▲5月の後楽園でKO勝利し、3連勝となった藤本京太郎(右)
元K-1ヘビー級王者でプロボクシングに転向した藤本京太郎(角海老宝石ボクシングジム=K-1時代のリングネームは京太郎)が、WBC世界ランカーと対戦決定! この一戦は9月19日(水)東京・後楽園ホールで開催される角海老宝石ボクシングジム主催興行で行われる。
藤本が対戦するチャウンシー・ウエリバー(アメリカ)は、6月発表のWBC世界ヘビー級ランキングでは5位。現在は16位とランクダウンしているが、それまで1年以上にわたって一桁台のランキングを保持していた。戦績は50勝(20KO)6敗5分と高い勝率を誇り、身長188cm、体重110kgの29歳だ。WBCのABCO(アジアボクシング評議会)王座、アメリカコンチネンタル王座、ニュージーランドボクシング連盟王座などのタイトルを保持したこともある。
ヘビー級の日本人選手が世界ランカーと対戦するのは史上初、世界のヘビー級ボクシング史においてもデビュー5戦目で世界ランカーと戦うケースは前代未聞だという。さらに、角海老宝石は京太郎がこの試合に勝利すれば、WBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコ(ウクライナ)に挑戦を申し入れる予定だという。
日本人は通用しないと言われてきたヘビー級で、藤本の快挙なるか!?
●チャウンシーのコメント
「俺は負けるために日本に行くわけじゃない。俺は世界チャンピオンになるんだ。藤本はその過程での一人の選手に過ぎない。試合でヤツはウサギのようにピョンピョン飛びはねるだろう。ヤツのビデオは見たし、ヤツと戦った選手たちからも話を聞いた。ヤツのようなタイプのスパーリングパートナーを何人か用意した。ヤツは打ち合いには応じずに逃げ回るだろう。でもリングに隠れる場所はないんだよ。9月19日、勝つのは俺さ」
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