9月7日(火)東京・ファイティングコロッセオで『K-1 WORLD MAX 2004〜世界王者対抗戦〜』に出場する小比類巻貴之(チーム・ドラゴン)がトークショーを行った。昨日の時点で参加者が一杯になるほどの盛況ぶり。改めて小比類巻の人気を感じさせた。そしてトークショー前にマスコミに向けてクラウス戦への意気込みを語った。 
                        ――クラウス戦に向けて、今、どんな心境ですか? 
                        かなり噛み合う試合になると思います。得意な蹴り、ローでもハイでも決めれるようにしたいです。 
                        ――クラウスのテクニックで気を付けているものは何ですか? 
                        カウンターのパンチ。あとは相手のパンチのリズムに乗らないようにしないといけないですね。 
                        ――7月の試合後はどんな練習をしていたんですか? 
                        自分なりに筋トレとか、あとはパンチをやって全体的にバランスよく打てるように基本的なトレーニングをしていました。 
                        ――テレビ番組の中で出稽古を始めたということだったんですが 
                        【前田憲作トレーナー】 具体的にどこでというのは秘密なんですが、コヒと話合って前向きに決めました。足りないものを補うために出稽古するという形です。コヒのことは信頼してますし、どこに行ってもちゃんと練習していると思います。今は少し休んでいる状態なんですけど、これからまた出稽古には行く予定です。 
                        ――7月の試合ではマイナーでチェンジ中だというコメントもありましたが現在の完成度は何%くらいですか? 
                        良くはなって来ています。調子もいいです。ただ完成度はまだまだです。 
                        ――クラウスは9月にS-cupへの出場が決まっています。それについてはどう思いますか? 
                        出来たらいい状態で来て欲しいですね。是非、S-cupでは優勝して欲しいです。 
                        ――現在、体重の方は何kgくらいなんですか? 
                        練習をやる前で70kgくらいです。 
                        ――7月は減量にも苦しんでいましたが、何か調整方法を変えたりはしますか? 
                        今回は問題ないです。普段から気を使っていますし、うまくやります。 
                        ――リフレッシュは出来ましたか? 
                        10日間くらい休んで旅行にも行ったんで、かなりリフレッシュ出来ました。 
                        ――知名度も上がってきていると思いますが、実感はありますか? 
                        それはないです。(龍道場がある)町田からはあんまり出てないんで…まあ多少サインを求められてはいますけど、そこまで感じていません。 
                        ――2月にKO勝ちした武田幸三選手がブアカーオ選手と試合をすることになりました。どう予想していますか? 
                        武田選手はタイ人とも結構試合をしているんで噛み合うと思います。見ている方としては楽しみです。 
                        ――ブアカーオ戦の敗北の影響はないですか? 
                        自分の中では整理がついてます。 
                        ――小比類巻選手の中でどんなテーマを持って試合に臨みますか? 
                        本当は今年、世界を獲っているはずだったんですけど、来年になってしまいました。確かに2月の試合で勝ちましたけど、まだまだ自分の身体能力を発揮できていないんです。それをすべて出せるスタイル、自分作りですね。"復活"とか書かれましたけど、もう吹っ切ってゼロからの自分作りをしたいです。 
                        ――身体能力を発揮するためにどんなトレーニングをしているのですか? 
                        技術的には細かいテクニック、動きですね。センスがない人間には出来ない動きが自分には出来るんです。自分では身体能力は世界一だと思ってますから。 
                        ――トレーナーとしてどの辺に身体能力の高さを感じますか? 
                        【前田】 今まで色々な選手を見てきましたけど、これだけの才能を持っている選手はいないですね。体のバネ、スピード、キレ。それにコヒは蹴りだけじゃなくてパンチも出来るんです。それに目もいい。目が良くないとあそこまで上手く膝蹴りを当てることは出来ませんよ。"自分作り"に関しては精神的にも技術的にも色々あると思います。すぐには成果は出ませんけど、コヒの良い所を引き出すのが自分の仕事だと思います。 
                        ――何%くらいしか発揮できていないと思いますか? 
                        【前田】 100%出し切るのは難しいですけど、50%くらいじゃないですか。ただ魔裟斗やクラウスは自分の長所を分かっていてスタイルが出来ているんです。確かに遠回りをしているかもしれないですけど、コヒは世界を獲ると思います。そのためにはまずはクラウスを超えないと。 
                        ――身体能力の引き出し方としては技術なんでしょうか、精神面なんでしょうか? 
                        【前田】 両方ですね。僕はずっとコヒを見てきていますし、一番良くわかっていると思います。 
                        ――小比類巻選手自身、その身体能力が発揮できればクラウス選手にも必ず勝てると思っていますか? 
                        間違いなしです。 
                        ――もしクラウス選手に勝てば発言権があると思います。戦いたい相手はいますか? 
                        誰とやりたいという気持ちはないんです。自分作りに集中しているだけです。クラウスはそのための通過点です。そして作っている最中に頂点に立ちたいです。 
                        ――理想の形のイメージは出来ているんですか? 
                        パンチが得意な選手が多い中で、スピードとキレは負けない自信はあります。ロー、ハイも満足できる蹴りがいつでも出せるんで、パンチを磨きたいです。 
                        ――理想の人物ははいるんですか? 
                        ボクシングでいったら中量級が一番レベルが高いと思うんですけど、オスカー・デラホーヤ(史上初の6階級制覇を達成した)とかあのくらいのレベルをK-1で出来たらいいなと思います。 
                        ――他に好きなボクサーはいますか? 
                        すごいなと思ったのはシュガー・レイ・レナード(5階級制覇、80年代に活躍した伝説のプロボクサー)です。実はデラホーヤはあんまり(笑)。 
                        ――それを見てパンチの研究をするんですか? 
                        しますね。寝る前にはいつもビデオを見てます。 
                        ――いつ頃からなんですか? 
                        前からです。自分の趣味でもあるし、モチベーションを上げるために見たりもしますし。見ないと眠れないって感じです。 
                        ――一番好きな試合は何ですか? 
                        レナードとマービン・ハグラー(統一世界ミドル級王座)の試合ですね。 
                        ――魔裟斗選手が欠場する分、注目度も集まると思いますが 
                        他の選手は「目立ってやろう」という気持ちが強いと思いますけど、自分は実力を見せたいです。キックボクサーとしてK-1らしい試合をしたい。自分の動きが良くなったところや強くなったところを見せたいです。綺麗に豪快なKO勝ちをしたいです。 
                        ――最後は何で決めますか? 
                        もし膝蹴りだったら、今まで自分が受けたことのないような衝撃があるくらいの膝蹴りで。ローなら一発、ハイならスローモーションで見れるくらい綺麗なハイでKOしたいです。                             
