|  ▲初防衛に成功した大石ゆきの(中央)を祝福するOISHI   GYMの仲間たち
 J-NETWORK「J-GIRLS 2012 〜Platinum's In The Ring   4th〜」
 2012年9月16日(日)東京・新宿FACE
 
 
  ▼メインイベント(第11試合) J-GIRLSバンタム級タイトルマッチ 2分5R延長1R○大石ゆきの(OISHI   GYM/J-GIRLSバンタム級王者)
 延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
 ●谷山佳菜子(正道会館東大阪本部/挑戦者・J-GIRLSバンタム級1位、J-GIRLS -53kg   Japan   Queen王者)
 ※大石が初防衛に成功
 ※本戦は48−49、49−48、49−49
 
 
  昨年、総勢7名のトーナメントを勝ち上がり、悲願のチャンピオンとなった大石が初防衛戦を行う。挑戦者は6戦無敗の“戦う美人看護師”谷山。昨年-53kg   Japan Queen初代王座を獲得し、いよいよJ-GIRLSのベルト奪取に挑む。 
 1R、中央でどっしり構える大石に対し、谷山はぐるぐる回りながら距離を取り、チャンスと見るや左ミドル、前蹴り。大石は谷山の攻撃に合わせて左フック。
 
 
  2Rも同じ展開が続く中、谷山の顔面前蹴りがヒット! そこから一気にラッシュを仕掛けるが大石は冷静にしのぐ。3R、谷山の顔面前蹴りが炸裂。大石は距離を詰めてパンチで出るものの、谷山はクリンチで連打を許さない。 
 4R、谷山は回り込みながら前蹴り、左ミドル。それに合わせて大石も右ロー。5Rも、谷山の攻撃に大石が左フック、右ローを合わせる展開。
 
 
  谷山は組んでのヒザ蹴りで注意(イエローカード)を受ける。打ち合う場面もあったが、お互いに決定打はなく本戦はドロー。 
 延長戦、左ミドルからパンチにつなぐ谷山。組み合う中、今度はレフェリーのストップの後に攻撃をしたことで大石にイエローカード。ヒット&アウェーを貫く谷山に対し、大石の左フックが何度かヒット! 谷山は鼻血を出す。
 
 
  谷山は蹴りからパンチにつなぐが決定打はない。判定で大石が勝利し初防衛に成功した。勝利のマイクを握ると「1年も試合間隔が空いたので緊張しました。7月に姉(大石綾乃)が(J-GIRLSフェザー級タイトルを)防衛したことでプレッシャーもありましたが、勝てて良かったです。谷山選手と同じ空手家として負けたくはありませんでした。今後のことはわかりませんが、試合が決まったら応援してください」とアピールした。 
  
 ▼セミファイナル(第10試合) J-GIRLSミニフライ級王座決定トーナメント一回戦 サバイバルマッチ1
 ○紅絹(もみ/フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級1位)
 判定3−0 ※三者とも30−28
 ●三堀“SMILE”美弥子(Y’ZD   GYM)
 ※紅絹が決勝戦に進出
 
 
  約4年という長きに渡り、ミニフライ級1位の座に君臨し続けている紅絹は、得意のパンチを武器に、今年6月にはWPMF世界女子ピン級&M-1ミニフライ級の二冠王者ちはるを破り、波に乗っている。一方、三堀はママさんファイターとして知られ、月1回のペースで試合をこなし、今年4月に決勝戦が行われたニューヒロイン決定トーナメントでは準優勝を果たした。 
 
  1R、構えをスイッチしながら動く紅絹に対し、三堀は右ロー、右ミドル。紅絹は持ち味のスピードでフックを当ててはすぐに距離を取る。 
 2Rには、左ストレートを当てた紅絹。三堀は右ミドルを当てるも、紅絹は一気に飛び込んではフックを当てる。いつもと違い動きの固い三堀はなかなか連打も見られない。3Rには、紅絹のフック、ストレートを被弾し大きく顔を仰け反る場面も。紅絹がフルマークの判定勝利で、美保との王座決定戦を迎えることとなった。
 
