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 9月24日(水)東京・品川にあるJ-ROCK workout studioにて、中村和裕(吉田道場)が公開練習を行った。中村は、9月28日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第五陣〜』のミドル級グランプリシリーズ2008一回戦でポール・カフーン(イギリス/ゴールデン・グローリーUK)と対戦する。
  この日、中村がマスコミ陣に公開したのは、バランスボール(※)を利用したリハビリテーション。※身体と密着させてバランス感覚のトレーニングを行うためのボール。 
 2006年大晦日でのマウリシオ・ショーグン戦後に膝の靭帯損傷で手術を受けた中村は、膝のリハビリで理学療法士の岩館正了氏と出会い、このトレーニングを続けるようになったという。
 
 「手術してから膝に違和感があったんです。どうリハビリしていいのか分からなかった時に、共通の知人を通して岩館先生と出会いました。手術後は自己流だったり、接骨院に行く人はいるんでしょうけど、このトレーニングは科学的にも効果が証明されているので続けました」(中村)。
 
 
  バランスボールを壁と自身の体の間に挟んで動かしたりと、簡単な動作を約5分間続けただけで汗びっしょりとなった中村。このトレーニングのおかげで体幹部の筋肉が鍛えられ、「体のブレがなくなったし、パンチの軌道がよくなった」とその効果を明かす。 
 公開練習では、バランスボールでのトレーニングだけに終わらず、岩館氏が投げるボールを当たる寸前で避ける特訓も披露し、コンディションの良さをアピールした。
 
 
  大会まであと4日と迫ってきたが、減量の面は「水泳やランニング、食事の栄養管理で計画通りに落ちています」と問題はない様子の中村。 
 初のミドル級での試合に関しても「93kgで試合をやって、外国人選手のフィジカル面でどうしても勝てないと思っていたときよりも、気持ちが楽になった。この階級が適正だったのかなと思う」と話す。
 
 対戦相手のカフーンについては、「肉厚で気持ちが強い。殴り合いが好きだという印象があります。自分の打撃方法論とスイングしないでしょう」とコメント。
 
 
  「パンチにはこれ、キックにはこれとその場その場で対処していきたいですね。試合のシミュレーションは出来ています」と万全の体勢でミドル級GP一回戦突破を目指す。 
 “ロード・トゥ・三崎”のサブタイトルがある、このGPを順調に勝ち上がり優勝すれば、三崎和雄(GRABAKA)との対戦もある。
 中村は「先日のストライク・フォースの三崎選手の試合映像を見たんですけど、自分と試合するとなるとやりづらいですね。試合の流れで展開を作る選手なので、自分とスイングしない可能性がある」と三崎に対して警戒心を強める。
 
  昨日開催されたDREAMでは、秋山成勲(フリー)が中村と同門の吉田秀彦に対し、対戦を表明したばかり。以前、中村は秋山との対戦を希望していた時期もあったが、「秋山選手についてはどうでもいいですね。まずは今度の試合で勝たないと意味がない。(秋山と)やる時になればやるだろうし、自然の流れに身を任せます」とした。 
 
 ワールドビクトリーロード
 「戦極〜第五陣〜」
 2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
 開場13:00 開始15:00
 
 <全対戦カード>
 
 ▼メインイベント(第8試合) ライトヘビー級
 シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
 VS
 杉浦 貴(プロレスリングNOAH)
 
 ▼セミファイナル(第7試合) ヘビー級
 未定
 VS
 トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)
 
 ▼第6試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
 近藤有己(パンクラスism)
 VS
 佐々木有生(GRABAKA)
 
 ▼第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
 中村和裕(吉田道場)
 VS
 ポール・カフーン(イギリス/ゴールデン・グローリーUK/元ケージ・レイジ英国ライトヘビー級王者)
 
 ▼第4試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
 ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/2007年Strikeforceミドル級トーナメント優勝)
 VS
 ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
 
 ▼第3試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
 エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
 VS
 シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー)
 
 ▼第2試合 ライト級
 國奥麒樹真(フリー)
 VS
 クォン・アソル(韓国/スピリットMC)
 
 ▼第1試合 ライト級
 ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト/IFL世界ライト級王者)
 VS
 ジョルジ・マスヴィダル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
 
 <チケット料金>VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
 RRS席30,000円
 戦極シート(S席)17,000円
 S席17,000円 A席7,000円
 ※全席指定・消費税込
 
 <チケット販売所>
 イープラス=http://eplus.jp/sengoku/
 電子チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:812-235)、http://pia.jp/t/
 ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:37018)、http://l-tike.com/
 CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999、http://www.cnplayguide.com/
 ドン・キホーテ=全国のドン・キホーテ店舗
 
 <お問い合わせ>
 ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
 
 
 ワールドビクトリーロード
 「戦極〜第六陣〜」
 2008年11月1日(土)さいたまスーパーアリーナ
 開場14:00 開始16:00
 
 <決定対戦カード>
 
 ▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
 北岡悟(パンクラスism)
 VS
 光岡映二(和術慧舟會RJW)
 
 ▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
 横田一則(GRABAKA)
 VS
 廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)
 
 <チケット料金>
 VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
 RRS席30,000円
 戦極シート(SS席)17,000円 ※特典付
 S席12,000円 A席7,000円
 ※全席指定・消費税込
 
 <お問い合わせ>
 ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
 
 
 戦極 テレビ東京放送スケジュール
 ●「最強格闘技・戦極 スペシャル」2008年9月27日(土)13:00〜13:55
 ●「戦極G!」2008年10月5日(日)よりスタート
 毎週日曜日 24:35〜25:00
 10月5日=五味隆典特集、ミドル級GP2008FINAL 組み合わせ10月12日=北岡悟VS光岡映二特集
 10月19日=横田一則VS廣田瑞人特集
 10月26日=ライト級・ミドル級GPFINAL 決戦直前特集
 
 
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