▲京太郎(左)は長島☆自演乙☆雄一郎の弟・健吾と史上初の公開プロテストでスパーリングを行い、見事合格
日本人初のK-1ヘビー級チャンピオンからプロボクシングに転向した藤本京太郎(角海老宝石/旧リングネームは京太郎)がプロテストに合格! 大みそかに大阪で開催される井岡一翔のWBC世界ミニマム級王座防衛戦の前座でプロデビュー戦を行うことが決定的となった。
12月2日(金)東京・後楽園ホールで開催された角海老宝石ボクシングジム主催興行『SLUGFEST』にて、京太郎はB級公開プロテストに挑んだ。観客の前で行われるプロテストは日本のプロボクシング史上初。京太郎はまずペーパーテスト(筆記試験)、計量、検診に臨み、第1試合開始前の第0試合としてリングに上がった。
スパーリングテストの相手を務めるのは、あの長島☆自演乙☆雄一郎の弟である長島健吾(角海老宝石ジム=プロ戦績10勝9KO6敗、2009年全日本新人王ウェルター級西軍代表)。
このスパーリングは相手を圧倒したかどうかを見るものではなく、あくまでもボクシングの基本が出来ているかどうかを審査員が見て判断するものだ。
京太郎はK-1時代同様、シッポが付いたトランクスを着用し、ヘッドギアを付けてリングイン。長島を相手にショートアッパーや得意の右ストレートを見せ、途中やや息があがった様子だったものの3分3Rを戦い抜いた。
その後はリング上で1Rのシャドーボクシング、通路で1Rの縄跳びを行いテストを終了。応援に来ていた格闘技の師匠・前田憲作チームドラゴン代表、元チームメイトの上松大輔、宮田充Krushプロデューサーらと挨拶をかわした。
合否の発表はメインイベント前にリング上で行われ、京太郎は見事合格。B級プロライセンスを所持し、6回戦(6ラウンド制の試合)から試合に出場することが可能となった。
マイクを持った京太郎は「日本を元気に、熱くしたい想いでK-1からボクシングにやって来ました。12月31日にデビュー出来るみたいなので、どうしても勝ちたくて練習しています。去年は大みそかのDynamite!!に出て負けているので、今年は勝って日本に元気を届けたい。世界チャンピオンを目指して突っ走るのでよろしくお願いします」と挨拶した。
控え室では「合格出来てよかった。採点表をチラッと見たら×とか△が付いていたので落ちたかと思っていました。危なかった」と、不安だった本音を吐露した京太郎。
「僕のボクシング人生は今からスタートしました。大みそかは絶対に勝ちます。KOしたいですね」と意気込み、「大みそかはあくまでも通過点。とりあえず世界ランカーに入ることを目標にしていきます」と大きな夢を語った。
なお、大みそかのプロデビュー戦はTBSで放映される予定だという。
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