明日、11月8日(月)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD MAX 2010 -70kg World Championship Tournament FINAL』の公開計量&前日会見が、7日(日)都内ホテルにて行われた。
会見終了後、ルールミーティングを挟んで緊急記者会見が開かれた。当初、北京オリンピック柔道金メダリスト石井慧(アイダッシュ)との対戦が決まっていたアンズ"ノトリアス"ナンセン(ニュージーランド)が、昨日の夕方に行われたドクターチェックで古傷が治っていないことが発覚し、ドクターストップになってしまった、と谷川貞治FEG代表は発表。
そのため石井の対戦相手は変更を余儀なくされ、国内にいる日本人・外国人約10名にオファーしたところ「4〜5人がやると言ってくれて、僕が一番いいなと思う選手を選びました」(谷川代表)という。
最終的に選ばれたのは柴田勝頼(Laughter7)で、本日の昼ごろに合意して最終的に決定した。会見に駆けつけた柴田は「何で僕がここにいるのかなって気持ちです。12時間前には考えてもいませんでした。でも、やれんのか! と言われたらやりますと言うしかない。普通の格闘家なら調整がどうのと言いますが、僕はプロレスラーなので、男としてやります」と挨拶。
石井は「相手が変更になったんですけれど、明日は自分の力を精一杯出します」と挨拶した。
お互いの印象については、「柔道の印象があります。あとは『Dynamite!!』で吉田秀彦選手と闘った印象ですね。僕が出るとは全く思っていなかったので、半分寝起きなんですけれど、とにかく柔道の印象です」(柴田)、「ニックネームである狂拳です。僕はプロレスも好きでけっこう見ているので、昔から見ていた選手と試合が出来るのが嬉しいです」(石井)と、共に急なことで把握はしていない様子。
柴田がオファーを受けたのは昨日の深夜2時頃で、「やるしかないと思った。いつ何時、誰の挑戦でも受けるという姿勢だし、これはやれってことだと思うので。話をもらった時はまさかと思いました。僕は今年、いい結果が残せていないので今年はもう試合がないと思っていましたから。2週間前に試合をしたばかりですが、相手が石井選手と聞いたらやらないバカはどこにいるって感じです。僕は普通の選手ではなくプロレスラーなので、ちょっと頭がおかしいから、何でもいいからやっちゃおうと思って」と、試合をすると即答した。
石井は対戦相手変更の知らせを聞き、「前の選手で調整して練習もしていたので、ちょっと戸惑った。ナンセンの対策は前から用意して作戦も立てていたんですが、変更して間もないので作戦は何も考えていないです」と言うが、「試合をやるまでです。前回に引き続き柔道VSプロレスですね。頑張ります」と開き直ったという。
柴田は自ら手を上げてマイクを持ち、「僕の方が決まって間もないので何も考えていません。もしよければK-1ルールでもいいですよ」と、突如K-1ルールでの対戦を提案。これに対して石井は「でも、MMA(総合格闘技)ルールでお願いします」と苦笑い。柴田も「K-1の大会なのでK-1ルールでやってもいいけれど、言える立場じゃないので、明日は素晴らしいファイターといい試合をしたいです」と提案を引っ込めた。
以前、石井は「大みそかは桜庭和志選手と対戦したい」と発言したことがあり、桜庭と同門の柴田を倒せば挑発して引きずり出すことが出来るのではないか、と記者に聞かれると「前回言ったのは桜庭選手に対してのリスペクトとして喋ったことなので、特には考えていないです。まず明日の試合をどうするのかを考えています」と答えたが、冗談交じりに「柴田選手を倒して、小川直也を引きずり出したいかな、と」と大みそかでの小川直也戦も希望した。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010
-70kg World Championship Tournament FINAL」
2010年11月8日(月)東京・両国国技館
開場16:30 開始18:00 <決定対戦カード>
▼トーナメント決勝戦 K-1ルール3分3R延長2R
準決勝 第1試合の勝者
VS
準決勝 第2試合の勝者
▼スーパーファイト K-1ルール3分3R延長1R 70kg契約
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009第3位)=69.7kg
VS
池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE/第3代DEEPウェルター級王者)=70.2kg→70.0kg
▼トーナメント準決勝 第2試合 K-1ルール3分3R延長1R
ドラゴ×カマルの勝者
VS
グロガフスキー×佐藤の勝者
▼トーナメント準決勝 第1試合 K-1ルール3分3R延長1R
ザンビディス×長島の勝者
VS
クラウス×ペトロシアンの勝者
▼スーパーファイト K-1ルール3分3R延長1R 63kg契約
久保優太(DC LAB/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg日本トーナメント準優勝)=62.95kg
VS
HIROYA(TRY HARD/K-1甲子園2008優勝)=63kg
▼トーナメント準々決勝 第4試合 K-1ルール3分3R延長1R
ミハウ・グロガフスキー(ポーランド/アカデミア・ウォルキ)=69.6kg
VS
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)=69.5kg
▼トーナメント準々決勝 第3試合 K-1ルール3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/チーム SHOW TIME)=69.8kg
VS
モハメド・カマル(モロッコ/ボスジム アムステルダム/K-1 WORLD MAX 2010 西ヨーロッパトーナメント優勝)=69.4kg
▼トーナメント準々決勝 第2試合 K-1ルール3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)=69.5kg
VS
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス/K-1 WORLD MAX
2009世界王者)=69.7kg
▼トーナメント準々決勝 第1試合 K-1ルール3分3R延長1R
マイク・ザンビディス(ギリシャ/Zambidis Club)=69.8kg
VS
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)=70.0kg
▼特別試合 DREAMルール1R10分、2R5分 無差別級
石井 慧(アイダッシュ/北京オリンピック柔道金メダリスト)
VS
柴田勝頼(Laughter7)
▼リザーブファイト K-1ルール3分3R延長1R
日菜太(湘南格闘クラブ/Toshin Family)=70.0kg
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/Evolution Thai)=69.7kg
▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール3分3R 63kg契約
大石駿介(OISHI/J-NETWORKスーパーライト級王者)=63.2kg→63.0kg
VS
西山誠人(アクティブJ/元WFCA世界ライト級王者)=62.9kg
▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール3分3R 85kg契約
ファビアーノ・ダ・シルバ(ブラジル/極真会館/2005年第3回全世界ウェイト制軽重量級3位)=83.7kg
VS
ヤン・カシューバ(カナダ/バンゲリングベイ・スピリット/unit-K/2005年ワールド士道館空手ミドル級王者)=84.4kg
<チケット料金>
S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円
※SRS席、RS席は完売。
<テレビ放送>
11月8日(月)21:00〜22:54 TBS系列にて放送
スカパー!、スカパーHD、スカパー!e2にて完全生中継
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=TEL:0570-064-708
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