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10月18日（日）東京・ディファ有明で行われるMA日本キックボクシング連盟『BREAK
THROUGH-13〜突破口〜』のWBCムエタイルール日本統一王座決定戦に出場する獅センチャイジム（センチャイムエタイ）、大槻直輝（OGUNI-GYM）のインタビューがNJKFを通して発表された。獅はスーパーライト級王座決定戦で山本佑機と、大槻はフライ級王座決定戦でエリー隆司（武勇会）とそれぞれ対戦する。
獅センチャイジム
「沸かせる試合をする自信があります！」
 ──まず、7月の準決勝、加藤渉戦は見事な1RKO勝利でした。振り返ると？
「向かい合った時に向こうが緊張しているのが分かったので、緊張しているうちに最初から呑んでやろうと思いましたね。背が高かったので、ペースを握られちゃったら距離感とか難しくなってしまうと思ったので、最初から自分のペースで行ったら、結果的に最高の形になったと思います」
──そもそも、トーナメントでスーパーライト級の4人の中にエントリーされた時点ではどう感じましたか？
「多分僕がランク的にも知名度的にも一番下だと思ったんで、やるしかないなというか、逆に大物を食って自分をメジャーにしたいなと思いましたね。その意味で、決勝で当たる山本佑機選手はビッグネームなので、おいしいなと思います」
──14戦目で初のタイトルマッチになりますね。
「ジム内でも僕より強い人はいっぱいいるんで、まだ実感は湧かないですけど。運で来てるかなあとは思いますね」
──山本選手についての研究は？
「してません。僕は相手のビデオとか見るとみんな強そうに見えちゃうんで（笑）。見ないでその場のフィーリングでやるタイプなので、相手のクセとかタイプとかの分析も会長やコーチにお願いして、その練習通りにやるだけです」
──作戦はない？
「自分ではトリッキーなタイプだと思っているので、自分らしさを出していければいいかなと思ってます」
──どんな風に勝ちたいですか？
「もちろん早い段階でのKO勝ちですね。打ち合いで勝ちたいです」
──今回、敵地のリングということになりますが。
「はい、そうなんですけど、会場のディファ有明あたりは実は生まれ育ったところなので…。徒歩5分ぐらいなんですよ。デビュー戦もディファだったし、アウェー感はないですね。今は違うところに住んでますが、地元の先輩もいるしロードワークのコースもあの辺なんで逆に緊張感ないなって。後楽園の方が緊張しますね」
──リングネームは「獅」と書いて「シントー」と読むんですね？
「はい。『シントー』というのはタイ語でライオンという意味なんです。会長につけていただいたんですが、僕が子猫のように弱いので（笑）名前負けしてますけど、僕の強くなりたいという思いと、会長も強くなってほしいという思いがあったと思うんで、百獣の王・ライオンで。僕が獅子座なんで、それもあってつけてもらいました」
──ひとことで自己アピールするとすれば、どういう選手でしょう？
「思い切りのよさと、アグレッシブなファイトを見てほしいですね。沸かせる自信はあります」
──今回、10・18MAディファ大会では大槻直輝選手と一緒に決勝に臨みますが、9・23後楽園では4階級全部のベルトをNJKF勢が獲りました。
「そうですよね。やっぱり、続いて獲りたいですよね」
──その4人の中には、同じジムの心センチャイジム選手もいますね。
「はい。同じジムで一緒に練習している仲なので、もちろんうれしいんですけど、その反面、僕はジムの一期生なので悔しいという思いもあったので、僕もベルトを獲って会長にも喜んでほしいですし、存在感を出したいですね」
──それでは最後に、ファンの方に意気込みをお願いします。
「面白い試合をします。倒して勝つっていうのが信念なので、その瞬間を瞬きせずに見てほしいですね」
大槻直輝
「魅せる試合をしてベルトを獲ります！」
 ──8月の準決勝では飛燕野嶋選手に判定勝ちで決勝に進出しました。
「相手がMAのチャンピオンでパンチの強い選手ということで、パンチにはあまり付き合わずに蹴りで対応していこうという作戦でした。それがうまくはまったのかどうか、有効打は特にもらわずに、こっちの蹴りのポイントを取っていって、最後は何か（笑）ダウン取って、それが多分、差になって勝ったんで運もよかったなとは思うんですけど、せっかく運良く勝ち上がれたんで、次も勝ちたいと思います」
──当日、もう一方の準決勝（エリー隆司VS中西祐介）は大槻選手の試合の前でしたよね。
「はい、だから当日は見られなくて、後から話を聞いたり映像を見たりしました。エリー選手は首相撲がすごく強い選手なので、首相撲には付き合わないとか、組んでも負けないような練習をしてきてるつもりです」
──9・23後楽園では4階級全部でNJKFの選手がベルトを獲りました。
「会場で見ました。今回はフライ級とスーパーライト級の2階級がありますけど、自分だけ獲らないというのも恥ずかしいので、絶対獲るつもりで。ジムの先輩のTOMONORIさんもすごくいい試合で勝ったんで、TOMONORIさんにはいつもすごく面倒を見てもらっているので、続けるように頑張りたいです」
──今回、11戦目で初のタイトルマッチということになりました。
