▲計量を一発でクリアーした近藤有己（左）と中村勇太

　近藤有己（パンクラスism）復活なるか!?　10月1日（土）東京・原宿にあるゴールドジムにて、明日（日）東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR』の前日計量が行われた。

　第10試合で対戦する近藤、中村勇太（和術慧舟會TEAM T-REX/T-REX JIUJITSU ACADEMY）は共に79.6kgで計量を一発クリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

　今年2月、初のウェルター級戦に向けて近藤は大幅な減量に挑戦するも、長岡弘樹（総合格闘技道場DOBUITA）に敗退。試合後には、極度の脱水状態となり、病院に搬送されてそのまま入院するという大失態をしてしまった。その時のことを振り返った近藤は「今までのキャリアの中でも最悪な試合をしてしまいました。自分自身に“最低”の烙印を押したいくらいです。あの試合で色々と学ぶことがあったし、勉強になったのでいい経験をしたと思います」と自身が病院送りになる屈辱的な敗戦を味わったことは、いい経験になったと話す。

「調子を元に戻すために」今回は80.0kg契約のミドル級戦となり、今後もウェルター級戦(70.3kg以上〜77.1kg以下) での闘いをしていくという。「コンディションは凄くいいので、良く動ける姿を見て欲しい」と近藤。“不動心”復活なるか。

　対する中村はキャリアのある近藤との対戦を前に未だに信じられない様子。「近藤選手との試合のお話をいただいた時に、『何でオレ？』と思いましたね。自分のパンクラスでの戦績8戦1勝6敗1分から考えたら、あるはずのない名前なので」

　もし近藤に勝てば、「今までの6敗が全てなくなるぐらいの相手だと思います。自分のスタイルは打撃が持ち味なので、KOかTKOで早めに終わらせたい」と短期勝利での大金星を狙うとした。その他の選手のコメントは以下の通り。なお、第1試合出場予定の松岡嵩志（STB JAPAN）は、脱水症状による体調不良で計量を受けられず失格。よって第1試合は中止となった。

大石幸史（左）
「相手の高橋選手はライト級の中でも勢いのある選手だと思います。チャンピオンになっての初戦ですが、チャンピオンというのは関係なくいつも通りに勝ちにこだわる試合をします。常にチャレンジャーの気持ちでいます」

高橋“Bancho”良明
「大石選手は今まで対戦した相手の中でも一番強い相手ですが、物怖じしていません。今まで通り勝ちにいきますし、全然いける感じはします。大石選手は今までのキャリアの中で、僕みたいな手足長い選手とやっていないと思います。自分が負けるイメージは全くありません。1回自分がミスをすると、そこを拾って勝ちにいく実力のある選手なので、自分の穴を見せないでガツガツいって早く倒しにいきます」

大類宗次朗（左）

高木健太
「今回のテーマは“ウェルター級のミルコ”です。ミルコはハイキックが得意ですが、全部の技を出します。二人のどちらかが病院送りになるような激しい試合をしたいですね。大類選手は会場近くに病院を予約しといて下さい」


パンクラス
「PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR」
2011年10月2日（日）東京・ディファ有明
開場14：30　開始15：30
パンクラスゲート開始15：00（予定）

＜全対戦カード＞

▼メインイベント（第13試合）　ウェルター級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ　5分3R
佐藤豪則（Laughter7/王者）＝77.1kg
vs
石川英司（GRABAKA/同級1位/挑戦者）＝77.1kg

▼セミファイナル（第12試合）　ライト級　5分2R
大石幸史（パンクラスism/第4代同級王者）＝70.2kg
vs
高橋“Bancho”良明（パラエストラ八王子）＝70.1kg

▼第11試合　ウェルター級　5分2R　　　　　　　　 　
大類宗次朗（SKアブソリュート/同級9位）＝77.0kg 　
vs
高木健太（PUREBRED川口REDIPS）※初参戦＝77.1kg

▼第10試合　ミドル級（80.0kg契約）　5分2R
近藤有己（パンクラスism/第9代元同級王者）＝79.6kg
vs
中村勇太(和術慧舟會TEAM T-REX/T-REX JIUJITSU ACADEMY）＝79.6kg

