1月31日(日)北海道・函館市民体育館で開催されるキックボクシングイベント『WILD KICK BOXING〜縁〜』で対戦する我龍真吾(ファイティングマスター)と拳士(フリー)の試合直前インタビューが、主催者を通して発表された。インタビュー詳細は以下の通り。
なお、第3試合でKO-ICHI(新宿レフティー)と対戦予定のトーマス岡崎(ブラジル)は
腕の骨折のため欠場。K-1甲子園に出場した平塚大士(稽道会)が出場し、KO-ICHI(新宿レフティ)と対戦する。
■我龍真吾「なめられてる? 我龍タイムを受けて下さい」
――北海道と縁があると聞いたのですが?
「親父が旭川で、ばあちゃんが美唄なんですよ。自分もちっちゃい頃は北海道に住んでいたんです。生まれてすぐ、1、2年ぐらい旭川に住んでいたことがあったらしいんですよ。俺自身記憶にはないんですけど。最初本籍も北海道だったので、俺も北海道で生まれたと聞きました。まあ、実際生まれたのは八王子でした(苦笑)。親父の仕事の都合だったり、北海道にばあちゃんがいたので、中学や高校までは遊びに行ったりしていました」
――ここ数ヶ月は凄いペースで試合してますよね。
「そうですね。ケガが立て続いちゃってるんですけど。昔はよくケンカしていて毎日のようにケガしていたのんで、大して気にはしてないです」
――前回の試合のダメージは?
「もうないですね。前回の試合もそんな効いた感じじゃなかったので」
――練習環境はどうですか?
「高尾山を走ったり、ミットやったり、スパーやったり・・・まあ、普段と全然変わらないですね」
――拳士選手とは初対決ですよね。今回のオファーを受けた感想は?
「まあ相手は誰でも。やれと言われればやるので」
――拳士選手の印象は?
「正直、試合を見たことがなくてわからないです。これだけやってると、相手が誰だというのはあんまり関係ありません」
――拳士選手は国際式でも実績を持っている選手です。我龍タイムをやるつもりは?
「どうなんですかねえ。まあ、やってくれると思うんですけど。去年の3月にK-1でボクシングの世界チャンピオン(池珍仁)と我流タイム打ち合って勝ってるんで。自信はもう、あります」
――失礼ですけど最近は苦戦が続いているじゃないですか。そのあたりメンタル面への影響はありますか?
「いろいろケガが治らなかったりするので、むしろそっちのほうが。もうケガは治ってるので、そろそろ全開でいきますよ」
――我龍選手は知名度が高いです。キャラクターやファイトスタイルも、普段キックを見ていない函館のような地方のファンにも受けると思うんですよ。沸かせる自信はありますか?
「そうですねえ・・・いや、なんだろうなあ。お客さんがどうのこうのじゃなくて、自分を通しているだけなんで。それで沸けばありがたいって感じです」
――我龍タイムもお客さんを沸かせるためじゃなくて自分の美学ということですか?
「そうですね。僕が見ててつまんない試合をしたくないんですよ。1、2Rやって、このまんまダラダラ終わるなあっていう予想がついちゃって、結局はグズグズな感じで終わる試合が凄い嫌なんです。それだったら、俺が我龍タイムを宣言することによって、1R終わったら『あ、これは我龍タイム行くかもな』『こりゃ我龍タイム見れるぞ』と。ラウンドが終わる度に期待を持って欲しい。俺はどこで突っかけて行くかわからないので、1Rで突っかけて行く場合もあります。お客さんが見てて眼を離せない試合がしたいですね。最後はもう倒すか倒されるかで、倒されるリスクがあっても打ち合いたいですね」
――キックの魅力とは?
「俺は本当に倒すか倒されるか命がけでやっています。集団でいじめたりとかあるじゃないですか。でも、1対1の闘いというのを見てほしいですね。余計なもの、何もないわけじゃないですか」
――今回、拳士選手はかなり気持ちが入っているようです。拳士選手にメッセージは?
「ありがたい限りですけど、その反面ナメられてるのかなと思うところもなきにしもあらずです。『我龍タイムやりたいので、そこまで行ったら受けてください』と。それぐらいですかね。よろしくおねがいします(笑)」
■拳士「我龍タイムは1Rの2分からやろうよ」
――今回は季節が冬なんですけど、北海道に来たことはありますか?