                        「K-1 WORLD MAX 2004〜世界王者対抗戦〜」 
                          TBS/FEG 
                          2004年10月13日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館 
                        開場16:30 開始17:30 
                        <決定対戦カード> 
                          ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          元ラジャダムスタジアム・ウェルター級王者 
                          武田幸三(治政館) 
                          VS 
                          K-1 WORLD MAX2004世界王者 
                        ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ) 
                          VS 
                          WBCインターコンチネンタル・ジュニアミドル級王者 
                          マイケル・ラーマ(USA/アイロンホースボクシングクラブ) 
                        ▼総合格闘技ルール5分3R 
                          山本“KID”徳郁(PUREBRED TOKYO) 
                          VS 
                          ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴルレスリング連合) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          安廣一哉(正道会館) 
                          VS 
                          WPKL世界ムエタイ王者 
                          サミール・ベルバーチ(フランス/エクストリームチーム・レ・バンナ) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          WKAA&WKASPスーパーライト級王者 
                          ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュー) 
                          VS 
                          2001ムエタイ世界選手権準優勝 
                          アースラン・マゴメドフ(ロシア) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          ISKA世界ミドル級王者 
                          大野 崇(inspirit) 
                          VS 
                          K-1 WORLD MAX2002 in Brazil王者 
                          マルフィオ・“ザ・ウォーリヤータイガー”カノレッティ(ブラジル) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          K-1 WORLD MAX2002 USA大会優勝 
                          ドゥエイン・ラドウィック(USA/3−Dマーシャルアーツ) 
                          VS 
                          ウィリアム・ディンダー(オランダ/キックボクシング・アーネム) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          小次郎(スクランブル渋谷) 
                          VS 
                          マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム) 
                        ▼K-1ルール3分3R延長2R 
                          K-1 WORLD MAX2004日本代表決定トーナメント優勝 
                          小比類巻貴之(チームドラゴン) 
                          VS 
                          K-1 WORLD MAX2002王者 
                          アルバート・クラウス(オランダ/ブーリーズ) 
                        ※試合順は未定。 
                        <チケット料金> 
                          SRS席20,000円 S席12,000円 
                          須藤元気応援シート12,000円(S席・特典付き) 
                          山本“KID”徳郁応援シート12,000円(S席・特典付き) 
                          武田幸三応援シート12,000円(S席・特典付き) 
                          小比類巻貴之応援シート12,000円(S席・特典付き) 
                          A席6,000円 
                        <チケット販売所> 
                          ●デジタル先行発売 発売中 
                          K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp 
                          FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com 
                          i-mode K-1オフィシャルサイト 
                          Voda fone live! k-1オフィシャルサイト 
                          EZ web k-1オフィシャルサイト 
                           
                          ●一斉発売 9月11日(土)10:00〜 
                          イープラス=http://eee.eplus.co.jp 
                          ローソンチケット=0570-06-3063 
                          CNプレイガイド=0570-07-9911 
                          チケットぴあ=0570-02-9999 
                          キョードー東京=03-3498-9966 
                           
                          ●一般発売 9月12日(日)10:00〜 
                          イープラス=http://eee.eplus.co.jp 
                          ローソンチケット=0570-06-3003 
                          CNプレイガイド=03-5802-9999 
                          チケットぴあ=0570-02-9999 
                          キョードー東京=03-3498-9999 
                          ※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可 
                        <チケットに関するお問い合わせ> 
                          潟Lョードー東京=03-3498-9999 
                           
                          <大会に関するお問い合わせ> 
                          皆EG=03-3796-5060 
                           
                                                  |