  
 ▼第9試合 J-GIRLSミニフライ級王座決定トーナメント一回戦 サバイバルマッチ1
 ○美保(KFG/J-GIRLSアトム級1位)
 判定2−1 ※29−28、28−29、29−28
 ●白築杏奈(しらつき・あんな/138 KICKBOXING   CLUB/J-GIRLSフライ級4位、2011年J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント優勝)
 ※美保が決勝戦に進出
 
 
  三堀とニューヒロイン決定トーナメントの決勝戦を争い、優勝した白築と、1階級下のアトム級でタイトルマッチを2度経験している美保が対戦。 
 長い手足を利した攻撃を得意とする美保だが、白築が距離を潰して連打を仕掛ける。美保は前蹴りで突き放すも、白築が連打から組み付く。なかなか美保は自分のペースに持ち込めない。2R、美保は左ジャブ。そして的確にミドルを当てていきペースを握る。僅差の判定で美保が勝利した。
 
  
 ▼第7試合 フライ級 3分3R ※ヒジあり
 ○小笠原暎作(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本フライ級7位)
 判定3−0 ※三者とも30−27
 ●ダイナモ☆プチ(MA・契明ジム/MA日本フライ級7位)
 
 
  プチは2011年MA日本フライ級新人王を獲得した実力者。その後、MAのランキング入りを果たし、現在6戦6勝と無敗記録を更新中。 
 一方、小笠原はアマチュア時代にM-1ジュニア45kg級王者、KAMINARIMON初代ジュニア45kg級王者となり、プロデビュー後こちらも6戦6勝と負けなし。連勝記録を伸ばすのは果たしてどちらか。
 
 
  序盤から小笠原が圧倒。左ミドルをバンバン蹴っていき、組んでも首相撲で優位に試合を進める。ダイナモはバックブローを出すなど一発逆転を狙う。 
 前蹴りで突き放し、左ミドルを蹴る小笠原。タフなダイナモを仕留めることは出来なかったが、小笠原が勝利し、連勝記録を“7”に伸ばした。
 
 ▼第6試合 52.1kg契約 サバイバルマッチ1
 ○難波久美(MA日本キックボクシング連盟・契明ジム/J-GIRLSバンタム級3位、日本チャクリキ協会バンタム級女子王者)
 判定3−0 ※30−29、29−28、30−28
 ●谷村郁江(リアルディール/J-GIRLSバンタム級6位)
 
 ▼第5試合 フライ級 サバイバルマッチ1
 ○白石瑠里(新日本・藤本ジム)
 判定3−0 ※30−29、30−27、30−27
 ●勝山舞子(NJKF・上州松井ジム/元MTIA世界女子スーパーフライ級王者)
 
 ▼第4試合 バンタム級 サバイバルマッチ1
 ○聖☆羅(クロスポイント大泉/J-GIRLS   2010年 U-15ミニフライ級王者、M-1ジュニア女子40&50kg級王者)
 判定3−0 ※30−28、30−27、30−27
 ●舞獅(まい/レグルス池袋)
 ▼第3試合 PRE J-GIRLS Aリーグ −54kg級 1分30秒2R○宮川伊織(T-KIX   GYM)
 判定3−0 ※三者とも20−18
 ●立川友見(レグルス池袋)
 
 ▼第2試合 PRE J-GIRLS Bリーグ +61kg級 1分2R
 ○山ア由利(T-KIX GYM)
 判定3−0 ※20−17、20−18、20−18
 ●村山 直(Team   DATE)
 
 ▼第1試合 PRE   J-GIRLS Bリーグ −51kg級 1分2R
 △山田 華(Team DATE)
 ドロー 判定1−0 ※19−19、19−19、20−19
 △田中麻美(ウィラサクレック・フェアテックス)
 
 |