「昔アイスホッケーやってたんで、(冬の北海道は)慣れてますね」
――ブログを拝見させていただきましたが、凄く充実した練習が出来ている印象を受けました。
「今回は復帰して3戦目なんですけど、練習は正直言って思うように出来なかったんです。今は2カ月前から魔裟斗選手とスパーリングをやらせてもらっています。(魔裟斗の)引退試合の前からですね。練習的にはいい練習だと思います」
――去年はその魔裟斗さんを筆頭にたくさんの選手が引退しました。そういう流れと逆行するかのようにカムバックを果たしたわけですが、今の拳士さんを駆り立てるモチベーションは?」
「これはモチベーションでも何でもないかも知れないですけど、ただ自分が闘いたいだけなんですよね。引退してからも闘いたくてウズウズしていた気持ちがあったというのが正直なところですね。生活の一部みたいな」
――現在フリーです。ブログにはボクシングジムでの練習が主に書かれていますけど、キックの練習はシルバーウルフやコアですか?
「シルバーウルフは行ってないです。キックの練習はコアであったり、いろんなところ行ってます。今日は正道会館に行くんですけど、いろんなジムに行って練習やってるんですよ」
――今回のオファーを受けた際の感想は?
「僕がキックボクシングに転向したときから(我龍は)名前があったので、一回やりたいなと思っていた相手でしたよね」
――ファイターとしての我龍選手の印象は?
「がんばる選手ですかねえ。ガツガツ殴り合って来てくれるイメージはありますけど」
――相性が合うと思います?
「勝負はやってみなくちゃわからないんですけど、まあ、合うと思いますね。ガツガツやってきてくれれば」
――自信はどうですか?
「そりゃ試合をやるからには勝ちますよ。パンチで倒して勝つのが一番だと思います」
――我龍タイムを挑まれたら?
「最後の1分でしたっけ、あれは? 計量のとき言おうと思ってるんですけど、我龍タイムをそんな引っ張らないで、1Rの2分からやろうよ、と」
――今回の我龍戦はかなり気持ちが入っていると聞いていたのですが、ファンは期待してもよろしいですね?
「はい!」
――我龍戦後のビジョンは?
「とりあえず今はまったく考えていないですね。とりあえず今の試合ですね」
――最後に我龍選手にメッセージを。
「真っ向勝負でやりましょう!」
WKO
「WILD KICKBOXING〜縁〜」
2010年1月31日(日)北海道・函館市民体育館
開場時間17:00
<変更対戦カード>
▼60kg契約 3分3R
KO-ICHI(新宿レフティ)
VS
平塚大士(稽道会)
<全対戦カード>
▼メインイベント(第7試合) 初代WKOライトヘビー級王座決定戦 3分3R延長1R
寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット/M-1ライトヘビー級王者)
VS
レオナルド・アレス(ブラジル/Dual Impact優勝)
▼第6試合 73kg契約 3分3R延長1R
鈴木悟(バンゲリングベイ・スピリット/UNIT-K)
VS
IRONMAN(ブラジル)
▼第5試合 71kg契約 3分3R延長1R
我龍真吾(ファイティングマスター)
VS
拳士(フリー)
▼第4試合 85kg契約 3分3R延長1R
ヤン・カシューバ(カナダ/バンゲリングベイ・スピリット/UNIT-K)
VS
中村勇太(和術慧舟会TEAM T-REX)
▼第3試合 60kg契約 3分3R延長1R
KO-ICHI(新宿レフティ)
VS
平塚大士(稽道会)
▼第2試合 60kg契約 3分3R延長1R
岩崎悠斗(バンゲリングベイ・スピリット)
VS
対馬信人(小比類巻道場三沢支部)
▼第1試合 フェザー級 3分3R延長1R
福島正義(バンゲリングベイ・スピリット)
VS
永山敬之(士道館札幌道場)
<ゲスト>
ニコラス・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット/2001年K-1 JAPANグランプリ王者)
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/Krush70kg級トーナメント優勝)
※当日、サプライズゲストの登場あり
<チケット料金>
VIP席 20,000円/RS席 12,000円/S席 8,000円
A席 5,000円/2階 5,000円/立ち見 4,000円
※小学生までは無料
<チケット発売場所>
チケットぴあ
ローソンチケット
CNプレイガイド
松柏堂プレイガイド
<お問い合わせ>
Dエンタープライズ=TEL:0138−33−5900
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