▲UFCと同じルールで行われているロシアのパンクラチオン
日本のサムライを求む! ロシアの総合格闘技大会『PANKRATION』(パンクラチオン)のコニコブ・ドミトリー代表が、2月26日(日)に開催された『UFC JAPAN EDGAR vs. HENDERSON』視察のため来日、GBRの単独取材に応じた。
→コニコブ・ドミトリー代表(左)と田中健一・日本代表理事長(右)
PANKRATIONは15年前にロシアで旗揚げされ、当初はグローブを着けず素手による顔面パンチ、頭突き、踏み付けありの過激ルールを採用していたが、近年は世界標準に合わせるためUFCと同じルール(オープンフィンガーグローブ着用、ヒジ打ちあり、頭突き・踏み付けなし)で試合が行われている。
大会は極東(東アジア)大会が年5〜6回、世界大会(毎年5月に行われ、極東大会で勝った選手と各国からの招待選手が出場)が年1回のペースで開催される。競技人口は「ロシアだけで何百人もいる」。約7,000人収容の会場は常にチケットが完売して超満員、ロシア全土にテレビで生中継され、現在はアメリカのテレビ局とも放映を交渉中だという。
同大会には過去に掣圏真陰流の桜木裕司、瓜田幸造ら日本人選手も出場しており、「極東から世界トップに立てる強い選手を輩出したい。日本のMMA(総合格闘技)はレベルが高いし、日本はロシアに近い国なので、日本人選手にも出場してもらいたい」との希望を持っている。
しかし、ドミトリー代表は「以前の日本人選手たちはサムライ・スピリットが凄く強かった。でも今は残念だけれど、日本人選手たちのスピリットは落ちている」と嘆く。
「4月29日にウラジオストックで次回大会を行うので、ぜひサムライ・スピリットを持った日本人選手に参戦して欲しい。65kg〜80kgの間で日本人選手の好きな契約体重を決めてもらえば、その体重に合った選手をこちらは用意する。もちろん、ファイトマネー、旅費、宿泊費も出す」と、ドミトリー代表は日本人選手たちに出場を呼びかけている。
出場希望者はスーパータイガージム田中塾へ。
TEL:047−431-7715 |