明日4月30日(金)東京・日本武道館で行われるダブル世界タイトル戦の計量が29日、後楽園ホール展示場で行われ、出場4選手すべて一発でパスした。
WVCバンタム級戦はチャンピオン長谷川穂積(真正)が53.4kg、WBO王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)がリミットちょうどの53.5kg。今回いつになく減量の順調さをうかがわせたように、長谷川のコンディションはよさそう。
なおこの日は計量後にルールミーティングが行われたが、その前に昨日に続きグローブチェックの場が設けられた。これはモンティエル陣営が「色を変更したい」と申し出ていたためで、WBC、JBC、長谷川陣営了承のもと、結局WBO王者は当初の青色から白地に赤、緑の入った“メキシコ・カラー”を使用することになった。レイジェス社製8オンスに変更はない。グローブチェックを終えたモンティエルはコンビニで買ったミートスパゲティをほおばった。
WBCスーパーバンタム級戦はチャンピオン西岡利晃(帝拳)、挑戦者バルウェグ・バンゴヤン(比国)ともに55.3kg。西岡は好コンディションをうかがわせる体つき。
写真撮影で拳を向けてきたバンゴヤンに負けじと自分の拳を相手のアゴ付近にもっていくなどプライドを感じさせた。計量を終えたバンゴヤンはカップヌードルと食パンをおいしそうに食べていた。
4選手ともこの日の検診結果も問題なし。明日は期待どおりの好ファイトが見れそうだ。
「ワールドプレミアムボクシング11 ダブル世界タイトルマッチ」
4月30日(日)東京・日本武道館
<主な対戦カード>
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ 3分12R
長谷川穂積(真正/王者)
VS
フェルナンド・モンティエル(メキシコ/挑戦者、WBO世界同級王者)
▼WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分12R
西岡利晃(帝拳/王者)
VS
バルウェグ・バンゴヤン(フィリピン/挑戦者・同級11位) |