宮城県に拠点を置くDRAGON GYMが被災地・石巻に、日本初のムエタイスタジアムを設立! 東日本大震災から約1年、3月21日(水)宮城・石巻市にある同所にて、ドラゴンボクシングスタジアム設立会見が行われた。
会見にはDRAGON GYM・佐藤亮会長が出席し、スタジアム設立に至った経緯を説明。「元々は、津波被害に遭ったDRAGON GYM石巻支部の練習場所を探していて、たまたま見つかったのがこの場所でした。ここは元々スーパーであり、海から800メートルの距離で1M50cmの津波被害のあった場所です。広すぎて(約140坪)ジムとしては難しいと思ったのですが、ムエタイの神様の導きで出た答えがスタジアムだった(スタジアムの横には石巻支部が常設)。あえて危険な場所にスタジアムを作ったのは、誰もがやっていないことをやってきたのがDRAGON GYMだから。『戦場』という戦いの舞台にこれ以上の舞台はない」という。
このスタジアム設立をスタートとし、今後は沖縄、熊本の神風塾、名古屋のジムと交流していき、7月からはライト級、バンタム級トーナメントをスタート。11月に決勝戦を行い、ドラゴンボクシングスタジアム認定チャンピオンが誕生する(将来的にはキッズ、女子のベルトも制定)。また、DRAGON GYMは、毎年8月に開催される世界最大級の女子ムエタイイベント「クイーンズカップ」と提携していることから、クイーンズカップ出場査定試合を行っていくという。
さらに、佐藤会長は「被災地支援で試合がやりたいという選手がいれば受け付けます。ここで目標とするのはタイのようなギャンブラーがいる3分5Rのムエタイではなく、お客さんありきの3分3R、倒し合いのムエタイをやっていきたい。低迷する格闘技界だけでなく、被災地を盛り上げたい」とも話した。
→ドラゴンボクシングスタジアムから600M先の大曲浜地区。瓦礫が撤去されただけで1年前の状況と何も変わらない。
会見には、元J-GIRLSイベントプロデューサーの石垣槙壱・戦場イベントプロデューサーも出席し、「ここを格闘技の聖地としスタートしていきたい。タイとの窓口にもなって、日本の格闘技人口を増やしていければ」と今後の展望を語る。
なお、3・25『戦場5』は、ドラゴンボクシングスタジアム(収容人数は350人)で開催。入場は無料となっている。
DRAGON GYM
「大震災復興チャリティーイベント戦場5」
2012年3月25日(日)宮城・石巻市ドラゴンボクシングスタジアム(宮城県東松島市大曲字堺堀140−3)
開場15:00 開始15:30
※11:00〜アマチュア大会Aリーグ
<決定対戦カード>
▼ダブルメインイベント第2試合 スーパーフライ級 3分3R延長1R ※ヒジあり
信末勇気(Team KOYA/元NKBフライ級王者、WPMFフライ級5位)※信末小僧から改名
vs
若山龍嗣(DRAGON GYM)
▼ダブルメインイベント第1試合 女子ライト級 2分3R延長1R ※ヒジあり
村上リエ(DRAGON GYM/WPMO女子世界ライト級王者、ワンソンチャイワールドタイトル63kg王者、J-GIRLSライト級王者)
vs
神風萸暉美(神風塾/ワンソンチャイワールドタイトル57kg王者)
▼セミファイナル フェザー級 3分3R
弘中史樹(フリー/元NJKFバンタム級4位)
vs
白岩義也(DRAGON石巻)
▼スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
加藤清尚(大道塾行徳東中野支部)
vs
小比類巻太信(小比類巻道場)
▼女子バンタム級 2分3R
MITSUKI(DRAGON GYM/J-GIRLSフライ級6位)
vs
神風莉央(かみかぜ・りお/神風塾)
▼スーパーライト級 3分3R
ダイナマイト柿崎(DRAGON湯沢)
vs
サクダガヤ・オーエンジャイ(GET OVER)
▼西口プロレスタッグマッチ 時間無制限一本勝負
アントニオ小猪木&ジャイアント小馬場
vs
小蝶野正洋&ミスターX
<チケット料金>
無料
<チケット発売所>
DRAGON GYM=TEL:022-291-1966
<問い合わせ>
DRAGON GYM=TEL:022-291-1966
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