マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「女子総合格闘技ジュエルス16th RING JEWELSフェザー級GP2011
〜JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント開幕戦〜」
2011年9月11日（日）東京・新木場1stRING
開場 18：00　開始18：30



▼メインイベント（第10試合）　JEWELS公式ルール　-54kg契約　5分2R
○浜崎朱加（AACC/初代JEWELSライト級女王）
判定3−0
●魅津希（＝みずき/空手白心会/ROUGH STONE GP 2010 −56kg級 優勝）

　昨年12月、王座決定トーナメントを制して初代JEWELSライト級女王となった浜崎と、同大会でROUGH STONE GP 2010（ジュエルスの新人王トーナメント）-56kg級を制覇した魅津希が激突！　

　 浜崎は王座初戦として3月11日に新宿FACE大会で海外強豪選手との一戦が決定していたが、同日に発生した東日本大震災の影響で大会が中止となり、この試合がベルトを獲得して以来の総合ルールでの試合となる。

　対する魅津希は空手をベースに、キックボクシングでも活躍する17歳の高校2年生。総合格闘技、キックボクシング、シュートボクシングでプロ無敗の快進撃を続けていたが、7月のJ-GIRLSで初黒星を喫した。ジュエルスでは2連続一本勝ちを飾っている。

　1R、打撃で突っ込んでくる魅津希に対し、まるで闘牛士のようにひらりとかわしながら首を掴んだ浜崎は立った状態でフロントチョーク。いったん離れた魅津希は頭を下げながらパンチを振るう。

　 浜崎は下がりながら右フック。両足タックルで浜崎がテイクダウン。魅津希の喉元に前腕を押し当てながらポジションをキープする。立ち上がった魅津希はロー。浜崎がテイクダウンし、上のポジションを取る。ここでゴング。

　2R、パンチ勝負の魅津希に対し、浜崎はガードしながら組み付くとテイクダウン。サイドポジションを取った浜崎だが、下の魅津希は両足を浜崎の胴にからめて防御。引っこ抜く形で脱出した浜崎は腕十字、アームロックを狙う。

　 しかし、浜崎は魅津希のディフェンスの牙城を崩せない。 スタンドから再開し、再びテイクダウンした浜崎がアームロックを狙う場面もあったが極められない。逆に魅津希にバックを奪われる。

　浜崎は立ち上がりスタンドの攻防へ。魅津希は右ローを当て、浜崎を下がらせる。浜崎が組み付き、両者は差し合いの攻防へ。魅津希はこの状態でガンガン打ち下ろすローを蹴っていく。浜崎が最後に投げを放ち、上を取ったところでゴング。判定で浜崎が勝利した。

　試合後、浜崎は「（魅津希は）打撃の一発一発が怖かったですね。前から強いとわかっていましたが、寝技でも思った通りに取らせてくれなかった。取れるところで取れない自分の極めの弱さがあるので、課題が見つかった試合でした。もっと寝技で一本取れるようにしないと素人レベルだと思います」と猛反省。

　次回12月大会では、JEWELSライト級王座の初防衛戦が決定しており、挑戦者は「ハム・ソヒか辻結花の2名が候補に挙がっている」（DEEP佐伯繁代表）という。

▼セミファイナル（第9試合）　JEWELSキックルール　-57.15kg契約　3分3R
○AZUMA（y-park/NJKF BONITA BOXEO初代フェザー級王者）
KO　2R34秒
●キム・ソンウン（韓国/国際ムエタイ/国際キックボクシング連盟女子軽量級王者）

　5月大会のメインイベントで神風萸暉美（＝かみかぜ・ゆきみ/神風塾）に判定勝ちしたAZUMAが国際キックボクシング連盟女子軽量級チャンピオンを始め数々のタイトル獲得歴を持つキムと対戦。キムの戦績は14勝1敗。

　1R、重みのある右ロー、左ミドルを出すキム。この攻撃を見る限りでは、AZUMAが手こずるかと思われたが……。

　 AZUMAの右ロー、キムのローに合わせての左フックでキムは大きく後退。コーナーに詰めて右ストレート、テンカオと続けてヒットさせると、キムはなかなか前に出られない。

　余裕のAZUMAは「もっと来い」とばかりに手招きするが、キムはもはや戦意喪失。1R終了時には泣きそうな表情で自軍のコーナーに戻ると、場内には失笑が漏れる。

　2R、大きく踏み込んでの右ローを見せるキム。AZUMAがパンチ連打からテンカオ。ロープに詰めて連打から顔面ヒザを見舞うと、キムにスタンディングダウンが宣告される。そのままキムがファイティングポーズを取らなかったために、AZUMAがKO勝ちを収めた。

▼第8試合　JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント1回戦　JEWELS公式ルール　5分2R
○スギロック（和術慧舟會AKZA）
判定3−0
●edge（＝エッジ/総合格闘技闇愚羅）
※スギロックが準決勝に進出。

