑戦となる。
1R、サウスポーの木村は笠原に対して奥足へのロー、左ミドル。これで距離を取りつつ、笠原が前に出てくると左のヒジ打ちを合わせる。これで木村が前に出て左ボディストレート、そして顔面への左ストレート! これが笠原の顔面を打ち抜いて、木村が先にダウンを奪う。
2R、木村は左ミドルを蹴って距離を取り、笠原が前に出てくると首相撲からヒザ蹴り、ヒジ打ち。この攻撃のコンビネーションで笠原の動きを封じる。3Rに入っても木村の強烈な左ミドルで笠原は間合いを詰められず。逆に左のテンカオをもらってしまう。しかしそれでも笠原は強引に前に出て左ミドルを受けてインロー、さらに右ヒジを見せる。
4R、左ミドルと左のヒザ蹴りで攻撃を組み立てる木村。笠原はこれをもらいながらも前に出て、接近戦で右のヒジを強振する。
対する木村も右のヒジを返して、それに応じる。5R、ポイントを取られている笠原は右ストレートと右ヒジで突進! 木村も左ミドル、ヒザ蹴り、そしてヒジ打ちを返す。
試合は判定となったが、ダウンを奪った木村が大差の勝利。2度目の防衛に成功した。
▼第9試合 J-NETWORKスーパーウエルター級タイトルマッチ 3分5R
○牧野智昭(フォルティス渋谷/王者)
判定3−0 ※三者とも49−48
●貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックス/J-NETWORKミドル級1位)
※牧野が初防衛に成功
今回が初防衛戦となる牧野。挑戦者の貴之は挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、このチャンスを手に入れた。王者として貴之の挑戦を迎え撃つ牧野だが、プロとしてのキャリアが貴之の方が上だ。
1R、187cmの牧野に対して、サウスポーの貴之は左インロー、左ストレートと右フック。牧野もインローと右ミドルを蹴り返して、距離が詰まると首相撲に持ち込む。2R、牧野はリーチを生かしてジャブで距離を取り、貴之が前に出てくれば首相撲。牧野は首相撲になると貴之の左腿にヒザ蹴りを何度も蹴りこむ。
3R、ここも牧野はリーチを生かしたジャブ、そして中間距離を潰した首相撲で貴之をコントロール。貴之も左ミドルを蹴り返すが、単発に終わってしまう。そして4R、牧野が首相撲からのヒザ蹴り、そして右ヒジを貴之の顔面に連打する。
5R、貴之は奥足ロー、そして首相撲からのヒザ蹴りでも応戦するが、牧野は足を使って距離を取りジャブ。貴之を簡単には近づけさせない。このまま時間切れとなり、牧野が貴之を判定で下し、ベルトを守った。
▼第8試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1 3分3R
○古田太一(アイアンアックス/同級4位)
判定2−1 ※29−28、28−29、30−29
●市川公貴(圭太郎道場/同級2位)
▼第7試合 スーパーライト級 サバイバルマッチ1 3分3R
○島野智広(建武館/元全日本ライト級2位)
判定3−0 ※29−28、30−28、30−28
●藤原王子(レグルス池袋/同級5位)
▼第6試合 スーパーバンタム級 サバイバルマッチ1 3分3R
○梅原タカユキ(TARGET)
判定2−0 ※29−29、29−28、30−29
●木村健太郎(サバーイ町田)
▼第5試合 スーパーフライ級 サバイバルマッチ1 3分3R
○優希(Desperado/同級3位)
判定2−1 ※28−30、29−28、29−28
●薩摩サザ波(TARGET/同級7位)
▼第4試合 ライト級 3分3R
○遠藤信玄(スクランブル渋谷/J-NETWORKライト級8位)
KO 3R2分28秒
●青木朋哉(和術慧舟会駿河道場)
▼第3試合 60kg契約 3分3R
○前口泰祐(PHOENIX)
KO 2R
●闘士(BLUE DOG GYM)
▼第2試合 新人王決定トーナメント ウエルター級決勝戦 3分3R延長1R
○松井裕馬(K&Kボクシング)
KO 2R1分33秒
●長谷川 豊(KFG)
※松井がウエルター級新人王に
▼第1試合 新人王決定トーナメント フェザー級決勝 3分3R延長1R
○大野 聖(頂上会テアゲネス)
KO 1R ※3ノックダウン
●西岡孝将(KFG)
※大野がウエルター級新人王に
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