▲12年前、第一次リングス最後の大会メインでヒョードルと対戦したヘイズマン(左)が、再旗揚げ戦のメインを務める。中央は前田代表、右はゲナジー
明日3月9日(金)東京・後楽園ホールで開催されるリングスの再旗揚げ戦『RINGS〜reincarnation再臨〜』の公開計量が8日(木)11:00から都内で行われた。
前田日明代表は「(活動停止から)12年は長かったけれど、過ぎてみれば一瞬だった。選手はみんなやる気満々になっていて、新しいリングスに出場できる意義を感じてくれている」と語り、今大会で総合格闘技デビューを飾る元K-1ファイターの小比類巻太信については、「彼は立ち技の実績があるのでセミファイナルに抜擢した。総合の試合であることを意識しすぎると打撃が活きないので、まず落ち着いてやることが大事。技のセンスがいいし、どんな分野でも日本チャンピオンを取る選手は素質を活かせる」と評した。
また、選手たちに期待することとして、「アグレッシブでプロフェッショナルな試合、どんどん攻める試合をして欲しい。判定勝ちを狙うようなアマチュア根性の抜けない試合は必要ない」とKOや一本勝ちを狙いに行く姿勢をうながした。今大会ではベストバウト賞も用意されているという。
リングスルールのオーソドックスな総合格闘技ルールとの相違点は、下半身のみ道衣の着用OK、シューズの着用は自由、判定はラウンドごとの採点ではなく2R全体を通して決められる(優先度はダメージ→コントロール→アグレッシブ→インプレッションの順)、足裏以外がマットに着いたらグラウンドポジションとなりパンチ以外の顔面攻撃は禁止(片方がスタンド、片方がグラウンドのミックスポジションにおいても同)、ドントムーブ(ロープ際でロープが選手の動きを妨げた場合、同じポジションのままリング中央へ移動すること)あり、など。
以下、出場選手のコメント。
クリストファー・ヘイズマン(左)
「日本で再び戦えるのが楽しみだ。昔のファンが来てくれることを楽しみにしている。私の格闘技人生はリングスから始まったし、リングスでの最後の試合はエメリヤーエンコ・ヒョードル戦だったのでリングスには思い入れがある。私はリングスを守るためにここへ来た」
コバレフ・ゲナジー(右)
「試合に関してはシークレットだ。明日の試合を楽しみにしていてくれ」
小谷直之(左)
「新しいリングスのスタートで相手もリングス出身。リングスらしく激しい攻防をしたいと思います。昔のファンは回転体の動きを期待しているので、それを狙っていきたい」
上山龍紀(右)
「これぞ新生リングスという試合を見せたいと思います。昔のファンが見に来ると思うので、自分の成長した姿を見せたい。今が一番脂が乗ってる時期で、一番いい状態に仕上がっていると自信を持って言えます」
伊澤寿人(左)
「相手は日本人をことごとくKOしているので、今回は僕が派手にKO勝ちする。恐怖心は全くない。外国人とやりたかったので楽しみにしています」
クラット・ピターリ(右)
「リングスは自分がまだ小さい頃にやっていた大会で、ヒョードルやヴォルク・ハンら有名な選手が出ていた。その大会に出られるのが嬉しい」
ジャレット・オーウェン(左)
「これが初めての海外の試合だ。凄く面白い試合をするのでお楽しみに。立ち技でファンを興奮させて、KOが出来ると思っている」
伊藤健一(右)
「旗揚げ戦だからダメだと言われたんですが、前田さんからロレックスがもらえる試合をします」
渡辺竜也(左)
「せっかくこの枠をいただいたので、次につながる試合をお客さんに見せたい」
矢島雄一郎(右)
「見に来てくれたお客さんを納得させる試合がしたい」
幕 大輔(右)
「今回は絶対に倒さないといけない。俺が負けたらまたアウトサイダーは大したことがないと言われるので、絶対に勝つ。アウトサイダーはこんなもんじゃねえぞ、と」
※清水俊裕は欠席
ブレンダン・オレイリー(左)
「たくさん練習してきたので楽しんでもらえる試合がしたい」
高橋圭典(右)
「元々出る予定ではなかったけれど、出るからにはしっかりやる。オーストラリアからわざわざ来てもらったけれど、負けて帰ってもらいたい」
キリーフ・コンスタンティン(左)
「リングスのことは昔から話に聞いていて、ヒョードルを始め多くの選手がこの大会から育った。その大会で明日は勝てるように頑張りたい」
上田厚志(右)
「リングスは師匠(矢野卓見)が出させていただいた大会で、復活して弟子の私が出させていただくのは感慨深い。第1試合でリングスの第一印象が決まると思うので、アグレッシブな試合を心がけます」
