2月9日(木)東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング協会の2006年第一弾『NEO ΟΡΘΡΟΖ
SERIES 1st』(ネオ・オルトロス=新時代への幕開け)で対戦する"超新星"菊地浩一と"正道魂"大野崇の両選手から試合直前コメントが届いた。
●菊地浩一コメント
――いよいよ2006年の闘いがスタートするわけですが、その前に去年の闘いを振り返ってみていかがですか。タイトルマッチを経験したり、連敗を味わったりといろいろなことがありましたよね。
「去年は……宍戸選手と龍二選手に負けて、自分の甘さを知った感じでした。壁にぶち当たったというか。やっぱりまだまだだなと」
――そういう経験をして、何か変化はありましたか?
「練習量をジムワークだけで1時間は増やしました。ただ、今はそれでも足りないなぁ、って思うんですよね。試合が近づくにつれて"いくらやっても足りひん"って。吉鷹さんにも"そんな練習で足りるか"って言われてたんですけど、その意味が今になって分かってきました」
――それは、いい意味で欲が出てきたということもあるんでしょうね。
「そうですね、はい」
――11月の金井戦はいかがでした? 復活をかけての大事な試合だったわけですが。
「あの試合はもう、後がないというか何が何でも勝たなきゃいけない試合でしたから。あの試合で勝って、人生が変わりました」
――それくらい、重要な試合だったと。
「負けたらもう、ホンマに終わりやなってくらいの気持ちでしたから」
――そういう試合で勝ったのは大きいですよね。そして今回の試合に臨むわけですが、心境はまた違いますか。
「今回も負けられないのは一緒なんですけど、もう一歩前に出たいし、もう1ランク自分を高めたいですね。現状維持では意味がないんで」
――そのために、どんな試合をしたいと思ってますか。
「ディフェンス面もそうなんですけど、とにかく確実に勝てる選手になりたいですね。ポカッと一発もらって負けたりとか、そういうことがないように」
――対戦相手の大野選手には、どんな印象がありますか?
「僕より体格が一回り大きくて、技術的にはなんでも使ってくる。手強いなぁと(笑)」
――そういう大野選手に対しては、どんな闘い方をしていこうと思ってますか?
「一発の力が強いんで、ガードをしっかりしていかないといけないですね。あと、自分から前に出てこうと。様子見してたら、向こうはベテランなんでうまいと思うんで」
――それと、この試合ではS-cup出場に向けてのサバイバルマッチという側面もありますよね。
「今年は勝ち進んで、S-cupにも出させてもらえるくらいまで頑張りたいなと思ってますね、はい。そのためにも、この試合で勝って、自分を1ランク上げたいです」
●大野崇コメント
――今回、3度目のシュートボクシング参戦を果たす大野選手ですが、意気込みのほどはいかがですか。
「もう3戦目なんで、そろそろ結果を出したいですね」
――いま振り返ってみて、宍戸戦、土井戦はいかがでしたか。
「だんだん良くなってきてるなとは思うんですよね。でも、まだ自分の持ってるものが全然出せてないと思うんで」
――土井戦の5Rっていかがでした? バチバチの打ち合いになって、土井選手は「お互い空手出身だから、ホントはああいう展開が好きなんですよ」って言ってましたけど。
「僕は嫌いですけどね」
――あははは。やっぱり技巧派としては。
「あの時はシュートポイントを2回取られてたんで、KOしないと勝てなかったですからね。あそこで倒しにいったのはセコンドの支持通りだったんですけど」
――土井戦の前に「投げで負けたらしょうがない。気にせず自分の持ち味を出していく」とおっしゃってましたよね。今回は投げに関して、どう考えてますか。
「今回の方が、投げへの対応はできると思います。できるけど、気にしないという」
――投げの練習はかなりされてるんですか。
「投げを外すための練習ですね。"首投げはこのポイントを外せば大丈夫"っていう。それと、第一に組ませないこと。組ませなかったら投げられることはないんで」
――今回の相手、菊地選手にはどんな印象がありますか?
