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GBRの「ジュエルス 15th RING」特集
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【ジュエルス】浜崎が不完全燃焼の初防衛、スギロックが初代女王に

2011/12/17


▲初防衛に成功したライト級女王・浜崎(左)と初代フェザー級女王に座に就いたスギロック

マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
FIGHT FOR JAPAN
「女子総合格闘技ジュエルス 17th RING
JEWELSフェザー級GP2011〜JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント決勝戦〜」

2011年12月17日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30


▲サバ折りのような形でテイクダウンにいった浜崎(右)。この時、ソヒは腰を強打して痛みが再発したと思われる

▼メインイベント(第12試合) JEWELSライト級タイトルマッチ JEWELS特別ルール 5分3R
○浜崎朱加(AACC/王者)
TKO 1R終了時 ※セコンドからのタオル投入
●ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA TEAM MAD/CMA KPWキック女子ライト級王者、JEWELSライト級GP2010準優勝/挑戦者)
※浜崎が初防衛に成功。

 昨年12月にライト級女王決定トーナメントを制し、初代女王となった浜崎が初防衛戦を迎える。挑戦者のソヒとはトーナメントの決勝戦で対戦し、浜崎が判定勝利で女王の座を獲得した。1年ぶりの再戦で勝つのはどっちだ!? 

 なお、この試合からタイトルマッチは5分3R、パウンドありの特別ルールで行われることが決定した。

 1R、ソヒが放った最初の左フックに、タックルを合わせた浜崎はテイクダウンを奪うと同時にサイドポジションに。その体勢からアームロックを狙ったが、ソヒは立ち上がる。浜崎は組んだままソヒをロープに押し付けてのヒザ蹴り。

 するとソヒが逆にテイクダウンを狙って押してきたが、浜崎がサバ折りのような形でソヒをテイクダウン。抑え込みながらパウンドを入れる。浜崎がポジションを変えようとしたところで立ち上がったソヒだが、浜崎はバックを奪う。ソヒは前方へ回転するようにして浜崎の足関節を取りに行く!

 ソヒを上から潰し、再び抑えもうとした浜崎にソヒが下からの三角絞め。浜崎はヒジをソヒの腹に押し付けて極まるのを防ぎ、そのままの体勢で1R終了のゴングを聞いた。

 しかし、インターバル中に異変は起こった。ソヒは立ち上がることが出来ず、マットに座ったままでセコンドが懸命に腰をアイシング。1分間のインターバルが終わっても動くことが出来ず、最終的にセコンドからタオルが投入され、浜崎のTKO勝ちとなった。

  ソヒは「2週間前にひどく腰を痛めて試合をするのが厳しい状態となり、10日前から日本で治療をしていた」(佐伯繁スーパーバイザー)という。

 ベルトが腰に戻って来ても表情が曇ったままだった浜崎は、「こういう形の初防衛戦になったのは残念です。内容的にもチャンピオンとして圧倒的な強さで勝たないといけないのに、極められそうな形で終わり不本意です。ハム・ソヒ選手とはまた戦いたいと思います」と、再戦を誓った。

 また、試合後のインタビュースペースでは「練習してもっと強くならないと防衛していくのは難しい。来年はしっかり試合経験を積んで、勝ち負けよりも一本を狙って行ける試合をしていきたいと思います」と来年の抱負を語り、「辻選手は同じ階級のカリスマ的存在。名前は知っているのでやってみたい」と辻結花との対戦を希望した。

 そして、尾薗勇一代表と佐伯繁スーパーバイザー、今大会よりジュエルスのプロデューサーとなった茂木康子が試合後に会見を行い、2012年は旗揚げ4年目にして初めて東京以外での開催となる大阪大会を行うことを発表。「そこで浜崎と辻によるタイトルマッチをやりたい。これから話を詰めていく」(佐伯)と、頂上対決実現へ向けて動くことを明らかにした。



▲スギロックが腕十字を極めて一本勝ち。瀧本を返り討ちにした

▼セミファイナル(第11試合) JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント決勝戦
○スギロック(和術慧舟會AKZA)
一本 1R4分9秒 ※腕ひしぎ十字固め
●瀧本美咲(空手道禅道会横浜支部)
※スギロックが初代フェザー級女王に就く。

 初代フェザー級(-48kg)女王は誰か!? 9月大会で開幕した「JEWELSフェザー級GP2011〜JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント」がいよいよファイナルを迎える。

 決勝戦へ駒を進めてきたのは、優勝候補のスギロックと瀧本。両者は今年5月14日、ジュエルスvsヴァルキリーの対抗戦・大将戦で初対戦し、この時は1R4分6秒、スギロックがチョークスリーパーで一本勝ちしている。

 1R、両者ともにローキックを出し合い、瀧本はミドルキックも使ってスギロックを近づけさせない。しかし、スギロックはパンチを出しながら接近して組み付く。バランスを保ちながらヒザ蹴りを放つ瀧本だが、スギロックが何度も揺さぶりをかけてテイクダウンに成功した。

 スギロックは徐々にポジションを移していき、瀧本は下から両足でスギロックの首を絞める。

 しかし、スギロックは腕十字の体勢に! 何とかブリッジでかわそうとした瀧本だが、スギロックは再び腕十字を極めに行き、瀧本は無念のタップ。スギロックがプロ戦績7戦全勝で無敗のまま女王の座に就いた。瀧本はマットを叩き悔しさをあらわにした。

