▲トークイベントに出席した(左から)長島☆自演乙☆雄一郎、古家政吉氏、久保優太、京太郎
11月6日(日)東京・大久保にある「ネイキッド・ロフト」にて、長島☆自演乙☆雄一郎(K-1 WORLD MAX 2010 -70kg級日本王者)、久保優太(K-1 WORLD MAX 2011 -63kg級日本王者)、京太郎(第2代K-1ヘビー級世界王者)のK-1王者3人が集合してのトークイベントが行われた。
これは3人のフィジカル・トレーナーを務める古家政吉氏が書籍「細マッチョ肉体改造法」を出版したのを記念して開催されたもの。古家氏も3選手とともに登壇し、「チームHOGUMI」(HOGUMIとは古家氏が経営するリラクゼーションサロンの名称)が勢揃いしての初のイベントとなった。
囲み取材では3選手の今後についても話が及んだが、状況はそれぞれ。イベント直後の11月12日にKrush後楽園ホール大会でメインを務める久保は「世界と通用するというところを見せたいし、お客さんに来てよかったと思ってもらえるような試合をしてメインを締めたい」と抱負。ボクシング転向を発表した京太郎は12月2日に公開プロテストを控える。「まだ詳しくは言えないけど、プロデビュー戦もいい感じで話が進んでいるみたいです」と語った。
12月2日にIGF「INOKI BOM-BA-YE 2011」出場が決まっている自演乙は、開催が発表された大みそか「元気ですか!大晦日!!2011」への出場にも意欲を見せた。「猪木さんに認めてもらえるなら、IGF側として出る気は満々」という自演乙は報道陣に青木真也との再戦について聞かれると「今度やるならK-1ルール……いや、IGF特別ルールで」とニヤリ。最終的には「大みそかにこだわらず、いつオファーが来ても受けられるように身体を作っておきます」と語った。
ちなみに自演乙は、イベントではDREAMのロゴが入ったオープンフィンガーグローブを着けて登場。が、司会者がいつまで経ってもそこに触れないため、「いつになったら突っ込んでくれるねん!」とブチ切れ。それでも結局、着用の理由にまでいかず話が流れてしまったため、自ら外してしまっていた。
なお囲み会見とトークイベントを通じて、4人は書籍をアピール。古家氏によればこの本は「トレーニング本はたくさんあって、いろいろな種目が紹介されているけど、実はそんなにいろいろやる必要はない。この本に載っている8種類ぐらいで十分」ということで、シンプルなトレーニングで肉体改造が出来ると説明。また「企画段階では『細マッチョになると仕事も出来るようになる』という内容のはずだったのに、出来てみたら『細マッチョになるとモテる』という話が多くなってしまった(笑)」とも。
3選手の中では唯一、本物の「細マッチョ」である久保は「古家さんのトレーニングのおかげで、外国人と闘ってもパワー負けしない細マッチョ・ボディになれた」と絶賛。だが、他の2人はそうはいかない。トークイベントで京太郎は「俺はゴリマッチョなんで、細マッチョは嫌いなんすよね!」といきなり爆弾発言。多数集まった女性客に「ゴリマッチョと細マッチョ、どっちが好きですか」と挙手させ、ゴリマッチョにも手が挙がったのを確認して満足げだった。
さらに自演乙は「去年、『自伝乙』という本を出していて、フィジカルでは古家さんは師匠ですけど、著者としては僕が先輩なんですよね」と、発売10日で早くも増刷が決まった「細マッチョ肉体改造法」にライバル心全開!? ただ古家氏の元で70kgから90kgまでの体重増減を経験している自演乙だけに、トレーニングに関してはやはり絶賛。「理論的にしっかりしていて、僕も身体が大きくなった。細マッチョだけじゃなくプロレスラーの身体も作れるトレーニング」と太鼓判を押した。
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