リングス
「RINGS 〜reincarnation 再臨〜」
2012年3月9日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
<全対戦カード>
▼メインイベント 90.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
クリストファー・ヘイズマン(オーストラリア/リングス・オーストラリア)=90.05kg→89.9kg
vs
コバレフ・ゲナジー(ロシア)=85.0kg
▼セミファイナル 77.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
小比類巻太信(小比類巻道場/K-1MAX2004・2005・2009日本王者)=76.85kg
vs
ベン・アボット(イギリス/リングスUK)=76.95→77.05kg
▼第7試合 70.3kg以下契約 リングスルール 5分2R
小谷直之(ロデオスタイル/チームZST)=70.3kg
vs
上山龍紀(U-SPIRIT JAPAN町田)=70.25kg
▼第6試合 73.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
伊澤寿人(和神会/RINGS/初代THE OUTSIDER 70-75王者)=72.7kg
vs
クラット・ピターリ(ロシア)=72.05kg
▼第5試合 62.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
伊藤健一(フリー)=61.95kg
vs
ジャレット・オーウェン(オーストラリア/リングス・オーストラリア)=58.95kg
▼第4試合 55.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
渡辺竜也(MAX GYM/RINGS)=54.95kg
vs
矢島雄一郎(禅道会新宿道場/チームZST)=55.0kg
▼第3試合 65.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)※当日計量
vs
幕 大輔(マッハ道場/RINGS/初代THE OUTSIDER 60-65王者)=64.95kg
▼第2試合 77.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
ブレンダン・オレイリー(リングス・オーストラリア)=76.3kg
vs
高橋圭典(マッハ道場/2010DEEPフューチャーキングトーナメントミドル級 準優勝)=76.9kg
▼第1試合 71.0kg以下契約 リングスルール 5分2R
上田厚志(骨法烏合会矢野卓見道場)=69.8kg
vs
キリーフ・コンスタンティン(ロシア)=70.9kg
▼オープニングマッチ 61kg契約
佐藤美朗(フリー)
vs
須藤和哉(D2)
▼オープニングマッチ 65kg契約
比夏瑠(フリー)
vs
和田正勝(フリー)
▼オープニングマッチ 80kg契約
菱沼 郷(ハイブリッド山田道場)
vs
秋田智哉(総合格闘技move)
<チケット料金>
VIP席20,000円 SRS席12.000円
RS席10,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
リングス事務局=TEL:03-3461-6698
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:820-288)
ローソン=TEL:0570-084-003(Lコード:37838)
<インターネット中継>
※ニコニコ動画での生中継は諸事情により中止
<お問い合わせ>
リングス事務局=TEL:03-3461-6698(11:00〜18:00)
●リングス・アウトサイダー2012年上半期大会スケジュール
3月9日(金)東京・後楽園ホール(リングス)
5月13日(日)東京・ディファ有明(アウトサイダー第21戦)
5月27日(日)東京・ディファ有明(BATTLE GENESIS vol.10)
7月15日(日)東京・ディファ有明(アウトサイダー第22戦)
9月23日(日)東京・後楽園ホール(リングス)
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