　5月大会で瀧本美咲（空手道禅道会横浜支部）から一本勝ちし、優勝候補ナンバー1に躍り出たスギロックと久々の復帰戦を迎えるedgeと激突。

　1Rから回転の速いパンチ、ローのedgeに対し、スギロックもパンチで応戦。スギロックは組み付いてテイクダウンを狙うが、2度目のトライでようやく成功する。フロントチョークを狙うも極めきれない。

　2R、打撃でプレッシャーをかけるedge。スギロックは何発かもらう場面があるものの、前蹴りで突き放す。残り時間僅かのところで、スギロックがテイクダウン。肩固めからフロントチョークと寝技で一気に一本を狙いにいくも時間切れ。

　判定でスギロックが勝利した。

▼第7試合　JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント1回戦　JEWELS公式ルール　5分2R
○石川菊代（リバーサルジム横浜グランドスラム/ROUGH STONE GP 2010 -48kg級 優勝）
判定3−0
●玉田育子（AACC/初代VALKYRIEフライ級王者）
※石川が準決勝に進出。

　1R序盤から激しく打撃が交錯する。右ローから左ハイ、パンチと上下に散らす石川。玉田もワンツー、ローとテンポの速い攻撃を見せる。玉田は組み付いてテイクダウン狙いも、石川が突き放す。

　2R、石川の蹴り足をキャッチし、こかす玉田。立ち上がった石川は右ストレートをクリーンヒットさせ、玉田はダウン気味に腰を落とす。

　この攻撃で玉田の顔面から出血が見られたためにドクターチェックが入る。再開後、打撃で攻める石川に対し、玉田は組み付いてテイクダウン。ガッチリ押さえ込んで一本狙いにいくも、時間切れ。

　スタンドで優位に試合を進めた石川が勝利し、トーナメント準決勝進出を決めた。

▼第6試合　JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント1回戦　JEWELS公式ルール　5分2R
○瀧本美咲（空手道禅道会横浜支部）
判定3−0
●MIYOKO（GRABAKAジム）
※瀧本が準決勝に進出。

　1Rから打撃で優位に試合を進める瀧本。MIYOKOはスタンドの攻防を避けるように組み付いてテイクダウンするも決め手に欠ける。

　2Rには、MIYOKOのタックルに合わせて左ハイ。パンチでダウンを奪い、瀧本が主導権を握る。判定で瀧本が勝利した。

▼第5試合　JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント1回戦　JEWELS公式ルール　5分2R
○関　友紀子（FIGHT CHIX）
判定3−0
●Sachi（総合格闘技闇愚羅）
※関が準決勝に進出。

　2007年7月20日G-SHOOTOのリングで対戦している両者。この時はSachiが判定勝ちしている。1R、積極的に打撃で前に出る関。Sachiは寝技の展開に持ち込むも、関が上のポジションを取る。

　 2Rには、関が一気にパンチ連打を仕掛け、Sachiが大きく後退し印象が悪い。判定で関が勝利し、リベンジに成功した。

▼第4試合　JEWELSキックルール　-58kg契約　2分3R
○小澤聡子（チームドラゴン/J-GIRLSフェザー級6位）
判定2−0　※29−29、30−29、30−29
●千佳子WSR（ウィラサクレック・フェアテックス）

▼第3試合　JEWELS公式ルール　ライト級　5分2R
○富松恵美（パラエストラ松戸）
判定3−0
●セリーナ（ノルウェー/team hellboy hansen）

▼第2試合　JEWELS公式ルール　ライト級　5分2R
○アミバ（DEEP OFFICIAL GYM IMPACT）
判定2−1
●ベティコ（和術慧舟會RJW）

▼第1試合　JEWELS公式ルール　-54kg契約　5分2R
○富田里奈（AACC）
一本　1R4分24秒　※腕ひしぎ十字固め
●anna（FIGHT CHIX）

▼オープニングファイト第3試合　JEWELS U-15キックトーナメント準決勝　JEWELSアマチュアキックルール　−46kg契約　2分2R
○伊藤紗弥（尚武会/国際Jrキックボクシングチャンピオン）
判定3−0　※20−18、20−18、20−19
●涼香（T.B.NATION）

▼オープニングファイト第2試合 JEWELS U-15キックトーナメント準決勝　JEWELSアマチュアキックルール　−46kg契約　2分2R
○井本千尋（国士/TOP RUN ガールズ級王者）
判定3−0　※三者とも20−19
●佐々木蝶里（尚武会/M-1女子40kg級王者）

▼オープニングファイトファイト第1試合　JEWELSアマチュアルール　−48kg契約　4分1R
○臼井　環（リバーサルジム東京スタンドアウト）
一本　1R2分1秒　※腕ひしぎ十字固め
●ナナチャンチン（フリー）