▼第9試合　ウェルター級　5分2R
窪田幸生（坂口道場一族/同級8位）＝76.9kg
vs
長岡弘樹（総合格闘技道場DOBUITA/同級10位）＝76.9kg

▼第8試合　バンタム級　5分2R
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部/同級8位）＝60.9kg
vs 　　
佐藤将光（坂口道場 一族/同級10位）＝61.1kg

▼第7試合　フェザー級　5分2R
市川ランデルマン（FREEDOM@OZ）＝65.8kg
vs　 　　　　　
ジョン・ショレス（アメリカ/ロデオスタイル/2011年NBT優勝＆MVP）＝65.8kg

▼第6試合　ライト級　5分2R
網潤太郎（和術慧舟會AKZA/2010年NBT同級優勝＆MVP）＝70.0kg
vs
咲田ケイジ（パラエストラ千葉/2011年NBT同級優勝）＝70.3kg

▼第5試合　フェザー級（63kg契約）　斉藤良引退試合　5分2R
斉藤　良（和術慧舟會TLIVE）＝62.9kg
vs
流極（＝りゅうき/パラエストラ東京）※柳澤雅樹から改名＝62.5kg

▼第4試合　バンタム級　5分2R
曹　竜也（闘心/同級6位）＝61.0kg
vs
土佐健市（KIBAマーシャルアーツクラブ/2011年NBT同級準優勝）

▼第3試合　ウェルター級　5分2R
草・MAX（TEAM TACKLER/2011年NBT同級優勝）＝76・6kg
vs
永木健二（WRESTLE-WIN）＝77.0kg

▼第2試合　ライト級　5分2R
太田純一（GOKITA）＝70.1kg
vs
大橋省吾（吉田道場）＝70.0kg

▼第1試合　フェザー級　5分2R
松岡嵩志（STB Japan）
vs
伊禮真也（和術慧舟會HEARTS/Fury MMAライト級王者） 　　　　　　　　

▼パンクラスゲート第4試合　アテナ　ストロー級　5分2R
紫乃ヴァンフース（パラエストラ八王子）
vs
ナナチャンチン（フリー）

▼パンクラスゲート第3試合　ライト級ワンマッチ　5分2R
依光健太郎（パンクラスゴールドジム行徳）
vs　
真野桐郎（和術慧舟會RJW）

▼パンクラスゲート第2試合　フェザー級ワンマッチ　5分2R
高岡尚裕（和術慧舟會HEARTS）
vs　
鈴木　渓（REDIPS）

▼パンクラスゲート第1試合　スーパーフライ級ワンマッチ　5分2R
木内崇雅（和術慧舟會駿河道場）
vs
小島壮太（吉田道場）

＜チケット料金＞
VIP席（1列目のみ・パンフレット付き）12,000円
SS席10,000円　A席8,000円　B席6,000円
※未就学児は無料。
※当日券は一律500円増し。

＜チケット販売所＞
チケットぴあ＝TEL：0570−02−9999（Pコード 594−040）
ローソンチケット＝TEL：0570−000−777（Lコード36649）
イープラス＝http://eplus.jp/battle/(パソコンもケータイも同じアドレス)
後楽園ホール＝TEL：03−5800−9999
書泉ブックマート＝TEL：03−3294−0011
レッスル池袋＝TEL：03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン＝TEL：03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋＝TEL：03−3265−4646
チケット＆トラベルT−1＝TEL：03−5275−2778　http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館＝TEL：03−3512−2080
バトルロイヤル＝TEL：03−3556−3223
パンクラスストア＝http://www.pancrase-store.com
パンクラス＝TEL：03-5628-1984

＜お問い合わせ＞
パンクラス＝TEL：03-5628-1984

●パンクラス2011年大会スケジュール
10月2日（日）東京・ディファ有明
11月12日（土）東京・新宿FACE
11月27日（日）大阪・アゼリア大正ホール
12月3日（土）東京・ディファ有明