▲事情説明を行った浦田昇コミッショナー(右)と鈴木利治ISC事務局長
8月6日(土)東京・新宿FACEにて、日本修斗協会全理事並びに役員を罷免し、理事会の解散をISC(インターナショナル修斗コミッション)浦田昇コミッショナーが命じた件について囲み取材が行われた。
鈴木利治ISC事務局長は、今回の件について以下のようにコメント。
「この騒動を治めるために、コミッショナーの方から地ならしをしようということでこういう処置をとらせていただきました。以前より浦田コミッショナーの方から地ならしをしようと相談を受けていたんですが、私としてはコミッショナーの手を煩わせるようなことはないように、我々の力で収めようという気持ちもありましたので、雨降って地固まるのを期待してある程度、本人たちで丸く収めるようにコミッションとしては傍観するとコミッショナーには私の方からお話させていただき、コミッショナーもしばらく様子を見ようということでしばらく傍観させていただきました。
しかし、その期待も期待はずれの状況で、もう治まる気配が全くない。収まるどころか2つに分かれてしまってお互いが話し合わない、これはどうしようもないという状況で、コミッショナーに出ていただいて今回の件を収めていただくしかないと最終手段としてこういう措置をとらせていただきました」
決定に関しては、浦田コミッショナーと修斗創始者である佐山サトルの間で話し合われたという。
「コミッショナーと協会にはそれぞれ権限があり、協会にある権限についてはコミッションはなるべく干渉しない方針でしたが、今回の件はコミッショナーとしてではなく、佐山先生から修斗の全権を委任された浦田昇個人、この2人の決定によってなされたものです。決してコミッションの中で話し合われたものではありません。あくまでもこれは修斗創始者である佐山先生と、その佐山先生から修斗の全てを委任されている浦田昇個人による2人のトップによって決定された絶対的なもの。それを関係者の皆さんは承知して欲しい」(鈴木事務局長)
今後の協会の建て直しについて、鈴木事務局長は以下のように説明した。
「協会を全く失くすのではなく、今の役員・理事の権限を剥奪したということであって、協会は協会の中に実行委員会をその都度組織して作り、運営していきます。今月末にアマチュアの東北選手権があるので、東北選手権実行委員会のようなものを早急に組織し、そこでやってもらいます。その後に全日本選手権も全日本選手権実行委員会をその都度作ってやっていきます。
今回の件に関しても修斗のことを思ってそれぞれ行動を起こしていると思いますので、たとえ理事でなくなっても修斗が好きであれば実行委員会に進んで入っていただいて運営を続けて欲しいと思っています。実行委員会をやってもらって、その中からこの人間だったら任せられるという人間が出てくればそれなりの肩書きや地位を与えて、責任を持ってやってもらうことになりますが、それがいつになるのか。3〜5年先になってしまう可能性もあります。実行委員会の運営に関しては次の理事を決める査定の意味合いもあります。ある程度時間をかける覚悟のつもりでやっていきたいと思います」
また、同席した浦田コミッショナーは「(今回の件に関わった人たちは)修斗の信用を失墜させた責任を感じて欲しいし、深く反省してもらいたいと思います」と苦言を呈し、「こういうことになったのは腹立たしい。こういうことが2度と起こらないように選手、責任者に頑張って欲しいと思います。何を考えているのか。選手だけを考えているのか。見に来てくれるお客さんのことも考えているのか。そういうことを頭に入れておいてやってもらいたいと思います」と語った。
日本修斗協会運営に関する混乱についてのニュース
・日本修斗協会問題が収束へ!全理事・役員を罷免、理事会は解散
・大内敬氏が日本修斗協会の情報発信について事情説明
・日本修斗協会事務局が今後の情報発信について発表
●プロフェッショナル修斗公式戦スケジュール
8月6日(土)東京・新宿FACE「SHOOTO GIG TOKYO VOL.7」
9月23日(金・祝)東京・後楽園ホール「SHOOTOR’S LEGACY 04」
11月5日(土)6(日)東京ドームシティホール(旧JCBホール)「SHOOT the SHOOTO」
12月18日(日)東京・新宿FACE 「THE ROOKIE TOURNAMENT 2011 FINAL」
※10月に新宿FACE大会を予定
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