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【全日本キック】3・14石川直生「僕はキックボクサーとしてK-1ルールに臨む」
2009/03/06


↑「キックボクサーとしてK-1ルールに臨む」と語った石川は、その意気込みの表れかあえてK-1ルールでは禁止技のヒジ打ちのポーズをとる

 3月14日(土)東京・後楽園ホールで開催されるKrush実行委員会/全日本キックボクシング連盟『Krush.2』のメインイベントで、大月晴明(AJKF/WPKC世界ムエタイライト級王者)とK-1ルールで激突する石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)が、6日(金)東京・青砥にある青春塾で公開練習を行った。

 石川VS大月をメインに、山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)VS国崇(拳之会/NJKFフェザー級王者)、山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)VS梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)山内裕太郎(AJ/全日本スーパーウェルター級王者)VS廣野祐(NPO JEFA/J-NETWORKスーパーウェルター級王者)など全日本トップ選手と他団体&フリーのチャンピオンクラスの対戦がズラリと並んだ今大会、前売りチケットが発売から10日で完売し、急遽立ち見券を販売したがそれもほぼ完売。

「後楽園ホールにこれ以上はもう消防法で入れられないというギリギリいっぱいまでチケットが売れました。なので当日券はありません」と宮田充興行部長。「新生・全日本キックとして1987年から活動していますが、こんなことは初めてです」と反響の大きさに驚き、「次回のKrushはもっと大きい会場でやりたい」と話した。

 その状況を聞いた石川は満足そうな笑顔を浮かべ、次のように意気込みを語った。

「会見の時も言ったけれど、僕と大月さんのストーリーを話し始めたらキリがない。それくらいいろんなストーリーが僕の中にはある。恩人であり友人であり、こんなに仲のいい人と闘うのは初めて。僕は同じ階級の人とは仲良くしないようにしているんだけれど、当時は僕がフェザー級で大月さんがライト級だったし、この人と闘うことはないだろう思っていた。俺が階級を上げる頃にはこの人も上げるだろうと思っていたし。

 何よりもこの差は縮まるもんじゃないから闘うことはないだろうし、とてもじゃないがこの人は闘える相手じゃないと思うくらい遠い距離にいた人でした。でも、その距離がいつの日か縮まってきて、大月さんと一選手として対戦するというところまできた。やっとそのタイミングが合い、K-1ルールですけれど試合が決まったので嬉しく思います」

 石川は本来、ヒジ・ヒザを得意とするタイプであり、ヒジと首相撲が禁止されているK-1ルールでは本領が発揮できないのではないか、との見方もある。K-1ルールでの練習はどうなのかと聞くと、意外な答えが返ってきた。

「してないです。あえて言うなら3分3Rは試合展開が早くなるので、そこを意識するくらい。K-1ルール用の練習は特にしてないです。速いリズムでの練習は意識していますが、パンチを多めにやるとか自分のスタイルを崩すようなことはしません。僕は“キックボクサー”としてK-1ルールに臨みます。練習では普通にサンドバッグでヒジをやるし、首相撲もやってます」

 その言葉どおり、シャドーを始めた石川はコンビネーションの中で普通にヒジや首相撲からのヒジを繰り出していた。K-1ルールだから…と過剰に意識するのではなく、あえて普段どおりで挑もうということだ。変わったことといえば、青春塾の中にリングを想定したロープが張られたこと。

「これは1ヵ月くらい前に、(山本)優弥のK-1の試合のために会長がやり始めたんです。ロープ一本張るだけですが、相手に追い込まれた時にどうするかとか、何をするかを考えるようになる。ロープがなければブレイクですからね。考えるのと考えないのではだいぶ違う」

 石川の盟友でもある山本優弥が、2月23日の『K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント』に出場してTATSUJI、長島☆自演乙☆雄一郎らを破って決勝戦へ進出、決勝では小比類巻に敗れるもダウンを奪うなど大健闘を見せた。山本の活躍は影響を与えたのか。

「(影響は)ありましたよ。あの日の優弥はいろんな意味でみんなが望んでいる優弥だった。ダウンも取ったし、ダウンもあったし、長島戦はHAYATOがカットしてくれていなかったら危なかった。でも、あいつは準決勝が終わった時点で病人みたいになっていて、ベッドに横たわったまま“足が全然動かないけれど、絶対に勝つ!”と何度も言っていました。

