4月11日(月)東京・港区にあるプロレスリングゼロワン道場にて、5月5日(木・祝)東京・後楽園ホール『ブシロードレスリング』でプロレスデビューする長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)の公開練習が行われた。
若手レスラーと共にプロレスのスパーリングを披露した長島。相手の一方的な攻撃の前に、苦痛の表情を浮かべる長島を見たプロレスラーの大谷晋二郎は「やられている時でも心が萎えていてはダメ。しんどい時こそ体で覚えていく」と檄を飛ばし、プロレスをやる上で必要な心の部分をみっちりと指導していた。
公開練習を終えると、大谷は「1つ言えることは長島選手は真剣だということ。何日か指導しているが、彼の真剣な思いを感じさせてもらいました。出来る限りのサポートをしていきます」と長島を評価するコメント。
「(長島に)素質があるのか?という質問を受けることもあるが、(プロレスに対して)真剣か否かが大事であって、真剣な長島選手を真剣に注目して欲しいと思います」とも熱く語っていた。
週に5日プロレス特訓をしている長島は「プロレスを1から理解しようと思っているが、受け身などが難しい。難しいからこそ、乗り越えた時が楽しいと思います。不安はいっぱいですが、練習してきたことを出して頑張ります」と静かに闘志を燃やす。
K-1MAXのリングでは70kg契約で試合をしていた長島だが、現在は「プロレス用に体を大きくしている」ために週2回のウェイトトレーニングを取り入れ、現在は10kgも体重が増えているという。「試合当日までに85〜86kgにいきたいですね。90kgになるのが理想です」とプロレスラーの体作りにも余念はない。プロレスデビュー戦後、K-1のオファーがあれば減量面で苦戦することになりそうだが、「前もって(K-1の)スケジュールを言ってもらえれば、僕はプロなので問題はありません」と全く体重のことは気にしていないようだ。
会見終わりには、乱入してきた193cm、120kgの巨体を誇る佐藤耕平のボディスラムをくらい、悶絶した長島。以前から長島のことを馬鹿にした発言をする佐藤に対し、怒りが沸点に達した長島は「佐藤とやらせて欲しい」とアピールしたことで、急遽デビュー戦の相手が佐藤に決定した。
「痛みと悔しさでは悔しさの方が大きい。今日はコスプレの格好をするつもりだったけど、あいつのせいで着る機会がなくなりました。その鬱憤をリング上でぶつけたいと思います。殴って蹴ってボコボコにしたい」と怒りを露わにしながら勝利を約束していた。
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