▲テイクダウンとパンチでペースを掴んだ大類（上）が高木を下す

▼第11試合　ウェルター級　5分2R　　　　　　　　 　
○大類宗次朗（SKアブソリュート/同級9位） 　
判定3−0　※3者とも20−19
●高木健太（PUREBRED川口REDIPS）※初参戦

　パンクラス初参戦の高木はケージフォース、SRCと総合のリングだけでなく、J-NETWORKやレベルスのリングでキックルールにも挑戦。総合ルールでは10戦7勝3敗の戦績を持ち、7勝全てがKO勝ちという攻撃力の高いファイター。一方の大類は6月に王者・佐藤豪則に判定で敗れており、今回が仕切り直しの一戦となる。

　1R、互いにサウスポーの両者。高木は鋭い左ローを蹴る。大類はパンチのプレッシャーをかけて、高木にコーナーを背負わせると両足タックルでテイクダウンを奪う。

　大類は高木をしっかりと押さえ込み、ハーフガードからアームロック。ガードポジションに戻されてもコツコツとパンチを落とす。ブレイク後、高木は距離を取りながら左ロー。大類はジャブ、右フック、左ボディストレート。高木のバックブローを空振りさせてタックルで組み付く。

　2R、このラウンドもパンチで前に出て行く大類だったが、高木が大類の左ストレートにカウンターの左のパンチを合わせる！　これで大類がバランスを崩し、高木が一気にパンチのラッシュ！　大類のタックルを潰して高木はサッカーボールキックを蹴る！

　 何とか立ち上がった大類はタックルを切れられながらも右フックで前に出て、何とかタックルで高木をテイクダウン！

　 ハーフガードの状態からコツコツと殴る。高木も終了間際に立ち上がり、パンチとハイキックを蹴るがクリーンヒットはなし。大類が判定3-0で高木を振り切った。

▼第10試合　ミドル級（80.0kg契約）　5分2R
○近藤有己（パンクラスism/第9代元同級王者）
判定3−0　※3者とも20−19
●中村勇太(和術慧舟會TEAM T-REX/T-REX JIUJITSU ACADEMY)

　今年2月に初のウェルター級戦に向けて大幅な減量に挑戦し、長岡弘樹に敗れている近藤。試合後には、極度の脱水状態となり、病院に搬送されてそのまま入院するという事態も起こった。8カ月ぶりの復帰戦では、80.0kg契約（ミドル級）に階級を戻す形で、中村と対戦した。

　1R、両者は互いにサウスポーで、近藤が中村の左ローをキャッチしてテイクダウンを奪う。ガードポジションを取った中村は近藤の体をしっかりとホールドし、大きな展開がなくブレイクとなる。

　再開後、近藤が右インロー。中村はそこに右フック、左ストレート！　パンチで前に出て行く。近藤も中村の右フックをブロックして右フック、右の前蹴りを中村のボディに突き刺す。

　2R、近藤は左右の前蹴りで中村の前進をストップ。さらに中村の前足に左右のローを蹴り、そこから右ハイキックへとつなげる。中村も右フックや左ストレートで前に出ようとするが、近藤はタイミングよく左右の前蹴りを出してハイキック！　これが何度か中村の側頭部を捉えるが、中村にダメージはない。そのまま試合終了となり、的確な打撃を当てた近藤が判定勝利を収めた。

▼第9試合　ウェルター級　5分2R
△窪田幸生（坂口道場一族/同級8位）
判定0−1　※19−20、20−20、20−20
△長岡弘樹（総合格闘技道場DOBUITA/同級10位）

▼第8試合　バンタム級　5分2R
○滝田J太郎(和術慧舟會東京本部/同級8位)
一本　2R3分　※チョークスリーパー　
●佐藤将光（坂口道場 一族/同級10位）　　　　　　　　

▼第7試合　フェザー級　5分2R
○ジョン・ショレス（アメリカ/ロデオスタイル/2011年NBT優勝＆MVP）
KO　1R2分15秒
●市川ランデルマン（FREEDOM@OZ）

▼第6試合　ライト級　5分2R
○網潤太郎（和術慧舟會AKZA/2010年NBT同級優勝＆MVP）
一本　2R3分23秒　※チョークスリーパー
●咲田ケイジ（パラエストラ千葉/2011年NBT同級優勝）

▼第5試合　フェザー級（63kg契約）　斉藤良引退試合　5分2R
○流極（＝りゅうき/パラエストラ東京）※柳澤雅樹から改名
一本　1R3分17秒　※ヒールホールド
●斉藤　良（和術慧舟會TLIVE）　　

▼第4試合　バンタム級　5分2R
○曹　竜也（闘心/同級6位）
判定3−0　※3者とも20−18
●土佐健市（KIBAマーシャルアーツクラブ/2011年NBT同級準優勝）

▼第3試合　ウェルター級　5分2R
○草・MAX（TEAM TACKLER/2011年NBT同級優勝）
TKO　2R4分21秒　※レフェリーストップ
●永木健二（WRESTLE-WIN）

▼第2試合　ライト級　5分2R
△太田純一（GOKITA）
判定0−0　※3者とも19−19
△大橋省吾（吉田道場）

▼第1試合　フェザー級　5分2R
○伊禮真也（＝いれい・しんや/和術慧舟會HEARTS/Fury MMAライト級チャンピオン）
不戦勝　※松岡が計量失敗により失格
●松岡嵩志（STB Japan）

▼パンクラスゲート第4試合　アテナ　ストロー級　5分2R
○紫乃ヴァンフース（パラエストラ八王子）
一本　1R51秒　※チョークスリーパー
●ナナチャンチン（フリー）

▼パンクラスゲート第3試合　ライト級ワンマッチ　5分2R
○依光健太郎（パンクラスゴールドジム行徳）
一本　2R1分49秒　※アームバー　
●真野桐郎（和術慧舟會RJW）

▼パンクラスゲート第2試合　フェザー級ワンマッチ　5分2R
○鈴木　渓（REDIPS）
一本　2R2分46秒　※アームバー
●高岡尚裕（和術慧舟會HEARTS）

▼パンクラスゲート第1試合　スーパーフライ級ワンマッチ　5分2R
○小島壮太（吉田道場）
TKO　1R3分54秒　※レフェリーストップ
●木内崇雅（和術慧舟會駿河道場）

★メインイベント（佐藤豪則vs石川英司）、セミファイナル（大石幸史vs高橋“Bancho”良明）はこちら