 それで優弥は次の日から人生が変わりましたよ。1回はベルトを失ってキックボクシングをやめるというところまで追い込まれたけれど、(K-1から)奇跡のオファーが来て。あいつが得たのは知名度、自信、スポンサー……それで嬉しかった。

 でも、俺は後楽園ホールで毎回、あの決勝戦と同じくらいのことをやっているという自負がある。そういう意味ではジェラシーを感じないと言えば嘘になるが、刺激にもなっています。いい刺激、いい流れになった。これはみんなで作っている流れなんですよ。1・4で寺戸君と俺が勝って、2月にK-1で優弥、3月1日のM-1でまた寺戸君が勝って。

 多分、今度は8日に青木(真也=DREAM)君が見せてくれると思うので、そっちもいい流れになるとバッチリですね(笑)。青木君とは昨日電話で話して、“先に行って来る。この流れを止めない”と言っていました。この流れは俺だけのものじゃなくみんなで作った流れ。個人的には大晦日まで止めるつもりはないです」

 4日に行われた公開練習で大月が「勝負は一瞬で決まる」と予告したのを聞くと、石川も「俺もそう思っています。お互いに見えない攻撃で勝負が決まるでしょう」と同調。さらに、大月が「石川の武器はヒジ・ヒザではなく精神力だ」と言ったことを伝え聞くと「へぇー、嬉しいですね。俺も褒めないといけないのかな(笑)。嬉しいですよ。ずっと先を走っていた選手にそういってもらえるのは、単純に嬉しい」と喜ぶ。

「俺は大月さんをガッカリさせたくない。俺が勝って大月さんが負けて“石川ってやっぱり強えぇ”ってその言葉が欲しいですね。試合の期待値は山本元気VS桜井洋平と並んでますよ。今回は石川VS桜井ではダメだったでしょう。Krush3とか4では石川VS桜井をやるけれど、2ではダメだったんです」と、今回大月と対戦することに運命的なものを感じているようだ。

「強いヤツはどんなルールでも強い。キックボクサーだってK-1ルールで闘えるんだということを感じて欲しい。K-1はパンチ主体の選手が活躍する舞台と見られがちだけれど、そうじゃない。元気、真弘、大月はK-1ルールに適した選手だけれど、一見真逆にいる僕が勝つことを見せれば、強ければルールどうこうは関係ないってことを見せられる」

 大月の変則的な動きに対して、石川はどのように対応するつもりなのか。

「僕の本当の武器はヒジでもヒザでもなく、パーツだと思う。大月、元気、真弘もみんなパーツが武器なんですよ。元気なら強いアゴと右のパンチ、大月さんは瞬発力、真弘はスピードとパンチのキレ味。そして僕の場合はリーチです。ある程度上まで行けば、パーツをどう組み合わせていくかという闘いになるんです。

 ヒジ・ヒザがなくてもパーツを組み合わせれば勝てる。だからルールは関係ないという結論になる。ヒジがあれば今回の試合はどれだけラクかと思うこともあるけれど、ヒジありなら僕は日本人の誰とやっても負けないという自信があります。でも、K-1ルールでも俺は強いですよ」

 反射的にヒジが出てしまう心配は無いのかとの質問に、石川は笑いながらも「パフォーマンスで当たらない距離で出すかもしれないです。怒られるかもしれないけれど、お客さんは喜んでくれるんじゃないかな」と、まさかのヒジを使うかもしれないと匂わせた。

 大月は怪我から回復して「今は右をフルスイングで出せる」と語っているが、石川は「右だけじゃなくパンチを警戒する。右も左も全部怖いですよ。右が全力で打てるって言ってるのも実は心理戦かもしれないし。実はバックブローを狙ってるかもしれないし、ローをガンガン蹴ってくるかもしれない。大月さんはローもメチャ重い。パンチで倒すけれど、ローで足を殺されている人も多い」と、大月の全てを警戒する。