「TATSUJIの前のRISEのチャンピオンですよね。自分はTATSUJIのセコンドだったんでよく見てはいないんですけど。でも今回の試合のためにビデオは見ました。パンチとローで、土井選手に似てるなっていう感じはあります」
――体格的には、大野選手の方が大きいですよね。
「階級は上ですよね。でも、その分減量がきついんで、プラスマイナスゼロじゃないですか。当日計量ですからね。試合までにどれだけ回復できるかがカギだと思います」
――この試合で、大野選手がテーマにしていること、見せたいことって何になりますか。
「やっぱり総合力ですね。手足のバランスだったり、なんでもバランスよくできるっていうことをテーマにしていきたいです」
――それと、今年はS-cupもあります。大野選手もS-cupには出てみたいとおっしゃってましたよね。
「今は宍戸選手が一歩リードしてますよね。まあ、僕は部外者ってこともあるので、イロモノ枠かなんかでも出させていただけたらなと(笑)。よそもの枠、他流派枠とか、よくあるじゃないですか」
――日本代表枠じゃなくてもいいから、と(笑)。シュートボクサー以外の選手にも、S-cupっていうのは大きい目標というか、大事な価値観としてあるわけですか。
「それはありますね。シュートボクシングは昔から見てて、実力派を呼んでくる団体だなっていうイメージがあるんですよ。デニー・ビルを呼んだりタイのトップを呼んだり。シェイン・チャップマンにしてもダニエル・ドーソンにしても、地味だけど強い選手がSBには出てくるなと。何よりアンディ・サワー選手が事実上の世界トップなわけじゃないですか。S-cupとMAXと両方制覇していて。そういう舞台には上がりたいですよね」
――では、今後もシュートボクシングにはどんどん出ていきたいと。
「そうですね。強い選手もいっぱいいいますし、土井選手、宍戸選手とは2度といわず何度でもやりたいですから。まあスパッツも作っちゃいましたから、元を取るまで出続けますよ(笑)」
シュートボクシング協会
「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series1st」
2006年2月9日(木)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00(予定)
<対戦決定カード>
▼メインイベント 70kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
宍戸大樹(シーザー/SB日本ウェルター級王者)
VS
アンドレイ・ジダ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
▼セミファイナル 68kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
土井広之(シーザー/前SB世界ウェルター級王者)
VS
ダスティン・ジョンソン(アメリカ/Team Voodoo)
▼第7試合 70kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
緒形健一(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
VS
ジョニー・エドゥアルド(ブラジル/ボクセ・タイ/チーム・ミノタウロ)
▼第6試合 70kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
菊地浩一(寝屋川/SB日本ウェルター級1位)
VS
大野 崇(正道会館/ISKA世界ミドル級王者)
▼第5試合 59kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
石川剛司(シーザー/SB日本フェザー級1位)
VS
KAWASAKI(REAL DEAL/IKUSA GP U60 2005第3位)
▼第4試合 68kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
関本 宏(寝屋川/SB日本スーパーウェルター級5位)
VS
尾崎圭司(チームドラゴン)
▼第3試合 59kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級2位)
VS
ナグランチューンマーサM16(龍生塾/SB日本フェザー級3位)
▼第2試合 ヘビー級 フレッシュマンクラスルール3分3R
岩下雅大(龍生塾)
VS
西脇恵一(チームドラゴン)
▼第1試合 57kg契約 フレッシュマンクラスルール3分3R
センカン大和(湘南)
VS
岩崎晃久(大村)
<チケット料金>
RS席10,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席4,000円 ※当日は各500円増し
<チケット販売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
チケットぴあ=0570−02−9999
ローソンチケット=0570−00−0403
フィットネスショップ=03−3265−4646
レッスル渋谷=03−3464−0078
板橋大山アメリカン=03−3962−6443
チャンピオン=03−3221−6237
書泉ブックマート=03−3294−0011
後楽園ホール=03−5800−9999
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=03−3843−1212
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