「11戦だったら早いほうだと思うし、チャンスだと思ってます。こんなに早くチャンスが巡ってくるとは思ってなかったのでありがたい話で、前回もうまく勝てたので、今回も必ず獲ろうと思います」
──学生キックのチャンピオンだったんですよね？
「日大でキックをやってまして、2003年にはフライ級のチャンピオンになりました」
──そこからプロでデビューしたわけですが、プロは違いましたか？
「やっぱり違いましたね。みんな技術があって何でもできるんで。学生の時は気持ちで前に出た選手の勝ちみたいな面もあって、もちろんすごい高いレベルの選手もいたんですけど。学生の時はそんなに負けたことはなかったんですけど、プロではここのところ勝ったり負けたりで、レベルの高さを感じますね」
──プロでの目標は？
「とりあえずベルトを獲って……自分としてはフライ級の日本一はTOMONORIさんだと思ってるんですが、その次にまで行けるように。あとは、自分は地味なんで、もうちょっと知ってもらえるようになりたいなと（笑）。キャラクターもないし……隠してる部分もあるんですけど」
──隠してるキャラクターがあるんですか？
「いや、それはまだちょっと……（笑）。某選手と一緒に埼玉の某神社に行って絵馬を書いたこととかはあまり表には……」
──ああ、某DREAMファイターのブログによく登場していたりとか、そっちのニオイがプンプンしてきました（笑）。では、その辺はタイトル獲得後ということで。
「お願いします（笑）」
──では、自己アピールするならどういう選手ですか？
「今までそんなにすごいインパクトのある試合とかしたことないんですけど、テクニックとか距離感とかをうまく使って闘っていく選手だと思ってます。それに加えて、パワーとかも次の試合以降で見せていけるようになりたいですね」
──今回はどんな風に勝ちたいですか？
「TOMONORIさんみたいに倒して勝てればいいですね。大きな会場でセミも初めてなんで、魅せられる試合をしたいと思います。もちろん勝ちにもこだわります！」
MA日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-13〜突破口〜」
2009年10月18日（日）東京・ディファ有明
開場15：30 開始16：00
＜全対戦カード＞
▼ダブルメインイベント2（第13試合） WBCムエタイルール統一王座決定戦 スーパーライト級 3分5R
山本佑機（橋本/MA日本ライト級1位）
VS
獅センチャイジム（センチャイムエタイ/NJKFスーパーライト級4位）
▼ダブルメインイベント1（第12試合） WBCムエタイルール統一王座決定戦 フライ級 決勝戦 3分5R
エリー隆司（武勇会/MA日本フライ級1位）
VS
大槻直輝（OGUNI-GYM/NJKFライト級2位）
▼第11試合 ノンタイトル ショーダウンマッチ 58kg契約 3分3R延長R
RIOT（真樹ジムオキナワ/MA日本フェザー級王者）
VS
高橋拓也（習志野/MA日本バンタム級1位/元王者）
▼第10試合 WBCムエタイルール統一王座決定戦 ウェルター級 準決勝 3分5R
水町 浩（士魂村上塾/MA日本ウェルター級1位）
VS
上田龍之介（キング/NJKFウェルター級2位）
▼第9試合 WBCムエタイルール統一王座決定戦 ライト級 準決勝 3分5R
河野雄大（武勇会/MA日本ライト級王者）
VS
海戸 淳（y-park）
▼第8試合 フライ級交流戦 3分3R
加藤竜二（橋本道場/同級2位）
VS
三好 純（y-park/NJKFフライ級3位）
▼第7試合 ミドル級ランキング戦 3分3R
武田一也（JMC横浜/同級3位）
VS
廣虎（WS沖縄/同級7位）
▼第6試合 ライト級ランキング戦 3分3R
田中秀和（橋本道場/同級3位）
VS
梶田義人（武勇会/同級5位）
▼第5試合 フェザー級ランキング戦 3分3R
千葉剣士郎（新東金/同級5位）
VS
“野良猫”星野（WS群馬/同級7位）
▼第4試合 60kg契約 3分3R ヒジなし
佐久本裕（菅原道場/スーパーフェザー級7位）
VS
須藤稔也（阿門会）
▼第3試合 フェザー級ジム対抗戦 3分3R
拳竜（士魂村上塾/MA日本フェザー級8位）
VS
虎舞拳隆（新東金）
▼第2試合 55kg契約 ジム対抗戦 3分3R
桜井裕也（習志野）
VS
AKITAKA（HIMI-GYM）
▼第1試合 09年度新人王トーナメント決勝戦 フェザー級 ショーダウンマッチ 3分3R延長1R
田辺裕貴（真樹ジムオキナワ）
VS
邦博（真樹ジムオキナワ）
▼オープニングファイト第2試合 ライト級ジム対抗戦 2分3R
谷山俊樹（谷山）
VS
隈原和明（習志野）
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級ジム対抗戦 2分3R
芳野亮太（士道館ひばりが丘）
VS
諸岡直人（Kインター柏）
＜チケット料金＞
SRS席12,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 B席4,000円
※当日券は全席500円増し
＜チケット発売所＞
チケットぴあ
ディファ有明
出場各ジム
MA事務局
＜問い合わせ＞
MA日本キックボクシング連盟＝TEL：042−530−8630
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