「RISE KOREA」
2011年6月17日（金・現地時間）韓国・ソウル・ゴグチャンホール
昨年9月に初開催されたRISE韓国大会の第2回大会が、今回は6月17日（金）韓国・ソウルのゴグチャンホールで行われた。日本からは守屋拓郎（スクランブル渋谷）とDyki（TARGET）が出場し、日韓対抗戦に臨んだ。
▼ダブルメインイベント RISE KOREAウェルター級（-67.5kg）王者決定戦 3分3R延長1R
○イ・ソンヒョン（仁川ムビ）
判定 3-0
●パク・ドンファ（KHAN）
※ソンヒョンがRISE KOREA初代ウェルター級王座に就く。
韓国初のRISEタイトルを懸け、ウェルター級4人によるワンデートーナメントを実施。まず1回戦、K-1MAXで才賀紀左衛門を下して昨年のRISE KOREAでメインイベントを務めたイ・ソンヒョンが登場。持ち前のテクニックでソンを終始圧倒し、決勝へ駒を進めた。
 反対側のブロックではRISEに度々来日しているオ・デュソクがイム・チビン率いるKHANジムのパク・ドンファと対戦。2Rまで得意のパンチでは無くミドルとローキックで試合をコントロールしたデュソク。後がないドンファが3R、前に出て乱戦に持ち込もうとする。
そこでデュソクはテーピングが巻かれていた右肩を脱臼した様子。しかし、試合を止めることなく何とか試合終了まで誤魔化し判定で勝利するも、試合後に右肩の脱臼が判明。決勝へ上がることが出来ずパク・ドンファが敗者復活となった。
そして迎えた決勝戦。ほぼノーダメージのソンヒョンが1Rから攻勢に出る。2R目にパンチの打ち合いでダウンを奪取したソンヒョンが、最終ラウンドもパンチからハイキックでダウンを奪って判定勝利し、RISE KOREA初代ウェルター級王者となった。
▼RISE KOREA ウェルター級（-67.5kg）王者決定戦トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○オ・デュソク（水源闘魂）
判定 2-0
●パク・ドンファ（KHAN）
※デュソク負傷でドンファが敗者復活で決勝戦に進出。
▼RISE KOREA ウェルター級（-67.5kg）王者決定戦トーナメント1回戦 3分3R延長1R
○イ・ソンヒョン（仁川ムビ）
判定 3-0
●ソン・ジュンヒョク（DEREAM）
※ソンヒョンが決勝戦に進出。
▼日韓戦1 バンタム級（-55kg）3分3R延長1R
○Dyki（日本/TARGET/RISE同級1位）
TKO 2R
●ヤン・チョルミン（韓国/求心）
 日韓戦一番手で登場したのは初の海外試合となるDyki。1R、ムエタイベースと当初データがあったヤン・チョルミンがパンチと重いローキックでDykiの身体をぐらつかせる。
相手の強烈なローでペースがつかめないDykiは中盤、ローキックからのパンチでダウンを奪われる。脚へのダメージがあるDykiは、ここから強引に前に出て乱戦に持ち込むと徐々に流れを自分へ引き込む。
 そしてラウンド終了間際にパンチでヤンを倒すが、これはダウンとみなされず。その終盤の攻撃が効いている様子のヤン。
2R、Dykiは最初から中に入り、打ち合いに持ち込むとパンチでダウンを奪い返す。
何とか立ち上がったヤンだったが、怒涛の攻撃をみせるDykiが立て続けに2度のダウンを奪いKO勝利。RISE軽量級でKOを量産するDykiが韓国でもその強さを見せつけた。
▼ダブルメインイベント 日韓戦2 ミドル級（-70kg）3分3R延長1R
○イ・スファン（韓国/KHAN/仁川ムビ/K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2007 IN SEOUL優勝）
TKO 2R ※左ストレート
●守屋拓郞（日本/スクランブル渋谷/RISE同級4位）
日韓戦第2弾には今年3月にイタリア遠征を行った守屋が登場。対するは韓国ミドル級トップ選手であるイ・スファン。1R、静かな立ち上がりをみせるも、距離がつかめてきた守屋が右ミドルとローキックでスファンの身体を腫れさせる。スファンがパンチで来た所も冷静にブロックし、カウンターを返してこのラウンド流れをつかむ。
 しかし2R、スファンが1Rの動きから急変。パンチ連打で守屋を下がらせるとノーモーションの左ストレート一発でダウンを奪う。何とか立ち上がった守屋だったが、この攻撃でのダメージは大きい。その状況を見逃さないスファンがラッシュを仕掛ける。何とかその攻撃を耐えようとする守屋だったが再び左ストレートをもらいダウン。
カウント内に立ち上がるもダメージが大きいと見たレフェリーが試合をストップ。日韓戦は1勝1敗の結果でイーブンとなった。
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