▲元世界チャンピオンの鈴木(右)は3回戦で敗退
5月28日(土)大阪府立体育会館にて、世界大会の日本代表選抜を兼ねた、新極真会『第28回全日本ウエイト制空手道選手権大会』の初日が開催された。
10代の若手が活躍する中、3回戦で世界大会出場経験のある新保智(鹿児島支部)と元世界チャンピオン、鈴木国博(厚木・赤羽支部)という40代のベテラン対決が実現。
鈴木がこの対戦の前から足を負傷していたことから、新保は下段廻し蹴りを執拗に放ち、試合を有利に進め、判定は新保に。現在41歳の鈴木だが、今後のことについては「何も考えられない」とコメントした。
→谷川(左)は3回戦で山田(右)に敗れる
また、この大会の軽量級で4度優勝している同じく41歳の谷川光(西神奈川支部)は体重を増やし重量級に出場したが、3回戦で、3年前の全日本中量級チャンピオン山田一仁(兵庫中央支部)に判定で敗れた。
他流派では、新極真の世界大会出場を狙っていた白蓮会館の世界チャンピオン・北島悠々(白蓮会館)がノンタイトルの鈴木眞之(神奈川東横浜支部)に延長3回の末、敗れるという波乱が起こった。
→高校生で白蓮会館全日本軽量級チャンピオンの福地(左)は準々決勝進出
しかし高校生ながら白蓮会館全日本軽量級チャンピオンの福地勇人(淑徳巣鴨空手道部)は本戦決着を重ね明日の準々決勝に勝ち進んだ。福地は高校生とは思えない落ち着いて力まない試合運びに加え、技が多彩な選手で、台風の目となるか。
明日の準々決勝では、今大会のポスターやパンフレットの表紙を飾り、19歳ながら今大会の軽量級3連覇を狙う新極真会期待の前田優輝(和歌山支部)と対戦する。
→新極真会期待の19歳・前田(左)も準々決勝進出
各階級(軽量、中量、重量)男子はベスト8、女子ベスト4の計36人が揃い、そのうち約半数の17人が10代となった。明日29日の最終日は11時から開会式が始まり、男子は準々決勝、女子は準決勝から行われ、男子は軽量級は1名、中量級2名、重量級4名、女子は各優勝者が世界大会の代表に選ばれる。
全世界空手道連盟 新極真会
「骨髄バンクチャリティ
第28回オープントーナメント全日本ウエイト制空手道選手権大会・初日」
2011年5月28日(土)大阪府立体育会館
開場10:00 開始11:00
<各階級のベスト8進出者>
■男子軽量級
山野翔平(福岡支部)
藤原将二郎(福岡支部)
緑 強志(福岡支部)
河瀬俊作(佐賀筑後支部)
出口 邑(大阪東部支部)
阿部哲也(北海道支部外館道場)
福地勇人(淑徳巣鴨空手道部)
前田優輝(和歌山支部)
■男子中量級
吉田富和(沖縄吉田道場)
加藤大喜(愛知山本道場)
前田勝汰(和歌山支部)
長野義徳(兵庫中央支部)
河瀬優太朗(佐賀筑後支部)
大下郁真(広島支部)
森下 穣(大阪神戸湾岸支部)
島本一二三(広島支部)
■男子重量級
島本雄二(広島支部)
新保 智(鹿児島支部)
野本尚裕(愛媛支部)
青蝟ホ瑠(福岡支部)
落合光星(和歌山支部)
逢坂祐一郎(徳島西南支部)
渡辺大士(福岡支部)
山田一仁(兵庫中央支部)
■女子軽量級
光部和子(愛知山本道場)
砂川久美子(お茶の水道場)
大野絵実菜(空手道MAC)
加藤小也香(愛知山本道場)
■女子中量級
木村敬代(渡邊道場)
吉田美音(奈良支部)
社務由貴子(蹴拳塾)
横山紀子(和歌山支部)
■女子重量級
篠原葉子(高知支部)
落合玲菜(和歌山支部)
長谷川真美(埼玉武蔵支部)
将口恵美(愛知山本道場)
GBRの「新極真会」特集
動画による山本健策の一撃ヒザ蹴り講座・鈴木国博の中段廻し蹴り講座、前田優輝&青蝟ホ瑠インタビューなど
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