10月22(土)23日(日)に東京体育館で開催される新極真会主催『第10回全世界空手道選手権大会』を最後に現役選手引退を表明している全日本チャンピオンの塚本徳臣が、初めて世界チャンピオンになったのは今から15年前の1996年1月のこと。
その前年の4月に極真が大きく2つに分裂し、11月には松井館長側の極真の世界大会が開催され、同門の数見肇が準優勝している。当時、再統一の夢に向かって、塚本が試合に挑んでいたことを23日発売の格闘技専門誌『Fight&Life』でこれまでの空手人生を振り返ったロングインタビューで告白している。
「世界大会が2つあったので、そう考えるのは(優勝後、数見肇と対戦したいと発言)、普通じゃないでしょうか。自分が言うのは失礼ですが、数見先輩とは仲がよくて、一緒に切磋琢磨するライバルだと思っていました。当時は、城南支部の力で世界がひとつになると思っていたんですね。この時の城南支部は中立の立場ということで、どっちの大会に出てもいいって言われていたんです。だから、自分と数見先輩が一生懸命に頑張って勝ち続ければ、極真はまたひとつになるだろうって夢を持っていた若い時でしたね」
塚本が所属した極真は、現在、新極真となり、拡大し続け、10月の世界大会には世界50カ国から選手が参加し、フルコンタクト空手界最大級の世界大会となる。
強豪外国人選手がひしめきあう中で塚本は有終の美を飾ることができるか。
今回の『Fight&Life』は、フルコンタクト空手5団体、世界大会&全日本大会を大展望など、空手中心の内容となっている。
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