▲空道デモンストレーションマッチを視察するフローリック会長(左から3人目)
空道がワールドゲームズ競技採用へ向けての一歩を踏み出した。4月19日(木)に来日した国際ワールドゲームズ協会(以下IWGA)ロン・フローリック会長、同協会のヨーチン・ゴッソースポーツディレクターは、衆議院第二議員会館柔道場にて空道のデモンストレーションマッチを視察した。
開会式では鳩山邦夫(元総務大臣)国際空道連盟会長が「私たちは空道をいずれオリンピックの種目にしたいと考えております。そのためにもワールドゲームズにぜひ採用して欲しいと願っております」と挨拶。
→開会式で挨拶するフローリック会長
他にも空道推進議員連盟の小野寺五典(元外務副大臣)事務局長、松浪ケンタ(衆議院議員)幹事長、後援者として村上教行イオンモール取締役会長、日本ワールドゲームズ協会の小野清子会長も列席した。
まず実演を交えたルール説明が行われたのち、デモンストレーションマッチ4試合と支部長模範演技が行われた。本格的な試合として行われたデモンストレーションマッチでは、激しい打ち合いや寝技の攻防などが見られ、存分に空道をアピール。
→実際の試合と同じ激しい攻防が繰り広げられた
約1時間の視察を終えたフローリック会長は「観衆に分かりやすい競技だと思います。防具がいいですね」とおおむね高評価な感想を語り、「空道がワールドゲームズに採用されるには、これからスポーツアコード(国際競技連盟連合)、アンチドーピング委員会、スポーツ仲裁裁判所などに認められなければならない。明日、東(孝=国際空道連盟理事長)先生とコンプライアンス(規約に適合するか)を確かめるので、今の時点では何とも言えません」と、空道の競技採用についてはこれから検討するとした。
ワールドゲームズとは、IWGA主催で4年に一度(夏季オリンピックの翌年)開催される国際スポーツ競技会。オリンピック競技としては認められていないが世界的に盛んに行われている競技・種目の競技が行われる大会である。
→鳩山邦夫・国際空道連盟会長が勝利者に盾を贈呈
過去、この競技会種目であったバドミントン、トライアスロン、テコンドーなどがオリンピック種目に昇格。IWGAはIOC(国際オリンピック委員会)の後援を受けており、夏季・冬季に続く“第2のオリンピック”と言われている。
空道とは、ネオヘッドギア空という防具を頭部に着用し、顔面攻撃を含めた突き、蹴り、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加えて頭突き、金的攻撃、投げ、関節・絞め技を認めた総合武道である。
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