RISEクリエーション
「RISE 86」
2012年1月28日(土)東京・後楽園ホール
開場17:15 本戦開始17:30
▲永山のパンチに右フックを合わせる石橋(左)
▼第6試合 初代RISEフェザー級(-57.5kg)王者決定戦1回戦 3分3R延長1R
○石橋真幸(名古屋JKF/同級5位)
判定3−0 ※28−26、29−26、29−27
●永山敬之(士道館札幌道場/同級3位)
※石橋が準決勝に進出。
北海道の格闘技イベント『BOUT』の永山と、名古屋のキックボクシングイベント『NAGOYA KICK』の石橋。地方の雄同士が1回戦を争う。石橋のセコンドには佐藤嘉洋が就いた。
1R、両者とも小気味のいい動きからパンチのコンビネーションとロー。永山は大きく動いての左右フックとロー、石橋はジリジリと間合いを詰めて下がる永山にローからのパンチ。残り時間30秒で石橋が右ストレートによるダウンを奪う。
2R、ボディ、顔面とパンチを打ち分けてローにつなげる永山に、石橋はコンパクトなパンチを打ち返す。手数を出す永山だが、下がるところで石橋の攻撃をまとめてもらう。永山はパンチをもらう度にバランスを崩し、転倒もするため見栄えが悪い。
3R、石橋がボディストレートを突き刺し、永山のローにローを合わせる。永山は手数を出して攻めるが、石橋の返しの攻撃をもらってしまう。両者ともヘッドスリップで相手のパンチをかわし、打ち返していく。最後は両者が打ち合ったが、ここでも攻撃の的確さは石橋が優り、ダウンのポイントを守りきって石橋が判定勝ちで準決勝へ進出した。
▲左ストレートを突き刺す指首(さしくび/左)
▼第5試合 初代RISEフェザー級(-57.5kg)王者決定戦1回戦 3分3R延長1R
○指首祐太(さしくび・ゆうた/STRUGGLE/同級8位、2011年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
KO 3R24秒 ※右フック
●蓮見龍馬(y-park/同級5位)
※指首が準決勝に進出。
デビュー以来3戦3勝で昨年の新人王に輝いた指首が王座決定トーナメントに大抜擢、キャリア29戦のベテラン蓮見と1回戦で対戦する。
1R、サウスポーの指首は左ロー、蓮見はローからパンチの連打。頭を低くして入ってくる蓮見に指首は左右のフックを合わせる。右フック、左ストレートで蓮見をグラつかせる指首だが、蓮見は下がらず前へ出る。そこを的確なパンチで迎え撃つ指首が、左フックからの右フックでダウンを奪う。
2R、前に出る蓮見を左インローで崩し、左ストレート、右フック、右アッパーを次々とヒットさせる指首。パンチの打ち合いになってもリーチで優る指首のパンチの方が強く当たる。連打で前に出る蓮見を指首が右フックでグラつかせるが、蓮見が右フックでダウンを奪い返す! 右のパンチで指首を追い込む蓮見。
3R、両者が打ち合いを展開し、蓮見がペースをつかみかけたかに見えたその時、コーナーに追い詰められた指首が左フックから右フック! 蓮見がバッタリと倒れ、指首が豪快なKO勝ち! 上位陣を喰って上に昇るというRISEのコンセプトを体現する勝利となった。
▲最後は重量級らしい豪快なKO劇を演出した清水(右)
▼第4試合 ライトヘビー級(-90.0kg) 3分3R
○清水賢吾(極真会館/同級1位)
KO 1R1分54秒 ※右ハイキック
●幸ノリ(志真會館)
RISE初のライトヘビー級戦は、ヘビー級から転向した清水が、福田雄平の欠場で急遽出場が決まった幸ノリと対戦。
1R、右ローと左右ミドル、左右フックの連打で攻める清水。右フックで幸ノリを下がらせる。幸ノリも強気に打ち合い、左右のフックを繰り出すが、清水の左ミドルをもらって失速。ロープを背負わせたところで清水が右ハイキック! 幸ノリは前のめりに倒れ、立ち上がろうとしたが足が言うことをきかず、清水が豪快なKOでライトヘビー級転向第一戦を勝利で飾った。
▲ボディへの攻撃を上手く当てた落合(右)
▼第3試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R
○落合 淳(ヌンサヤームジム/2011年 RISING ROOKIES CUP同級準優勝)
判定3−0 ※29−27、29−27、28−26
●ACHI(TARGET)
1R、ACHIは左手で落合の首をロックしてボディへの右パンチを連発。同じように右アッパーも連発する。サウスポーの落合は左ローとヒザ、ボディを効かされてしまったACHIは急激に減速し、落合の左ストレートをもらう。
2R、落合は左ローとボディをヒザで攻めるが、ACHIは“オラオラッ”と言わんばかりに顔を突き出して喧嘩腰で向かっていく。3R、苦しそうな表情を浮かべながらもパンチで向かっていくACHI、落合は組んでくるACHIにヒザ、左ストレート、離れると左ミドル。フラフラになりながらもパンチで前に出るACHIだが、落合がヒザとパンチで押し切って判定で勝利した。
▲左の蹴りでペースを取らせなかった山元(左)
▼第2試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○山元幸也(アカデミア・アーザ水道橋/2011年 RISING ROOKIES CUP同級準優勝)
判定3−0 ※30−27、30−28、29−28
●永井健太朗(Kick Box)
1R、サウスポーの山元はジャブと左のロー&ミドル。何度も足払いで永井を転倒させる。永井はパンチの連打と右ロー。2R、パンチで前に出てくる永井を山元が左ミドル、左ロー、前蹴りで迎え撃つ。
3R、左ローを連打する山元にパンチで前へ出る永井。山元は左ロー、左ストレート、永井が入り込んでくるとヒザを合わせる。パンチの距離で戦いたい永井と、蹴りの距離で戦いたい山元は距離が合わず、かみ合わないまま試合終了。山元が判定勝ちした。
▲郷州(右)が勢いある連打でTKO勝利を収めた
▼第1試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R
○郷州 力(PHOENIX/2011年 KAMINARIMON全日本トーナメント65kg級優勝・大会MVP選手)
TKO 3R1分24秒 ※レフェリーストップ
●アキト(HIDE'S KICK!)
1R、パンチとローで前に出る郷州に対し、アキトは上下に打ち分けるパンチのコンビネーション。パンチの合間にローとヒザ蹴りをうまく織り交ぜる郷州。2Rも郷州の勢いは止まらず、右ストレートでアキトのマウスピースを吹っ飛ばす。アキトもローを蹴り返し、レバーブローを連打! 負けじと押し返す。
3R、コーナーに詰めた郷州のパンチ連打でアキトは鼻から出血。ドクターチェック後、両者足を止めての打ち合いとなり、郷州の右ストレートが炸裂! アキトに2度目のドクターチェックが入る。再開後、アキトが左右フックとアッパー、郷州が左右の連打で打ち合う! 郷州がパンチでロープ際まで押し込んだところでレフェリーが試合をストップした。
★メインイベント(吉本光志vs左右田泰臣)、セミファイナル(KENJIvsパジョンスック)から第7試合(戸邊隆馬vsDyki)の試合結果はこちら
|