↑出場が決まった佐山サトル総監の弟子、間下(右)と齋藤
10月8日(金)東京・文京区本郷にある掣圏真陰流本部道場・興義館にて、修斗創始者・掣圏真陰流興義館総監・佐山サトルが創始した新武道『武道 掣圏』に関する記者会見が行われた。第零回大会は10月29日(金)東京・後楽園ホールで開催される。
今大会では16名による8試合が予定されており、前回の会見で発表された佐藤光留(パンクラスMISSION)、山本裕次郎(チーム太田章)に加え、リアルジャパンプロレスで活躍する若手レスラーでもある間下隼人、齋藤彰文(共に掣圏真陰流興義館)の出場が発表となった。現在、すでに10名の出場が決定しているという。
真下は「ガムシャラにやるしかないと思っています。ガムシャラに頑張ります。佐山先生が言われる礼儀・礼節が一番大事。そこをつなげて試合で表現したいと思います」、齋藤は「人としての強さを皆さんに見せられればいいかなと思います。礼儀・礼節が何よりも大切なので、それを心に言い聞かして闘いに臨みたいと思います」とそれぞれ挨拶した。
佐山総監は2人の弟子について、「2人は基礎的な練習しかしていません。基礎が一番大切です。私が新日本プロレスでカール・ゴッチさん、アントニオ猪木さん、山本小鉄さんに教えられたものをベースにした基礎と総合格闘技の練習をしています」と語っている。
さらに佐山総監は掣圏について次のように説明。
「修斗の時もそうでしたが、はっきり言って佐山は何をやるのか難しすぎて分からない、との声を聞きます。しかし、蓋を開けてみれば全てが分かった時に“ああ、これか”という態勢になるのは目に見えています。それは日本の国体を崩す不良の輩やマナーとはかけ離れたものを子供たちに見せてしまう輩を輩出する大会ではありません。
それでいて、これほど実践性に富んだ試合があるのか、市街地で役立つ実践性を帯びた格闘技があるのか、と思われるでしょう。ただ、それは僅か10%の部分で本当の90%は精神性にあります。今の段階ではお医者さんや専門家にしか分かりませんが、佐山が目指していた武道はこれなのかと分かるだろうと思います。いかにこの武士道が素晴らしいものか、専門家の間では全て認められています。それを一般の人に普及するのに何年かかるのかは修斗で経験してきたので、今度はもっと早いと思います。これで日本が救われます。
掣圏はバランスの格闘技。今度の格闘技を学べば絶対に下にはなりません。バランスとヒッティングの格闘技のトレーニングをやるべきです。この競技で足腰がしっかりして強くなっていけば、おのずと総合格闘技でも強くなります。絶対に倒れない選手が出てきます」と熱弁をふるった。
勝利者にはプリンシプルを体現するものとして、50万円相当のオーダースーツが贈られることも発表された。また、当日の会場ではドレスコードがあり、男性は3ピーススーツ、女性はドレスか着物で来場すれば座席がアップグレード(リングサイド)されるという。「紳士淑女に見に来ていただきたい」と佐山総監は語った。
掣圏真陰流 興義館/リアルジャパン
「初代タイガーマスク佐山サトル創始
『武道 掣圏』第零回大会」
2010年10月29日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<内容>
掣圏ルールによるワンマッチ
※全8試合を予定
<『武道 掣圏』試合規定>
■出場資格:
18歳以上の武士道精神を備えた、心身ともに健全な男子。
金髪、茶髪等、髪染めをしていないこと(白髪を黒く染めるのは可)。
ピアス等の装飾品、刺青(ファッションタトゥーも含む)は禁止。
■試合用具:
主催指定の袴方下位、オープンフィンガーグローブを着用。
防御になると思われるものの着用は禁ずる。
■試合形式:
3R(3分+3分+2分)
■試合場:
主催者規定の八角形リング
■セコンド:
なし
■審判団:
主審1名、副審2名
■階級:
出場登録選手同士で階級(体重契約)を合わせる。
■有効技:
パンチ、キック、タックル、投げ技、関節技、絞め技、グラウンド状態での打撃(パンチ限定)、スタンド状態での関節・絞め技
■反則:
頭突き、目つき、ヒジ打ち、噛み付き、髪の毛を掴む、金的攻撃、脊椎への攻撃、功粒への打撃(正面からの蹴りで巻き込むのは可)、グラウンド状態(手のひら、膝、足の裏が3点以上が床についている状態)の相手への全ての蹴り、場外への逃避。
■ブレーク:
下記2点の状態以外の場合は全てブレーク(主審判断)となる。
・グラウンド状態に入った時点ですでに関節か締めに入りそうな状態。
・グラウンド状態に入った時点からの有効打有の状態。
■勝敗:
(1)完全決着 1本:
KO、関節技、締め技等による降参の意思表示、TKO(主審、意思の判断で試合を止める)
(2)ポイント 1本:
制圧、場外による一本。2本先取した選手が勝利。
※制圧:3秒間以上の押さえ込み。
※場外:片方が落下した場合のみ有効(両者が落下した場合は無効)。
(3)判定:
制限時間内に決着がつかない場合は主審1名、副審2名の判断による旗判定で勝敗を決する。引き分け、延長戦はないものとする。
判定基準:
(1)礼儀作法:入退場の態度、礼式の正確さ、試合中の態度。
(2)試合の優位性:有効打、ダメージ等。
(3)積極性。
禁止事項(一本取消及び失格になることがある)
(1)ガッツポーズ。
(2)相手への暴言。
(3)笑みを見せる行為。
(4)その他礼儀を失した言動。
<出場予定選手>
佐藤光留(パンクラスMISSION)
山本裕次郎(チーム太田章)
間下隼人(掣圏真陰流興義館)
齋藤彰文(掣圏真陰流興義館)
<お問い合わせ>
掣圏真陰流 興義館=TEL:03−3812−1202
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