 K-1の谷川貞治イベントプロデューサーが大会を視察に来ることも決まっているが、石川は「特に考えてない」という。「試合が自己紹介になると思っています。勝ち方によるでしょうね。勝っても勝ち方がよくなければオファーは来ないだろうし、勝ち方がよければ黙ってても来るでしょう。言葉はいらないと思っています。だから谷川さんに向けて何かをアピールすることは考えてない。でも、意識はしていますよ」と、試合で魅せるつもりだ。

「今回は5Rのガチスパーをやってもいいくらい調子がいい。今回ほど勝ったら手に入るものが多い試合はない。どの試合でもそれは感じているけれど、今回ほどというのは久しぶり。手に入るものが多いんですよ。だから負けないです」

 コメントを終えた石川はシャドーの後、竹島伊佐夫会長が構えるミット打ちを公開。これが実に面白い。竹島会長が大月に成りきり、変則的な構えから大月の攻撃を完全コピー、それに対して石川が攻撃していくというものだった。石川はコメントで「パンチを多くやったりはしていない」と語ったが、シャドーを見ても以前よりパンチの比重が多く、右ストレートと左フックがキレていた。自然の内に闘い方がシフトしているのかもしれない。

 また、石川はシャドーでもミットでも飛びヒザ蹴りや高い前蹴り、ジャンプしてのパンチなど派手な動きを連発。まさに石川流のK-1ルールでの試合を見せてくれそうな期待が高まった。

「試合が決まる前から大月選手を研究していた」という竹島会長は、「大月選手は怖いけれど、ある意味でやりやすい。特徴が掴みやすいから。そのツボさえ掴めば100%石川の攻撃が当たると思う」と自信の程を語り、「当たれば倒せるし、外されれば倒される。今回は倒しに行く練習をしているので倒しに行くから、リスクも当然ある。倒すか倒されるか、リスクを背負うのはチャンピオン同士でスター同士である以上、Krushを前回以上に盛り上げるのが彼らの役割。メインの試合を務めさせます」と、石川に“激闘命令”を下した。


Krush実行委員会/全日本キックボクシング連盟
「Krush.2」

2009年3月14日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00

<全対戦カード>

▼メインイベント(第9試合) 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
大月晴明(AJKF/WPKC世界ムエタイライト級王者)
VS
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)

▼セミファイナル(第8試合) 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
VS
国崇(拳之会/NJKFフェザー級王者)

▼第7試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)
VS
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)

▼望月竜介引退記念セレモニー

▼第6試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
山内裕太郎(AJ/全日本スーパーウェルター級王者)
VS
廣野 祐(NPO JEFA/J-NETWORKスーパーウェルター級王者)

▼第5試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
VS
後藤友宏(青春塾/全日本ウェルター級9位)

▼第4試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
岩切博史(月心会/全日本フェザー級2位)
VS
ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場/J-NETWORKライト級4位)

▼第3試合 Krush! Rookies Cup決勝戦 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
森井洋介(藤原/全日本フェザー級8位)
VS
白濱卓哉 (建武館/2008全日本新空手K-2軽中量級王者)

▼第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
卜部功也(西山道場/2008年K-1甲子園準優勝)
VS
石井振一郎(チャモアペットムエタイアカデミー)

▼第1試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
嶋田翔太(島田塾/2008年全日本新空手K-2軽量級王者)
VS
林 将多(日進会館/播州杯グローブ空手軽量級3連覇)

▼オープニングファイト第2試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
影日“ポパイ”和徳(ボス/2007年J-NETWORKアマチュア全日本大会ウェルター級優勝)
VS
中島弘貴(バンゲリングベイ/2006年全日本アマチュアシュートボクシング関東大会中量級王者)

▼オープニングファイト第1試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
ハイン・ディオ(チェモアペット・ムエタイアカデミー)
VS
小室武稔(チームドラゴン/2008全日本新空手K-2中量級王者)

<お問い合わせ>
全日本キック 03−3365−1171

●2009年全日本キック興行スケジュール
3月14日(土)後楽園ホール「Krush.2」
4月18日(土)新宿FACE
5月17日(日)後楽園ホール
6月21日(日)後楽園ホール
7月24日(金)後楽園ホール
8月14日(金)後楽園ホール
9月22日(祝)後楽園ホール(※昼開催)
10月30日(金)後楽園ホール
12月11日(金)後楽園ホール

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【関連リンク】
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