 スギロックは「トーナメントに出場した選手はみんな強かったです。誰が来てもしんどい試合になると思っていました。

 1回戦で対戦したedge選手のパンチが一番ヤバかったです。練習では腕十字が得意なのに、試合では極めたことがなかったので、決勝で極められたのは嬉しかった」とトーナメントを振り返る。

 そして「圧倒的に強い選手になりたいと思っています」と、女王としての抱負を語った。



▲2R終盤、パンチのラッシュを仕掛けたV(左)が長野(右)を退けた

▼第10試合 JEWELS公式ルール ライト級 5分2R
○V.V.Mei(=ヴィー・ヴィー・メイ/フリー/第2代VALKYRIE女子ライト級王者、Girls S-cup2009準優勝)
判定2-1
●長野美香(CORE)

 女王・浜崎を中心に激化するライト級戦線で、注目のカードが組まれた。ジュエルスのエース格で着実に実力を伸ばしている長野と、ジュエルス王座との2冠王を目論むヴァルキリー女子ライト級王者のV。勝って、タイトルマッチへ一歩駒を進めるのはどっちだ?

 1R、左ストレートを伸ばして前に出る長野に、Vもパンチを出して組み付いていく。コーナーへ押し込み、Vがヒザ蹴り。両者テイクダウンを仕掛け、長野がテイクダウンしてマウントポジションを奪う。そこから長野は得意の腕十字を仕掛けるが、Vは身体を起こして腕十字の体勢のままの長野を持ち上げる。

 長野はVの足を取りに行くが、Vが先にアキレス腱固め。長野は身体を反転させて脱出し、Vが立ち上がるとすぐにタックルでテイクダウンを奪う。

 しかし、Vはフロントチョークの体勢に。長野が首を抜くとVは腕十字を仕掛け、長野はこれをかわしてサイドポジションを奪いに行く。めまぐるしく攻守が入れ替わる試合展開。

 2R、ローの蹴り合い、パンチの打ち合いから長野がタックルを仕掛け、Vをコーナーで倒す。Vは立ち上がるとヒザ蹴りを見舞うが、長野が再びテイクダウンに成功する。

 バックを奪いに行ったVが立ち上がり、長野はさらにテイクダウン。これもVは立ち上がる。

 パンチと蹴りの応酬からVが組みに行き、ついにテイクダウンを奪ったが、胸元へのパンチが顔に流れてしまい(寝技での顔面パンチは禁止)ブレイクとなる。

 再開後、Vはヒザ蹴りとパンチでラッシュ! 長野もパンチで応戦するが、Vの連打に押されてしまう。判定は2-1と割れ、Vが接戦を制した。敗れた長野はその場に泣き崩れた。


▼第9試合 JEWELS公式ルール ライト級 5分2R
○藤野恵実(和術慧舟會GODS)
判定3-0
●セリーナ(ノルウェー/team hellboy hansen)

▼第8試合 JEWELSキックルール −52kg契約
○林 美久(バンゲリングベイ・スピリット)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●カノム・シッソー(team SO)

▼第7試合 JEWELSキックルール -49kg契約 2分3R
○Mai(健心塾/NJKF初代BONITA BOXEOアトム級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●三堀“SMILE”美弥子(Y’ZDジム)

▼第6試合 JEWELS公式ルール ライト級 5分2R
○富松恵美(パラエストラ松戸)
判定2-1
●富田里奈(AACC)

▼第5試合 JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメントリザーブマッチ JEWELS公式ルール 5分2R
○Sachi(総合格闘技闇愚羅)
判定2-1
●玉田育子(AACC/初代VALKYRIEフライ級王者)

▼第4試合 JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント準決勝Bブロック JEWELS公式ルール 5分2R
○スギロック(和術慧舟會AKZA)
判定2-1
●石川菊代(リバーサルジム横浜グランドスラム/ROUGH STONE GP 2010 -48kg級優勝)
※スギロックが決勝へ進出。

▼第3試合 JEWELSフェザー級GP2011 JEWELS初代フェザー級女王決定トーナメント準決勝Aブロック JEWELS公式ルール 5分2R
○瀧本美咲(空手道禅道会横浜支部)
判定3-0
●関友紀子(FIGHT CHIX)
※瀧本が決勝へ進出。

▼第2試合 JEWELS公式ルール -48kg契約 5分2R
○紫乃ヴァンフース(尚武会)
判定3-0
●比嘉麻美(S-KEEP)

▼第1試合 JEWELS公式ルール -54kg契約 5分2R
○奥村ユカ(SOUL FIGHTERS JAPAN)
一本 1R4分41秒 ※ヒールホールド
●anna(FIGHT CHIX)

▼オープニングファイト第3試合「ムエタイショップTEAM DEVIL666杯 JEWELS U-15キックトーナメント」決勝戦 −46kg契約 2分2R
○井本千尋(国士ジム/TOP RUN ガールズ級王者)
判定2-0 ※19-19、20-19、20-19
●伊藤紗弥(尚武会/国際Jrキックボクシング王者)
※井上がトーナメント優勝。

▼オープニングファイト第2試合 JEWELSアマチュアルール 4分1R
○山口友花里(空手道白心会)
一本 1R1分20秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ナナチャンチン(フリー)

▼オープニングファイト第1試合 JEWELSアマチュアキックルール -48kg契約 2分2R
○佐々木蝶里(尚武会/M-1 Jr. 45kg級王者)
判定2-0 ※20-19、20-20、20-19
●斉藤楓花(ドージョー☆シャカリキ)

GBRの「ジュエルス 15th RING」特集
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