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【DEEP】前田吉朗が一本勝ちで王座防衛!今成正和は必殺・足関節で秒殺勝利

2012/08/18


▲DEEPバンタム級タイトル初防衛に成功した前田吉朗(中央)

DEEP事務局
「DEEP 59 IMPACT」

2012年8月18日(土)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00


▲前田(背後)のチョークスリーパーに和田(前)は苦悶の表情!

▼メインイベント(第11試合) DEEPバンタム級タイトルマッチ 5分3R
○前田吉朗(パンクラス稲垣組/王者)
一本 3R2分32秒 ※チョークスリーパー
●和田竜光(吉田道場/挑戦者)
※前田が初防衛に成功。

 今年2月に大塚隆史に勝利して王者となった前田。初防衛戦の相手はDEEPで5連勝中の和田だ。

  1R、お互いに距離を探る展開から、サウスポーの前田がパンチで飛び込むと、和田も右アッパーを狙う。

  一気に距離が詰まってパンチの攻防になると、和田が首相撲からヒザ蹴り。前田はそのまま和田をテイクダウンしてマットに寝かせる。

  前田はパスガードを狙いながらパンチを落とす。そしてマウントポジションを取った前田が小さくパウンド。和田は背中を見せて逃げようとするが、前田はしっかりとバックについて、パンチを入れながらスリーパー! 

  和田は前田の腕を外してパンチをブロックする。前田はバックをキープしながら腕十字へ。和田も腕を抜いて一気にパンチを落とす。

 2R、じりじりと前に出ていく和田。前田がコーナーを背負ったところで右ハイキック、さらに右ストレート、右の前蹴りを見せる。前田は和田の右ストレートをパーリングして左ストレート。和田が右ハイキックを蹴ると、前田も左ハイキックを蹴る。

  和田は右ストレートで前田を下がらせて右のヒザ蹴り! 前田はその蹴り足をキャッチするようにして組み付くがブレイクとなる。再開後、和田は右ボディ、右フック! そのまま距離が詰まるが偶発性のバッティングがあり、前田にインターバルが与えられて試合再開となる。

 和田が右ストレートと右のヒザ蹴り。前田も右ローから左の飛びヒザ蹴りを狙うが、勢い余ってロープの外に体が出てしまう。前田の右フックに和田が右ボディ。そのまま和田が前田のバックについて前田を投げるが、前田はすぐに立ち上がって正対し、和田をロープまで押し込む。

  ここで両者の体がロープの外に出てブレイク。再開後、和田が右ストレートと右ヒザ蹴り。前田は右フックから左ハイを蹴る。

 右ボディとヒザ蹴りで攻める和田。距離が詰まると前田はバッティングをアピール。前田はタックルで組み付くと、ここでも両者の体がロープの外まで出てブレイクになる。

  再開後、パンチで前に出る前田にヒザ蹴りの和田。前田はタックルで組み付いて和田の後ろに回り込み、豪快にテイクダウンする。そこからマウント→バックに回った前田はスリーパーを狙うが極まらない。

 3R、和田が右アッパー、右ヒザ蹴り! これが前田を捉えるが、前田はタックルで和田をテイクダウンする。マウントポジションを取った前田はしっかりと和田を抑えてパウンド! 和田の動きに合わせてバックに回り込み、顔面にパンチを入れる。そして前田がスリーパー! これががっちりと入って和田がタップ! 前田が見事な一本勝ちで初防衛に成功した。

 試合後、前田は「みなさん、ありがとうございます! 今日、和田戦を迎えるにあたって、長南道場(=TOKYO TRIBE MMA)の長南(亮)さん、ロータスの八隅(孝平)さん、今成(正和)のところ、そして僕を育ててくれた稲垣組の本部。僕を支えてくれたみなさん、ありがとうございました」とファン、関係者に感謝の言葉。そして「佐伯さん、試合に向けて相談とかありがとうございました。繁、最高!」とリングに上がったDEEP佐伯繁代表に向けて喜びを爆発させた。

 また前田はインタビュースペースで今後の防衛戦について聞かれると「(今日勝った今成やDJ.taikiの世代とは)試合で当たりきっている。その世代の選手たちとの第一次戦争は終わり。今の自分たちは若いやつらが出てくるのを潰して、道を示す時期。次の防衛戦も若い選手になると思う」と自分より下の世代にいる選手の挑戦を受けたいと話した。



▲今成(手前)が電光石火のアンクルホールドを極めてベテラン対決を制した

▼セミファイナル(第10試合) DEEPバンタム級 5分3R
○今成正和(Team-ROKEN/初代同級王者)
一本 1R1分1秒 ※アンクルホールド
●大石真丈(木口道場MMA/第2代修斗世界フェザー級王者)

 DEEPでバンタム&フェザー級王者となった今成と元修斗世界王者・大石とのベテラン対決。

  1R、今成がいきなりジャンプするような蹴りからグラウンドに引き込み、そのまま大石の右腕に腕十字を仕掛ける。大石が右腕を抜いてパンチを落とすが、今成は大石の右足に絡みついてアンクルホールド! これががっちりと極まって大石がタップ! 今成が必殺・足関節で秒殺勝利を収めた。



▲DJ(右)がショートの距離からキレのあるフックを繰り出し、赤尾(左)をKO!

▼第9試合 DEEPバンタム級 5分3R
○DJ.taiki(フリー)
KO 1R3分20秒 ※左フック
●赤尾セイジ(NEX)

 2012年はここまで1勝2分、今回が4戦目となるDJ.taiki。一方の赤尾は今大会のメインイベントでタイトルに挑戦する和田竜光に3勝した実績を持つ。

  1R、DJ.taikiがサウスポーからインロー、赤尾はDJ.taikiのパンチに合わせて組み付く。そのままコーナーに押し込む赤尾だがブレイクとなる。再開後、右ストレートを伸ばす赤尾。

  DJ.taikiはローを蹴りながら前に出ていくが、赤尾がそこに左フックから右ストレート! これでDJ.taikiが尻餅をつく。すぐに立ち上がったDJ.taikiは首相撲からヒザ蹴り。距離が離れるとDJ.taikiの右フック、赤尾も右フックを返す。しかしDJ.taikiがアッパー、フックの連打で前に出て、赤尾がロープを背負ったところで左フック! この一発で赤尾が大の字に倒れ、DJ.taikiが見事なKO勝利を収めた。

★第8試合(中村優作vs宮川博孝)、第7試合(チェ・ドゥホvs梅田恒介)、第6試合(誠悟vs篤志)、第5試合(悠太vs渡辺良知)、第4試合(久高正仁vs鍵山雄介)、第3試合(長谷川賢vs大和)、第2試合(LUIZvs福本よう一)、第1試合(岡野裕城vs九十九優作)の試合結果はこちら


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