6月26日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼHPパビリオンで開催される『Strikeforce Fedor vs Werdum』に、“60億分の1の男”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)が約7カ月ぶりのリングに上がる。
前回2009年11月7日の『Strikeforce: Fedor vs. Rogers』にて、ブレット・ロジャースを2R1分48秒でTKOに下し、WAMMA世界ヘビー級タイトル2度目の防衛に成功したヒョードル。今回の挑戦者は『PRIDE』で活躍し、ミルコ・クロコップの柔術コーチとしても知られたファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)だ。
ヴェウドゥムは2003&2004年ブラジリアン柔術世界選手権(ムンジアル)重量級連覇、2007年と2009年には“寝技世界一決定戦”ADCCの99kg以上級でも優勝。『PRIDE』時代にはアリスター・オーフレイムからの一本勝ちを含めて4勝2敗、『UFC』では2勝2敗、『ストライクフォース』では2勝と好成績を上げている。
ヒョードルは過去、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ヒカルド・アローナから勝利を奪っているが、意外にもブラジリアン柔術家との対戦はこの2人のみ。ヴェウドゥムは必ず寝技で勝負を仕掛けてくるだろうから、その前にスタンドのパンチかパウンドでヒョードルが仕留めるか、それとも寝技に付き合って勝負するか、注目されるところだ。
同大会にはもう1人、世界から注目を集める最強戦士が出場する。『ジュエルス』の女子重量級エースHIROKOも対戦を熱望する、初代ストライクフォース女子フェザー級チャンピオンのクリス・“サイボーグ”・サントスだ。今回はジャン・フィニーと対戦するが、ヒョードル同様長期政権を築きそうである。
同大会はインターネットを通じて日本でも生中継で観戦することが可能。6月11日(金)にオープンした日本オリジナルの総合格闘技チャンネル『MMA Channel』にて、6月27日(日)午前11時からHD画質でライブ中継され、視聴料金は1,000円となっている。現在、同チャンネルでは抽選で700名に無料視聴券が当たるキャンペーンを実施中だ(6月24日、12:00まで)
また、試合前と各試合の合間にライフネット生命保険株式会社の協力で実施されるスタジオトーク「ライフネット生命バーチャルリングサイド」に、女子総合格闘家の第一人者・藤井惠(AACC)の参加が決定。選手の視点で試合に関してコメントする。
「ライフネット生命バーチャルリングサイド」内では、当日視聴者へのプレゼントコーナーとして、ヒョードルのサイン入りグッズが当たる抽選会も実施される。
「Strikeforce26 Fedor vs Werdum」
2010年6月26日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼHPパビリオン
<主な対戦カード>
▼ヘビー級 5分3R
エメリヤーエンコ・“ザ・ラストエンペラー”・ヒョードル
VS
ファブリシオ・“ヴァイ・カバーロ”・ヴェウドゥム
▼5分5R
クリス・“サイボーグ”・サントス(初代ストライクフォース女子フェザー級王者)
VS
ジャン・フィニー
▼5分3R
カン・リー
VS
スコット・スミス
▼5分3R
ジョシュ・“ザ・パンク”・トムソン
VS
パット・ヘイリー |